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第16話 - (2007/06/09 (土) 23:58:01) の1つ前との変更点
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二人は夜遅くまで話した。ルイズは聞き疲れたのか、ベッドでぐっすり寝ていた。夢でも見ているようだ
「…寝れねぇ…」
「相棒、どうしたんだい?こんな夜中に?」
「…いくぞ」
「ちょっ!」
エドはデルフリンガーを持って、部屋の外へと出ていった
~ルイズの夢~
「ルイズ!ルイズ!…まったく、ルイズはどこなの?ルイズ~!」
そう叫んでいるのはルイズの母であった。デキのいい姉たちと魔法の成績を比べられ、物覚えが悪いと叱られていたのである。
ルイズは、そんな母から逃げ、彼女自身が『秘密の場所』と呼んでいる、中庭の池に向かう。
中庭の池には、一艘の小舟が浮いており、そこにルイズは一人隠れていた。
すると、一人のマントを羽織った立派な貴族が現れた
「泣いているのかい?ルイズ」
「子爵さま、いらしてたの?」
ルイズが子爵さまといった貴族は年のころは16歳くらい。つばの広い、羽根つき帽子に隠れて、顔は見えないが、ルイズには彼が誰だかわかったようだ
「今日はきみのお父上に、あの話のことで呼ばれたんだよ」
「まあ!」
「ルイズ。僕の小さなルイズ。きみは僕のことが嫌いかい?」
「そんなこと…ありませんわ」
「ルイズ」
そう言うと、優しくルイズに手を指し伸ばした。
ルイズがその手を握ろうとしたそのとき、風が吹いて貴族の帽子が飛んだ
「あッ」
二人は夜遅くまで話した。ルイズは聞き疲れたのか、ベッドでぐっすり寝ていた。夢でも見ているようだ
「…寝れねぇ…」
「相棒、どうしたんだい?こんな夜中に?」
「…いくぞ」
「ちょっ!」
エドはデルフリンガーを持って、部屋の外へと出ていった
~ルイズの夢~
「ルイズ!ルイズ!…まったく、ルイズはどこなの?ルイズ~!」
そう叫んでいるのはルイズの母であった。デキのいい姉たちと魔法の成績を比べられ、物覚えが悪いと叱られていたのである。
ルイズは、そんな母から逃げ、彼女自身が『秘密の場所』と呼んでいる、中庭の池に向かう。
中庭の池には、一艘の小舟が浮いており、そこにルイズは一人隠れていた。
すると、一人のマントを羽織った立派な貴族が現れた
「泣いているのかい?ルイズ」
「子爵さま、いらしてたの?」
ルイズが子爵さまといった貴族は年のころは16歳くらい。つばの広い、羽根つき帽子に隠れて、顔は見えないが、ルイズには彼が誰だかわかったようだ
「今日はきみのお父上に、あの話のことで呼ばれたんだよ」
「まあ!」
「ルイズ。僕の小さなルイズ。きみは僕のことが嫌いかい?」
「そんなこと…ありませんわ」
「ルイズ」
そう言うと、優しくルイズに手を指し伸ばした。
ルイズがその手を握ろうとしたそのとき、風が吹いて貴族の帽子が飛んだ
「あッ」
現れた顔を見て、ルイズは当然の声をあげた。
「な、なによあんた」
帽子の下から現れた顔は、憧れの子爵ではなく、使い魔のエドワードであった
「…」
エドは無言で右手を差し出していたが、いつの間にか右手は剣に変わり、ルイズの喉につきつけられていた
「ちょっと…イヤ、…キャァァァ!!」
~ルイズの部屋の外~
部屋の外では、エドがデルフリンガーを一心不乱に振っていた
「ハァハァ…」
「相棒、いつまでこうやってるつもりだい?」
エドは一時間近く、剣であるデルフリンガーを振っていたのだ
「ハァハァ…錬金術はな…ハァハァ…体と精神を両方鍛えないといけないんだ」
「しかしなぁ…」
「キャァァァ!!!」
「「!?」」
突然、ルイズの悲鳴が聞こえてきた
「な、なんだ!」
エドは慌ててルイズの部屋に入っていった。デルフリンガーをおいて
「あ~い~ぼ~」