【チェーンエクゾ】

チェーンカードを活用してエクゾディア完成を狙うデッキ

《封印されしエクゾディア》
闇属性/魔法使い族/効果
レベル3 ATK 1000/DEF 1000
このカードと「封印されし者の右足」「封印されし者の左足」「封印されし者の右腕」「封印されし者の左腕」が手札に全て揃った時、デュエルに勝利する。

《地母神アイリス》
光属性/天使族/効果
レベル6 ATK 2400/DEF 1200
チェーンが3つ積まれた場合、自分のデッキからカードを1枚ドローする。
同一チェーン上に複数回同名カードの効果が発動されている場合、この効果は発動できない。

《積み上げる幸福》
通常罠
チェーン4以降に発動する事ができる。
自分のデッキからカードを2枚ドローする。
同一チェーン上に複数回同名カードがチェーンされている場合、このカードは発動できない。

チェーンカードとは、チェーンの数に関連した効果を持つカードのこと。
これらのカードでドローを上乗せしてエクゾディアを目指す。

サンプルレシピ

モンスター(12枚)
封印されし者の左腕
封印されし者の左足
封印されし者の右腕
封印されし者の右足
封印されしエクゾディア
地母神アイリス×2枚
光帝クライス×3枚
バトルフェーダー×2枚

魔法(7枚)
死者蘇生
死皇帝の陵墓×3枚
テラ・フォーミング
サイクロン×2枚

罠(21枚)
無謀な欲張り×2枚
八汰烏(ヤタガラス)の骸×3枚
転生の予言
積み上げる幸福×3枚
強欲な瓶×3枚
強制脱出装置×3枚
強制終了×3枚
ゴブリンのやりくり上手×3枚

構築・戦術

●ひたすらドロー

エクゾディアを使う性質上とにかくドローを重ねる必要がある。
幸いにもフリーチェーンでドロー効果を持つカードは多数存在するため、チェーンを積みながらドローという戦法自体は簡単である。
《積み上げる幸福》や《地母神アイリス》の効果を使えばアドバンテージも稼げるため、うまく流れに乗れば面白いようにドローできるようになる。

しかしこの手のドローブースト型のエクゾディアデッキの問題点として、初手でエクゾディアパーツが揃いすぎるとコンボ用のカードがその分手札に来るのが遅れてしまい、思うようにデッキが回らなくなる。
揃えなければ勝てないけど早く揃いすぎると邪魔になる・・・嫌なジレンマである。

チェーンとドローを上乗せするカードとして優秀なのが《光帝クライス》。
このカードが登場した当初から使われたお決まりのコンボ、「クライスターボ」。このデッキでも大いに活躍する。
「クライスターボ」とは、《光帝クライス》の効果にチェーンして破壊対象に選択したカードを発動させることでアドバンテージを稼ぐコンボである。
例えば、《光帝クライス》の召喚時にセットされた2枚の《強欲な瓶》を選択し、これにチェーンして2枚の《強欲な瓶》を発動すれば、《強欲な瓶》と《光帝クライス》の効果が両方適用されて、合計4枚ドローできる。

《地母神アイリス》、《光帝クライス》は共に上級モンスターであるため、召喚サポートが必要になってくる。
《死皇帝の陵墓》で召喚するのが最も手軽だろう。

上級モンスターが加わることで事故の危険性も高く、《死皇帝の陵墓》によってライフの消耗も激しくなるため、扱うのが難しいデッキである。

●こんなカードでも水増し

もうひとつこのデッキで欠かせないのが《強制終了》。
先に述べたとおりライフ消費が激しくなるため、相手の攻撃にはかなり脆くなる。
《強制終了》は自分フィールド上のカードを墓地に送ることで、バトルフェイズを文字通り強制終了させてしまうカードである。
一見墓地に送れそうなカードがないように見えるが、《強制終了》は効果の発動にもチェーンブロックを作ることができ、かつバトルフェイズ中ならいつでも発動可能という裁定が出ている。

どういうことかと言うと、例えば《強制終了》が表側表示で存在しており、《強欲な瓶》がセットされているとする。
こうすると相手のバトルフェイズ時、《強欲な瓶》を発動させ、その《強欲な瓶》を墓地に送って《強制終了》の効果を発動するということが可能なのである。
防御しながらチェーン数も稼げるという相性抜群のカードというわけだ。
もちろん発動した《強欲な瓶》は問題なく効果が適用される。

さらに効果的なのが《ゴブリンのやりくり上手》とのコンボ。
《ゴブリンのやりくり上手》にチェーンさせて《非常食》や《サイクロン》を使い、効果解決時に《ゴブリンのやりくり上手》が墓地にある状態にして効果を適用することでドロー枚数を上乗せするコンボ、通称「やりくりターボ」。
このコンボが《強制終了》でも可能なので、さらにアドバンテージを稼ぐことが可能だ。

●そのカードはやめて

罠カード中心のデッキとなると付き物なのが天敵である《王宮のお触れ》の存在。
これを発動されてはこのデッキはほとんど止まってしまう。
《サイクロン》が無制限カードになり以前より対処しやすくなったのは幸いだが、そう都合よく引けるとも限らない。
周りに《王宮のお触れ》を投入している人が多くいるのであれば、対策カードとして《ダブル・サイクロン》や《ツイスター》を追加するのもいいだろう。
《光帝クライス》で破壊するのもいいが、相手にドローさせるリスクもあるため、できれば使いたくないところである。

また《王宮のお触れ》以上にどうにもならないのが《人造人間-サイコ・ショッカー》。
最近では見る機会も減ったが、こいつに出くわすと最悪の一言。
モンスターであるため当然《サイクロン》なんかは通用しない。
おまけにこちらの《死皇帝の陵墓》を利用されて召喚されてしまっては笑えない。
このデッキの場合、対処法は《光帝クライス》の効果で破壊するか、相撃ちを狙うしかなくなる。
対策カードを入れるのであれば、魔法・罠カードゾーンを圧迫しないモンスター効果での除去を狙いたい。
《サイバー・ドラゴン》を投入して《キメラテック・フォートレス・ドラゴン》に巻き込むと、壁モンスターも残せるのでオススメ。
ドロー効果も期待して《八俣大蛇》を使うという荒技もあるが、さすがに事故が怖くなるうえにライフ消費が洒落にならなくなる。

●カスタマイズ案

私としては《地母神アイリス》を使いたくてこのデッキを組んだのだが、安定感を高めたいのであれば「クライスターボ」に特化するほうが強力。
この場合、召喚サポートに《死皇帝の陵墓》ではなく《不死武士》を使うという手もある。
戦士族であるため《不死武士》の自己再生の邪魔になることはなく、加えて《不死武士》を《強制終了》のコストとして使うこともできる。
《戦士の生還》を使えば《光帝クライス》の再利用も容易だ。
最終更新:2011年09月01日 21:04
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。