怒りの要塞2
【いかりのようさいつー】
ジャンル
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アクションシューティング
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高解像度で見る 裏を見る
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対応機種
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ゲームボーイ
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メディア
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ロムカセット
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発売・開発元
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ジャレコ
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発売日
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1992年2月21日
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定価
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3,900円
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プレイ人数
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1~2人
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レーティング
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【VC】CERO:B(12才以上対象)
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配信
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バーチャルコンソール 【3DS】2012年1月11日/400円
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判定
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なし
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ポイント
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シリーズ2作目 前作の純粋パワーアップ版
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怒りの要塞シリーズリンク 怒りの要塞 (GB) / 怒りの要塞2 / 怒りの要塞 (SFC)
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概要
『怒りの要塞』シリーズ第2作目。
基本的な内容は前作とほぼ変わらないが、様々な点が変更されている。
ストーリー
激しい攻防戦の末、敵要塞の破壊に成功した秘密工作員MASATOとMIZUKI、彼らに新たな任務が命じられた。"敵が開発中の最終兵器を破壊せよ" 2人の新たな戦いが、今再び始まろうとしている。
(※説明書のストーリーより抜粋)
特徴・システム
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基本は前作と同じ画面見下ろし型、1画面分の固定画面の端の方に行くと隣のマップと切り替わる画面切り替え方式のアクションシューティングである。2人のキャラクターを切り替えながらステージを進む所、両方のキャラクターの体力が尽きるとゲームオーバーになる所、オートマッピング、2人同時プレイが可能な所も前作と共通だが、いくつかの変更点がある。以下に列挙。
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前作の上下左右の4方向に移動・攻撃だったのが、斜めを加えて全8方向に移動・攻撃が可能になった。
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MASATO用の特殊武器が廃止され、両キャラクターともセレクトボタンで武器を切り替えられるようになった。武器はマシンガン、3WAY、グレネードの3つ。
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前作には「体力値UP」という体力の最大値を増やすアイテムがあったが、本作ではそれがなくなり、体力はキャラクター別に固定となった(MASATOが10、MIZUKIが6)。
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薬をストックする事ができなくなり、またキャラクターの体力が尽きた場合、そのステージで復活させる事ができなくなった(ステージクリアするとキャラクターが復活する)。
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2人同時プレイの際、どちらか片方の体力が尽きるとゲームオーバーとなる。
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全4ステージで、最奥にいるボスを倒すとステージクリアとなる点も前作と一緒。パスワード機能も搭載されている。
評価点
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前作から、より複雑かつ広大化したステージ。
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ステージの構造が前作に比べ複雑化しており、カギを探したり装置を破壊して扉を開けるなど、より探索要素が増した。
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「装置を破壊するまで画面が真っ暗で、手探りでマップを探索しなければいけない場面」、「一見行き止まりだが、実は通れる壁」などの仕掛けは前作から続投。本作ではさらに、「グレネードにより破壊できる壁や床」が登場。怪しい場所を破壊して道を見つける必要が出てきた。
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ステージも前作に比べ広くなっている。例えば、前作のステージ1、2は1階構成だったが、本作ではステージ1~3は2階構成、ステージ4に至っては3階構成である。また、それを活かして、わざと穴に落ちて下の階に進むという場面が前作に比べ飛躍的に増えた。
