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SDガンダム Gジェネレーション GENESIS - (2017/10/22 (日) 22:43:13) のソース

*SDガンダム Gジェネレーション GENESIS
【えすでぃーがんだむ じーじぇねれーしょん じぇねしす】
|ジャンル|ガンダムシミュレーション|&amazon(B01IBG6WRO)|&amazon(B01IBG6WW4)|
|対応機種|プレイステーション4&br;プレイステーション・ヴィータ|~|~|
|発売元|バンダイナムコエンターテインメント|~|~|
|開発元|トムクリエイト|~|~|
|発売日|2016年11月22日|~|~|
|定価|【PS4】8,200円&br;【PSV】7,600円(各税別)|~|~|
|判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|~|
|ポイント|''宇宙世紀100年間までを徹底的にフィーチャー''&br;ゲームとしても順当進化&br;全作品が網羅されていれば…&br;内容の分容量もすごい|~|~|
|>|>|>|CENTER:''[[SDガンダム Gジェネレーションシリーズリンク>SDガンダム Gジェネレーションシリーズ]]''|
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#contents(fromhere)
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**概要
お馴染みとなったトムクリエイト製作の、『[[SPIRITS>SDガンダム Gジェネレーション SPIRITS]]』以来9年ぶりとなる原作追体験型Gジェネ。~
据え置き機での発売も『[[WORLD>SDガンダム Gジェネレーション WORLD]]』(Wii版)以来5年ぶりで、シリーズ初のHD化作品となる。

キャッチコピーは「その魂は受け継がれ、新たな原点となる───」。~
これまでの「宇宙世紀」「アナザーガンダム」という区分ではなく、近年の『機動戦士ガンダムUC』の展開に合わせた「宇宙世紀100年」のみを扱う形式になっている。~
キャッチコピーや収録内容を鑑みても、実質的な『SPIRITS』のリメイク・マイナーチェンジ作品とも言える。
しかし収録作品自体は数多いうえにマニアック、そして非常にモーションも美しい作品となった。

**特徴
-これまでとは異なる時代区分
--U.C.0100までの作品のみを収録している為、宇宙世紀後期の作品である『F91』や『[[V>機動戦士Vガンダム]]』は登場しない。
--しかし、『グリーンダイバーズ』『ファントム・ブレット』などかなり知名度の低いタイトルからも参戦している為ボリューム感に遜色はない。
--今までエイガーとマドロックしか参戦してこなかった『ジオニックフロント』は本作でようやく主人公側の闇夜のフェンリル隊が登場する。他にも『CROSS DIMENSION』『[[PS3版ガンダム戦記>機動戦士ガンダム戦記]]』など、宇宙世紀のみに絞ったことで念願のシナリオ追加が実現した作品が存在する。

//作品間クロスオーバーについて
//いわゆる『ギャザビ』系のお家芸であったこともあり原作再現系ではあまり行われなかったが、本作では「同じ時代の、近い場所で活動していた他作品の人物やモビルスーツがゲスト出演する」というケースが用意されている。
//クロスオーバーはそこまでしてないと思います。あるとすれば『ミッシングリンク』くらいでしょうが、あれはそもそもそういう作品ですし。

-完全HD化したグラフィック
--シリーズ初となる完全HDにより、モデリングの頭身が上がったほかモーションも当然全面刷新されている。例えばガンダムがビーム・サーベルを使用した場合、原作一話を彷彿とさせる派手な演出が入るなどファンならずとも興奮するような演出になっている。
--が、これが後述する問題点につながってしまうのだが…。

-Gジェネシリーズとしては初めてDLCが導入されたが、予約特典のプロダクトコードがあれば有料DLCが全て無料になるというなかなか懐に優しい仕様となっている。
--もちろん今から購入した場合は有料だが、これとは別に無料配信の物もかなりある。
--DLCではU.C.0100以降の『閃光のハサウェイ』がシナリオありで参戦する他、近年の映像作品である『THE ORIGIN』『サンダーボルト』なども機体のみだが参戦する。
---『ジョニー・ライデンの帰還』もDLCによる機体のみ参戦だが、ライデンの新録セリフに『帰還』を意識したものがあったり、『[[クライマックスU.C.>機動戦士ガンダム クライマックスU.C.]]』初出のものを彷彿とさせる専用BGMが追加されるなどDLC外でもちゃんと作品人気に応えている。

