ゲームカタログ@Wiki ~名作からクソゲーまで~

EXTELLA

最終更新:

hiyoko

- view
だれでも歓迎! 編集

Fate/EXTELLA

【ふぇいと/えくすてら】

ジャンル ハイスピードサーヴァントアクション

対応機種 プレイステーション4
プレイステーションVita
Nintendo Switch
Windows(Steam)
発売元 マーベラス
開発元 TYPE-MOON、マーベラス
発売日 2016年11月10日
【Switch】2017年7月20日
【Win】2017年7月26日
定価 通常版 / レガリアボックス
 【PS4】7,980円 / 9,980円
 【PSV】6,980円 / 8,980円
PSV+PS4ヴェルバーボックス:19,990円
【Switch】7,800円 / 9,800円
【Win】6,800円(税込)
レーティング CERO:C(15歳以上対象)
アイコン:セクシャル
廉価版 Best Collection
【PS4】2018年1月11日/4,980円
【PSV】2018年1月11日/3,980円
判定 シリーズファンから不評
ポイント 『Fate』を破壊した『EXTRA』をさらに破壊した『EXTELLA』
Fateシリーズ人気キャラ大集合
良くも悪くもネロ主役の作品
無双ゲーとしてはボリューム不足等指摘有り
旧EXTRAファンは首をかしげざるを得ない箇所も有
前日譚はシナリオ担当の日記と限定版付属資料集で
Fateシリーズ関連作品リンク


概要

Fate/stay night』発売から十数年経った現在も拡大を続けるFateシリーズ。
その中で本流より別れて出発した『Fate/EXTRA』、そしてその続編『Fate/EXTRA CCC』。
その『EXTRA』シリーズの第三作であり、タイトルの『EXTELLA』は「新世界」の意を込めた造語。
ジャンルとしては今までの「ダンジョンRPG」と違い所謂「無双系アクション」となる。

メインシナリオライターは奈須きのこ、シナリオアシスタントとして小説作品『Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ』やADVのスチームパンクシリーズ等で知られる桜井光。
ただし本作については「ただの続編ではない」と発売前から公式発表がされており、そして本作のストーリーは厳密にはシリーズ前作である『EXTRA』『EXTRA CCC』いずれともストーリーが繋がっていない(後述)。
その為か、『EXTRA』でパートナーの一人であった「赤い外套の弓兵」や、『CCC』で追加されたパートナー「黄金の甲冑を纏うサーヴァント」についてもプレイアブル登場こそしているが、メインキャラとしては扱われていない。

尚、本作に登場するサーヴァント達は初出作品や過去の出演作ではクラス名で呼ばれ、その正体・真名を明かすのがストーリーの楽しみであった所もあるのだが、
この作品では聖杯戦争が舞台でないために正体を隠す必要もなくなっている為、最初から真名で名乗り、クラスも申し訳程度に一部キャラが明かす程度の形となっている。
その為初出作・過去作を未見の新規プレイヤーは最初から過去作初出のキャラクターのネタバレを食らうこととなる為購入・プレイは注意したほうが良い。
当Wikiのこの項目でも以下はゲーム内容に倣い便宜上サーヴァント達の真名は全て明かして記述する為、ネタバレを気にする人は注意してほしい(具体的にはこの二つ下の文章からネタバレ開始する)。

主題歌はELISAの「ex:tella」。間奏の一部は作中での操作キャラのパワーアップ時のBGMとしても使われている。
「ex:tella」に合わせたオープニングアニメが収録されており、製作は『CCC』オープニングアニメ映像も担当したシャフト。

各購入先の店舗特典として「キャラクターイラストカード」「ゲーム中着替えられる追加衣装」等が用意された他、予約特典にネロとアルトリアの追加衣装が付属。
クローゼット機能があり、操作キャラの衣装の切り替え可能。最低一人一着は別パターンがゲーム中で用意されておりそれぞれのストーリークリアで手に入る。
DLCは各サーヴァントの追加衣装。女性キャラの水着姿や男性キャラのスーツやウェイター等の現代社会風、過去作や公式エイプリルフールでのおふざけネタ衣装等。一体一着300円。一律DLCセットが第五弾まで配信。

