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バラデューク

【ばらでゅーく】

ジャンル アクションシューティング
対応機種 アーケード
発売・開発元 ナムコ
稼働開始日 1985年7月
プレイ人数 1~2人
配信 バーチャルコンソールアーケード
【Wii】2009年10月13日/800Wiiポイント
判定 なし
UGSFシリーズリンク


概要

ナムコ(現:バンダイナムコエンターテインメント)が発売したアーケード用シューティングゲーム。UGSFシリーズの一作。
「ブキミが気持ちいい!」をキャッチコピーにグロテスクさを前面に出しており、当時の市場ではかなり異質さが漂うタイトルであった。


ストーリー

平和種族である「パケット族」のSOSをキャッチした宇宙辺境警備隊。その原因は、地下要塞「バラデューク」を支配する邪悪な生命体「オクティ族」だった。
プレイヤーは、宇宙辺境警備隊員の腕利き「ファイター」となり、迫害を受け続けているパケット族を救い出す。
(Wikipediaより)


特徴

  • 8方向レバー+1ボタン操作。
    • レバーで移動。画面はサイドビューで緩い重力があるため、移動せずにいると少しずつ落下していく。
    • ボタンで波動銃を発射。波動銃はオート連射可能だが、自力連射の方が早く発射出来る。また、発射時に反動で少し後退する。
      • 波動銃は後述のカプセルから出て来る「パワー波動銃」を入手すると最大3段階まで強化される。攻撃を受けると1段階パワーダウンする。
    • ライフ+残機制。ライフのシールドは初期2つ、後述のルーレットで3つ以上に増やせるが、残機が消滅すると1つ減る(2個未満にはならない)。
      • 初期設定では1万点でエクステンドし、以降2万点ごとにエクステンドする。
    • 2Pでの交互交代プレイが可能。
  • ゲームの目的は1ステージ6フロアで構成された全8ステージ、48フロアを攻略する事。
    • 各フロアにいる青いエイリアン・オクティを全て倒すと次のフロアへのゲートが開く。フロアを進むとシールドが最大まで補充される。
    • 5フロア目はオクティのいないボーナスフロア。カプセルだけが置かれており、最初からゲートも開いている。ゲームが進むとこのフロアにもザコが出現するようになる。
    • 6フロア目ではボス「グレート・オクティ」が出現する。
  • オクティを倒すとカプセルを落とす事があり、カプセルに触れてから離れるとアイテムが出る。
    • 黄色い一つ目の宇宙人「パケット」を入手すると、フロアクリア後にルーレットに挑戦出来る。
      • ルーレットには「パケットマス」、「N(NOTHING)マス」、「オクティマス」があり、パケットマスはパケットを取得する事で増えていく。パケットマスに止められればシールドが1つ増えるが、オクティマスに止めるとシールドが1つ減ってしまう。パケットマスに止めると取得していたパケットを全て失うが、止められなければ所持したままで進める。
      • シールドが3つ以上ある場合、パケットを入手してなくても「Nマス」と「オクティマス」だけのルーレットを行う事になる。
      • パケットを所持したままボスフロアに行くと、所持しているパケットが次々に特攻していき、一時的にボスの動きを止めてくれる。
      • なお、パケットを撃ってしまうと手持ちのパケットを全て失ってしまう。
    • 他にスコアアイテムの「ジュエル」がある。
    • ただし、カプセルから出るのはアイテムだけではなく、トラップモンスターの「バガン」が出現する事もある。

評価点

  • 描きこまれたグラフィック
    • 不気味さやグロテスクさを重視した本作は、背景や敵がよく描きこまれており、不気味さをしっかり表現できており世界観の完成度は高い。
    • 特にメインの敵であるオクティ族は青い体にグロテスクな見た目でインパクトがあり、ボスであるグレート・オクティも巨大で迫力がある。
    • 敵や背景が不気味なのとは対照的にファイターは黄色い宇宙服でパケットは黄色い体に一つ目でかわいい系になっているのも特徴的。
      • なお、エンディングの一枚絵でファイターが実は女性だったという事実が明らかになる。この点で『メトロイド』と比べられる事もある。
    • ステージの中には『パックマン』の迷路を再現したフロアも存在するなどナムコらしいネタも。
      • なお、トラップモンスターのバガンはパックマンに似ており、オクティの中にパックマンのモンスターがモチーフのものもいる。
  • 音響面
    • 本作はBGMが殆ど存在せず、プレイ中は常に心臓の鼓動のような音が流れ続け、それ以外は自キャラの移動時や攻撃時の効果音のみで進行する。これがまた緊張感を煽り、不気味さを強調する要素となっている。
      • シールドが残り1つになると心拍音が早くなり、焦燥感を煽るのも良い演出である。
    • ネームエントリーも不気味な曲となっているが、一方で完全クリア時のエンディング曲は明るい曲調で達成感を感じられる。
    • 他に、一部合成音によるボイスが入っているのも特徴的。ゲーム開始時、必ず支給されるパケットが「I'm your Friend!」と喋ったり、グレート・オクティを倒すと断末魔の声を上げるのが印象に残る。