-主題歌は『和楽器バンド』のボーカル、鈴華ゆう子が唄う「永世のクレイドル」。鈴華女史は『鉄血のオルフェンズ』の挿入歌を唄った事もある。
--そして彼女がモデルのオリジナルキャラであるユーコ・オルテンシアも登場している。


**評価点
-原点回帰し、「宇宙世紀ガンダムファンなら誰もが楽しめる」ゲームへの新生
//アナザーガンダムの方が好きという人もいるのにガンダムファンと大雑把に括るのはおかしい。他の言い回しがないならこれが最適では。
--『[[GジェネSEED>SDガンダム Gジェネレーション SEED]]』以来となる、各ステージの難易度選択システムが復活。
//--Gジェネとしては初めて、ステージ選択画面にていつでも難易度選択が可能に。
---一部初見殺しな配置のステージもあるが、初期難易度の「ノーマル」であればどのシナリオから始めても問題のない作り。
--攻略難度はノーマルならばそう高くもなく、やりこみの為に難易度を上げれば強力な機体をガンガン使用することになる適度なバランス。また機体の性能も各作品毎にしっかり設定されており、戦闘ヘリや一部の廉価機体でもなければ愛着を持って使い続けられる。一方で高難易度にすると、機体のレベルがよほど高くないとまともに戦えないほど。
---最強機体として挙げられることの多いネオ・ジオングも「一体あれば即ヌルゲー」などということにはならない。射撃武装を封じ込められるというユニットスキルは確かに強力だが、敵が回避しまくるため張り付かれて格闘武装で削られ続けるケースもあり得る。
---また初期配備のGジェネオリジナルモビルスーツたちは、開発を続ければかなり早い段階で強力な機体に出来るため詰みにくいという特徴もある。
--各ステージのゲスト機体には「GETゲージ」が設定され、ゲスト機体で敵を撃破することで貯まり、100%になるとその機体を生産リストに登録できる。
---PS時代の「ACE登録」が形を変えて復活。これにより、原作を再現しながら攻略したいプレイヤーと自部隊強化をしたいプレイヤーの共存に成功している。
--また、条件を満たしてステージクリアするとキャラクターやオプションパーツが獲得できる「クエスト」も登場。

-充実のユニット数
--このシリーズではよく比較対象に上がる『[[F>SDガンダム Gジェネレーション F]]』には及ばないものの、単純な数だけでも650を超える。さすがに全機体収録とはいかないが、マニアックなものも多く、『MSV-R』等近年の企画で生まれた機体も収録しておりファンも納得のラインナップとなっている。
--さらに今回はドダイYSなどのサブフライトシステムも復活している。地形適性にも対応できて戦略の幅は大きく増している。
--ユニット数自体にはあまり関係ない話だが、本シリーズや[[スパロボシリーズ>スーパーロボット大戦シリーズ]]などの敵ユニットの戦闘演出はデータ容量削減のため、一部を除いて自軍ユニットをただ単純に左右反転させたものになっているのが通例である。そのため敵ユニットのほぼ全てが左手に主兵装、右手にシールドといった不可解な状態(水陸両用MSなど元々左右対称の機体はあまり関係ないが)であり、機体に描かれたマーキングなども悉く反転されていた(「08」が「80」になってしまうなど)。本作でもそれ自体は変わっていないが、マーキングの問題についてはある程度改善され、戦闘演出での違和感低減に役立った。特に08小隊機の面々やブルーディスティニー系列など、マーキングが特徴的な機体群はその恩恵を大きく受けた。

