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ここでは、ケルベロスに使用されている技術等の設定を解説しています。
**新型IRST(ケルベロス用)
IRST自体は、従来型の物を多少改良しただけである。
ただ、ケルベロスの場合その個数が他機と違う。
ケルベロスのIRSTは頭部と固定兵装前上部にそれぞれ、計3基搭載されているのだ。
さらに固定兵装につけられたIRSTは可動式であり、今まで一直線上しかカバーしていなかったIRSTの弱点を補うとともに、3基での探査で精度がより増している。
また、これら3基のIRSTはそれぞれ独立していて、内部でその情報を統合しているため、1基が仮に潰されても大きな影響を及ぼさないのが利点である。
欠点としては、元々のIRSTの横範囲の狭さが補えていないという点である。
新型はもちろん従来型と比べても範囲は確実に広くなっているが、それでも目視に比べると弱く、固定兵装に搭載されたIRSTが可動式故に、IRST探査の死角が生まれてしまう事も多々ある。
IRSTの探査力だけに頼る戦い方をしていては、敵に懐まで潜り込まれ、撃墜される一因となってしまうだろう。
余談ではあるが固定兵装の可動式IRSTのせいで、陸戦形態だとモノアイの頭部が3つあるように見える。
これがこの機体名「ケルベロス」の由来にもなっている。
**新型高出力エンジン「FLARE」
スターリンス社製の新型エンジン。
「FLARE」は愛称のようなもので、正式にはスターリング社製エンジン・ケルベロスモデル。
スターリング社製のエンジンは、ワイバーンやロビンにも搭載されている大型エンジンである。ちなみに、ロビンに搭載されたものは、その余剰出力をベース機であるナイチンゲールで問題となっていた積載量と加速性の改善に用いられていた。
ケルベロスに搭載されている「FLARE」はこのスターリング社製エンジンの出力を更に増加させた特別製であり、その出力はドローム社のSES-200を上回っている。
出力を増加させた事により、ワイバーンの長所である機動性を確保しつつ、弱点だった火力の改善に一役買っている。
ただ、このエンジンにあるのは長所だけではない。いくつか問題点を持っている。
まず、出力が強すぎるため、現行のまま搭載した場合「暴走」
場合によっては「爆発」の危険性を孕んでいる。
また、エンジンそのものが大型化。
それによって通常よりも多く練力を食うようになってしまった。
無論重量も大きさに比例し重くなっている。
**デュアル・ブースター
余剰出力の逃げ道をこちらで用意してやり、更に、その出力を効率的に利用しようという目的で作られた装置。
正式名称は「固定兵装内蔵式連装大型ブースター」
このブースターはSt.mKに直結しており、余剰出力がブースターに向かって流入し、後部から排出される。
これによりエネルギー排出が効率的に行われるだけでなく、排出されたエネルギーを推進に用いた事で移動力が更に増加することになった。
また通常時後方に流れるエネルギーを前方の固定兵装部に流す事で、強力な砲撃が行えるようになった。
これによって「火力を補うための強力な固定兵装を」という要望も解消することになった。
ここでは、ケルベロスに使用されている技術等の設定を解説しています。
**新型IRST(ケルベロス用)
IRST自体は、従来型の物を多少改良しただけである。
ただ、ケルベロスの場合その個数が他機と違う。
ケルベロスのIRSTは頭部と固定兵装前上部にそれぞれ、計3基搭載されているのだ。
さらに固定兵装につけられたIRSTは可動式であり、今まで一直線上しかカバーしていなかったIRSTの弱点を補うとともに、3基での探査で精度がより増している。
また、これら3基のIRSTはそれぞれ独立していて、内部でその情報を統合しているため、1基が仮に潰されても大きな影響を及ぼさないのが利点である。
欠点としては、元々のIRSTの横範囲の狭さが補えていないという点である。
新型はもちろん従来型と比べても範囲は確実に広くなっているが、それでも目視に比べると弱く、固定兵装に搭載されたIRSTが可動式故に、IRST探査の死角が生まれてしまう事も多々ある。
IRSTの探査力だけに頼る戦い方をしていては、敵に懐まで潜り込まれ、撃墜される一因となってしまうだろう。
余談ではあるが固定兵装の可動式IRSTのせいで、陸戦形態だとモノアイの頭部が3つあるように見える。
これがこの機体名「ケルベロス」の由来にもなっている。
**新型高出力エンジン「FLARE」
スターリンス社製の新型エンジン。
「FLARE」は愛称のようなもので、正式にはスターリング社製エンジン・ケルベロスモデル。
スターリング社製のエンジンは、ワイバーンやロビンにも搭載されている大型エンジンである。ちなみに、ロビンに搭載されたものは、その余剰出力をベース機であるナイチンゲールで問題となっていた積載量と加速性の改善に用いられていた。
ケルベロスに搭載されている「FLARE」はこのスターリング社製エンジンの出力を更に増加させた特別製であり、その出力はドローム社のSES-200を上回っている。
出力を増加させた事により、ワイバーンの長所である機動性を確保しつつ、弱点だった火力の改善に一役買っている。
ただ、このエンジンにあるのは長所だけではない。いくつか問題点を持っている。
まず、出力が強すぎるため、現行のまま搭載した場合「暴走」
場合によっては「爆発」の危険性を孕んでいる。
また、エンジンそのものが大型化。
それによって通常よりも多く練力を食うようになってしまった。
無論重量も大きさに比例し重くなっている。
**デュアル・ブースター
余剰出力や熱量の逃げ道をこちらで用意してやり、更に、その出力を効率的に利用しようという目的で作られた装置。
これはメインブースターと、側面の軌道制御スラスター×6、収納式になっている前部ブースターが一体となったもので、機体の両側に1つずつついている。
なお、正式名称は「エンジン直結型連装大型ブースター」
このブースターは「FLARE」に直結しており、余剰出力や熱量がブースターに向かって直接流れ込み、後部から排出される仕組みとなっている。
これによりエネルギー排出が効率的に行われるだけでなく、排出されたエネルギーを推進に用いた事で移動力が更に増加することになった。
また冷却索としての役割も担っており、ケルベロスにとって生命線ともいえる装置となっている。