FFDQバトルロワイアル3rd資料編@wiki内検索 / 「535話」で検索した結果

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  • 535話
    535話:空回りの深夜 「ふう………」 完全に炎に包まれた宿屋を前にしてため息をつく。 それが安堵のためなのか、それとも出鼻を挫かれたためなのかは分からない。 宿屋まであと少しというところで、エリアが赤髪の男と金髪の女に背負われて助け出されたところを目撃したのだ。 エリアの顔は名簿で確認した。背負われていたのは彼女に間違いない。 彼女らは井戸のほうへと向かっていた。ならば、エリアのほうはもう心配ないだろう。 サックスやカインから聞いた、赤髪の男がいたのが気になったが、 まさか自分で助け出しておいてからわざわざ殺すようなバカもいまい。 それよりもちょっとの間とはいえ、緑髪の男の傍から離れてしまった。 アンジェロがちゃんと見張っていてくれていると思うが、少々心配だ。戻ろう。 途中、ふと怪物のほうを見ると、顔に真っ白のレーザーが直撃していた。 マ...
  • スコール
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  • 35話
    第35話:最後の血統 (―殺し合いをしろですって?冗談じゃないわ!) そんな怒りを小さな魔法で木にぶつけている少女。 ムーンブルク国の王女、ムースだった。 殺し合いをしろといわれた、でも自分にはそんなことが出来るわけが無い。 あの中にはロランやパウロだって………。 しかし、ある思考が彼女をこのゲームに乗らせようとしていた。 「お前はムーンブルク最後の血統だ、誇り高きその血統を絶やしてはいかんぞ…。」 父の遺言だった、何故それを思い出したのか、彼女自身も分からない。 (私が死ねば…ムーンブルクの血は途絶える…それはお父様を悲しませてしまうこと。  お父様を…悲しませてはいけない、でもロランやパウロを殺すだなんて――) そのとき、彼女の思考に何かが流れこんだ、そう、完全にこのゲームに乗らせる言葉が。 「生き残れ!ムースよ!たとえ何があろうと!」 タトエ…ナニガアロウ...
  • 335話
    第335話:偶然の賜物 遂にセージ達は、無事にここ浮遊大陸へと辿り着くことができた。 アリアハンでは何回かの死闘を演じ、そうして辿り着いた新たな地。 幸運にも平和そうなカズスの街に降り立った彼らは喜ぶべきであった。 だが。 「なんでビアンカさんがいない!?くそっ!」 「多分旅の扉の中ではぐれたんじゃ……」 「けど、今までにそんな報告があったと思うかい?」 「無い……よね」 だが、そこにビアンカの姿が無かった。 どうやら浮遊大陸へと到着する前にどこか別の場所へ飛ばされたらしい。 明らかに不安を隠せない表情のタバサ。そして余裕を奪われたセージ。 2人は必死にビアンカを探し、街を右往左往していた。 「結局見つからなかったか……この街にいないって事は…完全に遠くに飛ばされたようだねぇ……」 「どうしよう…ねぇ、どうしようお兄さん!」 「大丈夫、絶対...
  • 135話
    第135話:聞こえた音 カーン カーン 金属音が断続的に響く。 わるぼうは何をするでもなく、夢中で鍛冶を続けるサリィをぼんやりと見つめていた。 その足元には、ところどころに赤いラインのひかれた参加者名簿。 ――普段は悪態をついていても、いや、だからこそ、心が痛む。 ほんの数日前までは、モンスターに囲まれて笑顔を見せていたイルが、もういないなんて。 (そういや、ルカの奴もここにいるんだったか…) 名簿をもう一度開いて、ルカの写真を見てみる。いつもと変わらない顔が、そこにはあった。 「――おい、大丈夫か?」 唐突に声をかけられて顔を上げる。サリィが手を止めてこっちを見ていた。 「あたい、こういうのって上手く言えねえけどさ…その…」 上手く言えなくてもその顔をみりゃわかる――と思った。元気出せって言いたいんだろう。 そんなに落ち込んでるように見えたのか? 「…...
  • 435話
    第435話:考える亀 前方の山を境に、左に緑の森、右に黄土色の砂漠が見える。 「腹減ったなぁ……」 「ずっと歩きづくめじゃったからな」 太陽はもう大分傾き、風は涼しさを増してきた。 山道を避け、山脈に沿って歩いて来たので、かなり遠回りになってしまった。 テリーはまだ肩の痛みが残っていたが、ギードに余計な体力を使わせ、負担を掛けたくなかった。 トンヌラはすっかり落ちついたらしく、ぺたぺたとテリーの後に付いてきている。 「この分だと、カズスへ着くのは夜になるかな」 「となれば、ここらで一休みした方がいいかもしれんな」 「ここなら回りも見えるし、安全かな…… よし! ご飯にしよう」 ひらけた平原の真ん中に腰を落ち着けたのには、ちょっと理由がある。 ここまで来る途中、山に大きな雷が落ちるのを見た。 ギードが言うには、あれは自然現象ではなく、人為的、魔法の類いだろう...
