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ガンスモーク」(2022/09/08 (木) 07:03:25) の最新版変更点

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「[[判定不一致修正依頼]]」にて判定と記事内容の不一致が指摘されています。対応できる方はご協力をお願いします。 ---- *ガンスモーク 【がんすもーく】 |ジャンル|シューティング|~| |対応機種|アーケード|~| |発売・開発元|カプコン|~| |稼動開始日|1985年11月|~| |プレイ人数|1~2人(交代)|~| |判定|なし|~| |ポイント|3つのボタンを使い分けるウエスタンシューティング&br()容赦無き難易度の高さ|~| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 -1985年にてカプコンからアーケードにリリースされた縦スクロールシューティング。 -西部劇を舞台に二丁拳銃の保安官ビリーが、平和を乱す賞金首のお尋ね者を退治するというストーリー設定。 -1~2人交互プレイ可能。全10ステージ構成。 **主なルール -原則的に一般的な縦シューティングを同じ、「ザコを倒しながら先に進んでボスを倒せばステージクリア」という流れである。 -使用コントローラーはレバーと3ボタンとなっている。レバーにてビリーの八方向移動、ボタンはすべてショット(ライフル撃ち)に使用する。 --このゲームは3つのボタンをどう押すかによってビリーの攻撃方法が変わる。ビリーは二丁拳銃使いなので、ショットは必ず2方向同時の撃ち分けとなる。また、ショットには射程制限があり、画面端までは届かない。 --以下にボタンによるショットの撃ち分けを示す。ボタンの押し方は単発(1つ押し)と2つ同時押しの各パターンがある。 |>|>|CENTER:ボタン|CENTER:攻撃方向| ||BGCOLOR(pink):中央||前方2方向に同時ショットを放つ| |BGCOLOR(pink):左側|||前方左斜め2方向に同時ショットを放つ| |||BGCOLOR(pink):右側|前方右斜め2方向に同時ショットを放つ| |BGCOLOR(pink):左側|BGCOLOR(pink):中央||前方1方向と前方左斜め1方向に同時ショットを放つ| ||BGCOLOR(pink):中央|BGCOLOR(pink):右側|前方1方向と前方右斜め1方向に同時ショットを放つ| |BGCOLOR(pink):左側||BGCOLOR(pink):右側|前方左斜め1方向と前方右斜め1方向に同時ショットを放つ| >>追記:表左のボタン配置はコントローラーに見立てると「レバー + (左側)/(中央)/(右側)」という配置順となる。 -ステージ開始前に賞金首(ボス)の顔と賞金額が表示され、そのステージをクリアすれば賞金額がそのままスコアボーナスとして加算される。 -各ステージに配置されている「樽」をショットで破壊すれば以下のアイテムを落とす(破壊しても何も出ない場合もある)。 --パワーアップ系(どれも最大5段階までパワーアップできる。取得したアイテムはストックとして画面下に表示される) ---「靴」…移動速度を上げる。 ---「弾丸」…ショット速度を上げる。 ---「ライフル」…ショットの射程を伸ばす。 --その他 ---「馬」…ビリーが愛馬「サンダーボルト」に乗り、3回までの敵ダメージに耐えてくれる。また、乗っている間は徒歩の敵に接触することで踏んでダメージを与えることができる。3回ダメージをもらうかステージクリアすると消滅する。 ---「Pow」…画面内の敵を全滅させる。 ---「弥七」…1UPボーナス。 ---「シャレコウベ」…上記のパワーアップ効果がすべて1ランク下がるマイナスアイテム。 ---「スコア」…スコアボーナス。 --ステージクリア後は次ステージにてパワーアップ系のアイテムストックがすべて引き継がれる。 -残機制の戻り復活ですべてなくなるとゲームオーバー(コンティニューは可能)。 --ビリーのミス条件は「敵や敵の攻撃に触れる」事である。 --敵は銃の他に投げナイフやダイナマイトで攻撃してくる。投擲されたダイナマイトは爆発するまでに接触する事で火を踏み消して無効化する事も出来る。 --ゲームの関係上、建物や川などがビリーの行動範囲を邪魔する形で配置されている場面があるが、これには触れてもミスにはならない。また、スクロールと建物などに挟まれてもミスではない(挟まれた状態から弾き出される)。 --ミスすると「靴」「弾丸」「ライフル」のパワーアップ効果が1ランク下がるペナルティがある。 ---パワーアップのストックは最大である5段階からさらに溜める事が可能で、その状態だとミスしてもパワーランクが下がらない((例えば、「靴」アイテムを6つストックした状態だと、ミスしてもストックが1減って最大段階(ストック5)の状態が維持されるのでパワーダウンはしない。))恩恵がある。 **評価点 -「3つのボタンでショットを使い分ける」という操作性は評価に値するだろう。 --これにより、「敵の配置によってショットどの方向に撃てばいいのか」という戦略性を持ち、「敵を狙う楽しさ」が詰まっている。 --若干の慣れはいるものの、直感的に押しやすいボタン配置となっている、操作性に関してはそこまで複雑でもない。 -グラフィックの書き込みやBGMなどに関しては高評価。 --グラフィックの書き込みは洗練されており、渋いテイスティの西部劇らしさが丁寧に描かれている。 ---各ボス(賞金首)には様々な面子が存在する。ガンマンやインディアンといった西部劇の王道の奴らの他にも、ブーメランを使う者、忍者や近未来容姿といった異色のキャスティングも存在するが、決してギャグになっておらず違和感なく溶け込んでいるのはお見事。&br()もちろん、各ボスには攻撃方法が多種多様であり、非常に個性的である。 --見事ボスを倒すと、賞金首であるボスのポスターに銃弾が撃ち込まれ、賞金(スコア)が得られる演出も見事、次々に現れる賞金首を倒していくという西部劇の雰囲気がよく出ている。 --BGMも西部劇の雰囲気を上手く表現した名曲揃いでひたすらに渋かっこいい。この辺は流石カプコンといったところか。 **問題点 -操作が特殊であると同時に、本作は同時期のカプコンシューティングの中でも難易度はかなり高い。以下その要因。 --建物などの障害物が多めに配置されている影響で、''おのずとビリーの移動範囲が限られてしまう''。 --ビリーは前方及び前方斜め2方向にしかショットが撃てないのに、''幾らかの敵は平然と360度方向で弾を撃ってくる''。 ---しかも、''敵弾の速度が速い上に、敵そのものもビリーに回り込む感じで襲いかかってくる''。ビリーの目の前で弾を撃たれると''回避不可能な事態が普通に起こる''。 ---特に背後に回られてしまった場合、''ビリーは前にしか弾を撃てない''ので一方的に攻撃を受ける事になり、ミスの確率が跳ね上がってしまうので何としても避けたいところ。 --''敵の攻撃パターンのランダム性が強く、攻略がなかなか安定しない''。 --ミスするとパワーダウンペナルティの戻り復活であり、''いくら残機が余っていようがごり押しクリアは絶対にできない''。 ---さらに最悪な事にボス戦でミスすると、ボス戦直前ではなく''ボスの少し前の地点に戻される''というスパルタっぷり。 --''ボス戦でも容赦なく雑魚敵が無限に沸いてくる''。完全に多勢に無勢状態で不公平である。 --…といった感じで、終始遠慮のない難易度となっている。 --逆に救いがあるとすれば「大方のステージは短めで構造されている」「ボスの耐久度は低め」といったところか。それでもきつさの方が遥かに上回っているが…。 ---但し、中には上記に当てはまらないほど道中が長かったり、ボスが異様にタフなステージもあり、そこはプレイヤーにとって最大の難所である。 ---- **総評 外観は当時のゲームとしては優秀で、独自性のある操作系統は純粋に素晴らしいのだが、上記のように''難易度があまりにも高すぎた''故に人を選ぶ作品となってしまった。 ---- **海外版 -日本版とは「ゲーム開始時の賞金首の全一覧デモがない」、「ステージ構成も3面がインディアン、6面が忍者に入れ替わっている」といった相違点がある。しかも、難易度までもが日本版のそれと入れ替わっているので&bold(){3面の段階で敵が本気で殺しにかかる上に長丁場}という実に骨太なプレイを強いられる。 **家庭用移植 -単体移植はファミコンディスクシステム版のみ。発売元はすべてカプコン。しかし、後のオムニバス移植が多くされているので、プレイする機会には恵まれている部類に入るだろう。 -ファミリーコンピュータ ディスクシステム版(1988年1月27日発売) --FCコントローラーでは3ボタンによる操作が再現ができない為、「Bボタンで左斜め、Aボタンで右斜め、AB同時押しで前方のショット」という操作方法に変更されている。全6面。 --BGMが全て差し替えられたり((FDS/NES版のBGMは後にAC版『ストライダー飛竜』の曲を手掛けた民谷淳子氏によるもの。))、殆どのボスの攻撃方法が変わっている他、「ステージ内にて"手配書"を入手しないとボス戦に遭遇できない」「ショップにてアイテムが購入できるようになった」といったアレンジ色が非常に強くなっており、厳密な意味では移植とはいい難い模様。 --3度まで敵弾を防いでくれる馬(サンダーボルト)が出現するのはAC版と同じだが、FC版では残り耐久力が1発になると点滅して警告してくれるようになった。 ---ちなみにショップで購入出来るアイテムにはショットガンやマシンガンといったパワーアップガンも存在する。中でも一度に広範囲を撃ちまくれるショットガンは撃ち分けを重視している本作の中でも異色というかKY。ショットガンの存在によって、FC版はもはや「ガンスモークの皮を被った別ゲー」と言っても差し支えないだろう。 --のちに海外NES版はROMカートリッジとして発売されたが、一部グラフィックが書き換わっているほか、ステージ/ボステーマの曲がいくつか追加されている。 -オムニバスソフト --カプコンジェネレーション 第4集 孤高の英雄(セガサターン/プレイステーション、1998年11月12日発売) ---AC版のほぼ完全移植。『[[戦場の狼]]』『戦場の狼II』とのカップリング収録。 ---ギャラリーモードのイラストはAC版の資料のみでは数が少なすぎた為か、FC版の物も収録されている。 --[[カプコン クラシックス コレクション]](プレイステーション2/同 ポータブル、2006年3月2日発売(PS2)/2006年9月7日発売(PSP)) ---上記のカプジェネ版3作品も含めた全19作品のカップリング収録。 --[[カプコンアーケードキャビネット]](プレイステーション3/Xbox360 2013年2月19日(PS3)/2013年2月20日(Xbox360)) ---AC版の完全移植。『[[セクションZ]]』『[[魔界村]]』と共に1985-Iパックとして配信。設定資料や難易度を下げるカジュアルモード等が搭載。 --カプコンアーケード2ndスタジアム(PS4/Switch/One/Win(Steam) 2022年7月22日配信) ---AC版の完全移植だが、何故かタイトルロゴのデザインがカタカナ表記の「ガンスモーク」に変更されている((海外版に切替えても同じデザイン。海外版公式サイトではローマ字表記の『Gan Sumoku』というタイトルで紹介されている。あくまでも憶測だが、同名のテレビドラマ『Gunsmoke』への配慮だと思われる。余談だが、同時収録されている『必殺無頼拳』ではマーベルコミック『アベンジャーズ』への配慮か、こちらは海外版タイトル『Avengers』未収録。))。単品購入(400円)と30本パック(4000円)にて配信。
「[[判定不一致修正依頼]]」にて判定と記事内容の不一致が指摘されています。対応できる方はご協力をお願いします。 ---- *ガンスモーク 【がんすもーく】 |ジャンル|シューティング|~| |対応機種|アーケード|~| |発売・開発元|カプコン|~| |稼動開始日|1985年11月|~| |プレイ人数|1~2人(交代)|~| |判定|なし|~| |ポイント|3つのボタンを使い分けるウエスタンシューティング&br()容赦無き難易度の高さ|~| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 -1985年にてカプコンからアーケードにリリースされた縦スクロールシューティング。 -西部劇を舞台に二丁拳銃の保安官ビリーが、平和を乱す賞金首のお尋ね者を退治するというストーリー設定。 -1~2人交互プレイ可能。全10ステージ構成。 **主なルール -原則的に一般的な縦シューティングを同じ、「ザコを倒しながら先に進んでボスを倒せばステージクリア」という流れである。 -使用コントローラーはレバーと3ボタンとなっている。レバーにてビリーの八方向移動、ボタンはすべてショット(ライフル撃ち)に使用する。 --このゲームは3つのボタンをどう押すかによってビリーの攻撃方法が変わる。ビリーは二丁拳銃使いなので、ショットは必ず2方向同時の撃ち分けとなる。また、ショットには射程制限があり、画面端までは届かない。 --以下にボタンによるショットの撃ち分けを示す。ボタンの押し方は単発(1つ押し)と2つ同時押しの各パターンがある。 |>|>|CENTER:ボタン|CENTER:攻撃方向| ||BGCOLOR(pink):中央||前方2方向に同時ショットを放つ| |BGCOLOR(pink):左側|||前方左斜め2方向に同時ショットを放つ| |||BGCOLOR(pink):右側|前方右斜め2方向に同時ショットを放つ| |BGCOLOR(pink):左側|BGCOLOR(pink):中央||前方1方向と前方左斜め1方向に同時ショットを放つ| ||BGCOLOR(pink):中央|BGCOLOR(pink):右側|前方1方向と前方右斜め1方向に同時ショットを放つ| |BGCOLOR(pink):左側||BGCOLOR(pink):右側|前方左斜め1方向と前方右斜め1方向に同時ショットを放つ| >>追記:表左のボタン配置はコントローラーに見立てると「レバー + (左側)/(中央)/(右側)」という配置順となる。 -ステージ開始前に賞金首(ボス)の顔と賞金額が表示され、そのステージをクリアすれば賞金額がそのままスコアボーナスとして加算される。 -各ステージに配置されている「樽」をショットで破壊すれば以下のアイテムを落とす(破壊しても何も出ない場合もある)。 --パワーアップ系(どれも最大5段階までパワーアップできる。取得したアイテムはストックとして画面下に表示される) ---「靴」…移動速度を上げる。 ---「弾丸」…ショット速度を上げる。 ---「ライフル」…ショットの射程を伸ばす。 --その他 ---「馬」…ビリーが愛馬「サンダーボルト」に乗り、3回までの敵ダメージに耐えてくれる。また、乗っている間は徒歩の敵に接触することで踏んでダメージを与えることができる。3回ダメージをもらうかステージクリアすると消滅する。 ---「Pow」…画面内の敵を全滅させる。 ---「弥七」…1UPボーナス。 ---「シャレコウベ」…上記のパワーアップ効果がすべて1ランク下がるマイナスアイテム。 ---「スコア」…スコアボーナス。 --ステージクリア後は次ステージにてパワーアップ系のアイテムストックがすべて引き継がれる。 -残機制の戻り復活ですべてなくなるとゲームオーバー(コンティニューは可能)。 --ビリーのミス条件は「敵や敵の攻撃に触れる」事である。 --敵は銃の他に投げナイフやダイナマイトで攻撃してくる。投擲されたダイナマイトは爆発するまでに接触する事で火を踏み消して無効化する事も出来る。 --ゲームの関係上、建物や川などがビリーの行動範囲を邪魔する形で配置されている場面があるが、これには触れてもミスにはならない。また、スクロールと建物などに挟まれてもミスではない(挟まれた状態から弾き出される)。 --ミスすると「靴」「弾丸」「ライフル」のパワーアップ効果が1ランク下がるペナルティがある。 ---パワーアップのストックは最大である5段階からさらに溜める事が可能で、その状態だとミスしてもパワーランクが下がらない((例えば、「靴」アイテムを6つストックした状態だと、ミスしてもストックが1減って最大段階(ストック5)の状態が維持されるのでパワーダウンはしない。))恩恵がある。 **評価点 -「3つのボタンでショットを使い分ける」という操作性は評価に値するだろう。 --これにより、「敵の配置によってショットどの方向に撃てばいいのか」という戦略性を持ち、「敵を狙う楽しさ」が詰まっている。 --若干の慣れはいるものの、直感的に押しやすいボタン配置となっている、操作性に関してはそこまで複雑でもない。 -グラフィックの書き込みやBGMなどに関しては高評価。 --グラフィックの書き込みは洗練されており、渋いテイスティの西部劇らしさが丁寧に描かれている。 ---各ボス(賞金首)には様々な面子が存在する。ガンマンやインディアンといった西部劇の王道の奴らの他にも、ブーメランを使う者、忍者や近未来容姿といった異色のキャスティングも存在するが、決してギャグになっておらず違和感なく溶け込んでいるのはお見事。&br()もちろん、各ボスには攻撃方法が多種多様であり、非常に個性的である。 --見事ボスを倒すと、賞金首であるボスのポスターに銃弾が撃ち込まれ、賞金(スコア)が得られる演出も見事、次々に現れる賞金首を倒していくという西部劇の雰囲気がよく出ている。 --BGMも西部劇の雰囲気を上手く表現した名曲揃いでひたすらに渋かっこいい。この辺は流石カプコンといったところか。 **問題点 -操作が特殊であると同時に、本作は同時期のカプコンシューティングの中でも難易度はかなり高い。以下その要因。 --建物などの障害物が多めに配置されている影響で、''おのずとビリーの移動範囲が限られてしまう''。 --ビリーは前方及び前方斜め2方向にしかショットが撃てないのに、''幾らかの敵は平然と360度方向で弾を撃ってくる''。 ---しかも、''敵弾の速度が速い上に、敵そのものもビリーに回り込む感じで襲いかかってくる''。ビリーの目の前で弾を撃たれると''回避不可能な事態が普通に起こる''。 ---特に背後に回られてしまった場合、''ビリーは前にしか弾を撃てない''ので一方的に攻撃を受ける事になり、ミスの確率が跳ね上がってしまうので何としても避けたいところ。 --''敵の攻撃パターンのランダム性が強く、攻略がなかなか安定しない''。 --ミスするとパワーダウンペナルティの戻り復活であり、''いくら残機が余っていようがごり押しクリアは絶対にできない''。 ---さらに最悪な事にボス戦でミスすると、ボス戦直前ではなく''ボスの少し前の地点に戻される''というスパルタっぷり。 --''ボス戦でも容赦なく雑魚敵が無限に沸いてくる''。完全に多勢に無勢状態で不公平である。 --…といった感じで、終始遠慮のない難易度となっている。 --逆に救いがあるとすれば「大方のステージは短めで構造されている」「ボスの耐久度は低め」といったところか。それでもきつさの方が遥かに上回っているが…。 ---但し、中には上記に当てはまらないほど道中が長かったり、ボスが異様にタフなステージもあり、そこはプレイヤーにとって最大の難所である。 ---- **総評 外観は当時のゲームとしては優秀で、独自性のある操作系統は純粋に素晴らしいのだが、上記のように''難易度があまりにも高すぎた''故に人を選ぶ作品となってしまった。 ---- **海外版 -日本版とは「ゲーム開始時の賞金首の全一覧デモがない」、「ステージ構成も3面がインディアン、6面が忍者に入れ替わっている」といった相違点がある。しかも、難易度までもが日本版のそれと入れ替わっているので&bold(){3面の段階で敵が本気で殺しにかかる上に長丁場}という実に骨太なプレイを強いられる。 **家庭用移植 -単体移植はファミコンディスクシステム版のみ。発売元はすべてカプコン。しかし、後のオムニバス移植が多くされているので、プレイする機会には恵まれている部類に入るだろう。 -ファミリーコンピュータ ディスクシステム版(1988年1月27日発売) --FCコントローラーでは3ボタンによる操作が再現ができない為、「Bボタンで左斜め、Aボタンで右斜め、AB同時押しで前方のショット」という操作方法に変更されている。全6面。 --BGMが全て差し替えられたり((FDS/NES版のBGMは後にAC版『ストライダー飛竜』の曲を手掛けた民谷淳子氏によるもの。))、殆どのボスの攻撃方法が変わっている他、「ステージ内にて"手配書"を入手しないとボス戦に遭遇できない」「ショップにてアイテムが購入できるようになった」といったアレンジ色が非常に強くなっており、厳密な意味では移植とはいい難い模様。 --3度まで敵弾を防いでくれる馬(サンダーボルト)が出現するのはAC版と同じだが、FC版では残り耐久力が1発になると点滅して警告してくれるようになった。 ---ちなみにショップで購入出来るアイテムにはショットガンやマシンガンといったパワーアップガンも存在する。中でも一度に広範囲を撃ちまくれるショットガンは撃ち分けを重視している本作の中でも異色というかKY。ショットガンの存在によって、FC版はもはや「ガンスモークの皮を被った別ゲー」と言っても差し支えないだろう。 --のちに海外NES版はROMカートリッジとして発売されたが、一部グラフィックが書き換わっているほか、ステージ/ボステーマの曲がいくつか追加されている。 -オムニバスソフト --カプコンジェネレーション 第4集 孤高の英雄(セガサターン/プレイステーション、1998年11月12日発売) ---AC版のほぼ完全移植。『[[戦場の狼]]』『戦場の狼II』とのカップリング収録。 ---ギャラリーモードのイラストはAC版の資料のみでは数が少なすぎた為か、FC版の物も収録されている。 --[[カプコン クラシックス コレクション]](プレイステーション2/同 ポータブル、2006年3月2日発売(PS2)/2006年9月7日発売(PSP)) ---上記のカプジェネ版3作品も含めた全19作品のカップリング収録。 --[[カプコンアーケードキャビネット]](プレイステーション3/Xbox360 2013年2月19日(PS3)/2013年2月20日(Xbox360)) ---AC版の完全移植。『[[セクションZ]]』『[[魔界村]]』と共に1985-Iパックとして配信。設定資料や難易度を下げるカジュアルモード等が搭載。 --カプコンアーケード2ndスタジアム(PS4/Switch/One/Win(Steam) 2022年7月22日配信) ---AC版の完全移植だが、何故かタイトルロゴのデザインがカタカナ表記の「ガンスモーク」に変更されている((海外版に切替えても同じデザイン。海外版公式サイトではローマ字表記の『Gan Sumoku』というタイトルで紹介されている。あくまでも憶測だが、同名のテレビドラマ『Gunsmoke』への配慮だと思われる。余談だが、同時収録されている『必殺無頼拳』ではマーベルコミック『アベンジャーズ』への配慮か、こちらは海外版タイトル『Avengers』未収録。))。単品購入(400円)と30本パック(4000円)にて配信。

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