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*SUPERMAN 【すーぱーまん】 |ジャンル|アクション・アドベンチャーゲーム|&image(https://www.suruga-ya.jp/database/pics_light/game/174900463.jpg,height=160)| |対応機種|ファミリーコンピュータ|~| |発売元|ケムコ(コトブキシステム)|~| |発売日|1987年12月26日|~| |判定|BGCOLOR(lightsalmon):''クソゲー''|~| |定価|5,500円(税別)|~| |ポイント|あんまりスーパーじゃないスーパーマン&br;単調すぎる内容|~| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 アメリカンコミック初のヒーローとして絶大な知名度を誇る、『スーパーマン』のゲーム化作品。~ 「アメコミ調は日本では受けないのでは」という理由から、キャラデザインにいしかわじゅんを起用、子供向けに仕上げている。 ---- **特徴 -プレイヤーの任意で各エリアを探索するタイプの横スクロールアクション。 --基本的なゲームの流れは、取材を命じられる→取材先で事件と遭遇→事件の首謀者であるボスを倒す→シナリオクリア→次のシナリオへ。全部で5つのシナリオをクリアするとエンディング。 --シナリオは基本的にクリストファー・リーヴの映画版を原作としており、本作発売と同時期に公開された映画版4の内容も含まれている。 -ゲーム開始時はクラーク・ケント(スーパーマンの世を忍ぶ仮の姿)だが、あちこちに設置してある電話ボックス等に入るとスーパーマンに変身する。 --スーパーマンになると、飛行能力やブレス能力などの特殊能力を使用できる。各能力には上限があり、一定回数以上は使用できない。 --HPがある程度減少するとクラーク・ケントに戻ってしまう。この状態でも敵を倒したりすることは可能。 --敵を倒すとHPや特殊能力使用度を回復するアイテムを入手できる。 //問題点と重複 ---- **問題点 -アクションゲームとして非常に大味な出来。 --ザコ敵の種類も少なく、ボス敵も「攻撃を避けつつ、隙を見て接近して攻撃を繰り返す」オンリー。最後まで何の変化もない。この辺ボスごとに特色があれば、或いは能力を駆使する必要があるなりすればゲームの単調さもだいぶ薄らいだだろう。 --というかレックス・ルーサーは当然としてメンタンピン等もただの中国人なのだがスーパーマンとガチタイマン出来るのは如何なものか。 -画面切り替え直後に敵の攻撃を食らう理不尽な場所がいくつかある。 --特に危険なのが階段をあがる時、地下鉄から出てきた時。 -やるべきことのヒントが少なく、また分かりにくい。 --2面では「株の暴落の原因を取材して来い!!」と言われるものの、''証券取引所の場所を誰も教えてくれない。'' --核人間を探せというイベントに至っては、ノーヒントでニューヨーク中を探し回らないといけない。しかも三体もいる。 ---ニューヨークの地理に詳しければ大まかなアタリをつけられるだろうが、そうでなければ自分でマッピングするしかない。 ---マップも無闇にだだっ広い。全く何のイベントも起きない地域、ビルも多数存在する。更にこのビルには飛行能力で屋上に上がれるのだが、それはステージごとのイベント戦扱いで当然ノーヒント。つまりビルの分だけ探索箇所が単純に倍なのである。 ---おまけにビルの屋上に昇るのと降りるので演出が挟まるので外れビルに当たる度毎回それを見なくてはならず、テンポが悪いことこの上ない。 --モブキャラのほとんどは無意味なことばかり話す。 ---「ワタシニホンゴワカリマセン」「なによアンタ!」「おいらなんにもしらないよ」「スーパーマンのえいがみたかい?」「おれにちかづくとけがするぜ!」など。まったく無言のキャラも3、4人くらいいる。 //-敵や銃弾にぶつかるだけでダメージを受けるスーパーマン。ゲームだから仕方ないと言えばそれまでだが。一応クラーク・ケント状態と比較すると格段に強い。…身体能力は一緒では?とか言ってはいけない。 //--飛行能力も2、3回の使用でパワーが尽きる上、飛んで行ける範囲も限定されている。