-迫力の連携演出
--以前のシリーズより存在した連携演出も、それぞれ専用のモーションやカメラアングルなどを取り入れており迫力が増した。
---これまでの連携は掛け合いの後にそれぞれの通常攻撃に移行するものが大半だったが、本作では飛び交う弾幕の中で愚痴をこぼしたり、突撃をかけたりするなど、チームやキャラクターの個性を活かした演出を見せてくれる。

-進化したキャラクターカットイン
--戦闘時にパイロットグラフィックがカットイン表示される演出は本作も健在。『WORLD』~『[[OVER WORLD>SDガンダム Gジェネレーション OVERWORLD]]』と異なり、キャラクターのグラフィックだけではなくコクピットの内装も同時に映るという『SPIRITS』に近い仕様に戻った。内装のCGは非常に再現性が高く、特にユニコーンガンダムやネオ・ジオングの演出は必見。
--しかし、やはりこれも新たな問題が浮上してしまった。詳細は後述。

**賛否両論
-一部のキャラクターの声優変更
--ハヤト・コバヤシは『SPIRITS』同様、『初代』の鈴木清信氏と『劇場版Z』の檜山修之氏でちゃんと声が分けられているのにも関わらず、ブライト・ノアのボイスは『OVER WORLD』と同じく故・鈴置洋孝氏のものが全て排除されている。
---『UC』でブライト役を引き継いだ成田剣氏の演技は高い支持を受けており、近年では『UC』以前のブライトを演じる機会も増えているなど、決して演技に不満を述べられているわけではない。一方で、せっかく鈴置氏のライブラリ音声があるのにも関わらず「完全に変わってしまうのは寂しい」という声もあり、「ハヤトが分けられてるならブライトも…」という声もある。
---後任が未だに定まっていないせいもあるが、最後のライブラリがPS時代のものになる井上瑤女史のセイラ・マスですら流用し、違和感なく溶け込ませているだけに「もはやライブラリでしかお目にかかれない鈴置版のブライトも聞きたい」というプレイヤーには少々残念な采配である。
---一方で、『SPIRITS』では鈴置氏の逝去が理由で『閃光のハサウェイ』のブライトにはボイスがなかったが、今作では成田氏の新録によりシリーズで初めてボイスがついたという面も。
--エルピー・プルとプルツーを演じていた本多知恵子女史が亡くなったため両者の声優は本多陽子女史に変更された。
---こちらにも「仕方ない」という意見と「ライブラリ音声を使ってほしかった」との意見もあるが、不可解なことに一部本多知恵子女史のライブラリ音声も混在している。引退したり鬼籍に入った他の声優が演じたキャラクターはライブラリ音声か代役で統一されているだけに、何故プル・プルツーだけこのような形になっているかは不明。
--一年戦争外伝系のキャラクターはキャスティングが『[[サイドストーリーズ>機動戦士ガンダム サイドストーリーズ]]』準拠となっており、原作と異なる配役がなされているキャラクターもいる。
//一度可読性が下がることを考慮され「氏」が削除されたが、そこまで影響する物でもない事や演じられた方への敬意を考え挿入。

