概要
『
仮面ライダー響鬼』『仮面ライダーカブト』のTVシリーズ2作品。
以下、シリーズの簡単な概要(格納)
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平成ライダーシリーズも5作目を数え、ブランドの疲弊を懸念し一時はシリーズからの終了と脱却を考えるも
スポンサー都合や他社競合の観点から仮面ライダーの名前を使われ続ける事となり、6作目、7作目と続き、ここより安泰のシリーズ化の地位が固まり始める。
またアニメ的なコミカルな描写を増やし本筋部分が重くなりがちな作品を明るく盛り上げようとする試みが取られ始め、これらは後のシリーズに継承されていく。
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以下、作品別に解説。
『仮面ライダー響鬼』
2005年〜2006年放送。
平成ライダーシリーズ6作目。
以下、作品の簡単な概要(格納)
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日本には古来より人が姿を変え(変身した)"鬼"が棲み、”魔化魍”と呼ばれる化生たちと戦い続けていたという。
そんな鬼たちを支える為の人々の協力体制は徐々に組織化し、猛士と呼ばれる結社となった。
時は流れ現代、中学3年生の安達明日夢は屋久島でヒビキと名乗る男に出会う。異形の怪物に襲われたその時、姿を変えるヒビキ。
今、少年の目に前には"鬼”がいた。
前作の剣で断片的に描かれていた職業ライダーという要素を更に全面に押し出し、全国各地に出現する魔化魍に対して猛士により組織化され妖怪退治の専門家として鬼(本作の仮面ライダーに相当)が撃破に向かうというプロフェッショナルさを強調した作風となっている。
また退治に用いる武具は"清めの音"を発する楽器で、この異色さも更に話題を呼んだ。
この一見すると従来のライダー像から離れている要素の塊は、当初はライダーと同じ石ノ森原作の別作品" 変身忍者嵐"の薫陶を受けた作品にするつもりだった名残である。
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参戦キャラ
サポートカードなどのイラストに描かれているキャラクター
| キャラクター |
備考欄 |
| 関東十一鬼 |
GL02-062 同名イラスト(多いので個人名省略) |
・前作のモデルが存在するキャラ※数が多いので現状は略式。正式名称にしたい方に編集をお任せします。
前作では別ゲームのバトライド・ウォー2のゲーム都合に合わせた劇場版ステージと併せて
「仮面ライダー響鬼と1人の威吹鬼」(本来は7人の戦鬼)という非常に不名誉な渾名がついてしまう程に参戦状況が芳しくなく、ガンバライジングの10年間を響鬼(及びその各種形態)と威吹鬼の2人きりで終えていた。
ガンバレジェンズではそれらに対する抗するように序盤のGL02弾から響鬼と威吹鬼、そしてガンバライド終了以来10年ぶりとなる轟鬼と斬鬼の弦師弟の復帰となり、TV本編のメイン格4人の一斉参戦となった。
しかし厳密には完全新規制作の新キャラは…という段階でなんとプレバングッズで劇場版メインキャラの歌舞鬼の参戦の一報。今度こそ正真正銘の新規キャラとして話題を掻っ攫った。
長きに渡る冬の時代を鍛えて鍛えて乗り越え、時代はまさに夏の太鼓祭りへと突入しつつある。
キャスト面に関しては意外にもレジェンズからの斬鬼さんのみがオリジナルキャスト。
2017年の携帯ゲーム『ライダーレボリューション』ではメイン4人全員オリジナルキャストを達成していたりするので、単にガンバシリーズ(主に前作)の方針に依る部分ではないかと推測されている。
形式上は多人数作品であるものの基本的には参戦済みのメインキャラ4人の活躍が大半を占める作品であり
残りの関東十一鬼の膨大な数の鬼たちも変身と音撃の何れか、または両方が劇中未使用のメンツが並んでおり、他作品との兼ね合いを考えればすんなりとはいかないだろう(変身アイテムや音撃に用いる道具がメインキャラと共通のパターンも多いので、それらの流用でどうにかなる可能性もなくはないが)
劇場版の残る4人の鬼は変身も音撃も使用したが、他作品のメインキャラと張り合うには些か難しいという見方は避けられない。(斬鬼さんがオリキャス収録されたので、兼ね役の凍鬼などにも期待したいが)
以上の点から今後の展望としてはメインキャラの演出拡充などがメインになると思われる。(後は斬鬼の師匠、朱鬼あたりか)
