Flyer Motorcycle Workshop内検索 / 「ギアボックス」で検索した結果

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  • ギアボックス
    ギアボックスは3速でプライマリー同様Model SDとModel Rのみに使われたトライアンフオリジナルの物。 構造を文章で書いても中々伝わらないかと思うが敢えて書くと若干特殊な形をしたドックが入ったメインシャフトにローギアとセカンドギアが入る。 各ギアはシフトフォークとカムプレートで左右にスライドしメインシャフトとの噛みあいを変えて変速する。 若干変わっているのがトップギアで大きなトップギアの内側に細かいドックが切られておりそのドックの中にセカンドギアが直接入り込む、という構造になっている。 その他カムプレートを動かす扇状のギアやカムプレートのポジションを決めるプランジャーなどその後の4速ギアボックスと非常に似ている作りである。 潤滑油はギアボックスとプライマリーが繋がっており同じオイルを使う。 ハーレーのスポーツスターなどと同じである。したがってハーレーのスポーツスタ...
  • 近況報告20110309
    早速プライマリーとギアボックスをばらして色々観察。 先ずはシーリングすべき点をまとめてみます。 1 エンジンスプロケット 2 クラッチ裏にあるキックギアの外側 3 クラッチ裏にあるキックギアの内側 4 ギアボックスメインシャフトトップギア外側 5 ギアボックスメインシャフトトップギア内側 6 キックシャフトのタイミング側 7 キックシャフトのドライブ側 8 ギアボックスメインシャフトのオイル穴 9 ギアボックスとプライマリー側の間にある大きな穴の穴埋め 観察によって以上の9点のシーリングが必要であることが改めて判明しました。 その他やるべき改善点も併せてまとめます。 10 ギアボックスメインシャフトのエンドフロート調整 11 ギアボックスアジャスターボルトの新規作成 12 ギアボックスメインシャフト、ドライブ側ベアリングとの嵌め合いガタ修正 13 キックシャ...
  • 近況報告20110308
    ...になるのがクラッチとギアボックス。色々調整するもギアの入りがいまいち良くありません。 最近特にギアに不満を感じるようになった原因としてキャブの油面調整をした事が挙げられます。 キャブレターの油面が明らかに高めだったので思い切って下げたところ効果テキメン。 ものすごく軽く回るようになりましたが副作用としてクラッチを切ったときのエンジン回転も上がり、元々良くなかったギアの入りがますます悪くなったのです。 色々考えた結論として英国車の部品材質と精度でプライマリーとギアボックスのオイルが共通なのはやはり無理があるとしか思えません。 その後の英国車で同様の構造が殆ど無い事を見てもやはり優れているとは言い難いのでしょう。 作ったクラッチプレートが貼りつきまくって使い物にならなかったのも硬すぎるオイルとクラッチがどっぷりとオイルに浸かるという純正の高すぎる油面が原因かと思わ...
  • フレーム
    ...当疲れる。 ギアボックス、リアホイールのアジャスターは中々凝っている。 ギアボックスの方は取り付け面の中心にアジャスターボルトが付いていて先端には歯車が付いている。 ギアボックスの方には直線歯車が切ってありアジャスターボルトを回すと歯車に押されてギアボックス全体が前後する仕組み。 リアホイールの方はつばの付いたアジャストナットがフレームにはまっており、締め込んだり緩めたりする事でアクスルシャフトを前後させる。 どちらも非常に丁寧に作ってあり数多い英国車の中でもトップクラスの作り。 連結部等に使用されているボルト、ナット類はどれも非常に凝った作りで大きな座面が付いて丁寧にC面を取ったナットなどが多用されている。 現代の視点からするとここまで凝って作らなくても、と思うほどである。 フレームもガーダーフォーク同様に歪み易い。 ガーダーフォークと合わせて歪...
  • スピードメーター
    ...向の変換と変速を行うギアボックスギアボックスの回転をメーターに伝えるワイヤー、そしてワイヤーの回転を受けてスピードを表示するスピードメーターという構成である。 外歯車の取り付けは前輪に付ける物と後輪に付ける物があり、基本排気量や車体の大きい車両は後輪に歯車を付けてガソリンタンク上のフレームにメーターをクランプすることが多くそれ以外は前輪に歯車を付け、ハンドル上にメーターをマウントする事が多い。 SDにメーターを付けるならば先ずはメーター本体の入手からである。 20年代の英国メーターというとほぼSmithsかBonniksenの2択になるだろう。 入手の難易度は高いがやはりBonniksenが一番雰囲気が良い。ただし出来るだけシンプルなタイプを選びたい。 かっこいいからと言ってスポーツタイプの3つ針が付いててパッと見て今何マイルか判らないようなタイプはSDにはミスマッ...
  • 近況報告20120112
    今回はギアボックス解体編です。何も無けりゃいいですが。 先ずはエンジン側と同じサイズのナットを外してもテーパーで嵌ってて何も変化ありません。 回りのナットを取って色々叩いてみるも無反応。外れる気配無。 向かって左にシフトフォークのスピンドルが埋まってて内側にねじが切ってあります(5/16BSF)。 此処を外せ、と言う事でしょうからスペーサーを入れてボルトをねじ込みスピンドルを外しました。 で、ダンパーを外します。 まあいつも通りのフリクション式。強いて標準と違う点を上げるとするとスプロケ側にカバーが付いてます。 フリクションタンパーは大抵スプロケットを丸ごと焼き入れしてあるので全体が硬い事が殆どですがこいつもめちゃくちゃ硬いです。 スプロケを作るにしても波状の部分は作るのがしんどいので大体歯だけ削って汎用品を嵌めこむのですが上手く削れるかなぁ? ...