「Vita版」と「PS4版」が同時発売されており、シナリオ等は同一(ハード容量の関係によるゲームのグラフィックの鮮明化、エネミー量の変化や、それに伴うサイドミッション内容の違い等はある)。
連動によるデータシェア機能があり、ゲームの進行具合をシェアすることが可能。
それぞれの限定版には設定資料集及び画集であるマテリアルとワダアルコ描き下ろしの収容ボックスの他「ネロ・クラウディウス追加衣装(PS4版)」「ギルガメッシュ追加衣装(Vita版)」が付属。
両方の同梱版には更にネロ・クラウディウスのマウスパッドが付属する。


ストーリー

霊子コンピュータ「ムーンセル・オートマトン」の中にある霊子虚構世界SE.RA.PH.を舞台とした、月の聖杯戦争で勝利したマスターとネロは、指輪・レガリアを授けられ、かつて対峙した他のサーヴァントたちと共にSE.RA.PH.の整備を始めた。
だが、もう一つのレガリア・同じマスターを携えた玉藻の前が彼らの前に立ちふさがり、突如としてサーヴァントたちは新世界の支配権を懸けしのぎを削りあう大戦に突入する。

しかし、折しもその舞台となるムーンセルそのものに、新たなる脅威が忍び寄っていたのだ。

+ キャラクター簡易紹介(付属説明書文を一部改稿して記載)

主人公(男/女)
衣装が大幅に変わっているが、『EXTRA』『EXTRA CCC』の主人公と同一人物。
デフォルトネームはCCCから続いて「岸波 白野」。
彼/彼女の身に起こった異変は、ムーンセルでの運命をどのように導くのか?

ネロ・クラウディウス
月の聖杯戦争を“マスター”と共に勝ち抜いたサーヴァントの一人。卓越した剣技とバランスのとれた能力を持つ剣士のサーヴァント。自らを「皇帝」と称し敵味方問わずその言動は尊大だが、マスターに対する信頼は厚い。
副官は『EXTRA』からプレイヤーサーヴァントとして登場したアーチャー・無銘。そのほか、ガウェインやクー・フーリン、李書文といった『EXTRA』登場の武人が客将となっている。
李書文のみ、強化技の仕様が若干異なり、派生強攻撃後に強攻撃ボタン長押しで2重使用まで可能。

玉藻の前
月の聖杯戦争を“マスター”と共に勝ち抜いたサーヴァントの一人。数々の呪術スキルをあやつる魔術師のサーヴァント。なかなかに食えない性格だが、マスターにだけは健気で従順な姿勢を貫いている。
副官は『CCC』登場のランサー・カルナ。ほか、小間使いとしてエリザベート=バートリーが、客将として呂布奉先とメドゥーサが所属する。
カルナのみ、後述する宝具使用後に防御力がダウンしてしまう。

アルテラ
名目上本作初出*1である剣士のサーヴァント。誇り高く、理性的な剣士でその剣に迷いはなく、戦闘時には猛烈な戦いぶりを見せるが、どこか「空虚」と「矛盾」を感じさせる性格。
『CCC』のプレイヤーサーヴァントだったギルガメッシュが副官役として、またジャンヌ・ダルクやイスカンダルといった他のFate系列シリーズを代表する高格のサーヴァントたちがこの陣営に所属している。
ジャンヌ・ダルクのみ、宝具使用後は自身が即死してしまう。これは今回は特攻宝具の方を切り札の攻撃として採用しているためで、令呪またはインストールスキルでの復活が前提となる。


ポイント

Fateで無双

ゲームシステム

シナリオ


評価点

シナリオ面

アクション面


賛否両論点

ゲームとしての出来

問題点

システム面

アルトリアの出現条件

戦闘システム面

+ 真ルート最終ステージについて
  • このゲームの最終ステージの構成にも問題がある。端的に説明すると、「巨大な敵本体の外部で雑魚を掃除」→「本体内部に侵入して中枢に向かう」→「中枢のコアを破壊する」という流れであり、大抵のゲームならばコアがラスボスのポジションに当たるのだが…
    • なんとこのコアには防衛機能も何もない。コアを守る敵さえいない。完全に無抵抗なただのサンドバッグである。これまでのルートでは(使い回しとはいえ)締めに相応しい大型ボスが用意されていただけに、ラスボス戦に期待していたプレイヤーは肩透かしを食らう羽目となった。
    • また、中枢に向かう部分はこれまでとは操作性が大きく変わり、「細い通路を強制スクロールで進ませられ、出現した隔壁を回避or破壊して対応する」といういわゆる奥スクロールシューティングのような内容になっている。不慣れな操作性に加えて隔壁が出現してからアクションを起こすまでの時間制限が短いために慣れないうちは対処が難しく、しかも失敗して隔壁に激突してしまった際に受けるダメージが大きい*3初見殺しっぷりのため、プレイヤーからは「何なのだ、これは! どうすればいいのだ?!」との悲鳴が上がり、壁がラスボスと揶揄されることになってしまった。
    • なお、この流れは無駄に2セットも繰り返す必要があるため、コンティニューを消費して1セット目をなんとかクリアしたプレイヤーは絶望の淵に叩き込まれることとなった。