『仮面ライダーカブト』
2006年〜2007年放送。
平成ライダーシリーズ7作目。シリーズ35周年記念作品。
以下、作品の簡単な概要(格納)
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西暦1999年。シブヤに飛来した巨大隕石。一帯を壊滅させたそれは、更にとんでもない贈り物を持ってきた。
そして7年後、殺した人間に擬態するワームの出現により混迷とする世界を守るべく人類はZECTを組織。
ワームに対抗する”マスクドライダーシステム"を開発。かくて地球を舞台にした生存競争は始まる。
そんな中、さっとうと現れた男、天道総司は変身のために必要な資格カブトゼクターを我が物であるように手中に収め、カブトへと姿を変える。
35周年となった本作は変化球を極めた前作の響鬼に対してとにかく王道を塗り固め、ライダーのモチーフ全般を昆虫にし、必殺技は名前を叫び、現場へバイクで急行する。
しかしながらこれまで平成シリーズで培ってきた複数のライダーによる群像劇、装着者の交代、人類サイドの筈なのにどこか不審な組織などの要素も固め、まさに温故知新な作りとなっている。
しかしながら本作独自の要素もまた力強く、蛹から成虫に脱皮するかのようなキャストオフ、高速戦闘のクロックアップは類似の脱衣や装甲のパージ、高速移動の現象を指す場合にこれを使うだけで大抵は意味が通じるレベルの言葉となった。
主人公の天道(カブト)を軸とし個性の濃すぎる登場人物たちがぶつかり合い、時にコメディチックなシーンで極端な緩急を作り出すスタイルは現在のシリーズにも受け継がれる。
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参戦キャラ
・前作のモデルが存在するキャラ ※数が多いので現状は略式。正式名称にしたい方に編集をお任せします。
| キャラクター |
備考欄 |
| カブトハイパー |
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| ガタックハイパー |
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| 影山ザビー |
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| 三島ザビー |
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| サソード |
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| ダークカブト |
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| キックホッパー |
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| パンチホッパー |
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平成1期の時代にしてかなりの多人数構成が特徴ながら何と前作の時点でTVシリーズのライダーを網羅するという愛されぶりを見せた。
今作では主人公のカブト、登場自体は5番目だが加賀美のキャラクター性からいわゆる2号ライダーに分類されるガタック
そして残りは矢車ザビー、ドレイクとレジェンズ1年目の傾向に漏れず放送初期に登場したメンバーでの4人参戦となった。
残りの未参戦は妙にダーク寄りのメンバーが固まっており、意図的なチーム分けなのかもしれない。
ただし、初期の5人のライダー(とダークカブト)はマスクドフォームの影響で変身シークエンスを再現しようとすると実質1キャラで他作品の倍の手間がかかるのが泣き所。
メインであるライダーフォームを優先した前作でもこの点は解消されておらず、ガンバレジェンズの特徴である変身シーンでは変身とマスクドフォームのキャストオフまで一律でCG棒人間のまま行いライダーフォームに変わるという力技で対処した。
ただ一人、主人公のカブトだけは前作でマスクドフォームを作られた影響で変身の部分を飛ばす代わりにしっかりマスクドフォームからライダーフォームにキャストオフするスキャン演出となっている。完全調和を乱す不許和音という訳ではない
今後は残りのキャラを正式参戦させる工程とともに、このマスクドフォーム問題がどうなるかに注目。
最終更新:2024年03月01日 15:19