米俵スグル(こめだわら‐)は、西武警察署捜査一課所属(未完成作品で、鷹勇次が上司と判明するため)の警察官。階級は巡査。担当地区は、行きつけの二郎や映る電柱などから、中野区江原町から池袋近辺にかけてと思われる。「ラーメン二郎」の提供する麺類「二郎」を食べることで「二郎仮面」という怪人ヒーローに変身する能力を持っており、都内だけで千人を超えるというヒーローの一人として、街の平和を守っている。初登場は『Edge of The Blade SPECIAL』。変身後の二郎仮面は数作品かけて存在を匂わせ、『みんなのヒーロー二郎仮面』にてようやく登場を果たした。
注意:以降の記述には米俵スグルに関するネタバレが含まれます。
ヒーローとして活躍していたころの影山剣に憧れ、警察官を志す。しかし判定は芳しくなく、周囲からは「受かったら警察の不祥事」と言われるほど。そんな時、番組打ち切りによって傷心中の影山(無職)に出会い、ヒーローとして再起するきっかけを与える。時は流れ、なんと無事警察官になった彼は、ニケ・マダイーニの逮捕を担当。同僚の荒矢断共々返り討ちにあい、逃亡を許してしまったものの、鱈場蟹了によって倒されたマダイーニを今度は逮捕に成功する。前後関係は不明だが、「二郎仮面」への変身能力を得ており、憧れだったヒーローの一人として活動を開始。ピーターやレオン・ガブリエル・マクイーンと交戦し、一度は死の淵をさまうことなどもあったが、二郎仮面の父の助けを受けてパワーアップを果たして凱旋。みごとわるいやつらを懲らしめ、街の平和を守った。あと、どこかでサンタにボコられたりした。
正義感はそれなりにあるようで、進んで街の平和を守ろうとはしており、ダメージもいとわず戦い、お腹を空かせた人にも親切に二郎をふるまう。が、変身に時間がかかり被害者を助けるのが大幅に遅れる時であっても「ま、しょうがないよね!」とバッサリ切り捨てるマイペースかつ適当な性格。その性格は勤務態度にも表れており、パトロールにかこつけて開店前の二郎に並びに行くなど、税金泥棒な一面もある(ただし、同僚であろう越前京子の蛮行と比べれば、被害者が出ない分可愛いものであるし、後述するように遠方の悲鳴を聞きつける能力を持っているため、いつでも変身して駆けつけられる準備をしていると好意的に解釈することもできる)。また、基本的に私服警官であり、高倉蜂とまるで散歩のようなのんびりとしたパトロールを行っていることから、もしかすると特に招集や命令の無い限り、西武署の日常の活動は任意なのかもしれない。
一部の子供達や、彼のことをよく知らない人からは不審者がられたり、あまつさえ怪人扱いされることもあるが、地道な活動が実を結び、実際に助けられた人からは「すごく強くてカッコイイ」と絶大な支持を得ている他、一時期居なくなっていた間は「いつ帰ってくるの」とファンの子供が毎日泣くほどの人気ぶりである。
見た目通りオタク趣味があるようで、キチ○イになった際に「(らき☆すたの)こなたと結婚したい。脇の下を舐めたい」などとうわ言を言っていた他、サンタクルス・ライバックに「みなみけのDVD」をねだったりしていた。ニコニコ動画やyoutubeも良く観ているとのこと。
口から放たれる、強い悪臭を伴った黄色い可燃性のガス。通常はとても耐えることが出来ず逃走を強いられるが、毒性があるわけではないので、事前にニンニクの臭いに慣れておけば対抗出来る。先述の通り可燃性であるため、相手が発火を伴う技を使用した場合は引火して大爆発が起き、必殺の一撃となる。
見た目、ただの体当たり。レオンにあっさりかわされており劇中では不発のため、その威力のほどは不明だが、多分たいしたことはないだろう。
ただのパンチのような見た目だが、装着重甲状態のレオンに一定のダメージを与えており、思いの外威力は高いらしい。
「あっち向いてホイ」で相手を横に向かせることよって隙を作った後にキックを叩きこむ。そのため、まずじゃんけんに勝利出来なければ発動出来ず、さらに負けてしまった場合逆に自分が攻撃されるというリスクの大きい技。また、複数人が相手だと使いづらい。
まるで中の人が変わったかのような俊敏さ(スーツアクター:中澤まさとも)と、何倍にも強化された各必殺技を手に入れた、二郎仮面のパワーアップ形態。変身前に食べる二郎を、三田本店の「本当の二郎」にすることで変身可能となる。
巨大な竜巻を発生させ、敵を巻き上げ遥か彼方に吹きとばしてしまう技。もちろん悪臭も伴っているようだが、もはやそんなの関係ない。
某悪魔の猛牛のようなアフロと角を生やして敵に突っ込んでいく。ちなみに、この時とるポーズは(少々異なっているが)某百獣戦隊の鋼の猛牛のもの。猛牛繋がりで仕込んでくるとは、スーツアクター:中澤まさとものこだわりが光る。
アブラキックの一部であった「あっち向いてホイ」のくだりが独立。まずじゃんけんにおける最強の禁じ手「スタン・ハンセン(親指・人指し指・小指を立て、中指・薬指を折った形。この手の前では、グーもチョキもパーもただ蹴散らされるのみ)」によりじゃんけんに確実に勝利した後、「あっち向いてウィー!!!」の掛け声とともにウエスタン・ラリアットをぶちかます。
唯一名前がパワーアップしていない、かわいそうなキック。ただし性能はかなり向上しており、「あっち向いてホイ」は必要とせず、遠距離から脚をあげたポーズをとるだけで、敵の方が吸い寄せられて勝手にキックが決まるという、まるで馬場さんの十六文キックのような強力な技となっている。
ドロップキックのような、両脚で行うジャンプキック。これのみ、支店モード(仮称)での下位技が劇中では披露されていない。カラメパンチ・アパカーッに繋がるコンボの最初の一手として使用された。
カラメパンチを途中でキャンセルし、カラメアッパーに切り替える連携技。いわゆるキャンセル技であるため、カラメパンチの戻りのモーションが確認できず、続くカラメアッパーを回避するのは非常に困難。