-絞られた参戦作品
--宇宙世紀の、しかも実質『UC』までの作品となっているため、一時期と比べると「参戦作品は多いのにボリューム不足感」がある。
---ガンダムシリーズの1つの集大成である『∀』、一応宇宙世紀の延長線という公式見解であるものの宇宙世紀ではない『Gのレコンギスタ』、そして発売当時に放映されていた『鉄血のオルフェンズ』からは特別に参戦している。ただゲスト出演として主人公機のみでキャラクターも極少数。
--そもそも作品を絞ったこと自体に不満の声がある。GジェネのCS版自体、次回作が発売するまでの期間が長いために残念がる声も。
---Gジェネシリーズが原作再現を期待されていると共に、多数の作品が集まるお祭りゲーであることも加味すると、やはり盛り上がりに欠けると言える。
---前作から本作までの間、先の『Gレコ』や『鉄血』といった新作もそうだが、アナザーガンダムでも新規作や未参戦作が増えているだけに、そういった作品の参戦を望んでいた層からの不満感は否めない((例えば『G』のリブート漫画である『超級!!機動武闘伝Gガンダム』で新たに設定された新シャッフル同盟の後継機や、や『W』の小説・漫画版に登場した強化系の機体など。))。
--『F91』『V』と、たった2作品を中途半端に出さないくらいなら『宇宙世紀100年にこだわる必要があったのか?』という声もある。
---『F91』に関しては参戦させてしまうと、関連作である『[[フォーミュラー戦記>機動戦士ガンダムF91 フォーミュラー戦記0122]]』や『クロスボーン』も、という要望が出てきてしまうためオミットしたのだろうが、同じく宇宙世紀縛りだった『SPIRITS』や『クライマックスU.C.』ではこれらを含めてちゃんと収録されていただけに残念がるファンは多い。
---『V』は毎度のことだがこの手のお祭りゲーへの参戦頻度が少なく、せっかく出てきても他に比べて扱いが良くなかったりするため、ファンとしては余計に残念な話である。
--ただしこれらの作品が出ないことは事前に明らかになっており、特に本作は初のHD環境ということもあり過去作からの流用が効かない都合上作業労力的な限界も感じなくもないのだが。

-まだ残る奇妙なユニットセレクト
--マルコシアス隊仕様や闇夜のフェンリル隊仕様などの豊富なバリエーションが登場するザクⅡに対し、ジム・コマンドは地上仕様が宇宙仕様と一緒くたにされているなど。
---『ポケットの中の戦争』や『PS3戦記』の冒頭部分など、収録作品内でも登場シーンはそれなりにあるのになぜ削られたのだろうか。
--多くのジオン系MSには『UC』に登場した「袖付き仕様」「ジオン残党軍仕様」が存在する。細かく分けられてて嬉しいというプレイヤーも多いが、ユニット数の水増し感もある。
---色違い・装備違いで機体を増やすのは、大本のアニメ・プラモでよくあることなので、本作よりもガンダムシリーズというコンテンツに常に付きまとう賛否両論点と言えるが。
--この他、重装フルアーマーガンダム7号機やハミング・バードのように本作が初参戦となった機体がいる一方、ストライカー・カスタムや(テトラではない)ガンダム試作4号機のように『OVER WORLD』から削られた機体も若干だが存在する。

-お金に加えてパーツにも困るようになった報酬
--ステージクリアで得られるキャピタルは難易度ごとに差があるため、序盤のうちは相変わらず金策に困ることになる。さらに、今回はオプションパーツが3ランクに分けられたうえ、ランクごとに獲得順序が「完全ランダム」となったため、欲しいOPがなかなか出ないこともざら。
---欲しいOPを狙って出すにはセーブとロードを繰り返すしかなく、必要なOPを手に入れるために面倒な作業を要求される。
---これにより、特に自軍の戦艦をOPで強化して使い続け難くなり、新たな戦艦を購入する必要性によりさらに金欠が悪化することもある。

-携帯機版ではやたらと厳しい凄まじいデータ量
--Vita用パッケージ版はカード二枚組(二枚目はインストールデータ)で、公式サイトでも「3,500MB以上の空き容量が必要となります」と明記されている。DL版は言わずもがなの大容量。
---インストールしなければ起動することすら不可能なため、容量を確保したメモリーカードは必須である。更に発売後毎月アップデートもあったため、その度にデータのやりくりを強いられるプレイヤーも続出してしまった。
--ゲームの内容はともかく、この「記録媒体の都合」に関してはどうにも対応が出来ず、この点をもって「Gジェネジェネシスはクソゲー」というユーザーもいたようである((過去に本wikiで「クソゲー」と書いた編集者がそうなのかは不明だが))。
--ただし、これらの大容量はゲームの内容の密度にも貢献しているため、一概に悪い点とは言えない。時代の流れとして仕方ないとはいえ、携帯機とのマルチという点が噛み合わなかったのだろう。
---逆に削られたファンとしては「携帯機とのマルチでなく、最初から据え置きに特化しておけば、全作品網羅して『F』以上の大ボリュームに出来たのでは?」という声もある。実際どうなのかはなんとも言えず、外出時に持っていける利便性と天秤にかけるとなんとも言えない。