  • 近況報告20120213
    ...た。 と言うわけでギアボックス組み付け編 ギアボックスメインシャフトのベアリングが来日。これでギアボックスが進みます。 バックミラーはこの野暮ったいクランプタイプを大抵利用してます。以前の物は棒に「Made in England」と刻印されてましたがコイツにはありません。 台湾辺りの生産に変わったのでしょうか?そういや何処となく品質も向上しているような・・・w。 その他まだまだ当分使う事はないであろう部品達です。 ギアボックスの黒塗りを剥離剤を使って落とします。 ホームセンターで購入したこの瓶入り剥離剤は400gで780円、その隣に1リットル入りで2780円の剥離剤もあったのですがどちらがお得なのでしょうか? 比重を用いた式で答えなさい。 、、、嘘です、答えないでくださいw。 で落ちました。 ちょっと嫌な予感もあったのですが中途半...
  • 概要
    ...ーチャー製3スピードギアボックスとクラッチを捨て完全にオリジナルのギアボックス、クラッチに変更。更に今までベルトドライブであった二次側にドライブチェーンを採用した。 この為今までベルトが吸収していた駆動ショックを受けるダンパーが新たに組み込まれる事になるのだが何故かこの頃既に一般化しつつあるエンジン側のスプリングダンパーを用いずにクラッチ側にスプリングダンパーが入る。 ギアボックスの潤滑も変わっていてプライマリーケースとギアボックスが繋がっていて共通のオイルを用いる。 マニュアルに拠ると指定はmobil oil Aと有るので現代の粘度で表すとSAE30。 一般的な基準から見れば恐ろしく柔らかいがギアボックスの適正レベルまでオイルを入れるとクラッチプレートの下半分程がオイルに浸る設計なのでこのくらい柔らかい指定なのだろう。 クラッチプレートも一般的なコルクを...
  • 近況報告20120101
    あけましておめでとうございます。 ギアボックスの探索に向かう筈がギアボックスの方にもエンジンと同じ大きいナットが付いていて適合ソケットが無いと分解不可でしたので車体をばらしていきます。 ラジオドロリックとか呼ばれるリーディングリンク方式のフロントサス。矢鱈にリンケージが入ります。 ブレーキもかなり大きい。 ブレーキパネルを外した所。 当り面はそれほど摩耗しておらずそのままでいけそうです。 しかもベアリングは普通に両側6204で歓喜。そこらへんのベアリング屋で簡単に買えます。 ブレーキシューは現在発売禁止のフェロードのレーシングが入ってました。 5割以上残っているしこのまま使用決定。 フロントフォークを外してヘッドベアリングを見たら予想通りザクザクでした。 純正のベアリングがあればいいのですが手に入らなければどうにかアリ物のベアリン...
  • オイル
    ...。 プライマリー&ギアボックス用オイル、ガーダースピンドル用ギアオイル。 プライマリー、ギアボックス用は使用条件が全く同一であるハーレーのスポーツスター用の物が最適かと思われる。 ただしここはそれ程拘る事は無くエンジンオイルをそのまま入れても良い。 と言うのも純正の指定がエンジンオイルの30番である上にエンジンオイルの多くがプライマリー側に抜けてくるためにプライマリー&ギア用オイルを入れても暫く走れは豪快にエンジンオイルと混ざるから。故に事最初から混ざるであろうオイルを入れていてもいいと思う。 こういった傾向は50年代までのトラ2気筒にも見られる。 50年代も後半になってようやくプライマリーとクランクの間にオイルシールが入りこの問題も無くなるのだがこれだけ長い間放置していた位なので取るに足らない問題なのだろう。 ギアボックスやプライマリー各部の隙間からいい感じに漏...
  • 近況報告20120105
    ...実は2日にエンジンとギアボックスをばらす為のでかいソケットをトリニティースクールから拝借したのですが間違ってワンサイズでかい物を拝借してしまったのでそのまま車体の続きです。 車体の残りスイングアームを外していきます。 やりやすいようにひっくり返すとその独特な構造が丸見えです。 スイングアーム裏のこんなところにもグリスニップルが隠れてます。 しかしこの車体はリンケージだらけな上その各部にきっちりグリスニップルが入ってるので30個ぐらいグリスニップルが有りマス。 多すぎだろ・・ アルミのキャップを外した所 キャップ手前側のねぢが殆どナメてて一山くらいしか噛んで無いんですが・・・ と言う事でここも過去に外された事があるようです。 ボルトを外してトーションバーと軸受けを分離します。 最初は真鍮棒でたたいてたのですがびくともしないの...
  • 近況報告20111231
    ...グの計測、エンジンとギアボックスの分離まで。 例によって灯油をプラグ穴から注入して燃焼室体積を計測します。 シリンジだとやっぱやりにくいです。ビュレットの使いやすさを実感。 少し漏れなどもありましたがおよそ25cc入りました。 350ccの÷2なので175ccの燃焼室ですがやっぱり少ない様な気が・・・ 早速圧縮比を割り出そうとするもボアストロークの値が解りません。ネットで調べても出てこない。 今マニュアル類を発注しても年明けだいぶたってからじゃないと来ないので圧縮比の詳細は暫くお預けです。 そのままカムタイミングの計測に移ります。 カムタイミングの値は通常チェッキングクリアランスと言ってメーカー指定のクリアランスで計測します。 当然マニュアル類が無いので予想されるチェッキングクリアランス→吸排共0mm、0.5mmと実際に乗る場合のクリアランス吸気...
