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エンターブレイン恋愛シミュレーションシリーズ」(2023/02/22 (水) 04:36:16) の最新版変更点

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*エンターブレイン恋愛シミュレーションシリーズリンク //記事未作成のところであまりに概要の記述が長すぎて一言触れる程度ではないところは一部COしました。 ---- **トゥルーラブストーリー(TLS)シリーズ |>|''機種''|''タイトル''|''略称''|''概要''|''判定''| |>|PS|[[トゥルー・ラブストーリー]]|TLS|ギャルゲー全盛期に出されたシリーズ第1作。&br()「普通」なヒロインたちとの日常を描いた作風が好評を博す。&br()『[[ときめきメモリアル]]』『[[サクラ大戦]]』と並ぶ第三勢力のギャルゲーとまで呼ばれた。|BGCOLOR(lightgreen):良| ||PS/Win|[[トゥルー・ラブストーリー ~Remember My Heart~>トゥルー・ラブストーリー#id_42989ef0]]|TLSR|UIの改善や一部内容の変更が行われた、事実上の完全版。|~| |>|PS|[[トゥルーラブストーリー2]]|TLS2|学期ごとに分けられたディスク三枚組。&br()初代から正当進化し、未だ最高傑作との呼び声も高い。|BGCOLOR(lightgreen):良| |>|~|トゥルーラブストーリー・ファンディスク|TLSF|ファンディスク。一応はシリーズ最後のPS作品。|| |>|PS2|[[トゥルーラブストーリー3]]|TLS3|本作より販売元がエンターブレインに。&br;システムの変更とキャラの低年齢化が物議を醸したが、作風自体は受け継がれている。|なし| |>|~|[[True Love Story Summer Days, and yet...]]|TLSS|TLSの名を関する最後の作品。キャラクターデザインが高山箕犀に変更。&br;舞台は高校に戻り、「ずっと続く夏」の日々を描く。|なし| &br **『キミキス』以降の作品 |>|''機種''|''タイトル''|''概要''|''判定''| |>|PS2|[[キミキス]]|タイトルを新たにしたTLSシリーズの後継的作品。&br;下校会話を日常会話に発展させた「マッチング会話」システムを搭載。|なし| |>|~|[[アマガミ]]|システムを全面刷新。&br;個性的なキャラクターも人気で熱狂的な「アマガミスト」を多く生み出した。|BGCOLOR(lightgreen):良| ||PS2/PSP/PSV|[[エビコレ+ アマガミ>アマガミ#id_0d5d3b6b]]|バグの削除、シナリオとミニゲームを追加した完全版。|~| |>|PSP|[[フォトカノ]]|システムは『キミキス』以前のものに戻った。&br;3Dで描かれたヒロインを写真撮影するのがテーマ。|BGCOLOR(lightgreen):良| ||PSV|[[フォトカノKiss>フォトカノ#id_6230cbba]]|高解像度化やUIの改良、自由度の上昇を果たした完全版。|~| |>|PSV|[[レコラヴ Blue Ocean/Gold Beach]]|今度はヒロインを動画撮影。バージョン分割と高額DLCが足を引っ張った。|なし| |>|PS4|[[LoveR]]|キャラクターデザインは『[[ラブプラス]]』の箕星太朗。&br;久々の据え置き機だが、新規要素に乏しくボリュームも減少。|なし| ||Switch/PS4|LoveR Kiss|冴稀陽茉利先生が恋愛対象になり、新たにストーリーが実装された。|| &br **関連作品 |''機種''|''タイトル''|''概要''|''判定''| |PS2|トゥルーフォーチュン|乙女ゲー版TLS。タロット占いがテーマで、本家と同様の下校会話も実装。|| |DS|[[メタルマックス3]]|『キミキス』『アマガミ』仕様の痛車ならぬ「痛戦車」にできる、コラボアイテムが登場。|BGCOLOR(lightgreen):良| |Win|[[恋愛シミュレーションツクール]]|TLSではなく『[[ときめきメモリアル]]』に近いシステムの『[[ツクール>ツクールシリーズ]]』と言える作品。|なし| |~|[[恋愛シミュレーションツクール2]]|~|なし| |Win/PS2|true tears|『TLSS』の後にゲームクラブが開発に携わった恋愛シミュレーションゲーム。&br()スタッフの一部が共通だが完全に別の作品。|| |AC|オンゲキ R.E.D. PLUS|「アマガミSS」とのコラボイベントを開催。