ストーリー、キャラ面

前作否定に近い共通設定

EXTELLA/Zero

+ 本編以前の話、そして竹箒日記で公開中だが一応折りたたんで端的に記載
  • まずネロと玉藻は『EXTRA』や『CCC』のように主人公と二人一組、マンツーマンで完全に聖杯戦争を勝ち抜いてはいない。
    • 男主人公がネロと契約して三回戦まで勝ち抜き、玉藻は別のマスターと契約して戦っており、対戦相手となった男主人公にマスターの指示で色仕掛けを仕掛けたところ、男主人公が鋼の意志で跳ねのけ、玉藻がそれに感じ入ったことにより失敗。その後玉藻とそのマスターは決戦で正々堂々勝負した上で男主人公とネロに敗北。電脳死寸前のマスターは「良妻の意地」から最後まで付き合おうとしていた玉藻を生贄呪術で切り捨て逃走した。
      • その後切り捨てられた玉藻は羨ましげに男主人公とネロを見ながら消滅、と思われたが、男主人公の同情と機転により玉藻をサブサーヴァントとして拾い上げ契約することに成功。その後は二体同時使役をして聖杯戦争を勝ち抜いていく。ネロと玉藻は男主人公の取り合いでいがみあい、最後は玉藻がサブサーヴァントである為か聖杯接続においてエラー対象となってしまう為身を引くも、また羨ましげな態度を男主人公に向けてきた為ネロが我慢ならず蹴落とした。本編での玉藻のネロへの恨みはこれに起因する。
    • 一方、男主人公とは別に女主人公もある事情で別々同時に存在している。こちらのパートナーは『EXTRA』でネロ、玉藻と同じく主人公のパートナーであったが本作ではサブキャラクターとなった無銘。
      • このペアは半ばバグで起きた事象であり、月の聖杯戦争の裏事情を知りながらも最後まで勝ち抜けないことが確定している。本来の存在である男主人公に女主人公は助言等をしながら自分達も勝ち抜いていったが、トーナメント形式である以上対戦相手となってしまう。最後は全力を通して男主人公・ネロ&玉藻と戦い満足して敗北、消滅した。無銘はこの経緯を覚えているほか、「別の並行世界」で女主人公と本作と同じような案件が発生し対処しようとするものの失敗。その後いかなる経緯でか本作世界に漂着し、女主人公が命を賭して導いたもう一人のマスターである男主人公を気にかけ、本作でネロ陣営に加わっている。
  • 前作で本来助言やサポートをしてくれたり対戦相手として悲哀を感じさせながら散ったポジションである凛やラニについては、それ以前に別の所で敗北したと思われ、聖杯戦争最強のライバルであるレオ&ガウェインとの対決もゲーム中では存在しない新規キャラである『もう一人の主人公』に仮託されてなくなっている(一方で、本作内でネロが「ガウェインと戦った経験」を語るなど矛盾もある)。
  • 『CCC』でパートナーだったギルガメッシュは月の裏の虚数の海にて微睡んでいる中で「主人公とその可能性・縁があった」ことは把握済み(彼個人が未来全ての事象を見通せる高位の「千里眼」スキルを持つ為)。
    -『CCC』の事象は虚数事象としてネロも男主人公も忘却しているが、ネロがエリザベートとライバル関係である事を認識しているなどぼんやりした記憶はある模様。なお玉藻は『CCC』の出来事を全部記憶しているらしい(蹴落とされたのち虚数の海に落ちている他、彼女自身がサーヴァントとしては極めて高位な存在が元となっているため)。