  • 近況報告20120205
    ... 左のオイルシールはギアボックスのクラッチ側のフェルトシールの代わりにコンバートする用。 対象シャフトの内径は33.23mm。30mm~35mmまでの標準である-3ミリの基準を適用して30mmの内径です(どうにもならないので端数は四捨五入)。 外形は4mm程度小さいのでアルミ丸棒を旋盤で引いてスペーサーとします。 ちなみにフェルトやシールが無い部分にオイルシールを追加する場合は対象軸の硬度と面粗さを考慮します。 硬度はHRCで30以上、面はつるつるである必要があります(具体的には最低Ra1.6以上、三角は3発以上を推奨のよう)。今回使用する部分はかちかちのつるつるで勿論合格です。 続いてラップロン。塗装密着材です。 メッキ面とかアルミとかの通常塗料が綺麗に乗らない所に吹くと吉らしいです。 黒塗りしてあるエンジン及びギアボックスのケースは再塗装が面倒なので剥離してアルミ地...
  • 近況報告20120319
    ...ないので。 せめてギアボックスは完成させておこうとフェルトシールのリテーナーを旋盤で削り出そうと思ったら思わず外径を削り過ぎて即終了。 手持ちの材料も無くなったのでギアボックスも止まりました・・・本当にグダグダですなぁ。 で持て余したオヤジのゆるいパワーを旋盤の改造にぶつけてみました。 先ずはクランプの追加です。 長谷川の旋盤は刃物台送りのみクイックでクランプ調整できるネジが付いているのですが使い勝手が最悪です。 これをレバー式にして更に縦と横の送りにもクランプを追加しました。 まあクランプと言っても単にカミソリ(摺動部のガタ調整の為の鋳物板)の押し加減を変えやすくしただけですが。 とはいってもガタのある旋盤で精度を出そうと思ったらこういった改造は相当に有効です。 これでこのホームレス仕様のボロ旋盤でも精度が出しやすくなる筈。 ...
  • 近況報告20110430
    ...ジン、プライマリー、ギアボックスの分離作業は完了。 例によって写真は撮りませんでしたw。いや、撮ろうとは思ったんですが何となく気分が乗らない中での作業だったので。 分離作業ついでにヤバかったギアボックスのベアリングの交換と修正、ガタ取り他の作業も同時進行でやりました。 結構色々あって大変だったのですが時間もそれなりに経過しましたのでスルーしますw。 結果、クラッチは完全にすっぱり切れるようになりギアの入りもまあこれなら我慢するか、というレベルまで何とか持って行きました。 ただやはり完璧とは言えずやはりギアの新規作成、特にちょっとアレな状態のメインシャフトの1速2速ギアをキッチリ作り直さないと完璧は望めないようです。 次はギアの新規作成が課題になりそう。せっかく旋盤も来たことですしタイミングを見て材料を発注することにしましょう。 サボり期間中に更に2点、ずっと...
  • 近況報告20120122
    ...個人的な作業。本日はギアボックスの清掃をしつつ細かい部品の分解及びチェックを行いました。 右側にあるのは園芸用霧吹き。ポンプを数回押すとそこそこの勢いで中の液体が噴出されると言う代物で洗浄時に1つあると大変便利。中には灯油を入れて使います。 で受けのバットが無かったので取り敢えずオイルパンを使うも外に溢れまくりな上に暫く使ったら底が割れて灯油がダダ漏れ。 ねぢ穴を洗浄中。ねぢ穴の奥のごみはレストア時に必ず取ります。 穴の奥にゴミがたまったままねぢを締めてもケースが閉まらない、最悪ごみがケースを押してケースが割れるなんて事が起きるからです。 ピンセットや精密ドライバー等でほじくったあと先ほどの霧吹きで洗浄。 でこの部分をほじほじする事数秒、重要な事実を発見。このねぢ穴貫通でした・・・。 この後漏れる大量の灯油に耐えかねホームセンターへ何か良さそうなバッ...
  • メニュー
    ...編) プライマリー ギアボックス ガーダーフォーク フレーム ブレーキ タイヤ、リム 点火系、発電系 その他外装 スピードメーター オイル 講義室 英国螺子基礎知識 英国車の分類に付いて(閉鎖中) 半田付け入門(その1)(閉鎖中) 半田付け入門(その2)(閉鎖中) 半田付け入門(その3)(閉鎖中) 戦前英国車ポジション考(閉鎖中) ダミーリム方式ブレーキ論 旋盤ねぢ切り歯車選択方法 談話室 近況報告 リンク motorcycle dealer British Only Austria Andy Tiernan Classics Yesterdays Verralls Gerdes Antique Motorcycle Atlantic Motorcycles motorcycle parts Veteran Triumph Sp...
  • 近況報告20101221
    ...ホイールベアリングやギアボックスのギアポジションセレクターの位置まで細かく精度を指定していてわざわざオーバーサイズの部品が用意してあったりしますがこういった構造、精度指定にどれ位の意味が有るのだろうか?と思ったりします。 そしてショベルヘッドのハーレーで一番衝撃的だったのはロッカーボックスに蓋が無く、従ってロッカーアームの作用角調整などが一切出来ない事です。英国車では普通であるロッカー周りの調整がハーレーでは事実上不可能な位に難しくなります。 これは手抜きとかでは無くてしっかりした部品でしっかり組みつけると調整の必要が無く、ちゃんと合わせてあるので触らないでください、と言う事なのでしょう。 60から70年代の英国車、特にTriumphなどを弄っていてまともに数字でしっかり精度を見るのはせいぜいピストンクリアランス位で後は感覚で組み上げていきます。 指で動かしてみてこの位...
  • 近況報告20110530
    ...離したプライマリーとギアボックスの様子も問題なさそうです。 気になるといえば若干エンジンの回り方が重たかったって位。 この辺りはオイルの量やスロットルの0点位置の調整でも結構変わるのでちと様子見。 トラブルが起きると面倒ですが何も起きないと天の邪鬼ですがそれはそれで退屈なものです。 ツーリング帰り、家から5キロ手前程で雨に降られて人車共にビショビショになったのですがその際リアブレーキが無くなりました。物理的に無くなった訳ではありません。全く効かなくなったって事です。 以前から何度か弱い雨には遭遇して制動力が変わらなかった経験もありますしゴムのシューであればびしょ濡れでも最低限は効くかな?と思ってましたがいざ土砂降りの雨になってみると全く効かなくなってかなり焦りました。 結構走って大分減っていたので全体のメンテ、確認と同時に交換する事にしました。 ちゃんと測っていな...
