あるお方から紹介され、その驚愕のフィニッシュに度肝を抜かれたデッキです。
ファンデッキに入れていいのか迷いましたが、非常に興味深いのでここで紹介したい。
ちなみにデッキタイトルは赤羽神言が勝手に命名。…あまりいいのが思いつかなかった。
《光神テテュス》
光属性・天使族・効果
レベル5 ATK 2400/DEF 1800
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、自分がカードをドローした時、そのカードが天使族モンスターだった場合、そのカードを相手に見せる事で自分はカードをもう1枚ドローする事ができる。
《マジックテンペスター》
闇属性・魔法使い族・効果
レベル6 ATK 2200/DEF 1400
チューナー+チューナー以外の魔法使い族モンスター1体以上
このカードがシンクロ召喚に成功した時、このカードに魔力カウンターを1つ置く。
1ターンに1度、自分の手札を任意の枚数墓地へ送る事で、その枚数分だけ魔力カウンターを自分フィールド上に表側表示で存在するモンスターに置く。
また、フィールド上に存在する魔力カウンターを全て取り除く事で、その個数×500ポイントダメージを相手ライフに与える。
サンプルレシピ
モンスター(23枚)
緑光の宣告者×3枚
大天使クリスティア×2枚
朱光の宣告者×3枚
紫光の宣告者×3枚
光神テテュス×3枚
マスター・ヒュペリオン×3枚
ヘカテリス×3枚
The splendid VENUS×3枚
魔法(17枚)
貪欲な壺
打ち出の小槌×3枚
神の居城-ヴァルハラ×3枚
死者蘇生
簡易融合(インスタントフュージョン)×3枚
リロード×3枚
トレード・イン×3枚
罠(0枚)
エクストラデッキ
カオス・ウィザード
マジックテンペスター
音楽家の帝王
構築・戦術
●天使族と見せかけて
一見すると《光神テテュス》を軸とした天使族デッキに見える。
しかしこのデッキでの天使族の役割はただの手札コスト。
ホントの切り札は《マジックテンペスター》。
《光神テテュス》の効果で手札を溜め、《マジックテンペスター》の効果で魔力カウンターに変換し、バーン効果で相手のライフを焼き切ってしまう。
天使族で固めたと見せかけてまさかのフィニッシャー出現に相手は驚愕すること間違いなし。
このデッキの恐ろしいところは、コンボカードが揃いさえすれば先攻1ターンキルすら可能になること。
実際に達成するのは簡単ではないのだが、その凶悪性はあの【ドグマブレード】を彷彿とさせる。
●無理に狙わずとも
1ターンキルを狙うには《光神テテュス》でのドローブーストが不可欠である。
特定カードに依存したコンボが不安定なのはご存知のとおり。
しかしコンボ完成にこそ難があるものの、上級天使を多く抱えており、かつ《神の居城-ヴァルハラ》での特殊召喚をメインとしているため、ある程度はそのままでも戦える。
《大天使クリスティア》が出せれば特殊召喚封じによって相手の展開を妨害でき、また《朱光の宣告者》たちの効果で相手のカードを無効にしていけばよい。
上のサンプルレシピでは採用していないが、シンクロモンスターを他にも投入しておけば《簡易融合》と合わせてより戦術の幅が出る。
ただ、あくまでそちらでの戦闘が本分なのではなく、保険程度に考えておきたい。
●多少の妨害は撥ね退ける
三種類の「宣告者」をフル投入しているため、多少相手からの妨害があってもある程度なら対処できる。
《マジックテンペスター》で焼き尽くそうとしたところを《エフェクト・ヴェーラー》を撃たれた、なんてことがあっても心配はいらない。
ただし、それでも手札コストが足りなければ意味が無いので《光神テテュス》でのドローは余裕を持って可能な限り引いておきたい。
最終更新:2011年09月01日 22:08