本作での各キャラクターの扱い

+ 各シナリオ・キャラクター達の扱いについて
  • ネロの場合、表向きメインの焔詩篇のみではバッドエンドに近い。だが、彼女についてはあるシナリオで救われ、終章のメインヒロインとして真の黒幕相手に大立ち回りを見せる等大活躍で見せ場も多い。
    • しかし焔詩篇での事象が存在し続いていくことは紛れもない事、そして玉藻程ではないが「彼女と二人だけで幸せになりたかった」ネロのファンからはそれが実現されず嘆かれている。
  • 玉藻の場合、蘭詞篇では一線を越えたと思しきほどに主人公といちゃついたり、一見幸せな主人公との終わりを迎え、そこはファンにも好評である。しかし上述の『EXTELLA/Zero』が下地の本作であること(これはつまり本来メインサーヴァントだったネロからの略奪愛という形になる。)、「とりあえず今の危機は去ったが、本題は何も解決していない。きっとそのせいで滅びは確定だろうけど、その日まで幸せを謳歌しよう」という所謂メリーバッドエンド*5シナリオである事に少なからず不満が見かけられる。
    • そして終章では一応ネロと共にパートナーであるのにストーリー上のメイン・操作キャラはネロ一本であり日陰役、そしてそのルートをプレイする度にネロが選択肢次第で「アルテラも呼ぶか?キャスターめは呼ばなくてもよいぞ?」と主人公に言う為「大団円なはずなのに玉藻がハブられていて辛い」という意見も多い。
      これはシステム上でも「ストーリー一篇毎に使用サーヴァントが固定」という仕様の悪影響を受けたケースとも言える。
    • 基本的にシリーズではギャグ・メタでおちゃらけてきたポジションの彼女だが、本作では玉藻の前としての反省して封印した筈の本性、「傾国モード」というものを発動させており、「高圧的で強欲な女帝」として別人のように振舞っている(理由は蘭詞篇終盤で明かされる)。いつもの主人公といちゃつく彼女が見られるのは幕間のマイルームとエンディング時。これに関して「エリザベートへの扱い(後述)が一人だけ客将じゃなく雑用小間使いとか理不尽」「玉藻がどう見ても主人公の前だけかわいこぶり・悪女で好きになれない」という新規の意見もあるが、ここらは過去作でそこそこに彼女の過去や根源として語られていたので古参の玉藻好きとしてはおおむね普通に受け止められている。
    • 今まで彼女はシリーズ内で「ハーレム展開とか絶対に許さない」「浮気したら呪います(浮気相手と想い人を)」とまで再三述べてきた嫉妬深く自他ともに認めるヤンデレ属性キャラとして描かれてきたが、今回はハーレム展開(それも自分は側室的な位置)に甘んじるという行為に「嫉妬深く重い愛を向けてくれる玉藻が好き」な多くの彼女のファンが不満を噴出させた。前作『CCC』では主人公と一対一の幸せな夫婦生活で終わっただけに、この落差は大きい。
  • アルテラの場合、メインの未明篇は一つの物語としては完成度が高い。事実上バッドエンドではあるが主人公とアルテラは満ち足りて終わる。そして彼女もあるシナリオで救われることとなるのだが、それは言うなれば「ネロ、玉藻と一緒の状態に更にアルテラが加わる」というものである為、「主人公とアルテラ二人だけで幸せをつかみ取るシナリオはないのか」という意見は上述の玉藻やネロのファン程でないにしろ聞かれる。
    • 言ってしまうと「地球を侵略・破壊しに来た地球外生命との本来分かり合ってはならない恋」の話であるが、これは前作『CCC』でも扱ったネタであり、その一方で一部のサーヴァントが貧乏くじを引かされたような形になったことを冷めた目で見てしまう旧作ファンも出た。
  • ネロ、玉藻、アルテラ以外のサーヴァントの物語はサブストーリーで補完されるが、短い上にメインストーリーと同じような戦いがほとんど。おまけにメインストーリーでは殆どのサーヴァントが空気であり、「シナリオ上特にいなくても問題ない」という扱いのものが目立つ。
    • ネロ陣営については「ただ戦い・戦場を求めている」クー・フーリンや李書文、「前のマスターの良き好敵手であった主人公への恩義で仕える」ガウェイン、「ある事情から主人公を気にかけている」無銘の構成。無銘以外は存外さっぱりした理由での客将仕え。
    • 玉藻陣営については「玉藻に声を掛けられ、概ね意気投合したから」が大半を占める(メドゥーサ、カルナ、呂布)うえ、残るエリザベートは実はいた理由がよく分かっていない。そしてストーリー上エリザは早々に陣営を裏切り離脱(後述)。残りのメンツも施しの英雄たるカルナ以外、サブストーリーで客将としての忠心が本物ではないことが分かる。まあ原典でも裏切りで超有名な呂奉先とか、蛇さながらの狡猾さを秘めていたメドゥーサもただ黙って従っているはずもなく…特にメドゥーサのエンディングは玉藻の本作での経歴を考慮すると玉藻が不憫な事請け合い。その他、呂布のシナリオのエンディングは、過去作で語られていた呂布の元マスターのラニが呂布を従えられている理由が事前説明なしに変更されており、*6公式からの説明もない。
