ここでは、ケルベロスに使用されている技術等の設定を解説しています。 **IRST搭載型統合センサーシステム「トライヘッド」 プチロフから提供されたIRSTを英国が独自に改修、ケルベロス用に再調整したものを搭載したセンサー。 3基セットとなっていて、ケルベロスには陸戦形態時の頭部に1基、デュアルブースターの収納式前部ブースターの上部に1基ずつ(陸戦形態だと両肩部に当たる)搭載されている。 特徴としては ・3基で収集したデータを内部で統合 →これにより、以前より正確に目標の位置が特定可能。 ・3基のセンサーがそれぞれ可動式になっている。 →従来型と比べ探査範囲が拡大。 といったものが挙げられる。 可動式故に、状況によって死角が発生するなどの弱点も持っているが、命中力は確実に上昇している。 **新型高出力エンジン「フレア」 スターリング社製の新型エンジン。 フレアは愛称のようなもので正式には「スターリング社製エンジン006-ケルベロスモデル」と言う。 スターリング社製のエンジンは、ワイバーンやロビンにも搭載されている大型エンジンである。ちなみに、ロビンに搭載されたものは、その余剰出力をベース機であるナイチンゲールで問題となっていた積載量と加速性の改善に用いられていた。 ケルベロスに搭載されている「フレア」はこのスターリング社製エンジンの出力を更に増加させた特別製であり、その出力はドローム社のSES-200を上回っている。 長所 ・機動性の確保と火力の改善の両立が可能。 ・高い出力リミットにより可能となる特殊能力。 短所 ・大きさと重量、消費練力の多さ。 ・排熱の問題。 ・エネルギーの内部停滞による暴走、爆発の危険性。 排熱、爆発の問題は冷却索、エネルギー排出を兼ねたデュアルブースターの採用により解消している。。 **デュアル・ブースター 余剰出力や熱量の逃げ道をこちらで用意してやり、更に、その出力を効率的に利用しようという目的で作られた装置。 これはメインブースターと、側面の軌道制御スラスター×6、収納式になっている前部ブースターが一体となったもので、機体の両側に1つずつついている。 正式名称は「エンジン直結型連装大型ブースター」 このブースターは「フレア」に直結しており、余剰出力や熱量がブースターに向かって直接流れ込み、それをブースター内部で集束、排出される仕組みとなっている。 これによりエネルギー排出が効率的に行われるだけでなく、排出されたエネルギーを推進に用いた事で移動力が更に増加することになった。 また冷却索としての役割も担っており、ケルベロスにとって生命線ともいえる装置となっている。