wiki クライムウェイヴ(Sysop読書録 活字をめぐる冒険) 内検索 / 「桜木紫乃」で検索した結果

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  • 桜木紫乃
    桜木紫乃 北海道警釧路方面本部シリーズ 凍原 北海道警釧路方面本部刑事第一課・松崎比呂 2009年10月 氷の轍 北海道警釧路方面本部刑事第一課・大門真由 2016年10月 長編小説 風葬 2008年10月 硝子の葦 2010年9月 ラブレス 2011年8月 ワン・モア 2011年11月 ホテルローヤル 2013年1月 無垢の領域 2013年7月 蛇行する月 2013年10月 ブルース 2014年12月 それを愛とは呼ばず 2015年3月 霧(ウラル) 2015年9月 裸の華 2016年6月 短編小説 氷平線 2007 恋肌 2009年12月 起終点駅(ターミナル) 2012年4月 誰もいない夜に咲く 2013年1月 星々たち 2014年6月 金澤伊代名義 海のかたち 1998年8月 雨の檻 2000年2月 私家版 午後の天気図 2000年7月 IYO・ROOM
  • 凍原
    ...・松崎比呂 作者:桜木紫乃 発行:小学館 2009.10 初版 小学館文庫 2012.06.11 全改稿初版 2014.7.30 7刷 価格:¥619  桜木紫乃が釧路の作家であることを武器にして書く小説とは何だろうと、考えたとき、やはり釧路という風土のその特異性を生かしたものだろうと推察される。そしてそれが作品創作にしっかりと反映してゆくからこそ、この作家はこの作品の後、直木賞に辿り着いていったのだろうと思う。  そればかりか、この作家は北海道らしさを作風にとても色濃く出しているように思える。釧路が彼女のセンターポジションであるとすれば、遊撃地点としてのどこか別の場所が選択される。本書の場合、それは樺太であり、留萌である。  本書には地図がいくつも巻頭に添付されている。殺人事件の現場となった塘路湖付近、小児行方不明事件の起こった釧路町付近、そして釧...
  • それを愛とは呼ばず
    ...とは呼ばず 作者:桜木紫乃 発行:幻冬舎 2015.02.13 初版 価格:\1,400  桜木紫乃はぼくの分類ではノワール作家である。釧路出身の作家というだけで興味を覚えるのは、高城高という釧路に生まれた和製ハードボイルド作家の作風を想起できるからだろう。実際に、似ている部分がなくもない。時代を違え、性別を超えても、なおかつ似ているのは、釧路という土地のもたらす地の果てのような孤立した寂しさと、霧や寒さを携えてなおも独歩し得るだけの魂の強さ、そして物語としての陰影の濃さ、等々、であろう。  本作では桜木紫乃得意の釧路、という風土は、わずかな部分でしか使われていない。しかし、釧路の風土をインスピレーションさせるような、もう一方での土地としての新潟、さらに新千歳空港からさほどの距離にもないのだが、湖畔に立つ荒れた別荘物件と対面のさびれた温泉街いう、鄙び感の否...
  • さ行作家
    さ行作家 桜木紫乃 桜庭一樹 佐々木 譲 笹本稜平 沢井 鯨 沢木冬吾 雫井脩介 篠田節子 島田荘司 志水辰夫 白川 道-- 翔田 寛 新堂冬樹 真保裕一 末浦広海 鈴木光司 瀬名秀明
  • ブルース
    ...:ブルース 作者:桜木紫乃 発行:文藝春秋 2014.12. 05 初版 価格:\1,400  前からこの作家に興味を持っていながら、直木賞受賞作すら読んでいない状況で、先にこれはと思う本が出てしまった。連作短編という形を取りながら全体が長篇小説としても読めるこの本、なんとキャッチコピーが<釧路ノワール>。  釧路を舞台にした小説と言えば、高城高。彼の時代を超越した短編小説群は秀逸で、ぼくはとても好みである。何よりも、感情移入を見せない距離を置いた淡々とした文体に、日本ハードボイルドの始祖の一人と言われる意味を感じ取ることができる。  さて本書の桜木紫乃も、その意味ではただものではなかった。8作の短編で、8人の女性を通して、一人の男を語らせる一冊となっているのだが、この男の生涯が凄まじい。一作一作の短編に凄みがある。異なる種類の凶器が並べられた危...
  • 氷の轍
    ...・大門真由 作者:桜木紫乃 発行:小学館 2016.10 初版 小学館文庫 2019.12.11 加筆修正初版 価格:¥800 桜木紫乃・唯一の警察小説シリーズ第二弾。しかも副題の通り、前回の松崎比呂からヒロインが変っている。新ヒロイン大門真由は、父の浮気相手により出産された捨子という奇妙な出生。両親とも元警察官で、父は現在脳出血直後からの入院生活を送っており、母は毎日病院のベッドサイドで一日を過ごしている。とりわけ父は現役時代に真由の職場では腕の良い有名な刑事であったらしい。  前作ヒロイン松崎比呂は彼女の唯一の同性の先輩であり、前作で比呂の相方を勤めた先輩刑事キリさんこと片桐刑事は本作でも真由の相方兼教育係のような立場で事件とその背景を成す壮大な物語に立ち会うことになる。  前作では樺太を舞台にした終戦時の日本人引揚に端を発する壮絶な女性の人生が...
  • 霧(ウラル)
    霧(ウラル) 題名:霧(ウラル) 著者:桜木紫乃 発行:小学館 2015.9.29 初版 価格:\1,500-  この作家に出会って良かった、と思えるのはこういう作品を読める幸せをつくづく感じるからだ。読書の歓び、ということを思うときに、いつも、凡人には書けない熟達の文章による、個性的な世界構築がなされた独自な物語、といったところにぼくの希いは着地する。それらをしっかりと満たしてくれる作家は、実は海外には多いけれど、日本国内にはさほどいない。たまにいたとしても優れた作品の歓びを毎作提供してくれる作家はさほど多くはないように思う。  日本の文芸は優れたものであったのに、それが大衆小説になった途端読みやすいが、その品格は失われていったのだと思う。無論その壁を突破し異彩を放ってくれる娯楽作家はいないわけではない。しかしその数は圧倒的に少なく、物語は漫画化し、劇...
  • 桜木 紫乃
    桜木 紫乃 長編小説 風葬 2008.10 凍原 2009.10 硝子の葦 2010.08 ラブレス 2011.08 ワン・モア 2011.11 ホテル・ローヤル 2013.01 無垢の領域 2013.07 蛇行する月 2013.10 ブルース 2014.12 短編集 氷平線 2007.11 恋肌 209.12 起終点駅(ターミナル) 2012.04 金澤伊代名義 海のかたち 1998.08 雨の檻 2000.02 午後の天気図 2000.07
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