    • アルテラ陣営については「アルテラの力に屈服させられた」とみせかけて、イスカンダルとジャンヌ・ダルクはアルテラの心情を気にかけた結果での助力であり、ギルガメッシュはある事情で特別に手を貸しているという。チームワークはほぼなきに等しく好き勝手に各々やっているが一応ジャンヌがまとめ役に近い位置で、ギルガメッシュやイスカンダルは真面目なジャンヌをよくからかっている。同じ女性としてアルテラの心のケア担当も請け負っているため、他二名よりも苦労人なジャンヌ。
    • 無銘が今までの主人公のパートナーからサブキャラクターに降格された事には前述の『EXTELLA/Zero』である程度フォローが入ってはいるものの「やはり無銘がメインパートナーの新作が見たかった」と少なからず声が聞こえる。特に本作では前日譚を考慮すると「男主人公推奨」なところがあり、「無銘と女主人公の甘酸っぱい少女漫画的なもの」をシリーズに期待している一定数いるだろう女性ファン等が『CCC』に引き続き肩を落とした。
    • 無銘と同様、「『CCC』に続いてまたギルガメッシュがメインパートナーの『EXTRA』新作が見たい」という声も。
    • エリザベートについては、前作『CCC』では端的に言えば「悪行だと知らないまま民衆を虐待・虐殺した自分の罪は、幾ら償えども決して本質的には許されないことを自覚しつつ、本当に人に愛される為にも独り償いを続ける覚悟を涙しつつ決めて、改心を遂げつつ舞台を降りる」というキャラクターである。
      それが本作では「他のキャラクターが悪いことやってるっぽいから、自分も我慢しなくて良いよね(※洗脳込み)」という理由で、あっさり翻意してまた悪行を重ねるキャラクターに変貌している。
      「いくらストーリー上の事情で悪役になっているとはいえ、『CCC』で改心したのにまた悪に返り咲いてしまって哀しい」という声や、「洒落にならないくらいに前作の感動的な余韻と、エリザベートというキャラクターそのものを破壊している」といった酷評も。
      本作発売以前の『Fate/Grand Order』で改心後の彼女は良くピックアップされて描かれており、そこから一応良い子になったエリザベートを好きになり、そのまま本作をプレイした彼女の新規ファンの間でも「陣営の長の玉藻の前に折檻されてばかりで可哀そう」「悪に堕ちたエリザが(FGOで見たエリザと違って)怖い」等の意見が出た。前者に関しては「それだけの事をしてきた為自らへの罰として甘んじて受けている彼女の意志」、そして後者は「過去作を知らない新規のカルチャーショック」が原因であるが。
    • 『EXTELLA』の完全新キャラであるアルキメデスであるが、当初『Fate/Grand Order』の方で同じ史実の学者キャラが登場した際に物議を醸しており、その二の舞を危惧されていた。
      しかし蓋を開けてみると、「理知的でいかにも知略家という風だが『他者を理解する』という点で詰めが甘く、作中で何度も思惑が瓦解し挙句の果てにはとんでもない顔芸で声を荒げてガチギレするキレ芸人のようなキャラ」であった為、ネタキャラとして愛されることとなった。
      一方で偉大な数学者である元ネタへの敬意が見られず、今まではどんなクズ英霊でも多少は英雄らしいところがあった(イアソン等)にも関わらずこのキャラには全く良いところがない、等の批判もある。
    • そしてアルトリア・ペンドラゴンは、本世界観においてはいわゆるジョーカー扱いに位置づけられている。彼女の星の聖剣は本作で重大な経緯・設定が追加されており、本作の過去にあたる1万4千年前に人知れず抑止力として召喚され、その聖剣でもって星を脅かす強大な敵を倒していたりと裏方で色々やっていた様子。生前の部下であるガウェインや過去作で顔馴染みの無銘やギルガメッシュ、イスカンダル等に対しやりとりもそこそこに存在感を見せているが、サブストーリーではあくまで裏方で何をしていたのかを軽く語る程度。ある意味一番「ゲスト」らしいという扱い。
    • 具体的な内容としては 「事情を碌に知らない中、登場キャラクター達を相手に単独で文字通りの無双をして、ストーリーには絡む訳でも無く去っていき、最後は『まあ現場に任せても問題無いだろうから呑気に食事を堪能しよう』」 という、本作の世界観をわざわざ踏みにじるかのような内容。
      アルトリアの必要性を問う声や、真っ当な活躍ではなかったことを嘆く声が多数挙がった。
    • 更に、上記の聖剣のインフレした設定についても、2年前のDVD特典用小説で僅かに示唆された程度であり、批判が相当挙がっている。
    • またこれらの影響から、本作そのもののストーリーに対しても 「大団円を迎えられる最善策ではないものの、アルトリアがその気になれば黒幕共々あっさり蹴散らせた」 という状態になっているため、徒労感や虚脱感を覚えたプレイヤーも居た。
    • 一部のキャラクター以外はステージボスとして敵対した後は、特にイベントもなく出番をすべて使い切る*7ため、事実上名前が付いているだけの「武将A」でしかない。