  • 235話
    第235話:信じるコトの一歩 ――――2人の話は終わったようだ。 ギルダーが静かに「そうか…」と答えると、また階段の方へと戻った。 そして暫く、見張りを続行することにしたらしい。 ビアンカは、静かにギルダーを見ていた。 ピピンがギルダーに殺されたということが信じられないのか。 否、どうしても本当のことだとわかってしまうのが辛いのだろう。 気を落ち着かせるためにも、静かに深く呼吸をした。 そして、しばらくした後。 ―――がっくん…ゆらゆら…がっくん…。 ギルダーは舟を漕いでいた。 「いい加減寝なよ」 「いや…見張りが……」 「僕がやるから」 「お前のほうこそ寝たらどうだ…」 「いいんだよ僕は。ザメハっていう目が覚める呪文あるし」 「だが…」 「寝  な  よ  」 そこまで言うなら…と、ギルダーは椅子に座って倒れるように...
  • ビアンカ
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  • ギルダー
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  • 355話
    第355話:全ての流れ 旅の扉から吐き出され、浮遊大陸に降り立った賢者クリムト。 視力を失った彼に、新しい大地を見ることはかなわない。 彼はその場で、全てを感じるように静かに手を広げた。 「ふむ…水の匂い」 僅かに香る水の香り。 どうやら近くに川か湖があるようだ。 「風も、強い…」 吹き降ろすような強い風。 近くに山があるのだろう。 目の見えない自分には、地図の確認は出来ない。 町や村の位置はおろか現在地の把握すらできない。 だが、それはたいした問題では無い。 全ては流れ。 風の流れ。 自然の流れ。 気の流れ。 人の流れ。 視覚を失って改めて強く感じる。 全ての流れ、その流れを読み取れば何も恐れるものなどは無い。 流れを辿り、流される方向を決めれば。 自ずと望む方向に向かうことだろう。 そしてまた全ての...
  • 子テリー
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  • ギード
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  • セージ
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  • ギルガメッシュ
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  • タバサ
    8話 66話 113話 144話 165話 200話 203話 213話 216話 218話 226話 227話 235話 244話 245話 259話 271話 335話 336話 339話 357話 359話 372話 390話 438話 454話 455話 476話 479話 489話 496話 508話 525話 542話 561話
  • わるぼう
    35話 38話 73話 135話 287話 298話 316話
  • 【ライトブリンガー】
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  • トンベリ
    30話 40話 98話 189話 196話 204話 205話 206話 228話 231話 241話 247話 248話 260話 310話 344話 350話 379話 411話 435話 445話 449話 456話 467話
  • ユフィ
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  • 【ワンダーワンド】
    35話 38話 73話 325話
  • 【遠距離用スコープ】
    35話 325話
  • 【鍛冶セット】
    73話 135話 315話 393話
  • ティファ
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  • ビッケ
    35話 73話
  • 【シャナクの巻物】
    76話 206話 238話 435話
  • ムース
    35話 38話 73話 話? 話? 話? 話? 話?
  • サリィ
    73話 135話 287話 298話 316話
  • 【ナイフ 】
    335話 372話 430話 447話
  • 【コルトガバメント(予備弾倉×5)】
    10話 103話 111話 117話 140話 263話 272話 297話 330話 435話 483話 520話
  • 【ボロい剣】
    38話 73話 135話 287話
  • 【ナイフ】
    335話 336話 372話
  • 【エアナイフA】
    10話 117話 133話 330話 340話 435話
  • 353話
    第353話:紅と赤、そして朱 ビアンカをサラの寝室に招きいれ、ギルダーはドアを閉める。 水でも出そうとベッドの脇の水差しに近づこうとしたところで ギルダーはビアンカが硬直していることに気がついた。 「どうしたんだ? ビアンカさん」 声をかけるとビアンカは腕を組んで三白眼でこちらを見つめてきた。 ギルダーは少し気圧される。 「ギルダー、あなた私を誘っているのかしら? それとも襲うつもり?  私これでも人妻なんですけど」 意味がわからないながらもビアンカの雰囲気にたじたじとなる。 何だ? 自分は何か気に障ることをしたのか? 人妻を誘うとか襲うとか穏やかな言葉ではない。 自分はただ、彼女と共に潜伏しようとサラの寝室に招きいれ……寝室? 当然部屋にはベッドがある。王族の部屋だけあってかなり大きいベッドだ。 自分は男で彼女は当然ながら女。それがこの密室で何時間も過ごす...
