【きゃさりん ふるぼでぃ】
【きゃさりん ふるぼでぃ ふぉー にんてんどーすいっち】
対応機種 | Nintendo Switch | |
発売日 | 2020年7月2日 | |
発売元 | アトラス(セガゲームス) | |
定価 | 6,980円(税別) | |
レーティング | CERO:C(15才以上対象) | |
判定 | 良作 | |
ポイント |
PS4/PSV版の全DLC収録 声変更DLCが3種類追加 |
2011年に発売されたアトラスのゲーム『キャサリン』のリメイク作。
『ペルソナ』チームの橋野桂氏が手がけたアダルティな雰囲気が特徴で、ゲーム内容はADVとパズルが中心である。
『キャサリン』については、以下では「無印版」と表記する。
『for Nintendo Switch』についてはシナリオでの追加要素はないが、DLCが全て最初から収録されている。
登場人物は概ね30代であり、全体的にアダルティな雰囲気のするゲームである。
32歳の冴えないサラリーマン、ヴィンセント・ブルックスは、5年来の恋人、キャサリン(Katherine)との関係に頭を悩ませていた。
結婚願望があることを仄めかすキャサリンに対し、今はまだ気楽な独身生活を楽しみたいヴィンセントは、彼女にこれといった答えを出すことができず途方に暮れる。
その最中、行きつけのバー「ストレイ・シープ」で深酒をあおっていたヴィンセントは、ひょんなことから恋人と同じ名前を持つ謎の美女・キャサリン(Catherine)と出会い、彼女に誘われるまま肉体関係を持ってしまう。
「酒の勢いとはいえ浮気をしてしまった」と焦るヴィンセントだったが、それ以来ヴィンセントは奇妙な悪夢にうなされるようになる。
最近町で噂されている悪夢。
「落ちる夢を見たとき、すぐに目を覚まさないとそのまま死ぬ」
この夢を見るのは女性関係に問題を抱える若い男性だけであり、それを裏付けるかのように次々と寝たままの状態で発見される男たちの衰弱死体。
悪夢の正体は、浮気癖のある男を恨んだ魔女の呪いだとも噂されるが…。
救済措置の増加
シナリオ
その他
+ | ネタバレ注意 |
シンプルな操作でありながら立体的に構成されたステージの数々は奥が深く、パズルとしての魅力は十分で貴重な修羅場でアダルティなシナリオと雰囲気はオリジナルティに溢れている。
さらに本作では無印版で挫折者を大勢引き起こしたパズルパートの改良とゲームバランスの緩和がなされ、シナリオやゲームシステムを楽しみやすくなっている。
コロシアムのオンライン対戦といったやり込み要素も追加された。
言及だけだったハイスクール時代も描かれ、より一層キャラクターの魅力を知れる作品となっている。
新ヒロインは賛否両論で、無印版からのシナリオ面での改変は少ないが、今から手に入れるなら間違いなくリメイク後の本作を勧めたい。