*専門学校 ---- *概要 専門学校とは、職業等の特定の技能に特化した教育を行っている学校のことである。 料理や建築など、各職種ごとに多彩な学校が存在する。 この項目では、主にアニメやデザインに特化した専門学校について解説する。 *「絵の描き方を覚えよう!」の専門学校 まず、絵を描くのに必要な能力とはなんだろうか。 そこで、「才能」と即答したあなたは大きく見誤っている。3歳児や4歳児等と同じように。 正解は、絵を描く「技法」や「手法」などの「知識」である その知識もなく、99%を「才能」に頼っているようでは、純度の高い天才か、純度の高い犯罪者の どちらにしかなる可能性は残されていない。 つまり、「絵を描く」という事は、99%の知識と1%の才能で成り立っているのである。 専門学校とは、その99%の知識を身につけるためとの機関といってもあながち間違っては居ないのである。 もっとも、それが、今後の人生にどう影響するかは別の話なのだが・・・ *FLASH板へ「知識を持つ者」が流入してくる時代 2003年の、FLASH★BOMB03成功の頃から、中の上程度の技術力を持つ者たちがFLASH板に集まるようになる。 次々と技術力の高い作品が発表されるようになり、にわかに注目を集めるようになる。 後に、その頃FLASH板に入ってきた人間の多くは、代々木アニメーション学院を代表とするアニメ専門学校や 桑沢デザイン研究所等のデザイン専門学校、また美大生などが数多く存在したことが明らかになる。 しかし、技術力は無いものの、個性で勝負していたFLASH職人達が[[スルー]]される傾向が強くなり、それは 第二回[[FLASH紅白合戦]]で決定的となる。 それがいい事なのか悪いことなのかは不明だが、FLASH板が衰退した原因の一つではないか?ともいわれる所以である。 *何故、専門学校生は「職人」を目指すのか? その答えは簡単で、「アニメ製作の現場」に出たとしても、将来はないと解りきっているかららしい。 アニメの製作現場の現状は「残業100時間で月給10万未満」といった劣悪な待遇であり、更に動画製作が 韓国や中国に外注される傾向が強くなり、状況はどんどん悪くなっているという指摘もある。 また、電通等の広告代理店による制作費のピンハネや、どれだけ頑張っても出世できないなど、そういう背景があるとか。 だとしたら、アマチュアアニメとして製作を続け、あわよくば注目されてから同人なりで商売をすればいい そう思う専門学校出が出てきたとしても、なんら不思議ではない。 実際にFLASH製作で足がかりを作り漫画家としてデビューした人物や、とある特定ジャンルに特化した作品を作り続け 結果的にニコニコ動画を代表するクリエイターになった人物までいるようではある。 いずれにせよ、「デビュー作」と称して、突然技術力の高い作品を出してきた場合、「初心者です」という自己申告を たやすく信じてしまう人間は、ちょっと騙され易すぎではないか?とも思われるわけである。