  • 325話
    第325話:アリアハン大陸消滅 最初に空が壊れた。 続いては海。 飲み込まれるように、吸い込まれるようにそれは消えてゆく。 大陸は端から崩れて行く。 その破片は、闇ですら、ましてや光ですらない空間に飲み込まれる。 そして崩壊は大陸の中心まで迫り、完全にすべてを飲み込んだ。 多くの魂をそこに留め、アリアハン大陸は消滅した。 【アリアハン大陸 消滅】
  • アリーナ2
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  • 5話
    第5話:不可抗力とお人よし 悪魔の作為か、神のいたずらか。 旅の扉を潜った青年を待ち受けていたのは、はるか下方に広がる茂みであった。 「え? え、お、おおおおおおい!?」 一瞬の浮遊感が身体を包む。実際は落っこちていたのだが。 拡大する地面、バランスを取ろうとするも間に合わず、頭から草むらの中へ―― ――遠くから聞こえてくる若者の声。「もしもし」――「あのー」―― ああ、と彼は薄れる意識の中でため息をついた。 このまま自分は死ぬのだろうか。気絶した男なんて、殺し合いでは格好の獲物だ。 相手がよほどの馬鹿なお人よしでもない限り、このまま止めを刺される。 はは、なんて間抜けな死に方だろう。一生の笑いものだ。その一生ももうすぐ終わるだろうが。 ああ。せめて、死ぬ前に愛しい妻の料理をもう一度食べたかった。 アイツとパパスさんに会って一言話したか...
  • アリーナ
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  • 15話
    第15話:精霊と勇者と ロトの勇者、アレフは洞窟の中、今正直に迷っていた。 なぜなら彼の目前に―――― 「お願い!力を貸してくれないかな??」 そう、もこもこした物体が自分に話し掛けてきたのだ。 可愛い外見で、とてもこのふざけたゲームに乗っているとは思えない。 しかし、人間ではない、もしかすると襲われるかもしれない。 そうやって、支給武器の小手を装備しながら、対峙していた。 素手という不利な条件の中彼は一時も物体から意識を離さなかった 「言え、用件を言え。」 と重く答える。 そして、その奇妙な物体は泣きそうなで答えた。 「テリーっていう、僕ぐらいの小さな青い帽子を被った子を探してるんだ、彼がいないと、タイジュは――――」 突如、そこでその物体は言葉を切る。 そして、迷いを振り払うかのごとく首を横に振った。 「ううん、なんでもないよ...
  • 55話
    第55話:偉大なる父親たち 深い森の中を行く男が一人。 「やれやれ…。まだまだ隠居とはいかないようだな…」 神龍の力によって、黄泉の国からこの世へと舞い戻ったオルテガだ。 その後はアリアハンで平和な生活に身を置きながらも、日々の鍛錬は怠っていなかった。 彼の脳裏に浮かんでいたのは、息子アルスのことであった。 この腐ったゲームを破壊するためには、アルスとの合流が最優先と判断したのだ。 息子の実力であれば、ゲームに乗った相手に襲われてもそう簡単にやられはしないだろう。 それまでは自分も何としても生き残らねばならない。 もちろん、オルテガ自身も、かつて地上最強の漢と謳われた勇者である。その力は今でも衰えてはいない。 それに――。彼には「切り札」ともいえるアイテムがあった。 「まさか、再びこれを使わなければならない時が来るとはな…」 前方に気配を感じたのはその...
  • クリムト
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  • 45話
    第45話:姫分身の術 アリーナは支給品の壺を前にして迷っていた。 この壺、入れたものが分裂するっていうけど本当かな。 見た目はなんの変哲もない、花を生けるのにでも使うであろう普通の壺だ。 いや、大きさが普通ではないが。壺というより瓶といった方がいいのか。 しかし、それ以外はいたって普通だ。模様とか、あと色ぐあい。 説明書にはちゃんと効果があるから試せ、なんて書いてある。 分裂ねえ。 じゃあ試そっか。 何か手近なものは……と、石ころに、どこかから飛んできた葉っぱ……? ここ何にもないね。 アリーナはザックを逆さにしてゆさゆさと振ってみる。 他に何も入ってないのはさっき確めた、当然何も出てこない。 はあ…… アリーナは自分の帽子でも壺に入れようかと思い立って……やめた。 このとんがり帽子は別に高価なものでもないし、今増やしたところで、何か自分に...