ただでさえニューヨーク中をあちこち歩き回らされるというのに… //これもヒーロー物のゲーム化上よくある事だろう。 -設定ミス --クラーク・ケントの勤務先がデイリー・プラネッツ(Daily Planet''s'')。最後のsは不要。 ---- **賛否両論点 -BGMの問題 --一部の場面を除いて基本ずっと映画のテーマ曲なので段々うんざりしてくる。ゲームの構成上全ステージ同じ舞台な故の弊害だろうが、ここはもう何パターンか欲しかった所。 --但し全体的に種類が少ない訳でも無く、ダメージを受けてスーパーマンからクラークに戻った時専用の、危機感を煽るようなBGMが用意されてたりと細かい使い分けも。 --スーパーマンに変身すると映画のテーマ曲が流れる。評価点にあるクリア時の演出時も勇壮なBGMでスーパーマン、もといプレイヤーを労ってくれる。 ---- **評価点 -スーパーマンらしい演出 --ステージクリア時に「鳥だ!飛行機だ!いやスーパーマンだ!」という台詞と共に新聞が出てくる。 -特殊能力は全て最初から備わっている。この辺は流石にクリプトン人の面目躍如といったところか。 --展開上必須なシーンが無い上扱い辛い光線がクソな事を除けば、大体の能力をゲーム内で駆使する事になる。ゾンビを凍らせて倒す、透視でゴーストを発見する、身体を回転させ地下に穿孔する等。各エネルギー上限も探索を進める上で強化されてゆく。 -ゲームとしてそれほど破綻してはいない。 --スーパーマンのキャラゲーとして見ればその出来は言うに及ばずだが、ゲーム自体は全く遊べない訳ではない。 --探索が怠く攻略本抜きでは心が折れそうになるもアクション部分は決して理不尽な難易度では無く、探索で躓きさえしなければ最終面まで到達も容易だろう。まあそこが重症なのだが。 --問題点にある様にひたすらに大味ではあるが、ボス撃破時にそれを盛り上げるべく激しいエフェクトとSEが入ったりと演出に力を入れてる部分もあって、全く単調なゲーム、という訳では無い。 ---- **バカ要素 //-二頭身のスーパーマンは、最早スーパーマンというより''『Dr.スランプ』のスッパマン''である。 //FCの時点で見た目がショボいのは仕方ないだろう -デモ画面およびエンディングでは、可愛らしくデフォルメされた自由の女神が出てきてスーパーマンに話しかけてくる。 -ゲーム開始時に、なぜかスーパーマンの名字(クラーク・ケントのケント)を変更できる。 --名前ならまだしも、なぜ名字? -ゲームを始めてすぐデイリープラネッツ社を出ると、いきなりギャングが拳銃をぶっ放してくる。さすが超犯罪都市。 --一方スーパーマンも、変身する前から大ジャンプしたり普通に敵をボコったりする。正体を隠す気は無いらしい。(一応デイリープラネッツ社に入ると自動的にクラークに戻る) -攻撃モーションが謎。 --Aボタンを押すとスーパーマンが体をひねるような謎の挙動をする。すると''1キャラ分ぐらい離れたところにいる敵がダメージを受ける''。 ---多分パンチなのだろうが、手抜きで判定もおかしい。 -地下鉄の乗客はなぜか普通の頭身。さらに言うとなぜか影絵風。 --その中で二頭身のスーパーマンが''(`・へ・´)''←のような顔で突っ立っている図はシュールという他ない。 -コンピューターセンターの中に竹林があり、入るとたけのこが襲い掛かってくる。倒すと微妙な情報が貰える。 -前述の株暴落の犯人はメンタンピン一味。 -モブキャラの無駄話の中に、「この辺でヒロミとリーを見た」という意味不明なものがある。 --郷ひろみとその元妻である二谷ゆりえのことらしい。 -FBI二人組がバカ。''「われわれはエフビーアイだっ!!」'' 地元警察が入手できる情報すら知らなかったりする。 --そして、終盤唐突にこの二人がバブルガムブラザーズ(実在するミュージシャンコンビ)だったことが明らかになる。 -ケムコUSAのビルもある。でも中はザコ敵がうようよしているだけ。 -エンドロールではいしかわじゅんによる主要スタッフの似顔絵が表示される。 --それ以外のグラフィックはいしかわじゅんでなくても、同じと思えるレベル。 ---- **総評 キャラデザの変更や妙な設定の数々でスーパーマンらしさが''まるっきり削がれ''、原作破壊と言って差し支えない内容になっており、ファンゲームとしての価値はあまり見出せない。