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ASSASSIN'S CREED UNITY」の最新版変更点

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 *ASSASSIN'S CREED UNITY
 【あさしん くりーど ゆにてぃ】
 |ジャンル|アクションアドベンチャー|&amazon(B00LAXCQMG)|&amazon(B00LAXCQPI)|
 |対応機種|プレイステーション4&br;Xbox One&br;Windows 7/8/8.1|~|~|
 |メディア|【PS4/One】BD-ROM/ダウンロード併売&br;【Win】ダウンロード専売|~|~|
 |発売元|ユービーアイソフト|~|~|
 |開発元|ユービーアイソフト モントリオールスタジオ|~|~|
 |発売日|2014年11月20日|~|~|
 |定価|【PS4/One】パッケージ版:8,400円&br;ダウンロード版:7,500円&br;【Win】8,400円&br;ゴールドエディション:10,200円(全て税別)|~|~|
 |レーティング|BGCOLOR(crimson):''&font(#ffffff){CERO:Z(18才以上対象)}''|~|~|
 |判定(アップデート前)|BGCOLOR(lightsalmon):''クソゲー''|~|~|
 |判定(アップデート後)|BGCOLOR(lightsteelblue):''賛否両論''|~|~|
-|~|BGCOLOR(lightsteelblue):''改善''|~|~|
+|~|BGCOLOR(paleturquoise):''改善''|~|~|
 |ポイント|シリーズ最大の賛否両論作&br;''不具合多すぎて会社が謝罪''&br;現在はそれなりに遊べる|~|~|
 |>|>|>|CENTER:''[[ASSASSIN'S CREEDシリーズリンク>ASSASSIN'S CREEDシリーズ]]''|
 //判定は意見箱でご指摘を受けたため、確認を取った上で修正しています。
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 #contents(fromhere)
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 **概要
 『アサシンクリードシリーズ』のメインタイトル第8作目。これまでの命名パターンを考えれば「アサシンクリード5」だが、開発者によれば新世代ゲーム機に作られた新たな出発点ということで「5」のナンバリングは与えられなかった。~
 舞台は『[[3>ASSASSIN'S CREED III]]』の数年後、フランス革命期のパリ。新たな主人公アルノと彼の幼馴染でテンプル騎士団に所属するエリスを中心に描かれる。~
 今作からアニムスが製品版になったという設定になり、名称も「ヘリックス」に変更。ゲームにも新たな試みを多数取り入れており、発売前には大きな期待が寄せられた……のだが。
 
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 **ストーリー
 1789年、フランス革命期のパリ。ベルサイユ宮殿で何者かに父を殺害された((この件の真相は北米では同時発売だった『アサシンクリード ローグ』で明かされる。))少年アルノ・ドリアンは、その際に知り合った少女エリスの父デ・ラ・セール卿に引き取られ、エリスと共に成長していった。~
 19歳になったアルノは、エリスがとあるパーティーのためベルサイユ宮殿に行ったことを知り後を追うが、目の前でデ・ラ・セール卿を殺害され、その殺人の罪を着せられてしまう。~
 投獄されたバスティーユ牢獄で父の知り合いだったアサシンと出会ったアルノは、父がアサシンだった事を知り、彼の教えを受けて牢獄を脱出する。~
 しかし、帰ったアルノを待っていたのは父の意志を継ぎ、そして復讐のためテンプル騎士団に入ったエリスの姿だった……。
 
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 **特徴
 -''操作システムの刷新''
 --『3』で一度変更が行われた操作だが、今作で再び操作を変更。遊びやすさを重視した調整となっている。
 --フリーランはRT(R2ボタン)で行えるのは変わっていないが、今作ではAボタン(×ボタン)を押しながらだと上方向に、Bボタン(〇ボタン)を押しながらだと下方向に移動するようになった。
 --Lトリガー(L2ボタン)押し続けでしゃがみ移動、障害物の近くでAボタンで物陰に隠れるカバーアクションが使えるようになった。カバー状態からの暗殺も可能。
 
 -''新装備とカスタマイズ''
 --ファントムブレード
 ---これまでの投げナイフや吹き矢等にあたる遠距離武器で、同士討ちを発生させるバーサクダートも使用できる。リロードが少し遅いという違いがある。アサシンブレードのように手首に仕込んで使用する。
 --ギロチン銃
 ---DLC「Dead Kings」をプレイする事で入手出来る斧と臼砲を組み合わせた武器。グレネードランチャーおよび両手斧として使える。
 --武器や防具が店に行かずともメニュー画面から購入可能になった。また、「信条ポイント」を払う事で性能をアップグレード出来るようになった。
 ---信条ポイントは後述のスキル使用で暗殺したり、素早く戦闘から逃走するといったアサシンらしい行動を取ると累積されていく。
 