  • プライマリー
    ...体は座面で止まらずにギアボックスメインシャフトの真ん中にロックボルトを入れて固定。 ロックボルトは締めすぎに注意。というのもセンターナットは砲金で出来ており余り肉厚も無いので締めすぎるとクラックが入る。 いったんクラックが入るとロックボルトを締めてもクラックで逃げてしまうため固定が出来なくなる。 ただし余り緩すぎても走行中にクラッチの遊びが変わってしまう。 概ねロックボルトのみをゆっくり締め込んで行き、最終的に共回りしたクランクが圧縮を超える位まで締まったらOKだろう。 クラック対策としては砲金製のセンターナットの六角部分を旋盤でギリギリまで削った後S45CやSCM440などの硬い鉄を嵌め込んで六角を切れば良い。特に焼きいれまでは必要ないかと思う。 このSDのロックボルトはテーパーの具合が悪く奥まで入れても上手くロックできなかった。 この場合はオーバーサイズのもの...
  • 近況報告20110213
    ...旋盤はまずねじ切り用ギアボックスが付いているので何も選択の余地なくプレートに書いてある組み合わせしか出来ません。 小さなホビー旋盤などでは今だ歯車を組み合わせる方式が多いようですが私が知りたかったインチへの変換法などはまず語られず、最近の機械教本などでも資料がないので結構困りました。 そんなわけできちんとまとめていづれアップします。 でSDの近況。 おおよそ1000キロ走って鳴らしもほぼ終わり、ようやくまともに走れるようになってきました。 鳴らし終了と言っても途中でシリンダーを開けた様子からピストンリングの当たりなどは更に時間がかかるであろうと予想しているのでまだしばらくは距離とともに調子も変わるでしょう。 それはさておき最近の変更点、気づいたことなどを箇条書きに。 排気バルブ好調 自分で当たり面を削った排気バルブ、調子は上々です。 しばらく置いてもキック...
  • 近況報告20120303
    ...ではありません。 ギアボックスメインシャフトクラッチ側のフェルトシールをオイルシールにコンバートするのに手こずっていました。 それと私の周辺で盗難事件です。詳細はこちら http //jellyroll.exblog.jp/17789608/ ここをどのくらいの人が見ているか解りませんが初見の方はご協力ください。 アルミの丸棒をこんな感じに段を付け 中ぐりして 突っ切り落としてトンボ(逆にチャックする事)してベアリングリテーナーが入る溝を付けて完成です。 結論から言うとオイルシールが付き出してクラッチセンターとぶつかるので駄目でした。なにせ間隔が7mmしかありません。 色々やってみるも無理と言う結論に至りました。 つーわけでフェルトに戻しますが元々のリテーナーはちょっとヤバスな構造なのでリテーナーと鉄板を曲げただけのダストシール?...
  • 近況報告20101209
    ...ムシャフトの軸受部、ギアボックスのメインシャフト軸受部などは柔らかい銅合金系ブッシュより焼きを入れて相当コチコチになっている方が減っている事が多々あります。 BMWのメカニックに聞いた話では最近のBMWのスモールエンドはめちゃくちゃ固い鉄みたいなブッシュが入っていてスモールエンド側は殆んど減らずピストンピンが減っている事が多いとの事。 BMWと言えば相当に理論的で合理的なメーカーですから摩耗した時に交換が大変なスモールエンドブッシュよりも簡単に交換できるピストンピンを摩耗させる作りにしているのでしょう。 今の国産車はどうなってるのでしょうかね? 中々答えの出ない所ですが恐らくはこすれ合う金属同士の相性、掛る力の大きさや種類、回転速度が摩耗の仕方に影響するのだと思います。 スモールエンドのようなあまり当たり面の変わらない揺動運動+ピストンを押し下げる程の高トルクでは砲金...
  • 旋盤ねぢ切り歯車選択方法
    ...しょうし既に戦前からギアボックスによる歯車自動選択が普通ですからねじ切り歯車をマニュアルで交換するような旋盤を使って無ければ知らなくて当然です。 またこの辺りを解説した書籍が現代では技能ブックス「ねじ切りのメイジン」位しかないのもイタイです。しかも1ページで簡単に解説しているだけなので解りにくい所もあります。 最近私と同型の旋盤を所有している知人からもこの辺りの質問を受けましたし近況で宣言した通りそろそろ真面目に書いてみたいと思います。 但しあくまで任意のインチねぢを切るときの歯車の選択方法の解説なのでねじの切り方等の話は割愛します、と言うか語るほど習熟出来てません。 あくまで旋盤のねぢ切りは出来るけど歯車の選び方が解らねぇという方向けでその他の部分は解っている事を前提で書いています。 つまりいつも通りある程度分かっている人以外は置いてけぼりなお話です。当サイトは今回も平常...
  • エンジン(bottom harf)
    タイミングカバー内は非常にシンプルな作りになっている。 クランク軸に取り付けられたピニオン(小型の歯車をピニオンと呼ぶ)に歯車と一体となったカムシャフトが噛みあい、両サイド上側にカムフォロワーが入る。基本的にはこれだけ。同じ頃のアリエルやAJSなどと同一の設計。 ただし特筆すべき点が2つあり、ひとつはクランクピニオンがバーニア式である事ともうひとつは可変カムタイミング機構を備えていると言う事である。 バーニア式とはカムタイミングより細かく調整するための機構。 通常カムギアを一歯ずらすと歯数によって変わるが概ね10度から15度はずれてしまう。 そこで位置決めのキー溝を歯車1山に対してずらした物を3つ切って微調整を可能にすると言うもの。 こうするとキー溝位置を変えれば1山の3等分で3度から5度刻みで変えられると言う事になる。 この機構はトライアンフの伝統で2気筒最期のT14...
