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ゆとり世代」を以下のとおり復元します。
*ゆとり世代
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*概要
ゆとり世代とは、学生時代にゆとり教育を受けた世代のことである。
主に、在学中に「完全週休二日制」「総合学習」「新指導要領(絶対評価の導入・個性の尊重)」という三本柱によって
育ってきた世代のことであり、総合学習・週休二日制に限定すれば1985~86年度生まれ、新指導要領も含めれば
1987年度生まれ以降の者がそれに該当する。
ただし、現在ゆとり教育そのものの見直しが始まっており、更に私立学校の場合はそれに該当しない場合も多いので
1985年度以降生まれの者について語る場合には、なるべく注意が必要である。

*ゆとり教育の三本柱
**完全週休二日制
学校の週休二日制は1992年頃から段階的に始まり、まずは第二土曜日が、1995年からは第四土曜日が休日とされた。
2002年度からは完全週休二日制となる。
その弊害として、年間の授業数が相当減らされることとなり、また体育祭や文化祭などといった、学校行事が
徐々にその規模を縮小される等のことが発生し、問題となる。

**総合学習
児童、生徒が自発的に横断的・総合的な課題学習を行う時間、との事である。
具体的にどういう学習をやってるのかに関しては、説明の必要はないだろう。

**新学習指導要領(絶対評価の導入・個性の尊重)
絶対評価とは、「自分自身で勝手に評価をすること…?」らしいのだが
これに関しても、説明の必要はないだろう。

*ゆとり世代の特徴
**「価値観は人それぞれ」
ゆとり世代を象徴する言葉の一つに、「人それぞれ」という言葉がある。
相手を尊重する場合に使われることはめったに無く、逆に自己肯定の際に使われる場合のほうが多い。
自分に対するアドバイス等に対して、一切合財を無効に出来る魔法の言葉でもある。
相談者が自分に対してこの言葉を投げかけてきた場合、相手に対して匙を投げることも必要といえよう。

**アニメやデザインの[[専門学校]]生・卒業生が多いため、技術力の平均値は高い。
彼らの上の世代である「就職氷河期世代」や、その上の世代である「バブル世代」に比べると、
専門学校を経て入ってきた者の割合が高く、技術力の平均値は高い。
恐らく、個性を尊重する教育を受けてきた為に、そういった専門学校に入っていくことに対し
ためらいや恥じらいのようなものを感じないのだろう。
逆に言うと、前述の「人それぞれ」との相乗効果で、傲慢なタイプの人間が多いともいえる。

**ゆとり世代は使えるか?
「就職氷河期世代」や、その上の世代である「バブル世代」に比べると、
専門学校を経て入ってきた者の割合が高く、技術力の平均値は高いものの、
裏を返せば表面的な技術だけなら、だれでも身に付くという側面もある。
逆に言えば、他者の価値観や感性を受け入れる力が、この世代にはが殆どない為か
実際社会に出てみると、これが全く使い物にならない側面もある。
学力の低下以外にも、ゆとり世代には難点がある。
甘やかされて育っているため、忍耐力がないことだ。
少し怒鳴っただけで落ち込んだり、体罰を加えただけで逃げ出したりと、精神的な軟弱さが目立つのも特徴。
常に受け身姿勢で、一から十までいちいち説明してやらないといけないのも、難点。
(私の若い頃は、言われなくても自分から動くもの、技術は盗むもの、と教えられたものだ)
ヒューマンスキルの低さに嘆く企業も多い。
こんな奴らに、日本の将来を任せられるのだろうか。日本の将来が心配である。
今後、この大量生産された『使えない人材』とどう向き合っていくかが、課題となっていくであろう。

**その他
ニコニコ動画のユーザーの多くは、ゆとり世代と思われる。
彼らの多くは、ある一つのジャンルに固執し続け、そしてそのジャンルを布教しようと必死である。
ある意味、ジャンルごとの「宗教戦争」があちらこちらで勃発し続けている。
もっとも、それが過激化すればするほど、版元(角●書店、ク●ン●トン、ア●マ●ス、シ●ノ●画?等)の
売り上げは伸びるのだろうが、それがゆとり教育の成果だと思うと、その効果には対して疑問を抱かざるを得ない。

もっとも、それは学生時代にゆとり教育を受けてきた者だけの責任とも断定は出来ない。
彼らの親は、給食費の踏み倒しなどでも注目された事もあるからである。
全てが全てそうだと言い切るのは危険だが、彼らの親の責任というものもあると思われる辺り、この問題は複雑である。

現在、ゆとり教育に関して、学力の低下などが問題視されるようになり、学習指導要領の大規模な変更が
文部科学省等によって検討されているようである。
ゆとり教育は失敗。ゆとり世代はいわゆる『出来損ない』である、と公式見解されたようなものであろう。

*関連項目
・[[専門学校]]

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