 -''スキル''
 --今作では装備品での強化だけでなく、獲得したシンクロポイントを消費することでスキルを習得し、アルノ自身の性能を強化できるようになった。攻撃のバリエーションや各種投擲武器の追加、ステルス性能や生存性が上がるといった内容。
 ---なお、シンクロポイントはメインミッションや協力ミッションをクリアする事で累積されていく。
 --習得できるスキルはストーリーを進めていくと順次解放されていく。
 
 -''ブラックボックスミッション''
 --ターゲットだけを指定され、暗殺の仕方や潜入の仕方はプレイヤーが考えるという自由度の高いミッション。
 --一応、攻略のヒントになるサブ目標も表示されるが、達成しなくても問題はなく、フルシンクロ条件とも関係しない。いかに敵の警戒網をかいくぐり、暗殺を達成して逃走するか。全てはプレイヤーの観察力にかかっている。
 
 -''オンラインプレイ''
 --今作では独立したオンラインマルチ専用モードは存在せず、シングルプレイ中にオンライン協力で遊べる「協力ミッション」「強奪ミッション」が追加された。このため以前は別途扱いであったスキルや装備はシングル・マルチで共用するほか、これに合わせて協力時専用のスキルも追加された。
 --ミッションによって参加可能人数が設定されており、2人~4人でプレイする。もちろん単独でのプレイも可能だが、効率が悪く、難易度も高くなる。
 --新たにクラブ(所謂クラン)を設立出来るようになった。クラブ同士の対戦要素もある。
 
 -''ブースト''
 --一定時間アルノの性能を強化するシステムで、使用には「ヘリックスクレジット」が必要になる。要は何度でも使える課金要素。
 --ヘリックスクレジットはメニューのEストアから何度でも購入出来る。
 
 -その他の新要素/変更点
 --敵から逃げた際、最後に敵が自分を目撃した「最終目撃地点」が表示されるようになった。敵はこの地点を捜索しに来るので、素早く逃げるか隠れるかする必要がある。
 --今作での収入獲得は各地区にある「社交クラブ」の修復となっている。拠点となるカフェ・テアトルに行った後にこれらを修復出来るようになり、資金収入が増えたり、専用のミッションを受けられるようになる。
 --薬が復活し、任意での回復が可能になった。ただし、所持数量はかなり少なくなっている。
 
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 **評価点
 -細部まで美しく表現されたパリ
 --本作よりゲームエンジンが、『III』~『Rogue』まで使われていた「Anvil Next」を新世代機向けにバージョンアップさせた「Anvil Next 2.0」となり、グラフィックはさらに進化を遂げている。
 --ユービーアイソフトの本拠地であるフランスが舞台のためか、歴代シリーズの中でも凄まじいほどの作りこみを見せている。
 --1分の1サイズで作られた非常に広大なマップに加えて、内部に入れる建物も多く(スタッフインタビューによれば約4分の1が可能)、フランス革命前後の華やかながら様々な場所で軋轢が見られる世界観は好評。
 ---ヴェルサイユ宮殿のような華やかな建物や住人の衣装にも華やかさが見られる一方で、人々が暴動に近い状況で集会を行っていたり、断頭台が設置されていたりと革命へ向かう熱気が感じられる。
 ---また、街中を歩く人々の数も歴代最高クラスに多く、シリーズで最も賑やか。小さな路地だろうとひっきりなしに人が歩き回り、広い場所では処理落ちするほどの集団が形成されている様は圧倒的。ステルスが重要な今作だが、このお陰で簡単に市民に紛れることが可能になっている。
 ---街の群衆は4つのグループ(過激派・衛兵・自警団・市民)と3つの行動パターンに分類され作られており、それぞれ自然で動きのある描写がなされている。
 --有名な建造物では、ノートルダム大聖堂やルーブル美術館(宮殿)など多彩なランドマークが用意されており、パリ観光の気分は十分味わえる。特に制作に1年かけたという前者は、外装はもちろん内部の作りこみも圧巻である。
 ---今作の現代編にあたる要素であるサブミッション「ヘリックス断裂」では、別の年代のパリが舞台になる場合もあり、作中の年代ではまだ存在しないエッフェル塔なども登場する。
 
