相手モンスターのレベルを変更し、相手を翻弄しながらフィールドをコントロールする。
《デビリアン・ソング》
永続罠
このカードがフィールド上に存在する限り、相手フィールド上に表側表示で存在する全てのモンスターのレベルは1つ下がる。
《妖怪のいたずら》
通常罠
フィールド上に表側表示で存在する全てのモンスターのレベルはエンドフェイズ時まで2つ下がる。
また、墓地に存在するこのカードをゲームから除外する事で、フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体のレベルをこのターンのエンドフェイズ時まで1つ下げる。
この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動する事ができない。
《憑依するブラッド・ソウル》
闇属性/悪魔族/効果
レベル3 ATK 1200/DEF 800
このカードを生け贄に捧げる。相手フィールド上でレベル3以下の表側表示モンスター全てのコントロールを得る。
サンプルレシピ
モンスター(21枚)
憑依するブラッド・ソウル×3枚
霧の王
魅惑の女王 LV3×3枚
神獣王バルバロス×3枚
ナノブレイカー×2枚
トラゴエディア×2枚
ダーク・アームド・ドラゴン
ゾンビキャリア
クリッター
キラー・トマト×3枚
BF-疾風のゲイル
魔法(7枚)
大嵐
死者蘇生
闇の誘惑
ブラック・ホール
サイクロン×3枚
罠(12枚)
妖怪のいたずら×3枚
無力の証明×2枚
聖なるバリア-ミラーフォース-
激流葬
リビングデッドの呼び声×2枚
デビリアン・ソング×3枚
エクストラデッキ
A・O・J カタストル
No.17 リバイス・ドラゴン
No.39 希望皇ホープ
TG ハイパー・ライブラリアン
インヴェルズ・ローチ
ガチガチガンテツ
スクラップ・デス・デーモン
スクラップ・ドラゴン
スターダスト・ドラゴン
ブラック・ローズ・ドラゴン
ミスト・ウォーム
メンタルスフィア・デーモン
レッド・デーモンズ・ドラゴン
氷結界の龍 トリシューラ
氷結界の龍 ブリューナク
構築・戦術
●海を渡ってきた妖怪
《デビリアン・ソング》や《妖怪のいたずら》でレベルを下げ、相手のシンクロ召喚やエクシーズ召喚を妨害する。
さらに相手モンスターを低レベル化させることで、《憑依するブラッド・ソウル》や《ナノブレイカー》などの低レベルメタの効果をもつモンスターとのコンボに繋ぐ。
注目は《妖怪のいたずら》。
海外先行登場のカードで、レベルを一気に2つもダウンさせられる。
せっかく素材を展開してもシンクロ召喚を妨害してしまえばフィールドに残るのは雑魚モンスターだけとなる(必ずしも、ではないが)。
このカードの来日がこのデッキの成立のきっかけとなったと見ていいだろう。
他にレベルダウンの効果をもつカードとして、《降格処分》や《スター・チェンジャー》、《寂々虫》なども存在する。
バランスをみて必要なものを採用していこう。
●まとめていただく
もう一つのキーカードは《憑依するブラッド・ソウル》。
レベル3以下の相手モンスターのコントロールを全て奪うという高ポテンシャルなカード。
そのままでは効果発動の機会はなかなか生まれないが、意図的に相手モンスターのレベルをコントロールするこのデッキとの相性は抜群。
シンクロ・エクシーズ召喚を妨害された挙句、素材として並べたモンスターをまとめて奪われようものなら相手としてはたまったものじゃないだろう。
他にも《ナノブレイカー》や《魅惑の女王 LV3》など、普通のデッキではなかなかお目にかかれない珍しいカードが活躍する。
サンプルレシピには採用しなかったが、《メサイアの蟻地獄》とのコンボも有効。
●餌も多いが天敵も多い
しかしこのデッキは基本的に低レベルモンスターをメタるのが基本コンセプトとなる。
そのため、高レベルモンスターが乱発される【スキドレSin】や【レダメビート】などには効果がない。
また、シンクロ召喚・エクシーズ召喚の妨害は可能だが、【ジェムナイト】や【インヴェルズ】のようにそれらに頼らないデッキも多く、そういったデッキにはレベルダウンも無意味である。
一方で、元々低レベルモンスターを多用する【ジャンクドッペル】や【おジャマ】、【サクリファイス】、【伝説の都アトランティス】などには強い。
機皇帝なんかは絶好のカモであり、それらを《憑依するブラッド・ソウル》で奪ってしまえば相手の青い顔が目に浮かぶであろう。
非常に得手不得手がはっきりしたデッキであり、相手に依存する面が強い。
安定した勝利はまず望めない。
ただし前述したとおり他では見られないカードが活躍するため、インパクトが強いのが特徴。
コンボが見事決まれば多大なアドバンテージを得られる可能性もあるため、決して侮れない。
最終更新:2011年12月25日 20:48