-CGムービーの出来
--本作ではCGムービーの総数が大きく増加し、大半のシナリオに用意されているなど、量に関しては大きく改善している。
--一方でムービー自体の尺が短いものが多く、『SPIRITS』同様「MSが現れる」「MSが武器を構える」「戦艦が主砲を撃つ」だけのわずか数秒で終わるものが多数存在するなど、質に関しては進歩したと言いがたい面もある。
---一応、『UC』などの一部ムービーは従来通りきちんと作りこまれているのだが。

-大胆にアレンジされた原作BGMと、シリーズのオリジナルBGM
--これまでのシリーズのBGMの雰囲気から大きく変わるほどの刷新が行われた。
--原作BGMについては原作で高評価だったBGMを多く取り入れ、アレンジも原曲の雰囲気を壊さない程度に留めているものがほとんど。ただし一部BGMのアレンジについては、初代『Gジェネ』や『[[スーパーヒーロージェネレーション]]』のように、雰囲気以前に曲調が大きく変わっているものもいくつか含まれており、それらについては賛否が分かれている((主に挙げられているのは『ZZ』の数曲。原曲を知っている人が一度聞いてみると「あの曲っぽいけど何か違う」という違和感を覚えるレベルであり、聞く頻度もかなり高めなため、違和感がどうも拭えないという意見も見られる))。
--Gジェネシリーズのオリジナルキャラ達の戦闘BGMも過去作でそのまま使い回されることも多かったが、今回は大きく手が入っている。出撃前の編成画面のBGMなど、『OVER WORLD』までのマイナーチェンジに留めてあるものも存在する。聴き比べてみると面白いかもしれない。
//これだけだと賛否の否要素がわかりづらい気がする。アレンジを旧作ファンは受け入れているのかの記述が欲しい所。

**問題点
-キャラクターカットインの仕様変更
--原作通りの内装を再現した結果、カットインが発生するシチュエーションも非常に限定されることとなってしまった。
---例を挙げるとガンダムの戦闘演出の場合、アムロ・レイ(U.C.0079)を搭乗させ、かつ「ビーム・サーベル」を選択した時のみカットイン演出が入るようになる((グループ攻撃に参加した場合を除く))。「ハイパー・バズーカ」や「ハイパー・ハンマー」を選択した際はカットインは発生せず、攻撃ボイスが再生されるだけ。アムロ(U.C.0079)以外を乗せた場合も同様。
--組み合わせが可能なものも作品の主人公格・ライバルといったメインキャラクターに限られてしまい、カイ・シデンやランバ・ラルなど、カットイン自体が存在しないキャラクターが大半を占める。新規追加されたオリジナルキャラクターもカットイン持ちは極僅か((ユーコ・オルテンシア含めた11名中3名))しかいないため、いまいち愛着が湧きづらい一因となってしまっている。
--また『WORLD』以降と同様、フラウ・ボゥやミライ・ヤシマなど一部のキャラクターに至ってはパイロットにすると無言になってしまうことも(原作でブルッジクルーを務めたキャラはモビルスーツに乗せた場合、ボイスが出ないことが多い。その場合、戦艦に乗せればちゃんと喋る)。
--注意しておくが、一つ一つの演出自体が好評であることに変わりはない。問題なのはあくまでそのバリエーションの少なさである。
---補足すると、PS時代まではこのような一部武装のみにカットインが入っていた。それと比べれば「全武装にボイスが付いただけ進歩」とも言えるが、それでも『OVER WORLD』までと比べれば仕様上退化していると見られても仕方ない。
--ただ、これの副産物なのか、カクリコン・カクーラーやノイエン・ビッターなど、これまでの作品ではゲストか敵としての出演だけだったキャラの一部がスカウト可能になっていたりする。
---逆に、バスク・オムなど相変わらずスカウトできなかったり、レビル将軍など『SPIRITS』からスカウト不可になってしまったキャラもおり、選定の基準が謎である。