 -装備の種類増加
 --防具の装備箇所が頭・胸・腕・腰・脚と大幅に増えており、それぞれの装備がグラフィックに反映される。いつでもメニューからカラーリングを変えることもできるため、自由なファッションを楽しめるようになった。特に初期装備一式やそれを基にした「アルノシリーズ」は人気が高い。
 ---なお、装備品をアップグレードするとアイテムの所持数上限が上がったり、ライフが増えたり、ダメージが加算されるといった効果が得られる。装備のシリーズごとに効果(近接・遠距離・耐久・ステルス)の傾向は大きく異なるので、上位互換を除けば単純な優劣は存在しない。
 ---過去シリーズの主人公の衣装も用意されており、こちらは全身装備となっている。あくまでグラフィックが変わるだけで、性能自体は他の装備品のものになるお洒落装備。
 ---信条ポイントを消費して装備カラーも変更できる。
 --武器種も多く、片手武器、長柄武器、大型武器、ピストルに加え、狙撃用のライフルも登場した。
 
 -サブミッション、収集物も非常に豊富
 --サブミッションの一つとして、パリの街中で発生した殺人事件を解決するミッション「殺人ミステリー」が用意されており、今までのシリーズにない面白さで好評を得た。((特にこの殺人ミステリーは次回作シンジケートがシャーロック・ホームズでお馴染みのイギリスであったため続投された))
 ---鷹の目を使って死体や証拠品を調べ、容疑者から情報を聞き出して推理し、全ての証拠が出揃ったら犯人を告発するという形式で進む。
 ---証拠品などは鷹の目で強調表示されるので簡単に見つかるが、具体的に誰が犯人かは自力で推理する必要があり、頭を使わせてくれる。
 ---間違った人物を告発すると報酬が減ってしまうので、一発で犯人に辿り着ける推理力が試される。
 --他にも、アスレチックメインの「ヘリックス断裂」、複数の連続した物語となっている「パリ・ストーリー」、謎めいた四行詩をヒントに街中を探索して隠されたシンボルを見つけ出す「ノストラダムスの謎」など、趣向を凝らしたイベントが豊富。
 --収集物もおなじみ宝箱の他に、トリコロールシンボルやナポレオンのニ角帽などが町中に散らばったり隠されたりしている。
 
 -協力/強奪ミッション
 --手軽にオンライン協力が遊べるこれらのミッションも好評を得た。これらのミッションはマップ画面からも開始出来る。
 ---ミッション開始時にマルチとソロを選択出来、現在待ち受け中のプレイヤーがいる場合は近くを通ると呼びかけてくれるので、手軽に参加出来るようになっている。
 ---マイクラブを設立出来るようになったので、気の合うメンバーと手軽にプレイ出来るのも良点。
 --特に最高難易度のミッション「ベルサイユ行進」は複数人での協力プレイが前提の作り((護衛ミッションのため護衛対象から全員が離れると失敗なので、屋根上の狙撃兵を排除するなど手分けして戦うことが求められる。一応ソロでもクリア可能だが難易度は非常に高い。))で、協力プレイの楽しさを存分に味わわせてくれる。
 --ミッション内容も短いながらちゃんとストーリー性があって本格的。
 
 -データベース
 --シリーズおなじみのミニ辞典。本作に登場する人物・ランドマーク・歴史的事件・アイテムなどの豊富なウンチクや解説が収録されており、パリの歴史やフランス革命の読み物としても楽しめる。さらにシリーズおなじみ「博士くんキャラ」のショーンによる皮肉とユーモアを交えた註釈も付いてくる。
 
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 **賛否両論点
 -フリーランや操作
 --自由度が非常に高くなっており、上下方向への移動を任意に行えるようになった上、アクションにも現実のパルクールにおけるトリックが多数取り入れられ、よりスムーズな移動が可能になった。
 ---なお、地上を走行する際もボタンを押していれば障害物を乗り越えたり、くぐったりすることが出来るためスムーズに走ることが出来る。
 --ただし、誤爆がなくなったかと言えば別の話で、状況によってはやはり誤爆してしまう事がある。
 --また日本語CS版では従来の決定・取り消しの○×が、海外式に反対になっている。
 
