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*ロイアルストーン 開かれし時の扉 【ろいあるすとーん ひらかれしときのとびら】 |ジャンル|シミュレーションRPG|&amazon(B00014AWX0)| |対応機種|ゲームギア|~| |発売・開発元|セガ・エンタープライゼス|~| |発売日|1995年2月24日|~| |価格|5,500円|~| |備考|ゲームギアミクロブラックに収録|~| |判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 『[[アーリエル クリスタル伝説]]』の流れをくむSRPG。前作と同じく全16章構成。~ キャラクターデザインは引き続き九月姫が担当。~ ストーリー的には直接のつながりはないものの、三すくみの属性重視のシステムが踏襲されている。 **システム 基本的には前作をほぼ踏襲しているシステムだが、本作で変更が入ったシステムは以下の通り。 -クラスによる個性付けが前作に比べ強化された。 --戦士系のクラスについてはモンスターが行使できなくなった代わりに利用できるスキル・レベルアップに必要な経験値の差で差別化が図られ、戦略に幅ができた。 --魔法系クラス(ヒーラー・マギ)についてはクラスチェンジの概念が新たに追加された。 ---マギについては上級職が2種類用意されている。 -モンスターは主人公が倒すことで一定確率で仲間に組み入れることが可能。 --また、モンスターを直接自軍の戦力として扱うことも可能となった。 -魔法についてはMPの概念がなくなったために無制限で放てるようになった。 --また、魔法の最大習得数の概念も撤廃された。 -前作にあった対戦モードは廃止された。 **評価点 -ストーリーの完成度の高さ --前作ではストーリーはほぼあってないようなものであったが、本作ではGGのゲームとしてはかなり重厚なストーリーが展開される。 ---前作はかなり明るめな雰囲気であったが、本作では謀略・裏切り・誤解等がてんこ盛りの暗めのシナリオ。そのため、鬱ゲーとしての側面も強い。 --町の人の会話量も格段に増えており、また戦闘中のイベントも豊富。 ---味方メンバーについても逃走時及び死亡時にもセリフがついたため、キャラクター像の掘り下げに一役買っている。 ---ストーリー上で時折展開される回想シーンの演出や裏で同時進行しているイベント、同一マップ上での連戦イベントなどが豊富にそろえられストーリーを盛り上げてくれる。 -前作に比べてシステム面での改善が図られ、かなり遊びやすくなった。 --前作では不遇な位置にいたモンスターについては、耐久力がかなり上方修正されて扱いやすくなった。 --戦士系のクラスについても攻撃重視型・防御重視型に分かれているため取りうる戦術が増えたのも大きい。 --獲得資金も全体的に上昇傾向になったため、装備や仲間をそろえるのがかなり厳しかった前作に比べると金銭面ではかなり余裕ができた。 --難易度バランスも前作同様良好。 -グラフィックが前作に比べ大幅に進化。ゲームギアのソフトの中でもかなり美麗な部類に入る。 --町の画面のグラフィックの描き込みは非常に素晴らしく、同世代の据え置き機とも見まがうレベルのグラフィック。 ---ステータス画面や戦闘時に表示されるポートレートも高クォリティ。 --戦闘画面も前作から大幅進化。3D画面のような視点で展開され、攻撃モーションのバリエーションも大幅に増加。 -BGMの評価も良好。 --ストーリーの強化に合わせて曲のバリエーションも豊富になり、曲それぞれの評価も高い。 **問題点 -前作同様、戦術画面での中断は不可能。 --本作は前作に比べ1マップ当たりのプレイ時間が大幅に増えたため、この仕様が改善されなかったのは地味にきつい。 -対戦モードの廃止 --前作に引き続き交戦するまで敵の正体がわからないシステムが続投されているものの、その要素を生かせる対戦モードの廃止は惜しまれる。 --本作では本編中にライバルキャラともいうべき人物も存在しており、対戦モードで彼女を2P側の主人公として登場させることも可能だっただけに残念なところ。 ---とはいえ、対戦環境をそろえるハードルは前作より価格面で多少上がっているうえ、前作と同じ容量で評価点にあるような要素を盛り込んでいるので仕方のない側面もある。 //賛の要素がない。 **総評 前作の不満点を大幅に改良し、ストーリー的にも重厚さを増した名作。~ 特にストーリー面の評価は高く、携帯機のボリュームながら感動させるストーリーとして名高い。~ 前作に比べゲームギア末期の作品ということもあってやや生産数が少なく、VC配信も行われていないので楽しむためのハードルが高めなのが惜しまれる。~ しかしながら2020年10月6日に発売されたゲームギアミクロブラックに収録されたので、発売の機会に触れてみるのもいいだろう。
