【凡骨パワーボンド】

ハイリスクハイリターンとはこういうことをいう。

《凡骨の意地》
永続魔法
ドローフェイズにドローしたカードが通常モンスターだった場合、そのカードを相手に見せる事で、自分はカードをもう1枚ドローする事ができる。

《パワー・ボンド》
通常魔法
手札またはフィールド上から、融合モンスターカードによって決められたモンスターを墓地へ送り、機械族の融合モンスター1体を融合デッキから特殊召喚する。
このカードによって特殊召喚したモンスターは、元々の攻撃力分だけ攻撃力がアップする。
発動ターンのエンドフェイズ時、このカードを発動したプレイヤーは特殊召喚したモンスターの元々の攻撃力分のダメージを受ける。(この特殊召喚は融合召喚扱いとする)

《キメラテック・オーバー・ドラゴン》
闇属性/機械族/融合・効果
レベル9 ATK ?/DEF ?
サイバー・ドラゴン+機械族モンスター1体以上
このモンスターは融合召喚でしか特殊召喚できない。
このカードの融合召喚に成功した時、このカード以外の自分フィールド上のカードを全て墓地へ送る。
このカードの元々の攻撃力と守備力は、融合素材にしたモンスターの数×800ポイントの数値になる。
このカードは融合素材にしたモンスターの数だけ相手モンスターを攻撃する事ができる。

サンプルレシピ

モンスター(21枚)
大木人18(インパチ)×3枚
機械軍曹×3枚
メカ・ハンター×3枚
バトルフットボーラー×3枚
サイバー・ドラゴン×3枚
X-ヘッド・キャノン×3枚
V-タイガー・ジェット×3枚

魔法(19枚)
凡骨の意地×3枚
封印の黄金櫃×2枚
大嵐
手札断殺×3枚
リロード×3枚
ビッグバン・シュート
パワー・ボンド×3枚
サイクロン×3枚

罠(0枚)

エクストラデッキ
キメラテック・オーバー・ドラゴン×3枚
キメラテック・フォートレス・ドラゴン×3枚
サイバー・ツイン・ドラゴン

構築・戦術

●安定感なんぞいらん

コンセプトは《キメラテック・オーバー・ドラゴン》による1ターンキルである。
普通の人なら【未来オーバー】を使うところだが、このデッキでは別のやり方を使う。
その方法は《凡骨の意地》で手札を溜め込み、《パワー・ボンド》で手札融合を行う。

当然ながら安定感は低い。
まずそもそも《凡骨の意地》を引けなければ動かないし、引いたとしても《サイクロン》等で破壊されたら意味なし。
やり過ごしたところでその後のドローは基本的に運次第なため、都合よく《サイバー・ドラゴン》や《パワー・ボンド》が来るとは限らない。
コンボ完成に特化したデッキであるため、相手の行動を封じる手段は皆無。
そして融合召喚に成功しても攻撃が通らなければ《パワー・ボンド》の自爆ダメージが飛んでくる。
とにかくリスクの塊である。

そのリスクがでかい分、見事コンボが完成した際は《キメラテック・オーバー・ドラゴン》の攻撃力は恐ろしい値になる。
いわば最後の一撃のインパクトのためだけに全てを捧げたデッキなので戦術なんぞどこ吹く風なんである。

●力不足は否めない

それでも組むつもりなら少しでも戦える構築にはしておきたい。
《凡骨の意地》はドローフェイズ時に効果でドローした場合でも追加ドローできる。
速攻魔法である《手札断殺》や《リロード》を交えれば追加ドロー枚数を増やせるようになるのでフル投入しておきたい。
また、肝心の《凡骨の意地》を確実に手札に加えるために《封印の黄金櫃》でのサーチも視野に入れよう。
ただ、あまり魔法や罠を投入しすぎると《凡骨の意地》でのドローがストップしやすくなるので、最低でもモンスターが20枚以上入るスペースは確保しておきたい。

さて、肝心の融合素材となるモンスターであるが、もちろん《サイバー・ドラゴン》はフル投入。
仮に《キメラテック・オーバー・ドラゴン》の融合召喚でも止めが刺せそうにない場合は《サイバー・ツイン・ドラゴン》等に切り替えることも考えておく。
あとは通常モンスターだが、アタッカーとして使えるのは攻撃力1850の《メカ・ハンター》や1800の《X-ヘッド・キャノン》、ブロッカーは守備力2100の《バトルフットボーラー》がいる。
それ以外のモンスターとなるとどれも中途半端なステータスのモンスターばかりなので攻めも守りも脆い。
先に述べたとおり安定感には全くと言っていいほど期待できないため、勝つにしても負けるにしても簡単に決着がついてしまう。
この辺はデッキの性質として割り切る他ない。

●ジュウサンレンダァァ!

《パワー・ボンド》での融合召喚により通常の《キメラテック・オーバー・ドラゴン》の2倍の攻撃力を叩き出すことができるため、相手フィールド次第では3~4体での融合召喚でも十分な攻撃力を得られる。
でもできることならありったけの機械族を使って爆発的な攻撃力を出してみたいものである(でなきゃこのデッキ作った意味がない)。

ちなみに赤羽神言が実際に出したことある最高記録は攻撃力20800×13連打可能な《キメラテック・オーバー・ドラゴン》。
もちろんそんな攻撃することは絶対にないが、インパクトは絶大である。
この記録を超えたっていう人はご一報を(笑)。
最終更新:2011年09月01日 21:02
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