    • その他、「戦車等に騎乗して戦うのが肝であり、名立たる三騎士程の武術は無い知略に長けたキャラクター」……であった筈のイスカンダルが、何故か二刀流で無双する。しかも槍の名手として高名なクー・フーリンより、設定として武術の腕が上。更にはギルガメッシュやジャンヌ・ダルク、カルナ等と並ぶ「トップ・サーヴァント」という本作初出の新区分にされる等の過去作のファンにとっては意味不明な持ち上げなども見られる。
      一方「ただ視界に入るだけで物体を石化する魔眼」を持つとされるメドゥーサについては、その魔眼が何故か弱体化し、魔眼をフルに使っても対魔力設定など欠片もない近代拳法家の李書文に勝てない。
      等、アルトリアとギルガメッシュを除く『Fate/stay night』の元祖サーヴァント達が尽く踏んだり蹴ったりな扱いを受けたり後付けが今まで以上に多いことなども、批判や不満が出る点である。
+ 本作の主人公について。長く少しネタバレにも接触しそうなので折り畳み
  • 最後に、主人公(岸波白野)。無印では無個性(ちょっとおかしいところもあったが)、そして『CCC』でとてつもない個性の爆発が起きた彼(彼女)。
    言うなればシリーズ前作によってキャラの肉付けが起こり固有ファンがつき、「プレイヤーの自己投影」だったものが「一人の登場人物」としてTYPE-MOON界隈で扱われるようになったキャラである。
    • 本作ではネロの下にいる主人公、玉藻の下にいる主人公、そしてアルテラの下にいる主人公(ネタバレになるので分裂している理由はアルテラ編を参照されたし)と、計三人が同時に存在している。
      • この事に関して「(どの主人公も)キャラが今までと違う気がする」という意見もあるが、実際前述通り『EXTELLA/Zero』という背景を辿ったことで三人に分裂している理由のせいもある。シナリオでの独白やとった行動的に、確かに今までの作品の主人公としての片鱗(思考や行動力等)は散りばめられている為「こいつは自分達は知らない主人公だが紛れもなく今までの主人公だ」と好意的に受け取る意見も存在しており、賛否両論。
    • ストーリーではどの主人公も記憶がおぼろげであり存在も不安定であまり目立った行動は出来ず、黒幕に容易く騙されたうえに真相に気付いた頃にはそのルートでは色々手遅れだったりと「ヒーロー」をできていなかったが、終章最後で起死回生の手を打ったことでようやく大団円を勝ち取ることができた。
      • 「三人になった事件さえなければ主人公はもっと上手く立ち回れたのでは」「今まで思考力と行動力のある奴だったのだから主人公としてもっと動いてほしかった」と古参の一部は苦言を述べがちだが、それはそれで「新規のEXTRAシリーズに触れた人に優しくない」「真相に直ぐ気付いてストーリーが終わってしまう」というメタな擁護もある。
+ メインストーリー真ルートについて
  • 最後に解禁されネロ、玉藻、アルテラの三人のシナリオが収束する金詩篇だが、先に述べたとおり事実上ネロのみがメインである。
    • 玉藻、アルテラを操作するステージがここになく、最終的にサブキャラクター化してしまう点に不満を隠せなかったユーザーも多い。
    • このために、ネロのみ「セイバー・ヴィーナス」という特別な三つめの非DLC衣装が存在している。
      • この追加衣装、ざっくり言えば「手足にはゴテゴテとした甲冑を纏っているが、胴体は局部を申し訳程度に覆うだけ」という余りにも痴女全開なデザインであり、大いに賛否が分かれた。
        類似した格好のキャラクターとして前作ラスボスが居るが、そちらはそれに足る十分な設定があったため、背景設定的な事情が大分異なる。
      • それでも「(痴女のような衣装だろうが)一人だけ決戦衣装が別にあるのがずるい」と玉藻やアルテラのファンからは少なからず羨望の声もある。
  • 一連の事態こそ解決するものの、かつて襲来した元凶の本体が再び来る可能性があることが大団円の後に明かされてしまい、結局後味も歯切れも悪い。
    • また、今回の元凶は「神々の軍勢ですら蹴散らす力を持つ尖兵を生み出し、尖兵を超える力を有する存在」な訳だが、「かつて尖兵に蹴散らされた神々のうちの一柱の力を借りただけのネロが、何故かこの元凶に打ち勝つ。しかも勝てた理由等はこれと言って解説されない」「強いて言うなら「愛」の力で勝った」という状況である。そのため「幾ら何でもご都合主義が過ぎるのではないか」という指摘もある。
  • 黒幕自体は別ルートで判明するが、それ以降特に掘り下げもなくその面ではインパクトが薄れてしまう。
    • 黒幕の動機は意訳すると「興味があるから」で終わってしまうほど薄い。また最後まで言動が非常に小物臭く、過去作のラスボスと比較して「中ボスレベル」との批判もある。
      • 元々「地球文明と月の記録を宇宙を無差別に暴れまわりながら略奪・破壊しにきた理性なき暴走兵器のような存在」と、「地球文明と人類に失望し、その関心は未知の物への探求にのみ向けられる理知的存在」が事故で噛み合った結果が今回の事件の原因であり、「中ボスレベル」なのは致し方ないともいえる。

