「プリンセスナイトメア(2)」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

プリンセスナイトメア(2) - (2006/11/28 (火) 20:06:41) の1つ前との変更点

追加された行は青色になります

削除された行は赤色になります。

 **2章
 コリンが洞窟探検を終えた時には、たっぷり半日が経っていた。
 
 幾ら剣の扱いに自身が出てきたとは言え、怪物達との相手は気を許せない。人間的な思考が通じないばかりか、多数で一気に攻めてくることもある。苦戦状態に陥る回数はずっかり減ってはいるものの、再び地上に戻る頃には、彼の姿は土くれと怪物の返り血で汚れきっていた。
 
 戦いを終えた彼を初めに安堵させてくれるのは、洞窟の出口から何時でも差し込んでくる、陽の光である。静かに吹き駆ける風と、それに揺れて涼やかに起こる葉々の音を思いやり、彼の疲労ですっかり重くなった身体に暖かな気力が流れ込んでくるのだった。
 
 今回も彼はその感触を胸中に感じながら、暗き穴倉を早足で後にしたが…。
 
 光溢れる外界に出た彼は、しかし、その思考を暗澹の中に放り込まれた。
 
 疎らにすら白雲が浮かぶ快晴に、行く筋もの黒い筋が延びている。それは曇天の如き漆黒を呈しているわけではなく、水の中に消え行く墨程の薄さでしかなかった。それでも彼を暗黒の中に放り込むに十分であったのは、その煙の元が正に村の方から出ているからだ。
 
 (一体、何がっ!?)
 
 コリンは体を重くしている疲労など吹き飛ばした。筋肉を動く限りまで酷使し、別段舗装もされていない小道を駆け出した。
 
 (何かの間違いなんだろう、そうなんだろう!?)
 
 コリンはあらゆる最善の可能性を頭に思い浮かべる。農場で焼き畑をやっているのかもしれないし、焚き火を使って何か催しものをしているかもしれない、等と。しかし、どれも時期的に合うものでなく、考えれば考えるほど可能性は絶望へと向かい、彼の苦悩は増大してゆく。
 
 やっと村の入り口についた彼が見たのは…一番最悪の可能性が具現化した、破滅の色に染まった村の姿だった。
 
 「じょ、冗談だろぉ…」
 
 呆然と口を動かすが、それは現実を変えてくれる呪文にはならなかった。焼き壊され、今もくすぶり、薄くではあるが煙を無機質に吐き出す家の骸ばかりが目に入った。
 
 夢に思わなかった光景に、コリンは我を忘れ、ただ立ち尽くして呆然と眼を開け閉めするばかりであった。暫しの後、やっと我を取り戻した彼は、しきりに視界を動かしながら村の中を駆け出した。
 
 (誰か、いないのか!? サリアンは!? ポーニィは!? フィーリアは!?)
 
 一応、外に倒れている人間がいないかと探しているコリンだが、彼の意識の大半は宿屋のことで埋め尽くされていた。彼の目に映る人影は宿屋までいなかったのだが、若しも倒れている人間が居たとしても、多分彼は気づかずに過ごしてしまったに違いないだろう。
 
 村の比較的奥の方に位置している宿屋は、二階部分がほぼ全焼しているものの、一階部分はほぼ無事と言えた。入り口の扉は煤で汚れてはいるものの、たわんでもいなければ壊れてもいない。だがそんな光景を見たところで、コリンは二人の姉妹と、妹のような存在の少女の安否を直ちに楽観視することなど出来はしなかった。
 
 バン、と破くような勢いで扉を開いたコリン。彼が視線を巡らすまでもなく、二人の姉妹は直ぐに見つかった。二人が呼吸でもって身体を揺らしていることも、直ぐに見て取ることが出来た。それでも、彼は表情を明るく出来なかった…いや、返って絶望の色に染まりきった。二人の姉妹の姿は、余りにも無残だったのだから…。
 