 -好みの分かれるストーリー・主人公
 --フランス革命という魅力的な舞台にも関わらず、メインストーリーにはろくに関わってこない。
 ---一応、革命が勃発した「バスティーユ襲撃」などの一連の事件は描かれるが、これまでのシリーズに比べると扱いは薄い。ただし、アルノの目的が革命に関わる事ではなかったので、致し方ない面でもある。
 ---これに関しては3作前の[[ASSASSIN'S CREED III]]において「暗殺者なのにあまりにも歴史の表舞台に出て活躍しすぎ」という指摘も関係しているのではと思われる。
 --有名なフランス革命の中心人物達とストーリーとの絡みが薄い。
 ---かの有名な恐怖政治家マクシミリアン・ロベスピエール、ジャコバン派のジョルジュ・ダントン、革命家のテロワーニュ・ド・メリクール。ギロチンの発明者ジョゼフ・ギヨタンと死刑執行人シャルル=アンリ・サンソン。他には化学者ラヴォアジエにトマス・ペインやコンドルセetcといったまさに革命期フランス偉人オールスター状態だが&bold(){登場するのは大抵サブミッションとオンライン協力のみ。この他の歴史上人物は数多く登場するが、大半はチョイ役かゲスト役的に登場。}本編のみプレイしているとまったく関わること無く終わることも。
 ---本編でちょこっと名前が出たと思ったら、いつのまにかメインストーリーの影で処刑されて退場していた……なんて日常茶飯事である。これも史実との兼ね合いもあり仕方ないと言えば仕方ないのだが。
 ---メインストーリーで終盤まで関わる史実の偉人達は評議会のオノーレ・ミラボー、あとはナポレオンとサド侯爵くらい。有名な出来事なのにメインストーリーで偉人がほぼ関わらないことに関しては不満の声が多かったのか、次回作シンジケートでは多少改善されている。
 ---ルイ16世に至っては登場してる事に気付きにくく、いつの間にかデータベースに登録されているという状態。その後も出番は無いに等しく、人によっては生首しか登場してないと勘違いすることも。
 --アルノは基本的にデ・ラ・セールを殺害した者たちへの復讐が第一で行動し、アサシンの信条を無視する場面やその事をアサシンの評議会に糾弾される場面も多い。
 ---彼自身、激情家な性格で、義理の父を殺された事や愛しのエリスを護るために戦うという人間らしい感情が強く出ているキャラクターである。良く言えば人間くさいが、悪く言えば幼稚で未完成な人物と言える。
 ---これまでの主人公も復讐が根本にあったものの、信条を忘れることはなく、復讐だけに囚われる描写は少なかったので、人によっては拒否反応が出ることとなった。
 #region(ネタバレ)
 ---そのため信条そっちのけで復讐優先の暗殺はもとより、テンプル騎士団の者(エリス)を勝手に匿うなど独断行動が目立ち、終盤で評議会から除名・追放処分を言い渡される。シリーズを通して見ても作中で降格させられた1のアルタイルなどはいたが&bold(){アサシンをクビになる主人公は前代未聞である。}((一応本作の黒幕を撃破後に赦免・復帰できた描写はある))
 #endregion
 ---アルノの特異な経歴から、アサシン教団とテンプル騎士団の関係がこれまでと違った形で描かれるなど、魅力がないわけではない。
 ---一応フォローすると普段の彼は、エツィオに似た機知と社交性に富んだ青年貴族として描かれている。
 
 -戦闘
 --カウンターやキルストリークが廃止になった事で慣れないうちは囲まれると死にやすく、シリーズの中でも難易度は高い傾向にある。
 ---前作までは攻撃ボタン1つでカウンターも受け流しも出来たのに対し、本作では攻撃と受け流しが別のボタンになり、更に敵の動作に応じて受け流しと回避を使い分ける必要がある。
 ---そのうえ道具メニューで選択中の道具がやや分かりにくくなっており、前作同様に道具選択中も時間が止まらず、かつ敵の動きはスピーディになっているため、情報量は増えてるのに考える猶予は減っているという状況に。
 ---特に敵の銃撃は威力が高いにもかかわらず、人間の盾が廃止されたため、ある程度敵の近くでないと使えない回避アクションか煙幕を使うしかない。
 ---また、スナイパーの性能が非常に高く、遠距離から簡単にこちらを見つけて来るうえに一撃で6ライフ程度削って来る攻撃力を持っており、本作最大の脅威となっている。メインシナリオで潜入する場所には必ずスナイパーが配置されている上、お互いがお互いをカバーしあっているので、戦闘状態になってしまうと狙撃されて即死の可能性が高く、理不尽に感じる。
 ---CS版は後述のフレームレートの問題もあり、さらに難易度が向上してしまう結果となった。
 --まともに戦うと死にやすいという事は、それだけステルスの重要性が上がっているとも言える。
 ---上記のスナイパーをあらかじめ排除して安全を確保すれば難易度も下がっていくので、ある意味リアルと言える。幸いスナイパーはミニマップに表示されるアイコンが他の敵と異なるので確認しやすい。
 --これまでより装備の性能が重要になっており、装備を充実させるだけでもかなり楽に戦うことが出来る。
 