  • プラグイン/ニュース
    ニュース @wikiのwikiモードでは #news(興味のある単語) と入力することで、あるキーワードに関連するニュース一覧を表示することができます 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_174_ja.html たとえば、#news(wiki)と入力すると以下のように表示されます。 メトロイド ドレッド攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【まおりゅう】最強パーティー編成とおすすめキャラ【転スラアプリ】 - Gamerch(ゲーマチ) 【グランサガ】リセマラ当たりランキング - グランサガ攻略wiki - Gamerch(ゲーマチ) Among Us攻略Wiki【アマングアス・アモングアス】 - Gamerch(ゲーマチ) マニュアル作成に便利な「画像編集」機能を提供開始! - ナレッジ共...
  • 近況報告20111229
    今日はエンジン下ろしてタイミングカバー開けたとこまで。 初割を期待してたんですが少なくともタイミングカバーまでは既に開通済みのようです。残念。 エンジンマウントはまさかの突っ張り棒方式! 90+のエンジンマウントは前と後ろの2つのみ。余程エンジン剛性に自信があるのでしょう。 前側は普通にスペーサーが左右に入りますが後ろ側は左右とも穴のあいたボルトに長ナットがスペーサー代わり。 ナットを緩めると全長が長くなって位置ががっつり決まります。 それに対して前側マウントフレーム側は何と長穴になっていてかなり位置決めがルーズです。 エンジン剛性に自信があればこその方法でしょうがこういった手法は生産性はもちろん整備性も上がる賢い方法かと思います。こういったやり口に英国車を感じますね。 しかし汚ねー、掃除してから写真撮れよバカ。 本当にすみません。 エンジン...
  • 近況報告20110203
    前回のとおり待望の旋盤が導入されました。長谷川機械製作所の3尺旋盤です。 欲を言えばもうちょっと大きい方が更にいろいろとイタズラできるのでよかったのですがトリニティースクールに置いてある同型の旋盤はそれなりに触って長谷川の小型旋盤の良さは判ってましたので導入に踏み切りました。 多少小さくとも知恵を絞って普通では出来ないような事をやるのも旋盤仕事の醍醐味。まあそんな感じに言い聞かせつつ去年末の28日に旋盤が当ワークショップにやってきました。 現在も色々とセッティング中でSDそっちのけでやってます。 まずは本命のインチねぢの作成だ、と思いつつ旋盤下の物入れの窓を開けるとコレットは一杯入っているのですがねぢ切り用の歯車が入っていません。 本体にはテキトーに90と100の歯車が付いています。本来は純正でもっとギアがあるはずですがこいつには付いてきていません。 アカン、これじゃイン...
  • ツインバレルキャブレター(操作編)
    スムーズに操作するに当たりやっておいた方が良い事を2つ。 まずエアレバーの遊びを適正に取った後開度2/3の部分に白ペンなどで線を入れておく。 エアの開度2/3は走行の基準になるのでしっかり目視できるようにすると良い。 あとはスロットルレバーを全閉にしてもスロットルスライドがちょっと開いている状態にする。所謂アイドリングの調整である。 普通のキャブレターでは当然アイドルスクリューが付くのでそこでアイドル調整をするのだがこのキャブレターにはそんな気の利いた機構は存在しない。 よってスロットル側のワイヤーアジャスターを調整し、スロットルレバーが全閉でもある程度スライドを引いている状態にしておかないとスロットルレバーを全閉にしたらエンジンが止まってしまう。 本当であればアダプターでも入れてアイドル調整出来るようにした方がスマートであると思うがこんな手抜きな方法でも問題は無いだろう。 ...
  • 近況報告20130310
    唐突ですが引っ越しました。 今度の物件は今流行りの元店舗物件、寿司屋とか花屋とか色々経て私の前は整体院だったらしいです。 一階の3分の2が店舗部で残りが台所、風呂、トイレで2階が住居部ってレイアウト。 今までは住居と作業場が別だったので住居で一息つくと作業場に向かうのが非常に億劫でしたがこれでバリバリ作業出来ますな・・・まぁ多分億劫になるのは変わりません。 それとこの物件一戸建てではなく4店舗がくっ付いた長屋になっており右隣はやってるのかやって無いのか判らない町の電気屋、左隣りは月一ペースでフリーマーケットが開催される謎のスペース、更に隣が絶対に一見では入れない地元密着型のスナックとなっています。 昔ながらのモルタル造りなので両隣の生活音が比較的筒抜け状態。まあ何と言うか顔の見えないシェアハウスって感じでしょうかね、今流行りのw。 新しい作業場はこんな感じです。 ...
  • 点火系、発電系
    SDの灯火に関しては灯火類一切無し、アセチレンランプ、エレクトリックの3種類が選択できた。 従って灯火なしとアセチレンランプ仕様はベースマウントのマグネトーのみが付きエレクトリック仕様には発電機が一体になったマグダイノが付く。 初期型SDのマグネトーは昔からの流れでドイツのボッシュ製。 ボッシュはマグネトーを一番最初に量産した会社で英国車でもVeteran,Vintage期の車両には装着率が高い。合理的かつ堅牢な作りで信頼性も高い。 しかしフロントブレーキがドラムになる頃にはルーカス製が標準で付いたようだ。 マグダイノの場合は最初からルーカス製が付いていたらしい。 この辺りは資料的なものが少ないのではっきりはしないが。 そしてこの標準で付いてきたであろうマグダイノはダイナモとマグネトーが完全に一体になって切り離せないタイプ。おまけにダイナモにはレギュレーターが付か...