|| &br ---- **概要 エンターブレイン(現・KADOKAWAエンターブレインブランドカンパニー)により企画・販売された、『トゥルー・ラブストーリー』の流れを受け継ぐ恋愛シミュレーション作品。~ 『TLS2』以前はアスキーが販売していたが、後に角川グループの再編などで権利が移動、エンターブレインからシリーズが発売されるようになり現在に至る。 シリーズ全体の特徴としてはまずデザイン面、「''派手な髪色などのヒロインが登場せず、普通の姿をした登場人物''」という点が第一に挙がる。~ 現在でこそ特徴的な要素とはいいがたいし、デザイン自体は目が大きくデフォルメが効いた調子で実際のところリアルとは言えないが、~ 第1作の発売当時のギャルゲーは原色を多用したカラフルなデザインのヒロインが多く、そこであえて地味に抑えた本作のデザインは非常に斬新に映った。~ 第3作までのキャラクターデザイン担当である松田浩二氏の温かみがある画風もそれに加わって、本作のデザイン面には熱狂的なファンが生まれ、~ 以降は「地味な髪の色」「普通なデザイン」のヒロインを指して「TLS系」という呼称が浸透したほど。~ 第4作にあたる『TLSS』では松田氏が引退したため、初代からのグラフィック担当である高山箕犀氏がキャラクターデザインになり、『キミキス』『アマガミ』でも続投。~ また『フォトカノ』『レコラヴ』では3D化ということもあって、開発元であるディンゴのヤマザキマサハル氏がキャラクターデザインを担当しているが、~ 画風は各作品で異なれどいずれもこのデザイン系統を踏襲しており、派手な髪色でも茶髪や金髪程度にとどまっている。 ゲームシステム面での特徴を挙げると、TLSシリーズと後継作品双方ともに''ゲーム全体が「ヒロインとのやり取り」に特化した作品''であり、~ 移動先でのイベント発生のみではシナリオが進まず、''「会話システム」が搭載''されていることが共通。~ この会話システムは用意された「話題」からプレイヤーが選び、ヒロインのテンションや緊張度に気を配りつつ会話をつづけ、好感度を上げていくというもの。~ もちろん選ぶ話題によって好感度の上がり方などが違い、それによってシナリオ展開も変化が起こってくる。戦略性はかなり高いものとなっている。~ TLSシリーズではイベント発生によって好感度を上げたヒロインと下校時に会話しながらデートする「下校デート」という形であったが、~ 『キミキス』以降は日常会話にもこのシステムが導入されるようになり(下校デートも踏襲)、好感度を日常会話で上昇させてイベントを起こす、という形になった。~ ゲームシステムは作品ごとにばらつきがあり、特に『フォトカノ』『レコラヴ』は写真・動画撮影の要素が組み込まれるなど純粋に会話だけの作品にはとどまらなくなっているが、~ あくまでメインとなるゲーム部分はこれら「会話」に集約されている。 シナリオでは「転校」に関連した要素が盛り込まれることが多く、『TLS』『TLS2』は主人公が転校するまでに彼女を作ることが目的であり、~ 以降の作品でもヒロインの中には作中の期間終了後に転校する設定のキャラが用意されることが多い。~ シリーズでシナリオを手がけた杉山イチロウ氏は『フォトカノ』のそういった設定のある人物に対し~ 「『転校』を書き続けた自分が、これで転校ネタを最後にしてもいいと思うぐらいに気合を入れた」と語っている。 ''音楽は初代『TLS』から全ての作品で岩垂徳行氏が担当している''。~ 初代では全体的に物哀しい雰囲気でテーマである「せつなさ」を作り上げる要素の一端を担っている。~ キャラクター固有のBGMも明るいものから切ないものまで幅広く、その他ギャグシーンやボーカル付きの楽曲まで多く手がけた。~ 『アマガミ』ではやや古い時代設定からPC-8801のFM音源BGMモードまで搭載するなど、音楽に対する力もかなり入っている。 『TLS2』から『TLS3』での販売・開発元の再編などからスタッフも移り変わっている。~ たとえば『TLS』から『キミキス』まで製作総指揮とシナリオを手がけた杉山イチロウ氏は『アマガミ』には関与しておらず、~ 逆に『フォトカノ』『レコラヴ』では杉山氏と岩垂氏以外の主要スタッフは一切関与していない。~ なお『TLS2』まではビッツラボラトリー、『TLS3』『TLSS』はゲームクラブ、『キミキス』『アマガミ』はエンターブレイン、『フォトカノ』『レコラヴ』はディンゴが開発。 『キミキス』以降、複数の雑誌で別々の作者によるコミカライズが行われるのが恒例となり、それぞれの作品のアニメ化も行われるなど、メディアミックスも精力的に行われている。~ 中でも『アマガミ』のアニメ版の人気は強く、原作キャラクターデザインである高山氏の原作・脚本で、世界観を共有する派生アニメ作品『セイレン』が2017年に放映された。 #br