 手前に仰向けで寝転がり、形の崩れた大の字を書いているのは、姉のサリアンである。彼女が下半身に纏っていた短いスカートは剥ぎ取られており、パンツも脱がされていた。股を広げて露になった、うっすらと茂みに覆われた女性器の割れ目からは、どろりと赤の混じった白濁がこぼれ落ちており、床に液溜まりを作っていた。白濁は太ももにもこってりとこびりついており、また乱暴に破かれて露になった両の乳房にもたっぷりと注がれていた。そして白濁に穢れたピンク色の乳首は、今も尚はちきれんばかりに勃ち上がっている。また、顔は白濁ではない、もっとさらりとした液体で全体的に濡らされており、それが尿であることをコリンは直ぐ見て取った。汚臭を放つその液体を被った彼女の顔は、ゆるく閉じた瞼の下で頬を紅潮させ、荒く息をついていた。
 
 一方のポーニィの様も酷い。カウンターテーブルにぶら下がるようにもたれ掛かる彼女も、やはり姉と同じく下半身の装いものを剥ぎ取られており、下着も勿論つけていなかった。ぷりんとした形の良いお尻が見えているが、その割れ目からは白濁がこぼれ落ちており、排泄穴を犯されたことを明確に物語っていた。両膝の間に液体がぶち撒かれているが、それは彼女が犬がするように尿を垂れ流した後であり、その黄色の液体に混ざってこってりとした白色の粘液も混ざっていた。
 
 はっと息を呑んだコリンは…第一に声を駆けることも忘れ、あろう事か己の股間をぐぐっと膨らませていた。まだ女性を経験したことのない、しかし興味は人並みにはあった彼の本能は、初めて目にするこの淫猥な光景に敏感に反応してしまい、先端からぬるりと先走り汁を漏らしてしまったのだ。
 
 その気味の悪い感触を感じた彼は、頭をぶんぶんと振って己の邪な思考を振り払わんとする。
 
 「サリアンッ、ポーニィッ!」
 
 声を上げたのは、彼女たちを呼ぶというよりは、思考から妄想をとり払う目的の方が強かったかもしれない。兎も角彼は二人に駆け寄り、意識の有無と意志疎通が可能かを確認する。サリアンは全く以って言葉に応じなかったが、ポーニィは荒い息に混じりながら、少し言葉を返してくれる、
 
 「男の人…お姉ちゃんを…私も…はぁはぁ…ファイ…」
 
 そこまで喋って、ポーニィは息を少し静かにしたかと思うと、意識を失った。
 
 「フィーリアは!? ポーニィ、フィーリアは!?
 
 …どこにいるんだ、フィーリア!!」
 
 自身でそう叫んで、はっと彼はもう一人の少女の事を思った。コリンは急いでフィーリアの部屋へと駆け出す。廊下を見た限りでは、一階部分の内装
 
 はほぼ無事であった。フィーリアの部屋の扉も煤一つなく無事であった。だが、コリンは全く安心できない。
 
 一気に、力強く扉を蹴り開く。開いた先にあった光景は、彼の考えていた最悪の光景よりは幾分マシであったが…それとは別方向で、彼の心を狂わせ
 
 そうなほどに不安させる状態が目に入ってくる。
 
 フィーリアが、そこには見出せなかったのだ。
 
 「フィーリア!」
 
 名を叫びながら、いつも座っているベットの上に何度も視線を巡らせたり、たんすの中等あり得ない部分まで探し漁るコリン。しかしどこにも、最近
 
 やっと表情を戻しつつあった少女の姿は、なかった。
 
 どうするべきか、途端に慌て始めるコリン。剣には自身はあるものの、こういう状況に冷静に対応する等は出来たものではない。おろおろとその場に立ち尽くして、意味もない雑多な思考を数巡させる。
 
 ようやく辿りついた答えは、村の唯一の医者であるフランクを探そうと駆け出した。
 
 
 
 ~以下、執筆中。
+- ちょっと加筆しますた。  -- おにゃほにゃ  (2006-11-28 20:06:41)
 #comment