 -ブラックボックスミッション
 --これまでは暗殺方法が指定される事が多かったため、大幅に自由度が増した。初期シリーズの作風に戻ったとも言える。
 --ただし、サブ目標が存在するため、結局プレイを強制されていると言う声もある。
 ---確かに「特定の敵から鍵を盗め」など一見達成しなければならないような目標も存在するが、実際は攻略を有利にする程度の要素でしかなく、必ずしも達成する必要はない。
 
 -鍵のかかった宝箱と扉
 --今作では新たに鍵のかかった宝箱や扉が登場し、鍵開けスキルを使って開ける事が出来るようになった。
 --実際に鍵を開ける際は上下するバーを特定の場所で止めるQTEを突破する必要があり、鍵破りの緊張感を楽しめる一方、プレイヤーによっては単に面倒になっただけとも感じられる。
 ---なお、鍵開けの際には消費アイテム「ロックピック」を必要とし、QTEに失敗すれば折れて失う。難易度の高い鍵ほどバーの動く速度が速くなるが、上級鍵開けスキルを修得すれば速度が低下する。
 
 -ギャンブルの廃止
 --オープンワールド要素の一環としての、シリーズに毎回登場する当時のギャンブルやテーブルゲームで小銭を賭けて遊べるミニゲームが今回はない。
 
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 **問題点
 -大量のバグと最適化不足
 --バグの存在自体はこれまでのシリーズでもあったが、今作では群を抜いて大量のバグが発生し、苦情が相次いだ。
 --主なバグとしては、最適化不足によるフレームレートの低下やゲームのクラッシュの頻発、ゲームが進行出来なくなる、など枚挙にいとまがない。
 --現在はアップデートにより、ある程度は解消されているが、3Dアクションによくあるバグや未だに不安定なミッションも存在する。
 ---また、元々群集の人数が非常に多いこともあってCS版や要求スペックギリギリのPCでは処理落ちしやすく、ロード時間も非常に長くなっている。
 --最終的にユービーアイソフト モントリオールのCEOが謝罪する事態に発展し、シーズンパスを購入したユーザーには同社のゲームを1つ無償で提供する補償プログラムが実施され、シーズンパスは廃止されることとなった((シーズンパスに収録されていたDLCは無料で本体に付属するようになった。))。
 
 -コンパニオン関係の問題点
 --本作に先駆けて配信されたコンパニオンアプリ『ASSASSIN'S CREED UNITY COMPANION』との連動要素が用意されたのだが、ゲームと正常に同期する事が出来なず、セーブデータが消えるなど多数の問題を抱えていた。
 --結果的に第5弾アップデートでコンパニオン関連の要素はアプリをプレイせずとも全て解放済みになるという措置が取られ、一応の解決は見た。
 ---問題は発売前にアプリをプレイしていた熱心なプレイヤーの存在である。彼らが本編のためにアプリをプレイした時間は無駄になったため、当然怒りの声が上がった。
 
 -スキルシステム
 --これまでのシリーズでは序盤から使用できたアクションまでスキルに割り振られてしまったため問題視されている。
 --特にダブルアサシン、ダブルエアアサシン、銃の使用、体制崩し、ベンチに座ったり壁に寄りかかって紛れる環境ステルスなど、これらはスキルを修得するまで使えない。一部は特定のシークエンスクリアまで解禁はお預け。
 ---特に銃については敵側は序盤から普通に使ってくるので、一方的に不利になってしまっている。そこまで制限する必要はあったのだろうか。
 --一応、変装などの新アクションも修得出来るが、単にプレイを窮屈にするだけの要素となってしまった。
 