*ロイアルストーン 開かれし時の扉 【ろいあるすとーん ひらかれしときのとびら】 |ジャンル|シミュレーションRPG|&amazon(B00014AWX0)| |対応機種|ゲームギア|~| |発売・開発元|セガ・エンタープライゼス|~| |発売日|1995年2月24日|~| |価格|4,800円|~| |備考|ゲームギアミクロブラックに収録|~| |判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 『[[アーリエル クリスタル伝説]]』の流れをくむSRPG。前作と同じく全16章構成。~ キャラクターデザインは引き続き九月姫が担当。~ ストーリー的には直接のつながりはないものの、三すくみの属性重視のシステムが踏襲されている。 **システム 基本的には前作をほぼ踏襲しているシステムだが、本作で変更が入ったシステムは以下の通り。 -クラスによる個性付けが前作に比べ強化された。 --戦士系のクラスについてはモンスターが行使できなくなった代わりに利用できるスキル・レベルアップに必要な経験値の差で差別化が図られ、戦略に幅ができた。 --魔法系クラス(ヒーラー・マギ)についてはクラスチェンジの概念が新たに追加された。 ---マギについては上級職が2種類用意されている。 -モンスターは主人公が倒すことで一定確率で仲間に組み入れることが可能。 --また、モンスターを直接自軍の戦力として扱うことも可能となった。 -魔法についてはMPの概念がなくなったために無制限で放てるようになった。 --また、魔法の最大習得数の概念も撤廃された。 -前作にあった対戦モードは廃止された。 **評価点 -ストーリーの完成度の高さ --前作ではストーリーはほぼあってないようなものであったが、本作ではGGのゲームとしてはかなり重厚なストーリーが展開される。 ---前作はかなり明るめな雰囲気であったが、本作では謀略・裏切り・誤解等がてんこ盛りの暗めのシナリオ。そのため、鬱ゲーとしての側面も強い。 --町の人の会話量も格段に増えており、また戦闘中のイベントも豊富。 ---味方メンバーについても逃走時及び死亡時にもセリフがついたため、キャラクター像の掘り下げに一役買っている。 ---ストーリー上で時折展開される回想シーンの演出や裏で同時進行しているイベント、同一マップ上での連戦イベントなどが豊富にそろえられストーリーを盛り上げてくれる。 -前作に比べてシステム面での改善が図られ、かなり遊びやすくなった。 --前作では不遇な位置にいたモンスターについては、耐久力がかなり上方修正されて扱いやすくなった。 --戦士系のクラスについても攻撃重視型・防御重視型に分かれているため取りうる戦術が増えたのも大きい。 --獲得資金も全体的に上昇傾向になったため、装備や仲間をそろえるのがかなり厳しかった前作に比べると金銭面ではかなり余裕ができた。 --難易度バランスも前作同様良好。 -グラフィックが前作に比べ大幅に進化。ゲームギアのソフトの中でもかなり美麗な部類に入る。 --町の画面のグラフィックの描き込みは非常に素晴らしく、同世代の据え置き機とも見まがうレベルのグラフィック。 ---ステータス画面や戦闘時に表示されるポートレートも高クォリティ。 --戦闘画面も前作から大幅進化。3D画面のような視点で展開され、攻撃モーションのバリエーションも大幅に増加。 -BGMの評価も良好。 --ストーリーの強化に合わせて曲のバリエーションも豊富になり、曲それぞれの評価も高い。 **問題点 -前作同様、戦術画面での中断は不可能。 --本作は前作に比べ1マップ当たりのプレイ時間が大幅に増えたため、この仕様が改善されなかったのは地味にきつい。 -対戦モードの廃止 --前作に引き続き交戦するまで敵の正体がわからないシステムが続投されているものの、その要素を生かせる対戦モードの廃止は惜しまれる。 --本作では本編中にライバルキャラともいうべき人物も存在しており、対戦モードで彼女を2P側の主人公として登場させることも可能だっただけに残念なところ。 ---とはいえ、対戦環境をそろえるハードルは前作より価格面で多少上がっているうえ、前作と同じ容量で評価点にあるような要素を盛り込んでいるので仕方のない側面もある。 //賛の要素がない。 **総評 前作の不満点を大幅に改良し、ストーリー的にも重厚さを増した名作。~ 特にストーリー面の評価は高く、携帯機のボリュームながら感動させるストーリーとして名高い。~ 前作に比べゲームギア末期の作品ということもあってやや生産数が少なく、VC配信も行われていないので楽しむためのハードルが高めなのが惜しまれる。~ しかしながら2020年10月6日に発売されたゲームギアミクロブラックに収録されたので、発売の機会に触れてみるのもいいだろう。

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