  • 過去の追記
    20100908 Triumph Model SD エンジン(top harf)追記 ebayにてNOS(New Old Stockの略。所謂デットストック)Model H用鋳鉄ピストンを入手しました。 現在の所JP製アルミピストンで不具合が全くないので無理に交換するつもりは無いですがいづれオーバーホールの時にでも入れてみたい思います。 重いと評判のJP製ピストンと比べて更に重量が有り、エンジンフィーリングがかなり変わると思われるので本当はすぐさま入れたいのですが手間とお金が・・・。 ご希望が有れば写真を上げますがこのページは表立って公開していないので殆んど来訪者がいません。たまたま発見して興味のある人は公開依頼のメッセージを残して下さい。無ければめんどくさいので写真は上げません。 20100913 Triumph Model SD ブレーキ追記 最近リベンジ...
  • 近況報告20111205
    最近若い人たちのバイク離れが進んでいるようです。 と、こんな風に書くとどこぞのマスコミみたいですが私もそう思います。スクーター以外のバイクに乗っているのって私を含めてオッサンばっかり。 色々な原因があると思いますがその中の一つに不景気で金が無い、と言うのがあります。 最近トヨタが免許を取ろう、と30歳になったのび太青年に訴えてる訳のわからぬドラえもんのCMを打っていますがそのあたりの若者に免許を取らせ新車を買わせたかったら先ずトヨタが派遣や期間工をやめて全員正社員にしたら、とか思ったり思わなかったり。 まあそんな遠回りで穿った見方はさておき私が高校生だった頃はバイトをガンガンやって稼いだ金を殆どバイクに突っ込んでいるなんて同級生が数多くいました。 かく言う私もそんなバイククレイジーな連中程酷くありませんでしたがバイトして稼いだ金の多くをバイクに突っ込んでいました。 現代でも殆ど...
  • 近況報告20101218
    SDは部品の上がり待ちの為停滞中。 代わりと言う訳ではありませんがちょっと変わり種の依頼を頂きその準備をしてました。スペシャルフレームに積んだTriumph750ccの車検を取る為のセッティングです。 この車両には現代生産のAmal concentric Mk2キャブレターが装着されています。コレがまたセッティングが出ません。 Amal社の歴史は1920年代後半数多く存在した英国内のキャブレター製造メーカーが合併し統合された所から始まります。 まず最初に各メーカーが持っていたノウハウを集結し、別体キャブとかプレモノブロック等と呼ばれる200番台の番号を与えられたキャブレターを1920年代後半から製造します。 このキャブレターは細かく口径を調整できるように真鍮製のジェットブロックと呼ばれるキャブの中心部分と本体と切り離す方式を採用し、低開度用のパイロット経路と混合比調整用のジ...
  • 近況報告20120113
    今日はフロントフォークです。 ラジオドロリックフォークと呼ばれるリーディングリンク式フロントフォーク。なぜラジオなのか良くわかりません・・・(電波ゆんゆんな構造だからかなw) ガーダーフォークからテレスコピック式へ移行する間の混乱に紛れて作りました感満点です。 テレスコピックの直線運動と違い回転運動になりますがアームが結構短いので実際に乗ってのサスの効き方は大分違いそうです。 それにしてもフォークの太さよ、此処の剛性は凄そうです。ただそれに反比例するかのようなトップ&ボトムヨークの貧弱さ。ボトムヨークは一体でトップが付いてないと簡単にしなります。 これってフロント剛性の低下に繋がるんでは?と思うんですが。 横からの写真。アームはあまり長くないですね。 先ずは下側のアルミキャップを外します。 適合サイズのソケットが無くモンキーレンチで外そ...
  • ダミーリム方式ブレーキ論
    ダミーリム方式のブレーキについてある程度の結論が出たのでまとめてみます。 ダミーリム方式のブレーキの問題点は大きく分けてブレーキロック問題と効きが悪いという2点に集約されると思います・・・というかブレーキなので問題っていうとコレくらいしかないんですが。 この手のブレーキが付いた車輌に乗る人は大体どちらかの問題、もしくは両方ともに悩まされています。 まずはブレーキの基本、リーディングとトレーリングについておさらいします。 回っているダミーリムにブレーキシューを押しあて、制動力を得る訳ですがダミーリムの回転方向に対してブレーキシューの支点から前側をリーディング、後ろ側をトレーリングと呼びます。 特性としてブレーキシューをリムに押し当てるとリーディング側はリムに食い込む方向に押す力が働き反対にトレーリング側は反発する方向に押す力が働きます。これは力学の基本ルールで、このよ...
  • 近況報告20101231
    依頼品が全て帰ってきました。 風邪気味でちょっとダルイ事も有りゆっくり作業します。 まずはスモールエンドの組みつけ。 前回はかなりキツメの嵌め合いでしたが意図的に嵌め合いを緩く制作してもらいました。 ブレーキクリーナーでかんかんに冷やすと手で押し込めるくらいの嵌め合いです。 試しに手でコンロッドに嵌めた状態のままスモールエンドブッシュをちょっと温めるときっちり嵌りました。 本意ではないのですが緩み止めのおまじないとしてロックタイトを塗っておきます。 アレを塗ると隙間が埋まって嵌め合いがきつくなってしまうので出来れば避けたかったのですが冷し嵌めとは言え嵌め合いが緩いのは流石に怖いです。 当然ピストンピンとのガタも多めで作ってもらいました。 スモールエンドが嵌ったら次はピストンの組みつけ。 鉄ピストンのピストンピンはサークリップ等を使わない完全圧入方式。これまた...