 -口笛の削除
 --口笛とは、隠れた場所で使用する事で近くの敵をおびき寄せ、安全に暗殺出来る重要なアクションで、ステルスゲームらしさを強調する要素のひとつであった。
 --しかし、今作では何故か使用できなくなっており、隠れ場所にいても敵がなかなか近寄ってこない、もしくは近寄りすらしないため、不便さを感じる事となった。
 ---代わりに破裂して敵をおびき寄せる「かんしゃく玉」が追加され、狙った位置に敵を誘導する事自体は可能。ただし、弾数制かつ手投げアイテムという関係上、藁束などに隠れながらの使用は出来ず、確実に自分の近くに引き寄せられる口笛に比べると使い勝手は悪い。
 --不評だったためか、次作『シンジケート』では復活した。
 
 -鷹の目の仕様変更
 --これまでは任意に通常状態と鷹の目状態を切り替える事が出来たが、今作では鷹の目に時間制限が設けられており、一定時間すると強制的に解除されてしまう。
 --また、一度使用するとクールダウンが必要になり、連続使用は不可能。一応、装備品で使用時間の延長とクールダウンの短縮ができるが、シリーズに慣れたプレイヤーほど面倒に感じる仕様となった。
 ---マーキングもなくなったが、その代わりなのか最初から建物を透過して敵を確認できるようになってはいる。
 
 -乗り物がない
 --今作では街中を高速で移動出来る乗り物が登場せず、フィールドもかなり広くなったために移動の面倒さが目立つ。
 --一応、マップ画面からの高速移動(ファストトラベル)はあるので、これを使えば大幅に時間を短縮できるが、今作では多くのサブミッションや収集物がその近くまで行かないとマップに表示されなくなったので、ミッション探しに時間がかかるようになってしまった。
 ---DLCのタイムセイバーパックを購入すれば表示されるようになるが、前述のバグとの複合で表示されないのがバグか仕様か分かりにくくなってしまった。
 
 -舞台の狭さ
 --マップが等身大スケールとなった引き換えに、探索可能な地域はシテ島とその周辺のみと非常に狭い。
 
 -セーブデータが1つしか作れない。
 --メニュー画面からリトライはできるものの、1ミッションごとにぶつ切りになり、現代パートや冒頭のジャック・ド・モレーのパート(チュートリアル)はリトライできず、しばらく間を開けて1からやり直すのには向いていない。
 --どうしても1からやり直したい時はセーブデータを消すか別垢を使用すればよいが、タイムセイバーアイテムは失われる。
 
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 **総評
 シリーズ最高の作りこみで描かれたパリのマップは非常に素晴らしく、ボリュームたっぷりのオープンワールドや様々な新要素も評価できる部分は多い。~
 しかし、デバッグ不足やハードの性能を考えずに作りこみ過ぎた事が災いし、あまりにも問題が多かったため会社が公式に謝罪するまでに至ったのは残念な事である。~
 複数回のアップデートを重ねた現在では、大きな問題は解消された事もあり、元々ゲームの持っていた面白さやポテンシャルの高さを評価する声も多くなっている。~
 ただ、完全にバグが消え去ったわけではなく、ストーリー面などは好みに左右される作風のため、プレイヤーによって大きく評価が割れているのが現状である。~
 結果的にシリーズで最も賛否の激しいタイトルとなり、シリーズを毎年発売する姿勢が見直されるきっかけとなった。
 
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 **余談
 -今作はシリーズの中でも残酷描写の強い作品なので、苦手な人は注意。
 --意識がある状態で足をノコギリで切断する、アップでギロチンで切断した生首を見せてくるなど、目を背けたくなる描写をメインストーリーでガッツリ見せられる。
 
 -Win版はシリーズでは唯一全地域で日本語音声を収録している。
 --『3』以降、SteamやAmazonといった特定の店舗で購入した場合のみ日本語音声を楽しめていたが、今作ではこの縛りがないので、どこで買っても問題ない。
 
 -『ノートルダムの鐘』との関係
 --1996年公開のディズニー映画『ノートルダムの鐘(The Hunchback of Notre Dame)』では、アサシンクリードシリーズに先駆けて、主人公が建物をアクロバティックに昇り降りしたり足場を飛び移るといったアクションを披露していた。本作はそんな『ノートルダムの鐘』と同じ舞台が登場し、同じようにノートルダム大聖堂をよじ登ったりできるゲームでもある。
 --本作にはビクターとヒューゴという兄弟が登場するが、この名前は、上記映画の元になった原作小説の作者Victor Hugoと同じである。
 
 -2019年4月に起きたノートルダム大聖堂の火災を受け、[[50万ユーロの寄付及びPC版本作の無料配布が行われた>https://ubiblog-jp.com/2019/04/17/notredame/]]。