*エンターブレイン恋愛シミュレーションシリーズリンク //記事未作成のところであまりに概要の記述が長すぎて一言触れる程度ではないところは一部COしました。 ---- **トゥルーラブストーリー(TLS)シリーズ |>|''機種''|''タイトル''|''略称''|''概要''|''判定''| |>|PS|[[トゥルー・ラブストーリー]]|TLS|ギャルゲー全盛期に出されたシリーズ第1作。&br()「普通」なヒロインたちとの日常を描いた作風が好評を博す。&br()『[[ときめきメモリアル]]』『[[サクラ大戦]]』と並ぶ第三勢力のギャルゲーとまで呼ばれた。|BGCOLOR(lightgreen):良| ||PS/Win|[[トゥルー・ラブストーリー ~Remember My Heart~>トゥルー・ラブストーリー#id_42989ef0]]|TLSR|UIの改善や一部内容の変更が行われた、事実上の完全版。|~| |>|PS|[[トゥルーラブストーリー2]]|TLS2|学期ごとに分けられたディスク三枚組。&br()初代から正当進化し、未だ最高傑作との呼び声も高い。|BGCOLOR(lightgreen):良| |>|~|トゥルーラブストーリー・ファンディスク|TLSF|ファンディスク。一応はシリーズ最後のPS作品。|| |>|PS2|[[トゥルーラブストーリー3]]|TLS3|本作より販売元がエンターブレインに。&br;システムの変更とキャラの低年齢化が物議を醸したが、作風自体は受け継がれている。|なし| |>|~|[[True Love Story Summer Days, and yet...]]|TLSS|TLSの名を関する最後の作品。キャラクターデザインが高山箕犀に変更。&br;舞台は高校に戻り、「ずっと続く夏」の日々を描く。|なし| &br **『キミキス』以降の作品 |>|''機種''|''タイトル''|''概要''|''判定''| |>|PS2|[[キミキス]]|タイトルを新たにしたTLSシリーズの後継的作品。&br;下校会話を日常会話に発展させた「マッチング会話」システムを搭載。|なし| |>|~|[[アマガミ]]|システムを全面刷新。&br;個性的なキャラクターも人気で熱狂的な「アマガミスト」を多く生み出した。|BGCOLOR(lightgreen):良| ||PS2/PSP/PSV|[[エビコレ+ アマガミ>アマガミ#id_0d5d3b6b]]|バグの削除、シナリオとミニゲームを追加した完全版。|~| |>|PSP|[[フォトカノ]]|システムは『キミキス』以前のものに戻った。&br;3Dで描かれたヒロインを写真撮影するのがテーマ。|BGCOLOR(lightgreen):良| ||PSV|[[フォトカノKiss>フォトカノ#id_6230cbba]]|高解像度化やUIの改良、自由度の上昇を果たした完全版。|~| |>|PSV|[[レコラヴ Blue Ocean/Gold Beach]]|今度はヒロインを動画撮影。バージョン分割と高額DLCが足を引っ張った。|なし| |>|PS4|[[LoveR]]|キャラクターデザインは『[[ラブプラス]]』の箕星太朗。&br;久々の据え置き機だが、新規要素に乏しくボリュームも減少。|なし| ||Switch/PS4|LoveR Kiss|冴稀陽茉利先生が恋愛対象になり、新たにストーリーが実装された。|| &br **関連作品 |''機種''|''タイトル''|''概要''|''判定''| |PS2|トゥルーフォーチュン|乙女ゲー版TLS。タロット占いがテーマで、本家と同様の下校会話も実装。|| |Win|アマガミテトリス ~絢辻 詞編~ /&br()~森島 はるか編~ / ~七咲 逢編~|COLOR(blue){DL専売。}『[[テトリス>テトリスシリーズ]]』とコラボ。''現在は配信停止。''|| |DS|[[メタルマックス3]]|『キミキス』『アマガミ』仕様の痛車ならぬ「痛戦車」にできる、コラボアイテムが登場。|BGCOLOR(lightgreen):良| |Win|[[恋愛シミュレーションツクール]]|TLSではなく『[[ときめきメモリアル]]』に近いシステムの『[[ツクール>ツクールシリーズ]]』と言える作品。|なし| |~|[[恋愛シミュレーションツクール2]]|~|なし| |Win/PS2|true tears|『TLSS』の後にゲームクラブが開発に携わった恋愛シミュレーションゲーム。&br()スタッフの一部が共通だが完全に別の作品。|| |AC|オンゲキ R.E.D. PLUS|「アマガミSS」とのコラボイベントを開催。|| &br ---- **概要 エンターブレイン(現・KADOKAWAエンターブレインブランドカンパニー)により企画・販売された、『トゥルー・ラブストーリー』の流れを受け継ぐ恋愛シミュレーション作品。