賛否両論点

  • 難易度の高さ
    • 発砲による反動などの独特の仕様も相まって本作の難易度は高めな傾向にある。
    • こちらと同じ速度で移動・攻撃を行うブルー・スナイパーを筆頭に強敵が多く登場し、ステージ2後半からはオクティの配置もいじわるになっていく。後半では連続で被弾する事も珍しくない。
    • これだけでもかなりの難易度と言えるが、中盤からは反動を使うことですり抜けられる壁や透明なオクティといった要素が登場する。
      • 特にすり抜けられる壁などは知識がないとまず気付けない。マップや敵配置を覚えるだけでは攻略は難しい。
    • また、ランダム出現のアイテムやルーレットにより攻略には運も絡む。
      • カプセルから出現するアイテムは完全ランダム。これにより決まったパターンでの攻略は通用しない。
      • 波動銃が強化されればオクティを楽に倒せるようになり、俄然有利になるので、いかにパワー波動銃を出せるかで攻略の難易度も変わってくる。
      • 一応、パケットを8体連れていればパワー波動銃が出るという仕様はあるのだが、それにもルーレットでパケットを消費せず、8体揃えるまでカプセルが残っている必要があるため、運が絡むことに変わりはない*1
    • アーケード版ではコンティニューがなく、一発勝負というのも難易度の高さの一因と言える。
      • 一応、ディップスイッチでコンティニューありの設定にする事も可能だが、なんと基板の説明書に書かれていない隠し要素になっている。その代わりか、ラウンドセレクトの設定があるので、こちらを使っていた店舗もあった模様。
  • 難易度は高いとは言え、理不尽すぎるようなバランスではなく、攻略法を構築すればちゃんと進めるようになるので、難易度が高いなりにゲームバランスは練られていると言える。
    • 運要素もアドリブによってゲームプレイが単調にならないスパイスともとれる。決まったパターンが通用しないからこそプレイヤーの力量が問われるゲームになっている。
    • もっとも、このせいでプレイヤーを選ぶ部分もあるのだが。

問題点

  • ザコに対し、ボスキャラのパターンが少ない。
    • グレート・オクティはブルー・ウォーム、ターニング・アイ、そしてラスボスのオクティ・キングの3種のみ。オクティ・キングは最終面のみの登場なので、それ以外のステージはブルー・ウォームとターニング・アイが交互に登場するため、変化に乏しい。
    • 一応、ターニング・アイは毎回パターンが異なるが、ブルー・ウォームはステージ右側から迫りながら弾を吐いてくるだけの一定パターンで固定。
  • 永久パターンが成立してしまう
    • 永久パターン防止キャラであるブルースパークを倒せてしまうのがその原因。ゲートが開いて一定時間すると出現する関係で、ボーナスフロアで必ず出現するための措置と思われるが…。

総評

当時のナムコのタイトルでは一際異彩を放つ不気味さ溢れる世界観と人を選ぶ難易度からマニアックな人気を得た一作。
攻略にはそれなりのやりこみが必要とされるため、一筋縄ではいかないが、それも本作の魅力のひとつと言える。


移植

  • X68000版
    • 1995年発売。10年目にしての初移植で移植度も高い。電波新聞社がX68000で展開していた「ビデオゲーム・アンソロジーシリーズ」の13作目にして最終作。
  • PS版
    • 1997年発売。『ナムコミュージアムVol.5』に収録。
  • 携帯アプリ版
    • iモードとezweb用に配信。画面は狭いが、移植度は悪くない。
  • Wii版
    • バーチャルコンソールアーケードで配信。AC版をそのまま再現しているため、やはりコンティニューが存在しない。
  • Xbox360版
    • 2009年発売。『ナムコミュージアム バーチャルアーケード』に収録。

余談

  • 続編として、1988年に稼働した『爆突機銃艇』がある。
  • 本作の1Pと2Pには、それぞれ「KISSY」「TAKKY」という名前が付いているが、これは開発メンバーのあだ名との事。
    • パケットを連続して10匹と20匹撃つと出てくる隠しキャラにもこの名前がついている。また、ネームエントリーでこの名前を入力するとレインボーになるといった隠し要素がある。
  • ミスタードリラー』において、KISSYは「本名トビ・マスヨ*2。後に『ディグダグ』の主人公ホリ・タイゾウ*3と結婚し、主人公ホリ・ススム(+兄のアタル)を生んだ」という後付け設定が作られた。
    • タイゾウとは『NAMCOxCAPCOM』で共演したが、結婚どころか付き合ってもいない時代である。
      • 同作では、バラデューク要塞への突入口を穿ったのもタイゾウだとされた。
      • また、ペアユニットとして共演した『バーニングフォース』の主人公・天現寺ひろみはマスヨの後輩という設定になっているが、バーニングフォースはバラデュークより200年近く昔と言うのが公式設定であるため「時代を超えたクロスオーバー」故の二次設定である。