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放射線 - (2009/08/16 (日) 18:52:51) の編集履歴(バックアップ)


CT

日本に1万2000台
CT値の基準は水を0とする。 頭部出血などの凝固血液は(60~80) 体の軟部組織は(28から60)
 X線透過率小⇒CT値高い 画像的には白レベルへシフトアップ。 石灰化、骨(80~1000)
 X線透過率大⇒CT値低い 画像的には黒レベルへシフトダウン。 脂肪、肺(-100~-1000)
  • 1000空気 -100脂肪 0水 無気肺 1000骨

無気肺は空気が無く+になる→白い


悪性腫瘍の定期フォローのCTで、胸部、腹部すべてのオーダーに「単+造」のオーダーを出すのはほとんど無意味。単純があることでまったく情報が増えないとも断言できないが、付加する情報は毎回そのことにより受ける被曝の不利益を上回るとは思えない。

単純CTで十分な場合もある。

脳梗塞、脳出血の鑑別
肺野腫瘤の有無。間質性肺炎のフォローなど。
ただし肺門部腫瘍などはうっかりしていると単純で見逃す。

単純CTがないとわからないものもある。
石灰化など
一部腫瘍の肝転移など(乳癌がよく知られる)

褐色細胞腫の造影CT
褐色細胞腫に対する造影CTが原則禁忌であることをより厳密に適応するなら、例えばエコーで副腎腫瘍が見付かった場合、それが褐色細胞腫でないと分かるまで造影CTはできなことになりますね。incidentalomaはしょっちゅう見ますが、褐色細胞腫は大きいものが多いから内科的に(あるいはMIBGシンチで)除外しなくても造影CTしてOKと考えるんですかねえ…
結局どこで腺を引くかの問題と思いますが、分かっているあるいは可能性が高い場合には造影CTは避けるのが正解なのでしょう。

褐色細胞腫の造影CT
この場合どのへんで線を引くのかは医師の裁量の範囲でしょう。たとえば病歴から強く褐色細胞腫が疑われる場合には、他のデータが出るまでは安易に造影しないとかそういったことですね。
喘息に関しても、実際は小児喘息をどういうあつかいにするのかとか、風邪の時にぴゅーぴゅー言いますというのを喘息にincludeするのかとか、難しいですよね。
甲状腺機能亢進症に関しても、具体的にどの程度コントロールされていたらやっていいのかなんてどこにも具体的に書いてないですよね。

ヘリカルCT

X線管が体軸を中心に連続的にらせん状の撮影を行う。実際にはX線管が1秒間に1回連続的に回っている中を患者さんを乗せたテーブルが一定速度で移動する。
CT検査が高速になった。
連続性の高い画像が得れる。

MDCT

従来のCTが2次元情報(ピクセルデータ)を収集していたのに対し、人間の体を立方体の集合ととらえ3次元情報(ボクセルデータ)を収集し画像処理を行うエックス線CT
現在販売されているMDCTは2列から64列まで各種存在します。一般的に列数が多いほど検査速度が高速で心臓など動きのある臓器の検査に対応可能となります。
今後MDCTはさらに多列化され、検査速度が高速になり、時間軸に対応した情報(4次元情報)が得られるようになると思いますが、現在64列MDCTが最高機種となっています。

ダイナミックCT

通常のCT検査の造影は腕の静脈から1秒間に1ml注入しながら、60秒後から撮影を開始しますが、
ダイナミック撮影では1秒間に2mlと2倍の量を注入しながら35秒後から撮影(動脈相)をし、一連の
撮影終了後70秒後から同部位を撮影(平衡相)

シンチグラフィ

SPECTシングルフォトンエミッションCT

シンチグラフィの応用で、体内に投与した放射性同位体から放出されるガンマ線を検出し、その分布を断層画像にした
PETと異なり、一般の放射性同位体を使用することができるため、サイクロトロンなどが必要で設備が大掛かりなPETに比べて取り扱いが容易だが、体内でガンマ線が吸収・散乱されやすいため、PETに比べて感度が悪く、画像が不鮮明

PETポジトロンエミッション断層撮影

日本に100台
1台10億円
サイクロトロンなどが必要で設備が大掛かり
造影剤が必要で1時間待つ
X線CT組合せ型ポジトロンCT装置 Discovery LS
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MRI

日本に4000~8000台
1台1億円
1回1万円
0.1T-5T(テスラ)
3Tesla MRIの特徴としては、1.5Teslaに比べて約2倍のS/N比を持ち、すなわち1.5Teslaと同じ撮影時間で2倍の空間分解能、同じ空間分解能で1/4の撮影時間短縮を達成でき、検査の高分解能化や高速化が期待
微細構造の描出や、拡散テンソルによるfiber trackingの描出、周波数分解能向上によって可能となった精細なMRS解析、非造影MRI灌流画像の実用化、ヒト高次脳機能を評価する functional MRI、頚動脈病変や穿通枝梗塞におけるプラークイメージ、脳腫瘍摘出手術に際する穿通枝の評価、T2*短縮強調画像による出血性病変の検出等

造影剤

キレートされたガドリニウム
超常磁性酸化鉄(SPIO)鉄コロイド
正常の肝臓では鉄はまずクッパー細胞でとらえられるが、異常な肝臓ではクッパー細胞が存在せず、とりこまれない。
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T1強調像 T2強調像 FLAIR像 拡散強調像
T1強調像 → 結合水が高信号
T2強調像 → 自由水が高信号

T1


T2

脂肪抑制

脂肪組織はT1強調画像およびT2強調画像のいずれにおいても高信号ですが、脂肪抑制を行うことで脂肪の信号は低信号となることから、脂肪内または脂肪に隣接する病変の描出に有用
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▲MR乳房撮影

水抑制

FLAIRと同じ?

水強調


T2*強調

スピンエコー法ではなくグラディエントエコー法で行われたT2WIに似たコントラストの画像
2009年現在は微量な鉄の沈着の検出、特に出血性病変の検出のため
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▲ くも膜下出血慢性期におけるT2*強調画像によるヘモジデリン沈着(⇒)の検出
(左:3ヶ月後単純CT 右:3ヶ月後T2*強調画像)

FLAIR

脳脊髄液に接する病変を検出しやすくする方法。
T2強調像においてCSFと区別しにくい高信号病変や、くも膜下出血の診断、病変と脳室との境界の判別に有効

拡散強調

2時間以内の梗塞発見可能
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MRスペクトロスコピー

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▲物質の構成比から正常脳実質(左)と
脳腫瘍(右)とを鑑別診断

MRA

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MRCP