【まっくすあなーきー】
超人たちのバイオレンス・パーティー!
『ベヨネッタ』『VANQUISH』といった良作を生み出したプラチナゲームズによる対戦アクション。
次世代機で『スパイクアウト』『パワーストーン』『大乱闘スマッシュブラザーズ』のような乱戦アクションが楽しめる、という事で期待されていたが…。
主人公ジャックを始めとして同社の作品『マッドワールド』から多数のキャラが出演している。
ただし、世界観やストーリーはパラレルとのこと。海外でのタイトルは『Anarchy Reigns』となっている。
殴り合いを主体とした乱戦ゲームという、次世代機においては他に見られないジャンル、そしてグラフィックやBGMなどの素材の良さは確か。
しかしながらいざ発売されてみると、肝心のネットワーク関連の壊滅的な出来の悪さ、プレイを阻害するシステムの不備、白けるゲームを多く生むバランス面の劣悪さ、にも拘らず調整を一切行わないという不誠実さが浮き彫りに。
本作は限りなくクソゲーに近いのは問題点からして察するのは容易だと思われる。ただし、ただのクソゲーで終わらないアクション性があるのも確かである。
あまりバランスを気にせずハチャメチャに遊ぶ分には楽しめるかも知れないが、その場合でもやはりマッチングの低機能さがネックである。