【えーすこんばっと いんふぃにてぃ】
ジャンル | F2Pフライトシューティング | |
対応機種 | プレイステーション3 | |
メディア | ダウンロード専用ソフト | |
配信・開発元 |
バンダイナムコゲームス (現バンダイナムコエンターテインメント) |
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配信日 | 2014年5月20日( 2018年3月31日サービス終了 ) | |
定価 | 無料(アイテム課金) | |
プレイ人数 | 1~8人 | |
レーティング | CERO:B(12才以上対象) | |
判定 | 賛否両論 | |
ポイント |
シリーズ初のダウンロード&オンライン専用 原点回帰寄り 基本システムは過去作のいいとこ取り 無料プレイが難しいため課金関連は不評 キャンペーンモードはおまけ・ストーリー未完 |
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エースコンバットシリーズ |
バンナムが配信していたフライトシューティングシリーズのPS3最終作。通称『INF』。
プレイステーションネットワークにて配信が開始されたオンライン専用ゲームで、基本プレイ無料の所謂F2P(フリー・トゥ・プレイ)方式のアイテム課金形態を初採用した。
最終的に機体・ミッション共に充実し、なおかつ多様なプレイスタイルに対応しているのが本作の魅力。
厳しい課金システムが原因で、プレイヤーへの負担を強いる要素がかなり多い。
+ | シナリオ上の不満点(ネタバレを含む) |
評価点と問題点が極端であることに加えて課金と課金前提のシステムを受け入れられるかどうかで大幅に評価が変わる作品。
F2P形態である以上課金を推奨するのは当然だがそれを考慮してもリアルマネーを搾り取ろうとするシステムが目立つ事、課金しても長大なプレイを要求される事が主な問題となっている。この為課金に抵抗のあるプレイヤーや「気軽に沢山の機体を使って遊びたい」というプレイヤーには不評で「(後作の)資金稼ぎ」「拝金主義」との批判がある。
好きな時に好きなだけできるゲームではない為、家庭の事情などでプレイできる機会が限られるプレイヤーにとっては死活問題になってくる。無料でプレイするのが難しく、アップデートが入る度に導入機体の購入価格等が暴騰していく上に時間制限付きアイテムや課金前提のシステム等もあり、プレイヤーは金銭的・時間的に大きな負担を強いられることになる。
作中に「ここでは一番稼いだヤツが全ての行為を優先される。」と言う台詞が在るが、皮肉にもこれはプレイヤーにも当てはまる台詞となってしまっている。
一方で、課金や購入強化システムを除いた基本システムや作風は評価の高い過去作を踏襲したものである為、課金などさえ受け入れられれば(特にシリーズ経験者は)楽しめる内容になっている。
また、“アップデートを重ねてゲーム内容が充実化した”“機体間バランスが調整された”などの評価できる点も多い。特に機体及び兵装バランスに関してはシリーズでも良い部類に入っており、その気になれば低コストの旧式機を魔改造強化して高レート部屋で活躍する事もできる。
ミッションも多く、機体分類を変えれば同じミッションでも違った戦術を楽しめるので飽きにくい構成になっている点も高評価。シリーズに思い入れのあるプレイヤーや「機体を厳選してひたすら改造強化しつつ純粋に楽しみたい」というプレイヤーに向いている。
本作に肯定的か否定的かは問わず、「面白いけど遊びにくかった」「 課金要素さえ無ければ良作だった 」「課金不要のフルプライスゲームとして完結させて欲しい」と言われている。
*1 正確には従来設定されていたMPBMの強化版である「SDBM」搭載機を『ADA-01A』とし、SDBMを排除し代わりにMPBMを搭載した派生機を『ADA-01B』としており、プレイアブル機体として後者が実装されている。恐らく公式に“戦術核兵器に匹敵する威力を持つ”という設定があるSDBMをゲームバランスの都合上登場させられなかったが故の措置であると思われる。
*2 過去作では「ファイターなのに3種類の特殊兵装の内2種類が対地水上用」という事があった。
*3 特に凶悪だったのが機動性が高く先回りで圧倒的な殲滅力を誇っていたF-15S/MTDとSu-47。特に後者は「何も考えずにボムを投げまくっていれば勝てる」という圧倒的な性能だった事から「ボムクト」という蔑称がつけられていた。
*4 チームのCPU。人数が均等になる様にそれぞれのチームに配属される。機体はホーネット(見た目は通常機)で特殊兵装は搭載していない。ミッション中画面上のBOTのエンブレム(?)は専用の物が表示される(プレイヤーは使用不可)。
*5 『5』はゲームの都合上UGBを搭載していた。
*6 初登場の『AH』では現実通りマルチロール機だった。
*7 たとえばF-2は対空対地ともに高いレベルでまとまっているとされるが多くの作品でアタッカー扱いされている。
*8 本格的なステルス機である第5世代とことなり「本格的ではないもののある程度のステルス性を考慮して設計された」機体群。
*9 これに関しては「F-15Eに限定的なステルス性能を持たせる」というのがそもそもの開発コンセプトであり、もしステルス性を持っていない場合には“形状が少し変わりウェポンベイをつけただけのF-15E”になってしまう事もあり「ゲーム的にはある程度仕方が無い」といった所であろうと考えられる(というよりもそれ以外に差をつける要素が無い)。
*10 厳密には実際の航空機には部品形状等細かい差がある
*11 部屋に入って来たゲストには最初はどれだけ出撃したか分からない様になっている。ルームボーナス目当てのプレイヤーを生ませないようにする為であろう。
*12 本作のサービス期間中に新作が放送されたにもかかわらず、である。
*13 ゲーム版を製作したのが『エーコン』開発チームだから。
*14 前述した『AH』においてもコラボ機体は「日本限定コンテンツ」として配信されていた。
*15 専用のアイテムを使えば無料で強化可能だが、頻繁に手に入る代物では無い。
*16 ただし搭載できるパーツ数に制限があるため、スロットの多い機体は他のパーツを優先することが定石である。逆にいえばそれだけデータリンクの価値が低いということでもあるが。