wiki クライムウェイヴ(Sysop読書録 活字をめぐる冒険) 内検索 / 「民宿雪国」で検索した結果

検索 :
  • 民宿雪国
    民宿雪国 題名:民宿雪国 作者:樋口毅宏 発行:祥伝社 2010.12.10 初版 価格:\1,400  装丁、というか、本にかけられた横帯だけで購入意欲が沸いてしまう本というのはあるのではないだろうか。永いことネットで本を買う癖が付いてしまっていたぼくは、ここ数年以来、そういう見逃しがいやで、無情報のまま書店に足を運び入れ、現地にて本を調達するという買い方にきっぱり切り替えた。  あまり冒険を犯して新人を発掘しようとしない自分ではあるけれど、さすがに本書の横帯のアジテーションには惹かれるものがあった。ぼくの気持ちをぐいぐい牽引してしまったそのアジテーションの内容とは、 梁 石日氏絶賛の問題作! 「なみなみならぬ筆力に感服した。人間の底知れぬ業を描き切る」かつてない、刺激的にして衝撃的な読書体験 『さらば雑司ヶ谷』で話題沸騰の著者が昭和史の裏面...
  • 樋口毅宏
    ...ス 2010.04 民宿雪国 2010.12 テロルのすべて 2011.07 二十五の瞳 2012.05 ルック・バック・イン・アンガー 2012.11 甘い復讐 2014.1 愛される資格 2015.12 アクシデント・レポート 2017.11 その他 タモリ論 (新潮新書) 2013.7
  • 雑司ヶ谷R.I.P.
    ...家が現れたものだ。『民宿雪国』で、その奇妙な作風に唖然とし、『さらば雑司ヶ谷』でその暴れっぷりに朦朧としたのだが、それを引き継ぐ本書では、さらにスケールアップしてこの作家の未だ見えぬ底の深さを思い知らせてくれる。  破壊力、クレイジー度合い、無法さ、好き勝手さ、法螺の巨きさ、下品度、スプラッタ度、妄想力、等々においてそこらの作品を完全に凌駕している。  ジャンルとしても規定し難いほどのごった煮であるにせよ、総じてみれば都市型ノワールと呼んでいいかもしれない。  雑司ヶ谷という地域がよくわからなくて、ネット地図で調べたところ、路面電車に雑司ヶ谷という駅があるのか。この辺は車でよく走っていたけれど、雑司ヶ谷の名にはあまり覚えがなかった。宗教法人がうようよしているのもこの辺り。学習院や、田中角栄の家もこのあたりにあったっけね。  なぜ雑司ヶ谷に魔の存在たる泰...
  • 湿原
    湿原 湿原〈上〉 (新潮文庫) 湿原〈下〉 (新潮文庫)  死刑囚問題から発展して、これは冤罪とか安保闘争とかをバックにした恋愛小説。釧路、霧多布、風連湖と道東の自然が美しく、ぼくはこの作品のモデルとなった風連湖の民宿にも行ってきました。取材の話もちゃんと宿の親父から聞いてきました。これもドラマチックで壮大な冒険小説なのです。 (1992.07.19)  『湿原』は、やっぱしすごくヒューマンな話なんだけど、『宣告』ほど追い詰められた状況の連続するものではなくて、むしろ素敵な物語なのだ小説のことをフランス語で「ロマン」というのだけど、これはそれを間違いなく実感させてくれる作品だと思います。ぜひ読んでください。 (1992.07.19)
  • 鈴蘭
    鈴蘭 題名:鈴蘭 作者:東 直己 発行:角川春樹事務所 2010.6.8 初版 価格:\1,900  「札幌での題材がなくなって書けなくなったんだよ」  ある時期、東直己がワイドショーのゲストコメンテーターばかりやって、ちっとも新作を出さなかった時期に、いきつけの酒場のマスターは、ぼくの「東直己本出さないねえ」という問いかけに対し、そう答えた。東直己がサイトにコラムを書いている寿郎社の社員とカウンターに隣り合わせたのもその頃。マスターに新作を提供するのだが、駄目だよ、金払って買ってもらわなきゃ、って思っていたのは、ぼくの頭の中の声。好きな作家のためには本は買わなきゃ。  その後、無事、ばりばりに復帰した東直己は年間に何作もシリーズ新作をかっ飛ばすようになった。寿郎社でのコラムもやめたし、TV出演もなくなり、作家らしい生活リズムを刻み始めたように思...
  • @wiki全体から「民宿雪国」で調べる

更新順にページ一覧表示 | 作成順にページ一覧表示 | ページ名順にページ一覧表示 | wiki内検索