  • 英国螺子基礎知識
    ネジの基本知識はモーターサイクルを弄るにあたって必須の知識である。 しかしインチネジ、とりわけイギリスインチはメトリック圏の日本人にはなじみが薄く、既に本国でも本道の規格から外れており、最低限の知識ですら正しく喧伝されていないように思う。 私自身人に教えられるほどの知識は無いと言って良いが最低限の知識位はあると思っている。 この項では英国車を弄るにあたって最低限必要なネジの話をしてみたい。 しかしながら素人ゆえの間違いも多々あろうかと思いますので間違いの指摘などありましたらガンガンお願いします。 1 ネジはなぜ締まるのか? この問いに一言で明快に答えられる人は案外少ないのではないでしょうか。 一言で言えば「ネジ座面に摩擦力が働くから」で間違っていないと思います。 (ネジ座面:ネジの締め付け対象物と当たる面の事) ネジが締められてネジ頭が対象物にぶつかると対象物...
  • ブレーキ
    まずはフロントブレーキ。 最初期のSDは自転車と同じブレーキシューをリムに押し当てて止めるスティラップドタイプ。 その後、少なくとも22年にはドラムブレーキに強化される。 ガーダーフォークのページでも書いたがここはトライアンフ社製ではなくウェッブと云う会社の物。 やや特殊な構造になっており、通常コイルスプリングで2つのシューの台座を引っ張る所をこのブレーキではライニングの内側にc型をしたばねが入り台座を押している。 完全にばらす場合はライニングのカシメを落とさなければならないと言う面倒な構造。 張り替える場合はばねをはめて台座が2個付いた状態でライニング屋に依頼すれば現在主流の接着工法で張り替えてくれる。 ハンドルのエンドから生えるインバーテッドレバーからハンドルの中をケーブルが通り、ハンドルの中心に空いた穴から外にでる。 ガーダーフォークにケーブルの受けが付いてそこ...
  • ガーダーフォーク
    ガーダーフォークは左右に小さなスプリングが付くタイプ。 フロントドラムがウェッブ製なので恐らくフォークもウェッブ製と思われる。 幅や各部の間隔は妙に広く全体的に大柄なSDにマッチしたサイズになっている。 スプリングはダンパー無しタイプとダンパー有りのタイプの2種類が存在する。 どうやら舗装率の高い本国などではダンパーが無くスプリングの径のみを変化させてサージング防止をしたダンパー無しタイプが主で 日本向けなどの場合は舗装率などを考慮し、径の大きいストレートのスプリングにダンパーが付くタイプが多いようだ。 このSDもダンパーが付いたタイプである。 各スピンドルの給油はオイルで行う。 5か所にオイルカップが付いていてそこにオイルを差す。 見た目はやはりオーセンティックなオイルカップが良いが性能的にはグリスニップルに換装してグリス給油式にした方が良いとは思う。 取...
  • 近況報告20110828
    今日は久々にSDに乗り、思いのほかの好調ぶりにびっくり。 最近は暑さに負け、乗りも弄りもしてなかったのですが完璧を目指して必要以上に弄るよりちょっと放置位が良いのかもしれませんw。 そして出かけた先は白田工機とトリニティースクール。 白田工機では余剰品の工具類を譲って頂きました。ありがとうございます。白田氏のSDも緩やかながら進んでいるようで今後が楽しみです。 んでトリニティースクールに行くと幾分か過ごし易い気温に誘われてなのかいつもの不良?メンバーが勢揃い。 更にはアールテック社長まで登場しブログにリンク貼って頂いてありがとうございましたと言われて最初は何の事かさっぱりわかりませんでしたがちと考えてこのWikiのリンクの事と理解しました。 こんな適当なWikiが勝手にリンク貼ってすみません。 アールテックの社長さんは表面は穏やかですが内は日本の職人魂を受け継いでいる熱...
  • 入手の経緯
    Triumph model SDは予てより狙っていた一台であった。 旧車の知り合いに事あるごとに何か出物のサイドバルブ車は無いですか?と声を掛けていた。 ある日何の前触れも無く20年代のトライアンフの売りがでたよ、と知り合いから連絡が入る。 その知り合いが結構なマニアの方に何か無い?と聞いてくれたようで、持て余している数台を売っても良いよ、と返事を貰ったとの事だった。 その車両は 1925 Triumph Model SD 1928 Triumph Model TT の2台。 しかもSDに関してはオリジナル度が高く、状態は最高という話。 そりゃもう大興奮。狙っていたSDが出てきてなおかつ状態は最高となれば無理にでも買っておかないと後悔する。 人生は短い物だぞ、手に入れておけ。と頭の中でドンファンが囁く。 そして都合を付けて現車の確認を紹介してくれた知り合い...
  • 近況報告20120108
    ソケットが都合出来たのでエンジンの続きへ行きます。 結局トリニティースクールに適合サイズ(3/4WW)が無かったので注文でもするかと調べてみると3/4WWは対辺32.9mmとの事。 33mmでもあれば使えそうだなあ、とダメ元で調べたら普通に存在してました33mm。 早速工具屋へ買いに行きました。 長らく足止めをさせていたナットとの嵌め合い具合は最高。ばっちりです。 サクッとナットが外れました(本当は結構硬かったケド)。 乾式単板のクラッチはバイクと言うより車に近い感じですね。 クラッチプレートは結構ギリギリ。もう少しでライニングを止めるリベットがクラッチハウジングとこんにちはします。要交換。 予想通りテーパーでした。プーラーが掛かる外側のねじは5/16BSF。私がSD用に作った奴がそのまま使えました。 で、テーパー超硬い。ちょっと締めては叩...
