【こーぷすぱーてぃー じ・あんそろじー さちこのれんあいゆうぎ ひすてりっくばーすでい とぅーゆー】
ジャンル | 廃校監禁ホラーアドベンチャー | ||
対応機種 |
プレイステーション・ポータブル Windows(Steam) |
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開発元 | 5pb.(MAGES.) | ||
発売元 | PSP | 5pb.(MAGES.) | |
Win | XSEED Games, Marvelous USA, Inc. | ||
発売日 | PSP | 2012年8月2日 | |
Win | 2019年4月11日 | ||
定価 | 通常版 | 5,040円 | |
限定版 | 7,140円 | ||
Win | 2,050円 | ||
レーティング | 通常版 | CERO:D(17才以上対象) | |
限定版 | CERO:Z(18才以上のみ対象) (*1) | ||
判定 | なし | ||
ポイント | 猟奇ホラーとラブコメの融合が織り成すカオス | ||
コープスパーティーシリーズ |
迷い込んだ者を無残な死へと追いやる、霊的な力によって作り出された異次元の廃校舎「天神小学校」を舞台としたADVシリーズの3作目。
「天神小学校」の呪いが弱まる一年で一度の日、サチコ(*2)の誕生日を舞台に繰り広げられる物語をアンソロジー形式で綴ったADV。
ゲームシステムなどは前作『コープスパーティー Book of Shadows』に近いが、猟奇色は薄くなっている。
冒頭でサチコ自身が「番外編みたいなもの」と言うとおり、作中の時系列などあちこちおかしい部分もある。
登場人物には、本作が初登場の「古林蘭」と「高井梓紗」の2人に加え、スピンオフ小説から「丹羽亜衣子」と「犬丸晴行」が追加。
更に、初代『コープスパーティー(*3)』の続編として企画されたものの制作中止となった『コープスパーティー2 さつきの心臓(*4)』から、メインキャラクターとなる予定だった「水原さつき」が登場している。
シナリオライターには原作者である祁答院慎をはじめ、小説版に関わった新井輝・恵莉ひなこ・村田治、ドラマCDに関わった御立弾、他第一線で活躍しているマフィア梶田・城崎火也・雑破業・日暮茶坊と言った豪華ライター陣が参加している。
なお、本来は『サチコの恋愛遊戯』の後にハートマークが入る。
#0;Hysteric Birthday! |
前々作である『コープスBR』のLoop Endから繋がる話。 いつものループとは違う雰囲気の中、集められた生存者たち。そこへサチコが現れて…。 |
#1;戦場に架ける恥 |
「一位になったら、誰か好きな人と一緒に開放してあげる」という恩赦つきで突如開かれた運動会。 果たして脱出できるのは誰なのか? |
#2;テンジン座の怪人 |
演劇に興味を持ったサチコ。 芝居に関しては妥協しない森繁に指導され、舞台に上がることになったのだが…。 |
#3;私情最大!地下防空壕縦断ウルトラクイズ |
鬼碑忌を人質にされ、防空壕にちりばめられたクイズに挑む羽目になった七星たち。 しかし意地の悪い問題や無茶な仕掛けに苦しめられ…。 |
#4;天神小の中心で、愛を叫ぶ? |
名ばかり主人公といわれ続けた哲志が、なぜかミスコンでハーレム状態に? だが底意地の悪いサチコの行動が、それで済むはずもなく…。 |
#5;王様とわたしたち |
「大人の遊びがしたい」と言い出したサチコ。 ならば、と田久地の仕切りで突如合コンが始まってしまう。 |
#6;料理の凡人 |
サチコたちの審査で繰り広げられる料理対決。 しかしマトモな勝負になどなるはずもなく阿鼻叫喚のカオス展開に。 |
#7;懺悔リア充爆発しろ |
「女優になってセレブになりたい」とまた無茶を言い出したサチコ。 ゾンビ映画の大家・フルティン監督を地獄から呼び出して映画を作り始めるが…。 |
#8;今日の日よ、さようなら |
日付が変わるまであと少し、また離れ離れになることを嘆く面々。 そしてサチコの心にも小さな変化が訪れる。 |
#EX;死線流し | シナリオ全編を通して仲良し百合ップルだった梓紗と蘭の、本当の関係が描かれるEXシナリオ。 |
『コープスパーティー』シリーズのスピンオフということで、本編の正当な続編ではない。早い話ファンディスクである。
そのため、露骨な下ネタやはっちゃけたパロディ、スタッフのお遊びなど、これまでのシリーズ作のイメージをぶち壊すような描写も多い。
本編の一部として見るには雰囲気の違いがあまりに大きく、かといって(気に入らなければ無視が可能な)単なるスピンオフ扱いするには次回作への影響が大きい。
この点で本作に対する賛否は大きく分かれると思われるが、そういうものだと割り切って見れば楽しめる部分も多いので、シリーズのファンならば手にとってみては如何だろうか。
*1 同梱されるOVA収録のDVDを含めた査定であり、ゲーム内容は同一。
*2 「天神小学校」の支配者である少女の悪霊。
*3 前々作『コープスパーティー ブラッドカバー リピーティッドフィアー(BR)』のリメイク元。PC98用の『RPGツクールDante98』で製作された同人ゲームである。
*4 『RPGツクール DANTE98 II』で制作が進められていたが、PC98市場の衰退などから制作継続が困難と判断され、制作中止となった。
*5 ♯1から順に、「戦場にかける橋」「オペラ座の怪人」「アメリカ横断ウルトラクイズ」「世界の中心で、愛を叫ぶ」「王様と私」「料理の鉄人」「サンゲリア」「今日の日はさようなら」「白線流し」のパロディとなっている。
*6 今井麻美と喜多村英梨によるユニット。
*7 『BS』でも世以子が直美に対して恋愛感情を抱いていることが明かされていたが、今作では世以子と直美のみならず、女性キャラ同士の少々過剰なスキンシップが多々見られる。