モンスターメーカーキッズ 王様になりたい
【もんすたーめーかーきっず おうさまになりたい】
ジャンル
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ボードゲーム
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対応機種
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スーパーファミコン
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メディア
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8MbitROMカートリッジ
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発売・開発元
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ソフエル
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発売日
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1994年11月18日
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価格
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9,200円(税抜)
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判定
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なし
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ポイント
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良キャラゲーではある
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モンスターメーカーシリーズリンク
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概要
九月姫の可愛らしいイラストが特徴的なカードゲームシリーズ『モンスターメーカー』のキャラを使ったボードゲーム。4人のプレイヤーが14ある領地を争奪して王様を目指す。
システム
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それぞれのプレイヤーはまず12人のキャラから一人を選び、さらに残りの11人のキャラと8人の専用キャラの中から『セカンドキャラ(パートナー)』を選ぶ。
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セカンドキャラはゲーム中に他のキャラと交代することも出来る。
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ゲームが始まるとガンダウルフから全員に『ミッション』が与えられ、これをクリアしたプレイヤーは領地を1つもらうことができる。1つのミッションが終わると次のミッションに移り、これを繰り返して14の領地が全て4人のプレイヤーの手に渡るとゲーム終了。最も多くの領地を持つ者が王様となる。
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領地の数が同じ場合、ゲーム中に上下する『名声』の値がより高い方が勝利する。
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ミッションをクリアする以外にも、領地を獲得した際に任命する『城主』を寝返らせたりモンスターをけしかけて倒すことでも領地を得ることができる。
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最初に年数を決める『タクティクス』モードでは、全ての領地がプレイヤー達の手に渡ってもゲームが続行される。その場合はミッションをクリアすることで特定の領地にフラグを立てることができ、もう一度ミッションをクリアすることであらためてその領地を手に入れることができる。
評価点
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キャラゲーとしては良くできている。
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モンスターメーカーのゲームとしては、本作に登場するキャラはかなり多い。また台詞も様々に用意されている。
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プレイ可能な12人のキャラには、シリーズの重要キャラが顔を揃えている。
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だが、その中にはなんとディオセリルもいる。三白眼ではない彼女の顔はファンには必見。
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ゲーム進行は早く、ストレスの溜まらない作りになっている。
問題点
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とにかく、多くの点において地味。
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領地を持っているとそれに応じた収入を定期的に得ることができるため、金に困るのはほんの序盤くらい。そもそも城主を雇う時くらいしか使い途が無い(これ以外での消費額は微少)ため、少しゲームが進むと途端に金が余りだす。
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名声も様々な場面で増減するが、影響するのは最後の結果発表の時だけなので、領地の数で劣っていればほとんど意味がない。名声を稼ぐより直接領地を増やす努力をした方がずっと効率的。
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赤いマスに止まると「罠が発動してダメージ」「モンスターが出現」のいずれかが起こるが、これが弱い。レベル高めのモンスターでも倒すのはさほど苦労しないし、低めのモンスターならほとんどダメージすら受けない。金と名声とカードのカモである。
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最高レベルのモンスターであるドラゴンとクラーケンも、出現場所が固定である上マップの端なので多くの場合脅威にはなり得ない。ドラゴンは北西端の国を彷徨くだけだし、クラーケンに至っては全く動かない。いざ戦ってみても、回復カードの一枚もあれば負けることはほとんど無い。
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そもそも二人ともHPが0になって全滅したところで、近くの寺院に飛ばされ金が半分とカード一枚を失って一回休みになるだけ。休みが明ければ全快するし、『クレリックカード』(手に入りやすい)があれば寺院に飛ばされるだけでペナルティも負わずに復活する。
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『げろスライム』というお邪魔キャラ(≒貧乏神)がいるが、少額の金を勝手に使ったり多少のダメージを与えてきたりするだけでさして深刻な影響はない。
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EDも地味。結果発表の後、一位のキャラに応じたEDが少し流れるだけで、最後の個人賞の類も無ければプレイ内容に応じてEDが変わることもない。
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ちなみにCOMが優勝しても、優勝したキャラのEDを見ることができる。
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COMキャラのカード売買パターンが意味不明。効果の高いカードを商人に売ってしまうばかりか、同時に同じカードを買い戻したりする。
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長期間プレイで起きるバグ
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ゲームは設定で50年までプレイできるようになっているが、大抵は20年前後まで経過した辺りで突然セーブデータごとフリーズする。こうなるとリセットしてロードし直しても、既に開始時点でフリーズしてしまっているためセーブデータごと消すしかない。
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グラフィックは九月姫のイラストが能く再現されているが、一部のキャラの笑い顔がキモい。
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プレイ中にはセカンドキャラに応じたイベントが起こることがあるが、なぜかエルサイスのみ台詞が出るだけで終わる。
総評
プレイはさくさく進みストレスも溜まらない点は評価できるが、とにかく地味でありかなり盛り上がりに欠ける。
しかしキャラゲーとしては良くできている。シリーズのファンならば、といったところだろうか。
最終更新:2021年05月05日 18:49