  • 近況報告20101205
    なぜ鉄ピストンが良いのか? 隠れた所のおしゃれです。以上。 とまあ理由はこれだけでも十分ちゃあ十分なのですがそれだけでは有りません。一応理由があるので今回はその辺りを掘り下げまする。 ピストンを本来は入るモノに交換して得られる最大の利点は何と言ってもクランクバランスが正しくなるという点でしょう。 ピストンと言う物体は往復運動と言う宿命から必ず振動を発生します。それを緩和する為に回されるクランクにはクランクバランスという名の加工が施されています。 クランク(フライホイール)は回転運動を維持する為のはずみ車ですから基本的に新円でビックエンドを考えなければどの位置でも重量の釣り合う新円で有るのが好ましくなります。 しかし実際はビックエンドと言う名の重量物でクランク左右は連結され、ピストンと言う名のオモリが激しく上下に往復します。 その為、ただクランク(フライホイール)単体で新...
  • ツインバレルキャブレター(構造編)
    まずは分解図を参照。 エアスライドとスロットルスライド2つのスライドの間にジェットが入る。以上。 構造は非常に単純。 通常のニードル入りのキャブレターがスライドの動きにより総吸入量を調整、ジェットニードルにより混合比を調整する物に対し このキャブレターではガソリン供給量は常に一定、エアスライドにより混合比を調整、スロットルスライドによって総吸入量を調整するものである。 構造が単純で混合比を自分で調整出来る事も有り相当使い込まなければ修理の必要はないだろう。 ただし唯一のガソリン供給口であるメインジェットのチェックは厳しく行った方が良い。 付いているジェットの穴が目視で真円が出てなければ自分で作る。 楕円になったジェットと真円のジェットを使い比べれば判るがスムーズさが段違い。 作り方 先ず純正ジェットの寸法、高さや径などをしっかり書き留め...
  • 近況報告20120116
    ダグラスプロジェクト、徐々にですが進行中です。 本日はトリニティースクールで散乱していた本棚を整理しダグラスの資料を根こそぎ奪って来ました。(当然校長の許可は貰ってますよ) ヲイヲイ、マニュアル類有るじゃねーか・・・頼んじゃったよ。 BMSへのマニュアル注文はうやむやになる事を希望w。 で、英語はかなり弱めなので資料本等をサクサク読み解きダグラス社の全てを解ったつもりになりたいのですがそうは中々行きません。 取り敢えず必要な部分のみを読み解き、色々と解った事を整理します。 先ずは書き込みのあったフロントフォークですがご指摘の通り”Radiadraulic"である事が判明しました。電波ゆんゆんでは無かった模様。 資料によると第二次大戦直後に新しい車体用としてトーションバーを用いたフロントサスペンションを開発するもキャッスルフォークの特許に抵触して販売...
  • プラグイン/アーカイブ
    アーカイブ @wikiのwikiモードでは #archive_log() と入力することで、特定のウェブページを保存しておくことができます。 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/25_171_ja.html たとえば、#archive_log()と入力すると以下のように表示されます。 保存したいURLとサイト名を入力して"アーカイブログ"をクリックしてみよう サイト名 URL
  • 近況報告20110107
    SDピストン交換から300キロ程度走りました。 スゲー調子良いです、と言いたい所ですがつまらないトラブルが出て困ってます。 と言うのも今回のピストン交換に合わせ点火時期を取りなおした際にフェイスカム方式マグネトーのポイントベースの雌ネジが死にました。 ココは以前からなめ易い部分として有名で私も過去2回ポイントベースを駄目にしています。 何の変哲もないアルミに多分4BAであろうネジが切ってあるのですがおよそ3ミリ程度しかないネジにポイントギャップの微調整で無理が掛り簡単になめます。 フェイスカムのポイントベースが駄目になるのは既知の事なので最近作られたポイントベースセットを確保してあったのですがコレがまた終わってます。 マグネトーとの嵌め合いにガタが有ってはいけないのにガタガタ。 オリジナルがアルミなのに対し最近の奴は真鍮製で重い。 ピックアップ注油用のコットンは省略。...
  • 近況報告20111228
    前回宣言した様に本日新プロジェクトが遂に始まりました。 車両はDouglas90Plusと言う奴です。 運ぶのを手伝ってくれたU兄貴、本当にありがとうございました。また遊びに来てください。 んで取り敢えず細かい事は抜きにして写真です。 水平対向です。BMWぢゃありません。 私程度がいきなり上から目線で歴史を語っても仕方がないのでDouglas社の歴史は各自調べてください。 めんどくさいのでお前が調べて発表しろ、と言う意見があれば弊社としても検討いたしますが。 でこの90Plusって奴はこう見えて相当レアで世界的にも数十台現存、日本には2台のみと言う噂です。 そんなものを私が弄って良いのでしょうかね?まあ誰も欲しがらないだろうし良いよな。 と言うわけで相当唐突に始まった新プロジェクトですがSDをやってた頃の真面目な口調は止めにして素に戻りま...
  • 近況報告20120414
    シリンダーとシリンダーヘッドが一体の所謂タコツボシリンダーにはバルブアクセスのためのキャップが付いています。 一部の車両にはプラグが入る吸気側と違い何も付かず熱量が大きな排気側に放熱フィンを付けたものがあります。 その形状から通称「仏塔」と呼ばれ効果の程は不明ながらその独特の風貌から仏塔の付いていないタコツボシリンダーユーザーから羨望を集めています。 とまあかなり大げさに書きましたが私好きなんですよね、アレ。 んで勢い余って純正の排気側バルブキャップに真鍮で造った仏塔をブっ差していましたがちょっと前にバルブキャップが外れずソケットレンチを入れるために破壊してしまいました。 で先日思いがけずぶっといリン青銅の丸棒を入手したのでこれを肴に丸ごと削り出しの仏塔を作ってみる事に。 入手したリン青銅丸棒は70×150。アルミだと大した重量ではありませんが鉄より遥かに重い...
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