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Little Vampire - (2017/10/25 (水) 16:27:57) のソース

*Little Vampire
【りとる う゛ぁんぱいあ】
|ジャンル|美少女アドベンチャー|~|
|対応機種|PC88/PC98|~|
|発売・開発元|チャンピオンソフト|~|
|発売日|1988年5月|~|
|レーティング|BGCOLOR(black):''&font(#FF69B4){アダルトゲーム}''|~|
|判定|BGCOLOR(khaki):''ゲームバランスが不安定''|~|
|ポイント|凶悪難易度|~|
|>|>|CENTER:''[[チャンピオンソフト作品リンク>ALICE SOFT/チャンピオンソフト作品]]''|
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#contents(fromhere)
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**概要
「ALICE SOFT」の前身「チャンピオンソフト」から発売されたアドベンチャーゲーム。~
「Little PRINCESS」の続編ではあるが、一部設定が変更されており前作ラストと完全には繋がっていない。~
製品版はPC88版のみ。PC-9801版ランスIVの製品ディスク内にオマケとしてPC98版が収録されている(こっそりと)。
// 筆者はこのPC98版のみプレイ済みのため、記述内容はそちらに準ずる

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**特徴
-コマンド選択式アドベンチャー
-全編でかな漢字表示に対応。コマンドも漢字入り表記である。
-前作がコマンド入力式の極悪難易度であったが、今作ではコマンド選択式になりメッセージも読みやすくなったため、若干難易度が低下している。
--ただし、後述の通りコマンド総当たりではまず解けないため、極悪が凶悪になった程度だが。

-前作でドラキュラを倒し美樹ちゃんを取り返したが、二人ともパラレルワールドに取り残されてしまい、さらに美樹ちゃんはドラキュラ化しかかっている。美樹ちゃんを人間に戻す方法を探しつつ、元の世界に戻ることがゲームの目的。

-コマンドは「動詞」→「名詞」の順で選択する。
--「見る」→「町」、「移動」→「公園」といった具合。

-アイテムは、買い物、拾う、交換、などの手段で入手する。主に、タイミング良くアイテムを使うことでストーリーが進展する。
--ただし、使用するタイミングを間違えた瞬間にハマりが確定する。


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**改善点
-序盤は親切
--最初の町にたどりつき、買い物を始めるまでは誰でも進めることが出来る。
--なんでそんなことが「親切」かと言うと、前作ではゲーム開始直後から動けずに詰むプレイヤーもいたくらいに不親切であったため、一応そこからは改善が見られる。

-かな漢字対応
--PC-88のみ対応となり、カナかな漢字での表記になったため前作より大幅に読みやすい。

-ボリューム・シナリオ
--攻略を見ながらプレイすれば1時間足らずで終わるのは相変わらずだが、登場人物も多く意外なキャラが意外な展開でシナリオに絡んでくるため、伝奇ファンタジーADVとして十分楽しめる。
--最終盤の展開は非常に盛り上がる。展開に合わせた的確なコマンド選択・アイテム選択が求められるが、理不尽ではなく頭を使ってパズルを解いていく楽しさがある。ここだけは初見で攻略情報を見ないのをお勧め。
--前作のラスボス戦が理不尽の極みだったことを考えると、大幅な改善点と言える。

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**問題点
-町に入った時から早々に大量の詰みポイントが待ち構えている
--最初に唯一の手持ちアイテム(腕輪)を売却し攻略に必要なアイテムを買う必要があるのだが、「最初に提示されるコイン枚数」で売却してしまうと必須アイテムを買い揃えることができずに詰む。
--しかも、それが判明するのがそれなりに話が進んでから。

#region(正解)
「見せる」「腕輪」。←(この時点で売ると詰み)~
「見せる」「腕輪」。←(買い取り金額アップ。この時点で必須アイテムは揃うが不要なダミーアイテムを1つでも買うと詰み)~
「捨てる」「腕輪」。←(買い取り金額アップ。ダミーアイテムを買ってもまだ詰まない)~
「売る」「腕輪」。
#endregion()

--移動先に選択すると強制的にコインを徴収される施設がある(しかも選択する度に何度でも奪われる)。ここも必須アイテムの買い物を終える前に選択してしまうとその時点で詰み確定。序盤では入ってもなんの意味もなく、コインを取られるだけのトラップ選択肢である。(後半になってから訪れる必要がある)


-凶悪難易度
--コマンド選択式にはなったが、選択の順番が非常にシビアで、特定のフラグが立つ前に間違った選択を実行してしまうとそのフラグを二度と立てることが出来ずに詰みが確定するパターンが非常に多い。
--多くのコマンドが不可逆にフラグを変化させるため、単純に上からコマンドを総当たりしていると絶対に詰む。
---しかも詰んだかどうかはかなり先に進まないと判明しない。
--いつどこでどのコマンドを実行するか、のヒントはまったく存在しない。詰んでやり直して覚えていくスタイル。
--前作と同じくセーブが可能だが、詰みのシチュエーションがあまりに多く、大抵は最初からやり直した方がマシなレベルである。

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**評価点
-グラフィックのレベルは前作よりも向上。当時のゲームとしても平均より上の可愛いさである。
--町の住人も、個性的で可愛い女の子が揃っている。単なる「店員A」ではなく、それぞれきっちりイベントでの出番がある。

-美樹ちゃんの出番が増えた。
--前作では謎の「村娘A」の方が目立っていたが、今作ではちゃんとヒロインしている。


-ランスワールドとのリンク
--ランスワールドの現魔王である来水美樹、小川健太郎にリンクしている。
--(このゲーム随一の癒やし)占い師のアーシーは、ランスワールドでも使徒アーシーとして登場している。

#region(ただし‥‥、EDのネタバレ)
本作のエンディングでは美樹、健太郎とも現代日本に帰還し、美樹は人間に戻っている。~
ランスワールドは本作のバッドエンド後の世界と言える。~
#endregion()

--ランスワールドでは二人とも悲壮でシリアスなキャラとなっているが、今作では悲壮ながらおポンチな言動も多い。非公式wikiのキャラ紹介で「変人」と紹介されるのもうなずける。


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**総評
コマンド選択式となったことで難易度は一応低下しているが、まだまだ理不尽レベルの高難度である。~
フラグ(主に所持アイテム)が十分でない状態でも先に進めてしまい、それが詰みとわかるまでのタイムラグが大きいので、死んで覚える以上に厳しい。~
試行錯誤が必要なADVでありながら、選択ミスからのリカバーは(ごく一部を除き)不可能なので、タイムリープものかと言う勢いで何度も何度も最初からやり直していくことになる。((セーブロードが有効なのは、終盤の迷路と、最終盤の脱出シーンくらいである))~


現在ではインターネット上で攻略情報を見ることができるが、攻略情報もコミュニティもない発売当時にEDまでたどり着くことが出来た猛者がどれだけいたのだろうか((ちなみに筆者は、まともな攻略を諦めゲーム本体のEXEファイルからシナリオを解析して無理矢理クリアしたが、それでも初回クリアまで20時間以上を要した。))。