  • 125話
    第125話:理解不能 世に名を知られた賢者とて、理解できぬ事柄はある。 例えば、いま目の前にある光景のように。 「助けてー!」「誰かー!」 「……」 横倒しになったまま、薙ぎ倒された樹木の傍に転がっている大きな壷が喋っている。 どうやら中に誰かが入っているようだが……とりあえずは助けてやるべきだろうか。 そう考えた彼は、支給された杖を振るって壷を叩き割る。 「わぁっ!」「きゃぁっ!」 「……」 破片を浴びながら出てきたのは、やはり人間だった。 それも同じ顔、同じ服、鏡写しのようにそっくりな二人の少女だ。 「あー、助かったー」「このまま出られなかったらどうしようかと思ったわ」 彼女らは手を取り合ってはしゃいでいたが、やがて彼の姿に気付くと、揃って頭を下げた。 「ありがとう」「おかげで助かったわ」 「……ああ、いや、大したことはしていないのだが。  その、君た...
  • 105話
    第105話:療養 森の中、普段はのどかな川のほとり。そこで、ギルダーは木にもたれかかり、必死で荒い呼吸を整えていた。 彼の通った後を、点々とピンク色の水が汚している。水に溶けかかった血の色だ。 「…はぁっはぁっ、…げほっ… ……」 …苦しい。意識がぼんやりする、眠い。しかし、もちろん眠るわけにはいかない。 何とか目を開けて、傷口に手をあてがいながら回復魔法の詠唱をする。ますます体力が減るが、まず傷を治さなくては。 傷自体はそんなに酷くないのだが、水の中に入った事で必要以上に血が抜けてしまい、体力をかなり消費してしまった。 …そのせいか、上手く魔力が高められない。ケアルラ三回でやっと傷口がふさがった。 (俺を追ってくるだろうか…ドーガ) ふと、思い出す。…まさか、剣を素手で受け止められるとは思わなかった。ライトブリンガーには紫の血液が付着している。 クリスタルの力...
  • 25話
    第25話:ある忠臣の思考 イルは逃げた。 訳もわからぬままこのゲームは始まり、とにかく兄を捜そうと決めた。 しかし「イル」と「ルカ」では、出発の時間に差が出る。 彼女が「兄を捜す」という行動方針を捨てなければならない事態は、 多分まだルカが出発する以前に起きてしまったのだった。 その時、全くの偶然に、イルは他の参加者がフィールドに降り立つ場面に出くわした。 そしてその参加者は魔物だった。 モンスターマスターとしての素質と経験を十分に持つイルは、相手が魔物だからといって怯みはしない。 むしろ全く知らない大人でなかった分安堵したくらいだ。 心を開けば魔物とも分かり合えるというのは、彼女にとってごく常識的なことである。 だがそれが、油断だった。 その魔物は、野生モンスターではないのだから。 イルの姿を認めるなり、ピエールは袋の中にあ...
  • スミス
    86話 153話 186話 233話 294話 298話 336話 339話 359話 375話 376話 394話 401話 409話 415話 422話 428話 429話 475話 495話 526話 549話 557話
  • 365話
    第365話:うらおもて浮遊大陸 以前いたアリアハンから時と場所変わって浮遊大陸。 風の鳴る大地という言葉が真っ先に浮かぶ。 「やけに静かだと思ったらあいつがいないわけか」 ファリスは遠景を見ながらつぶやいた。 傍らのテリーもそれにうなずく。 あいつというのは勿論ラムザで、旅の扉から出てきたとき既に彼の姿はなかった。 「扉のなかで無理やり喋りだすからこういうことになるんだよ全く。  移動中はちょっとしたことで時空芯のズレが起こりやすいっていうのに」 「そうなのか……?オレも知らなかった」 テリーは目を丸くしてファリスの顔をのぞきこむ。 「な、なんだよ」 煙たがるファリスにテリーは笑いかけた。 「姉さんも冗談がうまくなったなぁ。それを教えてくれたのは姉さんじゃないか」 テリーはにこやかにファリスの肩をぽんと払う。 もう何か家庭での会話だ。 とても殺...
  • マッシュ
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  • 75話
    第75話:幼子との会話 「ゲホッ…ゲホッ」 「だ、だいじょうぶ?」 「………」 咳き込み、血を吐くピサロ。そんなピサロの顔を覗き込み、心配の声をかけるビビだが変わらず返事は無い。 ピサロはあれからも変わらず冷たい空気を纏っている。ずっと黙ったままだ。 きっとこの人は、あまり人に心配されるのがすきじゃないんじゃないかな、とビビは思ったが、 だからといって目の前で血を吐かれて心配しないなんて無理だ。 …はやく、回復魔法がつかえるといいのに。見ていてとってもつらそうで、なんだかそわそわしてしまう。 「ねえ、魔法がつかいにくいのはなおるのかな?」 ビビの質問に、ピサロはふと顔を上げる。エリア達と遭遇して以来、初めて心配以外の声をかけられた。 「…先程も言ったが…この大陸全体に魔法を妨害する働きがあるようでな。  魔力が高めにくいのはもちろん怪我の所為もあるだろうが…...
  • カイン
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  • サイファー
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