-シナリオ内容
--原作追体験型の宿命といえばそれまでだが、本作のシナリオはそれ以上に既視感が強い。それもそのはず、新規作品以外は『SPIRITS』とほぼ同じだからである。悪く言えば使い回し。
---増援の内容まで同じなステージも多数存在する。システム関連の刷新にリソースを回しすぎてシナリオが疎かになってしまったのか、それとも…。
--特に『第08MS小隊』シナリオなどは不評。原作の「密林のガンダム」「信頼への限界時間」「頭上の悪魔」「熱砂戦線」の4話を僅か2ステージに押し込んだシナリオはもはやカオス((カオスになった割にキキは相変わらず登場しないため、トーチカ要塞攻略でシローが遅刻した理由は本当にただ遅刻しただけ))。
---こういったシナリオ構成が『SPIRITS』の頃と何も変わっていないのが問題。もっとも、変わったら変わったでデータ容量をさらに圧迫したかもしれないが。
--新規シナリオにおいても、『サイドストーリーズ』準拠になったことで救いのない結末となった『CROSS DIMENSION』((原作はマルチエンディング方式であり、希望の残るEDも存在していた))や、一年戦争で終了してしまい打ち切りのように終わる『ミッシングリンク』((このため、原作では重要キャラの「ペイルライダーのパイロット」はラストでわずかなセリフと共に名前が出るだけ。ゲーム内ではスカウトできずプロフィールにも登録されない))などに批判の声が挙がっている。

-システム関連の劣化他
--従来であれば、プロフィールではボイスの再生や戦闘BGMが試聴でき、担当声優の表記などもあったのだが、なぜか本作ではオミットされており、簡単な解説が読めるのみとなっている。
---加えて、ステージ攻略中はユニットおよびキャラクターのプロフィール解説を見ることができなくなった。
--一部の戦闘BGMは「マイキャラクター作成」から視聴でき、担当声優はゲームクリア後のクレジットで確認できるが、ボイス再生が可能なのは「マイキャラクター作成」時のみで、原作キャラクター・オリジナルキャラクターについては再生できない。
---マイキャラクターで使用可能なBGMは全体の収録曲数に対して割と限られており、NPC専用BGMやイベントシーン等で流れるBGMは使用も試聴も不可能。『ポケ戦』や『[[PS2戦記>機動戦士ガンダム戦記 Lost War Chronicles]]』『PS3戦記』などで特に顕著((例を挙げると『ポケ戦』カテゴリで使用可能なBGMはインスト版の『いつか空に届いて』のみ。劇中由来のBGMはいずれもNPCや原作キャラクター専用))。
--他にも、(ネタ的な意味などで)定評のあった戦闘デモや、原作パイロット以外のファンネル使用時の特殊ボイスが削られているなどの部分がある。
--いずれにせよ、旧作まで存在した機能が失われているのは劣化と言える。

**総評
「宇宙世紀100年」に絞って全力を注入することで生まれた、新生Gジェネ。~
これまでの既存プレイヤーは勿論、新規プレイヤーも楽しめる作品。
ただ、携帯機ユーザーやPS4版でもDL版を買うプレイヤーにとってはデータ量の多さだけはやや困りもの。~
とはいえそれがユニット数や演出を支えている以上はどうにも出来ないが。~

容量面は、据え置き版であればよほど容量がカツカツでもない限り、そこまで困ることもないはずなので、快適に遊べるだろう。~
ただこの手のシミュレーションが携帯機向けになりつつある現代では、携帯機勢の需要は見逃すことが出来ず、容量確保に苦慮することになるのは残念なところ。~
メディアに空きがあるならば、ぜひともプレイしていただきたい一作である。