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筋性防御は腹膜炎で認められる所見ではあるが、腹膜炎のない症例でも緊張などの心理的な因子によりしばしば偽陽性となる。
×d 圧迫を急速に解除したときに痺痛が誘発されるのが反跳痛で、陽性の際には腹膜炎が疑われる。臨床の現場では重要視されるが、感度・特異度は報告によりまちまちである。
○e 板状硬は患者の心理的因子を除いた上でも認められる不随意的な腹筋の収縮を指す。感度は低いが特異度が高く、陽性尤度比が最も高いとされる。