ロードブラスター

【ろーどぶらすたー】

ジャンル LDゲーム(コマンド+レース)
対応機種 アーケード
発売・開発元 データイースト
稼動開始日 1985年
判定 なし


概要

  • 1985年にてデータイーストからリリースされたレーザーディスクゲーム。『幻魔大戦』、『サンダーストーム』に続くデータイースト・アニメーションLDゲーム第3弾。
  • モンスターマシン「LX-5」を運転し、愛する妻を殺した暴走族「RRR」を壊滅する事が目的である。
  • 「攻撃」や「操縦」は前作といっしょだが、本作では「同時押し」のアクションが加えられた。
  • コックピット筐体で稼動。
    • 一部は前作の『サンダーストーム』、『コスモスサーキット』、『GPワールド』の筐体を流用する改造キットも発売された。

ストーリー

1990年、アメリカ。モーターテクノロジーの発達により凶悪化していった暴走族を撲滅させるべく、政府は「SCP(Spechal Car Police)」を組織するが、暴走族側もそれに対抗して統一組織「RRR」を結成。海、山、市街地、荒野とあらゆる場所で繰り広げられる「SCP」と「RRR」の激しい戦いは、一進一退を続けていた。
その中で、車体番号000を持つ赤いモンスターマシン「LX-5」を駆り、「SCP」の中で「RRR」に最も恐れられていた男がいた。一度狙いを定めたターゲットは絶対に逃すことなく仕留める為、暴走族は彼の事を“オオカミの化身”と呼んでいた。
しかし、その彼に不幸が舞い降りる。ようやく取れた休暇中、用心して「LX-5」とは別の車を用意し新婚旅行を楽しんでいたが、「RRR」にその動きは筒抜けであった。報復として一団に襲撃され、精一杯抵抗するも崖の上から車ごと突き落とされてしまう。
彼は奇跡的に助かったが、隣にいた最愛の妻は「RRR」によって永遠に失われてしまった。
彼女を失った悲しみが、彼の心に復讐という名の炎を燃え上がらせる。牙を研き澄ましたモンスターマシンが唸りを上げる。獲物──最愛の妻を殺した緑髪の女が率いる暴走族──を求め、男とモンスターマシンの疾走が今、始まった!

ゲームの内容

ステアリングと2つのペダル(スーパーチャージャー/ブレーキ)にて「LX-5」を運転する。主にステアリングはLX-5の移動や回避を行う最に、ペダルは攻撃や一部の回避等などを行う場面で使用する。

アニメシーンの合間に「ブレーキやスーパーチャージャー、矢印のマーカー」が表示されるので、それに従った操作をすれば次のシーンに進み、タイミングが遅かったり、表示と違う運転を行ってしまうとLX-5がクラッシュするアニメが流れ1ミスとなる。

最終ステージの終盤では「LX-5」は駐車してあった車に衝突しロールオーバーで横転し、大破。主人公は暴走族の車(白いバン)を奪い、緑髪が乗る車との決着をつける。

評価点

  • アニメのクオリティと演出面は非常に頑張っており、見所は多い。
    • プレイする機会があるならば、是非ラストシーンまで見ていただきたい。漢の生き様の格好よさ、そして哀しさを感じることができるはずだ。

問題点

  • LDゲームという事もあって、完全なるパターンゲーである。
    • 初見ではかなりの反射神経を持っていないと序盤からミスする恐れが高い。
    • 逆に全ての「スーパーチャージャー/ブレーキのマーカー、矢印のマーカー」表示を暗記すれば目を瞑ってもクリア可能という極端なゲームバランスである感は否めないところ。

総評

所詮このゲームもLDゲームという事もあって、決して褒められるものではない。 もちろんこの『ロードブラスター』も『サンダーストーム』と比較しても負けない程の出来であり、クオリティは決して低くない。しかし本作も前作同様、知名度は低い現状。カーアクション派のLDゲームはロードブラスターがお勧めと言えよう。

余談

  • ステージ1にウルトラセブンのポインターが登場したり、ステージ2とステージ5には前作『サンダーストーム』のLX-3が敵として登場したり、ステージ7の終盤に「仮面ライダー」が登場したりとアニメスタッフのお遊び心が詰まっている。
  • 同じ年に発売される予定だったデータイーストのアニメLDゲームの第4弾は『キャッシングストーン』で内容は『ドラゴンズレア』や『忍者ハヤテ』に似たような物だったがアーケードとしては発売されず、セガサターンやメガLD、3DOのソフトとして発売された。
  • 『サンダーストーム』に引き続き、ゲームデザインとディレクションは、後にテクノスジャパンで『熱血硬派くにおくん』や『ダブルドラゴン』を手掛けた岸本良久氏。ちなみに『ダブルドラゴン』の1面冒頭のガレージの中に本作のプレイヤーカーであるLX-5が置かれているという演出がある。

家庭用移植

  • VHDpc INTER ACTION版(1986年・日本ビクター)
    • VHDpcマークの付いたVHDプレイヤーと対応のパソコンを接続する方式。ATARI仕様のジョイスティックにも対応。同梱のマニュアルによると、MSXとX1が対応機種となっているが、スーパーインポーズ機能を内蔵した機種でないと動作不可で、システムプログラムは別売りのカセットテープからロードするためデータレコーダーも必要。更にMSXの場合はVHDインターフェイスユニットも必要と当時はゲームをプレイする前に揃えるべきものが非常に高価な代物であった。
  • ビデオチャレンジャー版(タカラより1988年発売)
    • ビデオチャレンジャーの仕様*1に基づき、主人公の「LX-5」に高度な人工知能が搭載されており、彼のナビゲートで物語が進行していくという設定になっている。
  • メガCD版(ウルフチームより1992年発売)
    • アニメの出来はさすがに劣化してしまっているが、『J-WALK』の歌う格好いいオープニングテーマが挿入されている。
  • メガLD版(パイオニアより1995年発売)
  • プレイステーション及びセガサターン版『サンダーストーム&ロードブラスター』(エクゼコ・デベロップメントより1995年発売)
  • Windows 2000~7&X68030ハイブリッド版(自転車創業より2009年5月4日発売)
添付ファイル