~ 『TLS2』以前はアスキーが販売していたが、後に角川グループの再編などで権利が移動、エンターブレインからシリーズが発売されるようになり現在に至る。 シリーズ全体の特徴としてはまずデザイン面、「''派手な髪色などのヒロインが登場せず、普通の姿をした登場人物''」という点が第一に挙がる。~ 現在でこそ特徴的な要素とはいいがたいし、デザイン自体は目が大きくデフォルメが効いた調子で実際のところリアルとは言えないが、~ 第1作の発売当時のギャルゲーは原色を多用したカラフルなデザインのヒロインが多く、そこであえて地味に抑えた本作のデザインは非常に斬新に映った。~ 第3作までのキャラクターデザイン担当である松田浩二氏の温かみがある画風もそれに加わって、本作のデザイン面には熱狂的なファンが生まれ、~ 以降は「地味な髪の色」「普通なデザイン」のヒロインを指して「TLS系」という呼称が浸透したほど。~ 第4作にあたる『TLSS』では松田氏が引退したため、初代からのグラフィック担当である高山箕犀氏がキャラクターデザインになり、『キミキス』『アマガミ』でも続投。~ また『フォトカノ』『レコラヴ』では3D化ということもあって、開発元であるディンゴのヤマザキマサハル氏がキャラクターデザインを担当しているが、~ 画風は各作品で異なれどいずれもこのデザイン系統を踏襲しており、派手な髪色でも茶髪や金髪程度にとどまっている。 ゲームシステム面での特徴を挙げると、TLSシリーズと後継作品双方ともに''ゲーム全体が「ヒロインとのやり取り」に特化した作品''であり、~ 移動先でのイベント発生のみではシナリオが進まず、''「会話システム」が搭載''されていることが共通。~ この会話システムは用意された「話題」からプレイヤーが選び、ヒロインのテンションや緊張度に気を配りつつ会話をつづけ、好感度を上げていくというもの。~ もちろん選ぶ話題によって好感度の上がり方などが違い、それによってシナリオ展開も変化が起こってくる。戦略性はかなり高いものとなっている。~ TLSシリーズではイベント発生によって好感度を上げたヒロインと下校時に会話しながらデートする「下校デート」という形であったが、~ 『キミキス』以降は日常会話にもこのシステムが導入されるようになり(下校デートも踏襲)、好感度を日常会話で上昇させてイベントを起こす、という形になった。~ ゲームシステムは作品ごとにばらつきがあり、特に『フォトカノ』『レコラヴ』は写真・動画撮影の要素が組み込まれるなど純粋に会話だけの作品にはとどまらなくなっているが、~ あくまでメインとなるゲーム部分はこれら「会話」に集約されている。 シナリオでは「転校」に関連した要素が盛り込まれることが多く、『TLS』『TLS2』は主人公が転校するまでに彼女を作ることが目的であり、~ 以降の作品でもヒロインの中には作中の期間終了後に転校する設定のキャラが用意されることが多い。~ シリーズでシナリオを手がけた杉山イチロウ氏は『フォトカノ』のそういった設定のある人物に対し~ 「『転校』を書き続けた自分が、これで転校ネタを最後にしてもいいと思うぐらいに気合を入れた」と語っている。 ''音楽は初代『TLS』から全ての作品で岩垂徳行氏が担当している''。~ 初代では全体的に物哀しい雰囲気でテーマである「せつなさ」を作り上げる要素の一端を担っている。~ キャラクター固有のBGMも明るいものから切ないものまで幅広く、その他ギャグシーンやボーカル付きの楽曲まで多く手がけた。~ 『アマガミ』ではやや古い時代設定からPC-8801のFM音源BGMモードまで搭載するなど、音楽に対する力もかなり入っている。 『TLS2』から『TLS3』での販売・開発元の再編などからスタッフも移り変わっている。~ たとえば『TLS』から『キミキス』まで製作総指揮とシナリオを手がけた杉山イチロウ氏は『アマガミ』には関与しておらず、~ 逆に『フォトカノ』『レコラヴ』では杉山氏と岩垂氏以外の主要スタッフは一切関与していない。~ なお『TLS2』まではビッツラボラトリー、『TLS3』『TLSS』はゲームクラブ、『キミキス』『アマガミ』はエンターブレイン、『フォトカノ』『レコラヴ』はディンゴが開発。 『キミキス』以降、複数の雑誌で別々の作者によるコミカライズが行われるのが恒例となり、それぞれの作品のアニメ化も行われるなど、メディアミックスも精力的に行われている。~ 中でも『アマガミ』のアニメ版の人気は強く、原作キャラクターデザインである高山氏の原作・脚本で、世界観を共有する派生アニメ作品『セイレン』が2017年に放映された。 #br

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