THE QUIET MAN

【ざ くわいえっと まん】

ジャンル アクション

対応機種 プレイステーション4
Microsoft Windows (Steam)
発売元 スクウェア・エニックス
開発元 スクウェア・エニックス
Human Head Studios
発売日 2018月11月1日
定価 1,800円(税別)
レーティング CERO:D(17才以上対象)
アイコン:暴力
判定(アップデート前) クソゲー
判定(アップデート後) 賛否両論
改善
ポイント コンセプトだけは目を惹くものがあった
アプデ前は苦痛の一言


概要

2018年のE3で発表されたスクウェア・エニックスの新作。
本作は『Rune』や『Prey』といったアクションアドベンチャー/FPS作品を手掛けていた、アメリカのHuman Head Studiosとの共同開発によるもの。
目を惹く実写パート、耳の聞こえない主人公の追体験という宣伝文句にまるで映画のようなクオリティにもかかわらず1800円というロープライスで発売前は注目を浴びていた期待の新作だったのだが…

あらすじ

摩天楼ニューヨーク。眠らない大都市、そんな喧騒にたたずむ「Club Moonrise」歌姫のララは、ナイトクラブのシンガーとしてその夜も活躍するはずだった。
しかし、その夜は違った。突如現れた「仮面の男」。ピアノの美しい音色は消え、仮面の男はララを連れ去り闇へと消えていった。彼の目的とは・・・歌姫を救出すべくデインは、ニューヨークの街を奔走する。
(公式サイトより引用)


問題点

  • 何も聞こえない
    • 耳の聞こえない主人公の追体験なのだから当たり前だろうと思うだろうが、実際は主人公のデインは読唇術や手話などで相手と普通にコミュニケーションを取っている。
      その為、プレイヤーだけが完全に置いてけぼりを喰らっている。
    • 読唇術と書いたがあくまでもプレイヤーの想像に過ぎない為本当に聞こえていないのかすら怪しい。
    • しかもその癖会話シーンが長い為プレイヤーはただただ虚無の時間を味わわなくてはならない。
  • 字幕が一切表示されない
    • ゲーム中は当然としても、何故かオプション画面においても一切文字が表示されない為いまいち何を調節するかが分かりづらい。
    • 本作には戦闘パートがあるのだが、それに関するチュートリアルも表示されない
      • 一応ポーズ中に各ボタンにおける反応らしき物を見ることは可能。
    • デインにはフォーカスモードという特殊能力があるのだが、それに関する設定、使い方も一切解説、表示されない為出せるタイミングも分からない為ただひたすらL2トリガーを連打するしかない。
  • 実写パートとグラフィックの剥離
    • 発売前は注目を集めていたグラフィックだが実際はかなり酷い。
    • デインのグラフィックは善戦してるが、その他のキャラクターは実写パートからかなり劣化している。
      • 特にヒロインのララは完全に別人と化している。
  • 酷い戦闘パート
    • ダメージを受けた際の無敵時間が無い為一旦攻撃を喰らい囲まれていた場合一気に追いつめられる。終盤の雑魚ラッシュで特に顕著。
    • 一定のタイミングで回避するとスローモーションになりカウンターを喰らわせることが出来る。一部のボス戦ではそのテクニックが必須なのにもかかわらずそれが解説されない
    • 雑魚敵の種類は殆どが使いまわし。
  • ストーリー
    • 終盤、致命傷になるまで撃たれたデインが何故か突然覚醒する
      • それに関する解説ももちろん無い。
    • アッシュとデインの関係性の分かりづらさ。
      • 音声ありバージョンのエンディングからして恐らく実の親子だと思われるが、それにしては辻褄が合わない会話やシーンが多い。
      • 何故かアッシュはデインの母親が死んだのはデインのせいにしているがデインはあまり関係ない
  • そもそもゲームというより映画
    • 操作出来るパートもあるのだが殆どが戦闘パートで後はただの移動シーン。
  • バグ
    • 画面が乱れるバグやフリーズが起こることがある。

評価点

  • イギリス出身のアーティスト「Imogen Heap」が歌うEDテーマ、「The Quiet」
    • この曲はかなりの良曲で高評価を得ている。
  • ストーリー
    • 音声ありバージョンは前述の問題点以外はそこそこ好評。
  • ロープライス
    • 税込でも2000円ちょっとではあるので財布には優しい。

総評

耳の聞こえない主人公の追体験という宣伝文句でありながら、実際は違いただ虚無な時間を過ごす点やグラフィックの酷さのせいで批判されたが、音声ありバージョンが追加されてからは「最初から音ありなら…」という声も増えユーザーからは少しだが評価も上がっている為地獄の一周目を乗り切る覚悟がある人は購入してもいいだろう。


余談

  • スクエニの悪ノリ
    • 公式Twitterではクワマン大喜利というくだらない企画をツイートしたり、スクエニも分かっていたのか評判を飲んでのことかは不明だが準公式アカウントでは「まさに苦行とも呼ぶべき1周目で、どれくらい物語を掴めたでしょうか。」とツイートし、反感を買った。
      • 元々スクエニの公式Twitterは悪ノリした内容の物が多く、FF15でも散々批判されたはずなのだが…
  • 海外レビューでは何故かアプデ後の方が評価が低く、Worst games of 2018に選ばれてしまった。