総評

ゲームとしては、無難な出来で遊べはするが、無双ゲーとしては爽快感やボリュームの薄さ等荒削りな部分が多い。そしてそれ以上に、TYPE-MOONゲーにおける要であろうシナリオにおいて、度外視するにはあまりにも大きすぎる問題を抱えている。
ゲームとしてクソゲーと断ずる程ではないが、シリーズ物であることによる欠点をどうしても無視できなくなった作品である。

ストーリー・キャラ面としては、「ネロが好きなマスターには一応おすすめ(EXTRAシリーズに入った時期にもよるが)」、「アルテラ好きのマスターには自信をもって薦められる」「玉藻好きのマスターはこれをプレイしたら様々な理由で公式にヘイトを抱く可能性すらある」と、評価には極端なブレがある。旧『EXTRA』系列でパートナーだった無銘やギルガメッシュのファンについては言わずもがな。
ひとえに「前作までは複数のキャラクター達からパートナーとして一人選び、それぞれが主人公と二人一組でかけがえのないストーリーとしての体験だった」だけに起きている不満だろう。
それ以外のキャラクターについても、顔出し参戦に近い状態であることや、先述の通り過去作を無かったことにする扱い等、不満や批難が多い。
「続編物でありながら過去作を大きく改変し、更にその部分の説明は本編や事前情報にない」など、新規も古参も困惑せざるを得ず、人によっては強く拒絶する、手放しに褒めるのは到底不可能な出来栄えである。
しかしながら部分部分においては「非常に惜しい」と言える良い部分もある。
尚、ワダアルコ氏によって描かれた本作でのキャラ達の立ち絵やエンディングCGはDLC等も含め賛否意見者双方からほぼ満場一致で「絵は良い」と言われている。それが武内崇絵が至高と長年言われたアルトリアやジャンヌさえも「これはこれで好き」とそれぞれのファンに言わせているほど。

新たな世界観としても外宇宙からの脅威に対してアルテラを仲間に加えてムーンセルとサーヴァント達と共に迎撃態勢を敷く一連の流れは、スマートフォンゲーム『Fate/Grand Order』の流れとも違った未来への一大決戦の一端となっている。
奈須きのこが一部のみ発表したTYPE-MOONワールドの終着点の一つ、荒廃した星で新人類のみが生き残り外宇宙からの侵略者と戦い続ける『鋼の大地』との類似性も匂わせている事に期待するファンも居る。

