【儀式天魔神】なんてデッキがあるならこういうのがあってもいいだろう。
《天魔神 エンライズ》
光属性/天使族/効果
レベル8 ATK 2400/DEF 1500
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地の光属性・天使族モンスター3体と闇属性・悪魔族モンスター1体をゲームから除外した場合のみ特殊召喚する事ができる。
フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体をゲームから除外する事ができる。
この効果を発動する場合、このターンこのカードは攻撃する事ができない。この効果は1ターンに1度しか使用できない。
サンプルレシピ
モンスター(25枚)
破壊神ヴァサーゴ
天魔神 エンライズ×3枚
堕天使マリー×3枚
心眼の女神
沼地の魔神王×3枚
慈悲深き修道女×3枚
シャインエンジェル×3枚
コーリング・ノヴァ×3枚
クリッター
オネスト
E・HERO プリズマー×3枚
魔法(11枚)
貪欲な壺
融合×3枚
未来融合-フューチャー・フュージョン
死者蘇生
ミラクル・フュージョン
ブラック・ホール
サイクロン×3枚
罠(4枚)
奈落の落とし穴×2枚
聖なるバリア-ミラーフォース-
リビングデッドの呼び声
エクストラデッキ
E・HERO The シャイニング×2枚
E・HERO アブソルートZero×2枚
E・HERO ガイア
V・HERO アドレイション
V・HERO トリニティー
聖女ジャンヌ×3枚
構築・戦術
●必要なのは愛です
このデッキは《天魔神 エンライズ》を使うことを前提にして作ったデッキである。
《天魔神 エンライズ》……《カオス・ソーサラー》が禁止カード指定を受けた後に現れた調整版モンスターというべきカード。
効果は《カオス・ソーサラー》と全く同じながら、召喚条件がかなり厳しくなっており、蘇生も不可能となってしまった。
登場当初はそれなりに注目されたものの、やはりその条件が厳しすぎたこと、同じ「天魔神」で効果が派手な《天魔神 ノーレラス》の影に隠れてしまったことから徐々にその姿が見られなくなった。
そしてあろうことか《カオス・ソーサラー》が復帰。現在では無制限カードとなり、挙句さらにその上位種というべき《カオス・ソルジャー-開闢の使者》までもが復帰してしまう。
これにより完全に《天魔神 エンライズ》の立場はほぼ完全に潰されたと言っていいだろう。
そんな中でもあえてこのカードを使うからにはこのカードに対してかなりの愛情を注いであげなければならない。
面倒とか言った人は今すぐ「戻る」を押しなさい。
●エンライズより強いですが
さて、このデッキでの最終目標は《天魔神 エンライズ》を呼び出すことにあるが、そのためには光属性・天使族と闇属性・悪魔族のモンスターを投入する必要がある。
かつては《高等儀式術》を使った墓地肥やしが主流戦術であったがその《高等儀式術》が制限カード入りしているため、そちらでの運用は少々難しい。
なので他の方法を探ってみる。
で、私が採用したのが融合軸である。
融合モンスターには自身が光属性・天使族であり、かつ融合素材が光属性・天使族の《慈悲深き修道女》と闇属性・悪魔族の《堕天使マリー》で構成された《聖女ジャンヌ》がいる。
さらに融合素材代用モンスターの中にも光属性・天使族の《心眼の女神》、闇属性・悪魔族の《破壊神ヴァサーゴ》が存在している。
《天魔神 エンライズ》の素材となれるモンスターがこれだけいるのだからチャンスを作るのはそう難しい話でもない……はずである。
ここで1つ。
このデッキでは《聖女ジャンヌ》はいわば「前座」である。
その《聖女ジャンヌ》のほうが《天魔神 エンライズ》より攻撃力が高くていいのかとかツッコまないでください。
「そこまでして《天魔神 エンライズ》使う必要があるの?」なんて思った方は今すぐ「戻る」を押しなさい。
●素材は結構揃いやすい
融合を行うからには融合素材を手札やフィールドに持ってくる必要がある。
幸い光属性・天使族には《シャイン・エンジェル》と《コーリング・ノヴァ》の2種類のリクルーターが存在するため、《慈悲深き修道女》や《心眼の女神》はすぐにサーチできる。
《堕天使マリー》のサーチ手段は非常に少ないが、こちらは《E・HERO プリズマー》を使うという手がある。
《融合》をサーチする《沼地の魔神王》も併用していれば融合召喚は割と簡単にできる。
《聖女ジャンヌ》の融合召喚後は普通に殴るのみ。何せ効果ありませんからね。
とはいえ攻撃力2800ともなれば大抵の上級モンスターも簡単に殴り倒せるのでバカにはできません。
《聖女ジャンヌ》でも倒せないモンスターが出たならいよいよ《天魔神 エンライズ》の出番。
単純ながらもモンスター1体を問答無用で除外する効果は地味に強力。
こんな具合にうまくことが運べばいいが、融合召喚系のデッキは手札事故がつき物。
実際にうまくいくことは少ないだろう。
先にも述べたとおり、あくまで《天魔神 エンライズ》への愛がある人が使うべきデッキである。
「やってられん」と思った人はとっとと「戻る」を押しなさい。
最終更新:2011年09月02日 17:49