34話

第34話:闘争心


「ハアアァァァ…!!」
男は剣を振るうと巨木を一刀両断にし、直後に発生した爆発により巨木は粉々となる。

「流石は伝説の剣。この力、真に素晴らしい。
 が、流石に扱い辛いな。やはり私では完全に使いこなす事は出来ぬか…。」
デュランは手に持つラミアスの剣をじっと見つめた後、鞘に収める。

「あの魔女に巨竜、おそらくその強さは私よりも数段上か。
 フフ ハハハハハ…。奴等とも是非戦ってみたい物だが、今はまだそのステージでは無い様だな。
 暫くの間この余興に付き合うのも悪くは無いだろう。
 この地に集められし強者達よ、是非とも私を楽しませてくれたまえ!」

ゲームに乗っているのとは少し異なる。
他者を殺す、生き延びる、そのような事は彼には関係無い。
弱き者、戦う気の無い者には興味は無く、ただ強い者と本気で闘い、そして勝つ。
それだけが彼にとっての興味であり、生き甲斐である。

「先ずはこの洞窟へ向かってみるとするか。
 フフフ… これから強き者に出会えると思うとゾクゾクしてくるわ。」
森を駆け抜け、デュランは岬の洞窟へと向かう。
自分を楽しませてくれる相手を捜し求めて。

【デュラン 所持品:ラミアスの剣
 第一行動方針:強い者と戦う 最終行動方針:ティアマト、アルティミシアと戦う】
【現在地:岬の洞窟北東の砂漠付近】

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最終更新:2008年02月17日 23:48
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