一応最後は大まかに大団円で終わり、その怒涛のシナリオ展開はいつも通りのTYPE-MOON作品として評価する者も居る。
ただし、先述の通り設定が変わり過ぎたと受け取られるキャラクター達を前提としている他、4種のメインルートにおいて「TYPE-MOONでも絶対的な存在として描写された、太古の時代の全盛の神々の軍勢を軽く蹴散らす相手」を、「愛の力」の一言で打倒してしまう結末*8については、それまで散々主人公側の絶望感を煽る演出もあった分、何時にもましておざなりだという指摘もある。
尤も、アルテラやアルキメデス等、本作で初めてキャラの詳細な描写がなされている人物達については好意的に受け入れる意見も多く、新キャラの顔見せに主眼を置くなら一応の成果は上げたと言えるだろう。


続編

シナリオ自体「本当の問題」は完全解決されないまま終わった感があり、どう見ても最後は続編を匂わせる終わり方をしている為、諸々の問題を解決した次回作・拡張作…要するに本作の完全版の製作・発売を予期するファンは多かった。*9
2017年4月後半、ニコニコ動画生放送番組『Fate/Grand OrderCCCコラボ直前SP』にて、本作の続編が開発進行中であるという公式アナウンスがなされた。
そして2017年8月30日、新作『 Fate/EXTELLA LINK 』が発表され、2018年6月7日に発売された。


余談

*1 ソーシャルゲーム『Fate/Grand Order』が本作と同時期に開発開始され、本作発売よりも先にサービス開始したためそちらで先行登場という形になった。

*2 公式から提示されたヒントが「おやつの時間」であるため、プレイヤーの邪推などではなく公式なお遊び。

*3 低難易度であっても適正レベル相当ではインストールスキルの「頑強」を付けていないと、障壁の激突を2回程度しか耐えられない

*4 実際、世界設定の軸を担った『Fate/stay night』と『月姫』ですら表裏一体と言える関係にあるなど、型月作品は相互で何らかのパラレル的な関係を持ったものが非常に多く、「純粋な続編」がほぼ全く存在しない状況にある。

*5 シナリオの登場人物達の一部(主人公とヒロイン等)は幸せそうであるが、その幸せの為に世界全体が悍ましい犠牲を受けている、そして何より見ようによっては彼らには確実な破滅が待っていたり等を匂わせる、そのような「完全なハッピーエンド」とは断じて言えない大局に置かれた後味の悪いエンディングのこと。

*6 「基本主には反逆する」呂布が過去作でマスターのラニに従っていた理由は「生前の愛妻の貂蝉の面影がラニにあるため」であった。ところが、本作のサブシナリオで登場する呂布の軍師陳宮の容姿がラニそのものだった。

*7 撃破時に一言台詞を発するのみであり、戦死したのかどうかすら定かではない

*8 過去作においては、相手側に戦意が無い、全力が出せない事情等について一応の理由づけがある

*9 念の為記述するが、説明書の裏表紙に購入者アンケートのサイトアドレスとアクセスキーがある。

最近更新されたページ
記事メニュー

メニュー

  • 投稿・編集の前に
    • はじめに
    • このWikiで扱う作品
    • ガイドライン
    • 記事の書き方
    • テンプレ / 略語集
    • FAQ
    • サンドボックス
  • 新着記事一覧
  • 年代順/据置ゲーム一覧
    • FC
    • SFC
    • N64
    • GC
    • Wii
    • WiiU
    • Switch
    • PS
    • PS2
    • PS3
    • PS4
    • Xbox
    • Xb360
    • One
    • MD
    • SS
    • DC
    • PCE
    • NG
  • 年代順/携帯ゲーム一覧
    • GB
    • GBA
    • DS
    • 3DS
    • PSP
    • PSV
  • 判定別ゲーム一覧
    • 劣化
    • シリ不
    • 不安定
    • 賛否両論
    • スルメ
    • 改善・改悪等
    • バカゲー・怪作
  • 用語集
  • 修正依頼など
    • 修正依頼
    • 要強化依頼

ランダムリンク(ベータ版)


リンク


更新順にページ一覧表示 | 作成順にページ一覧表示 | ページ名順にページ一覧表示 |

タグ検索 :


タグ一覧> 登録が多い順> 管理タグカット>


合計 -
今日 -
昨日 -
現在約-人が見ています。
総ページ数7255
2020-07-15 21:50:54 (Wed)


新着ページ一覧

取得中です。

更新履歴
最終更新日時
0000-00-00 00:00:00

取得中です。

今日の人気ページ


総合人気ページ






人気ページ
最近更新されたwiki