機種 | タイトル | 概要 | 判定 | |
MS-DOS | Heretic | エルフ族による邪神D'Sparil討伐を描く第1作。ダークファンタジー調だが内容は『DOOM』風。 | なし | |
DOS/Win | Heretic: Shadow of the Serpent Riders | パッケージ販売された『Heretic』の完全版。新たに2つのエピソードが追加されている。 | ||
MS-DOS/ Win/Amiga |
Hexen: Beyond Heretic |
相互接続された複数のマップを行き来する方式へ変化しプレイヤーキャラクターも3人に増加。 よりRPG要素が濃くなったものの、複雑化に伴い不親切さが目立つように。 |
不安定 | |
N64 | ヘクセン |
N64への移植。移植を担当したのは『Solstice』などで知られるSoftware Creations。 シリーズ初の家庭用機移植のため、サブタイトルが省かれている。 通常プレイのほか、画面分割2~4人協力および対戦プレイも搭載。 |
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SS | Hexen |
SSへの移植。移植を担当したのはアクレイム傘下のProbe Entertainment。 CD媒体を活かしたカットシーン追加や豪華音源が特徴。隠し要素で2人協力&対戦プレイ搭載。 一部マップの大幅簡略化や敵スプライトが正面しか用意されていないなど本編の移植度は低め。 |
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PS | Hexen |
PSへの移植。SS版同様Probe Entertainmentが担当しており、カットシーンや音源は共通。 しかし、協力・対戦プレイ要素が削除されマップもさらに簡略化し敵スプライトも正面のみ。 加えて劣悪なフレームレートや解像度、テクスチャの劣化など移植度は3機種のうち最も低い。 |
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MS-DOS/ Win |
Hexen: Deathkings of the Dark Citadel |
『Hexen』向けの拡張パック。Steam版は単独で起動可能。 敵の無限復活要素やマップの更なる複雑化が行われ、戦闘・探索共に非常に難易度が高い。 |
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Win | Hexen II |
3Dグラフィックを採用し、表現力が大幅に向上。 選択キャラは4人となり、レベルアップやスキル習得といった成長要素も登場した。 だが基本システムは前作と同じ為、不親切さやテンポの悪さといった欠点も受け継がれている。 |
不安定 | |
Win | Hexen II Mission Pack: Portal of Praevus |
『Hexen II』向けの拡張パック。新キャラとして「Demones」が登場。 版権の都合上、現在配信は行われていない。 |
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Win | Heretic II |
『heretic』主人公のその後を描くスピンオフ。 『トゥームレイダー』に影響を受けており、シリーズ唯一のTPS視点を採用している。 Activision買収後の作品であり、シリーズで唯一id Softwareが開発に関わっていない。 |
機種 | タイトル | 概要 | 判定 |
Win | Shadowcaster |
Raven Softwareが『Heretic』以前に手掛けた作品。改良型Wolf3Dエンジンを採用している。 7つの姿に変身する男を主人公とした一人称視点ADVで、要素の一部が本シリーズへ受け継がれた。 |
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MS-DOS他 | DOOMシリーズ |
id SoftwareによるFPSシリーズ。 同シリーズの開発者であるジョン・ロメロらがプロデューサーとして参加。 その他、『Heretic』『Hexen』にDOOMエンジンが採用されている。 |
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Win他 | QUAKEシリーズ |
id SoftwareによるFPSシリーズ。 『Hexen II』にQUAKEエンジン、『Heretic II』にQUAKE IIエンジンが採用されている。 |
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Win | Wolfenstein |
Raven Softwareが手掛けたFPS。第二次世界大戦期を題材としている。 本作に登場する重要アイテム「トーム・オブ・パワー」がゲスト出演。 |
なし |
後の『Soldier of Fortune』シリーズや『Call of Duty』シリーズのサブ開発で知られるRaven Software(*1)が、『DOOM』シリーズで知られるid Softwareと協力して開発したファンタジーFPS・RPGシリーズ。
id Software製のゲームエンジンを採用しているが、ダークファンタジー調の作風で纏められているのが特徴。
メインシリーズである『Heretic』『Hexen』『Hexen II』はサーペントライダー3兄弟の打倒を描いているため、「サーペントライダー3部作」としても知られている。
日本でもN64移植版が『ヘクセン』として発売されたほか、現在では『Portal of Praevus』『Heretic II』を除くid softwareが販売権を保有している各作品がSteamやGOG.comといった各種ストアで購入可能となっている。
*1 現在は『Call of Duty』シリーズ最大のプレイ人口を誇る『Warzone』の開発を手掛けている。