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オートマッピングも前作と同様に搭載。やはり簡易なものだが、ステージが複雑化した本作ではよりありがたいものとなっている。
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移動・攻撃が可能な方向が8方向になり、よりアクション性、シューティング性が増した。また、斜め移動が可能になった事により、移動のストレスが軽減された。
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前作の易しすぎた難易度が改善された。
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薬をストックする事ができなくなったため、前作のように物量に任せてのゴリ押しはできなくなった。特にMIZUKIは体力が低いため、より慎重なプレイが求められる。
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ボス戦も体力回復なしで勝負しなければならないため、きちんと行動パターンを把握し、攻略法を見つけ出す必要がある。
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前作からより進化したグラフィック。特に各ステージのボスは、ゲームボーイながら中々描き込まれている。
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ステージ2ボス、ステージ4ボスその1など、中にはかなりアグレッシブな動きをするボスも。
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前作と同様、敵の種類、グラフィックとも中々に豊富。本作では機械系の敵がより多く占めるようになっている。
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ステータスアップ系のアイテムや薬のストックが廃止されたため、パスワードで2面以降のステージから開始した際、前作のような「少ない体力や、薬のストックがない状態で厳しい状況に晒される」という事がなくなった。どのステージから始めても、進行上、不利になるという事はない。
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BGMは前作の多和田吏氏から、鈴木康行氏へと交代。ステージ1のBGMを筆頭に、ゲームの雰囲気にあったものが展開される。
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前作には、箱を壊した後に中身のアイテムを取らずに画面を切り替えると、アイテムが消滅し詰んでしまうというポイントが存在したが、本作ではその点が改善され、中身を取らずに画面を切り替えても、アイテムが消滅するという事はなくなった。
賛否両論点
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前作にあった「倒した側から敵が湧いてくる部屋」、「ミサイルや円盤が飛んできて、それらを全て撃墜するまで出られない部屋」、「十字キーの入力が上下左右逆になる装置」というものはなくなった。これらがなくなった事によりゲームテンポが良くなった側面もあるが、やはり前作にあった仕掛けがオミットされたというのは寂しいところ。
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前作と同様、全4ステージ、30~40分で全ステージクリアできてしまうという点。これを手軽に遊べると取るか、物足りないと取るかで賛否は分かれるだろう。
問題点
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前作以上にMIZUKI偏重のバランス。
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移動スピードが速くジャンプもできるので、探索は圧倒的にMIZUKIが楽。さらにMIZUKIでもMASATOと同様、様々な武器を扱えるようになったので、通常の戦闘においてもMIZUKIで問題ない。MASATOの出番はせいぜい、攻撃の激しい一部ボスか、MIZUKIの体力が尽きそうな時くらいだろう。
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使用できる武器はマシンガン、3-WAY、グレネードの3つだが、ほぼグレネード一択。マシンガンは連射ができるが威力が低く頼りなく、3-WAYも威力が心もとなく敵の攻撃範囲外や死角から攻撃する時くらいしか役に立たない。グレネードは単発ずつしか撃てないが、威力が他2つより高く、高台越しに敵を攻撃する事もでき、更に特定の壁や床を破壊できるため、探索にも役立つ。
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前述のように、易しすぎた難易度が改善されたが、その事により難易度的にやや厳しくなった側面もある。特に片方のキャラクターの体力が尽きた場合、そのステージで復活させる事ができなくなったため、攻略上かなり不利になる場合がある。
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グラフィック自体は進化しているのだが、前作に比べキャラクターが若干小さくなり、ややこじんまりとした印象を受けるようになった。特にボスキャラクターは前作では1画面に入りきらないような巨大なものもいたが、本作のボスは1画面に入りきるものばかりである。
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パスワードは前作と同様、ゲームオーバーになった時にしか表示されない。そのため、ステージ2以降のパスワードを得るには、やはり前作と同じくわざとゲームオーバーにならなければならない。
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2人同時プレイの際、どちらか片方がやられるとゲームオーバーになってしまう。そのため、1人プレイの時以上に、慎重なプレイが求められる。
総評
前作と比べ、一部オミットされた要素などはあるが、様々な点が改善・強化された本作。
前作を楽しめたプレイヤーならば、おおいに楽しめる佳作といえるだろう。
余談
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前作と同様、あるパスワードを入力すると、キャラクターが2頭身キャラに変化する裏技があり、本作ではMASATOの見た目も変化する。ただ、見た目が変化するだけで、前作のように無敵になるなどの要素はない。
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なお、2頭身キャラの裏技のパスワードは2種類あるが、それぞれでMIZUKIの見た目が若干異なっている。
最終更新:2024年01月06日 05:06