~ ゲーム単体としての評価も苦行に近い探索をこなせれば遊べない事も無いが、一方で決して褒められた出来でもなく、埋もれるべくして埋もれたゲームと言っていいだろう。 ---- **余談 -いしかわじゅんの苦労 --著作『フロムK』によると、そういう時代とはいえ、いしかわはキャラのコミカライズからドット絵まで全て担当している(方眼紙に手書きのドット絵をケムコとリレーしていたらしい)。 ---相当にしんどい仕事であった上に、発売直後にワゴンゲーになっているのを見て、担当者から「またやりましょう」と言われ「もうカンベンしてください」と発言したとか。 ---また、エンディングのスタッフの似顔絵も、送られてきたスタッフの「変顔」写真に「フツーの顔を見ないと似顔絵は描けないんだけどなー」と困っている描写もあった。 //-AVGNのロルフ氏は、設定・音楽等に苦言を呈していた。 //不要論が出ているので、話に決着がつくまでCOで保留 ---- **海外版 -そのままでアメリカでも発売された。 --しかも何らかの理由で映画の曲が使えなかったらしく、ゲームオリジナルのBGMに差し替えられてしまっている。 ---一部のBGMは同社から発売されたRPG『[[インドラの光]]』から流用されている。 -[[海外ではニンテンドウ64でも『スーパーマン』が発売された>Superman (N64)]]が、このゲームを超えるどうしようも無いゲームになっている。 -ACでもタイトーから1988年に『スーパーマン』がアクションゲームとしてリリースされている((元々は海外市場向けのみとして開発されたが、最終的には日本版も正式リリースされた。))。ただ、プレイヤーの動きが鈍かったりなど全体的な出来は良くなかった。尚、BGMに映画のメインテーマが使われていたり、2P同時プレイ可能と言う仕様から色違いのスーパーマンが登場するなどある意味貴重な存在となっている。 //ただのプレイ動画は不要
*SUPERMAN 【すーぱーまん】 |ジャンル|アクション・アドベンチャーゲーム|&image(https://www.suruga-ya.jp/database/pics_light/game/174900463.jpg,height=160)| |対応機種|ファミリーコンピュータ|~| |発売元|ケムコ(コトブキシステム)|~| |発売日|1987年12月26日|~| |判定|BGCOLOR(lightsalmon):''クソゲー''|~| |定価|5,500円(税別)|~| |ポイント|あんまりスーパーじゃないスーパーマン&br;単調すぎる内容|~| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 アメリカンコミック初のヒーローとして絶大な知名度を誇る、『スーパーマン』のゲーム化作品。~ 「アメコミ調は日本では受けないのでは」という理由から、キャラデザインにいしかわじゅんを起用、子供向けに仕上げている。 ---- **特徴 -プレイヤーの任意で各エリアを探索するタイプの横スクロールアクション。 --基本的なゲームの流れは、取材を命じられる→取材先で事件と遭遇→事件の首謀者であるボスを倒す→シナリオクリア→次のシナリオへ。全部で5つのシナリオをクリアするとエンディング。 --シナリオは基本的にクリストファー・リーヴの映画版を原作としており、本作発売と同時期に公開された映画版4の内容も含まれている。 -ゲーム開始時はクラーク・ケント(スーパーマンの世を忍ぶ仮の姿)だが、あちこちに設置してある電話ボックス等に入るとスーパーマンに変身する。 --スーパーマンになると、飛行能力やブレス能力などの特殊能力を使用できる。各能力には上限があり、一定回数以上は使用できない。 --HPがある程度減少するとクラーク・ケントに戻ってしまう。この状態でも敵を倒したりすることは可能。 --敵を倒すとHPや特殊能力使用度を回復するアイテムを入手できる。 //問題点と重複 ---- **問題点 -アクションゲームとして非常に大味な出来。 --ザコ敵の種類も少なく、ボス敵も「攻撃を避けつつ、隙を見て接近して攻撃を繰り返す」オンリー。最後まで何の変化もない。この辺ボスごとに特色があれば、或いは能力を駆使する必要があるなりすればゲームの単調さもだいぶ薄らいだだろう。 --というかレックス・ルーサーは当然としてメンタンピン等もただの中国人なのだがスーパーマンとガチタイマン出来るのは如何なものか。 -画面切り替え直後に敵の攻撃を食らう理不尽な場所がいくつかある。 --特に危険なのが階段をあがる時、地下鉄から出てきた時。 -やるべきことのヒントが少なく、また分かりにくい。 --2面では「株の暴落の原因を取材して来い!!」と言われるものの、''証券取引所の場所を誰も教えてくれない。'' --核人間を探せというイベントに至っては、ノーヒントでニューヨーク中を探し回らないといけない。しかも三体もいる。 ---ニューヨークの地理に詳しければ大まかなアタリをつけられるだろうが、そうでなければ自分でマッピングするしかない。 ---マップも無闇にだだっ広い。全く何のイベントも起きない地域、ビルも多数存在する。更にこのビルには飛行能力で屋上に上がれるのだが、それはステージごとのイベント戦扱いで当然ノーヒント。つまりビルの分だけ探索箇所が単純に倍なのである。 ---おまけにビルの屋上に昇るのと降りるので演出が挟まるので外れビルに当たる度毎回それを見なくてはならず、テンポが悪いことこの上ない。 --モブキャラのほとんどは無意味なことばかり話す。 ---「ワタシニホンゴワカリマセン」「なによアンタ!」「おいらなんにもしらないよ」「スーパーマンのえいがみたかい?」「おれにちかづくとけがするぜ!」など。まったく無言のキャラも3、4人くらいいる。 //-敵や銃弾にぶつかるだけでダメージを受けるスーパーマン。ゲームだから仕方ないと言えばそれまでだが。一応クラーク・ケント状態と比較すると格段に強い。…身体能力は一緒では?とか言ってはいけない。 //--飛行能力も2、3回の使用でパワーが尽きる上、飛んで行ける範囲も限定されている。ただでさえニューヨーク中をあちこち歩き回らされるというのに… //これもヒーロー物のゲーム化上よくある事だろう。 -設定ミス --クラーク・ケントの勤務先がデイリー・プラネッツ(Daily Planet''s'')。最後のsは不要。 ---- **賛否両論点 -BGMの問題 --一部の場面を除いて基本ずっと映画のテーマ曲なので段々うんざりしてくる。ゲームの構成上全ステージ同じ舞台な故の弊害だろうが、ここはもう何パターンか欲しかった所。 --但し全体的に種類が少ない訳でも無く、ダメージを受けてスーパーマンからクラークに戻った時専用の、危機感を煽るようなBGMが用意されてたりと細かい使い分けも。 --スーパーマンに変身すると映画のテーマ曲が流れる。評価点にあるクリア時の演出時も勇壮なBGMでスーパーマン、もといプレイヤーを労ってくれる。 ---- **評価点 -スーパーマンらしい演出 --ステージクリア時に「鳥だ!飛行機だ!いやスーパーマンだ!」という台詞と共に新聞が出てくる。 -特殊能力は全て最初から備わっている。この辺は流石にクリプトン人の面目躍如といったところか。 --展開上必須なシーンが無い上扱い辛い光線がクソな事を除けば、大体の能力をゲーム内で駆使する事になる。ゾンビを凍らせて倒す、透視でゴーストを発見する、身体を回転させ地下に穿孔する等。各エネルギー上限も探索を進める上で強化されてゆく。 -ゲームとしてそれほど破綻してはいない。 --スーパーマンのキャラゲーとして見ればその出来は言うに及ばずだが、ゲーム自体は全く遊べない訳ではない。 --探索が怠く攻略本抜きでは心が折れそうになるもアクション部分は決して理不尽な難易度では無く、探索で躓きさえしなければ最終面まで到達も容易だろう。まあそこが重症なのだが。 --問題点にある様にひたすらに大味ではあるが、ボス撃破時にそれを盛り上げるべく激しいエフェクトとSEが入ったりと演出に力を入れてる部分もあって、全く単調なゲーム、という訳では無い。 ---- **バカ要素 //-二頭身のスーパーマンは、最早スーパーマンというより''『Dr.スランプ』のスッパマン''である。 //FCの時点で見た目がショボいのは仕方ないだろう -デモ画面およびエンディングでは、可愛らしくデフォルメされた自由の女神が出てきてスーパーマンに話しかけてくる。 -ゲーム開始時に、なぜかスーパーマンの名字(クラーク・ケントのケント)を変更できる。 --名前ならまだしも、なぜ名字? -ゲームを始めてすぐデイリープラネッツ社を出ると、いきなりギャングが拳銃をぶっ放してくる。さすが超犯罪都市。 --一方スーパーマンも、変身する前から大ジャンプしたり普通に敵をボコったりする。正体を隠す気は無いらしい。(一応デイリープラネッツ社に入ると自動的にクラークに戻る) -攻撃モーションが謎。 --Aボタンを押すとスーパーマンが体をひねるような謎の挙動をする。すると''1キャラ分ぐらい離れたところにいる敵がダメージを受ける''。 ---多分パンチなのだろうが、手抜きで判定もおかしい。 -地下鉄の乗客はなぜか普通の頭身。さらに言うとなぜか影絵風。 --その中で二頭身のスーパーマンが''(`・へ・´)''←のような顔で突っ立っている図はシュールという他ない。 -コンピューターセンターの中に竹林があり、入るとたけのこが襲い掛かってくる。倒すと微妙な情報が貰える。 -前述の株暴落の犯人はメンタンピン一味。 -モブキャラの無駄話の中に、「この辺でヒロミとリーを見た」という意味不明なものがある。 --郷ひろみとその元妻である二谷ゆりえのことらしい。 -FBI二人組がバカ。''「われわれはエフビーアイだっ!!」'' 地元警察が入手できる情報すら知らなかったりする。 --そして、終盤唐突にこの二人がバブルガムブラザーズ(実在するミュージシャンコンビ)だったことが明らかになる。 -ケムコUSAのビルもある。でも中はザコ敵がうようよしているだけ。 -エンドロールではいしかわじゅんによる主要スタッフの似顔絵が表示される。 --それ以外のグラフィックはいしかわじゅんでなくても、同じと思えるレベル。 ---- **総評 キャラデザの変更や妙な設定の数々でスーパーマンらしさが''まるっきり削がれ''、原作破壊と言って差し支えない内容になっており、ファンゲームとしての価値はあまり見出せない。~ ゲーム単体としての評価も苦行に近い探索をこなせれば遊べない事も無いが、一方で決して褒められた出来でもなく、埋もれるべくして埋もれたゲームと言っていいだろう。 ---- **余談 -いしかわじゅんの苦労 --著作『フロムK』によると、そういう時代とはいえ、いしかわはキャラのコミカライズからドット絵まで全て担当している(方眼紙に手書きのドット絵をケムコとリレーしていたらしい)。 ---相当にしんどい仕事であった上に、発売直後にワゴンゲーになっているのを見て、担当者から「またやりましょう」と言われ「もうカンベンしてください」と発言したとか。 ---また、エンディングのスタッフの似顔絵も、送られてきたスタッフの「変顔」写真に「フツーの顔を見ないと似顔絵は描けないんだけどなー」と困っている描写もあった。 -製作スタッフ --本作を語る際は、キャラクターデザインにいしかわじゅんを起用してたことがよく取り上げられるが、発売当時の広告に表記された製作フタッフには、いしかわの他も、プロデュース:柏村武昭、シナリオ:木崎徹、音楽:長谷川龍といった中々の顔ぶれであり、この辺りもセールスポイントとされていたようである。 //-AVGNのロルフ氏は、設定・音楽等に苦言を呈していた。 //不要論が出ているので、話に決着がつくまでCOで保留 ---- **海外版 -そのままでアメリカでも発売された。 --しかも何らかの理由で映画の曲が使えなかったらしく、ゲームオリジナルのBGMに差し替えられてしまっている。 ---一部のBGMは同社から発売されたRPG『[[インドラの光]]』から流用されている。 -[[海外ではニンテンドウ64でも『スーパーマン』が発売された>Superman (N64)]]が、このゲームを超えるどうしようも無いゲームになっている。 -ACでもタイトーから1988年に『スーパーマン』がアクションゲームとしてリリースされている((元々は海外市場向けのみとして開発されたが、最終的には日本版も正式リリースされた。))。ただ、プレイヤーの動きが鈍かったりなど全体的な出来は良くなかった。尚、BGMに映画のメインテーマが使われていたり、2P同時プレイ可能と言う仕様から色違いのスーパーマンが登場するなどある意味貴重な存在となっている。 //ただのプレイ動画は不要

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