ロベルト・ヨーンは広島出身のやくざ。80年代に隆盛を誇った暴力団「麦踏会」の残党で、ジャック・ワイルドを義弟にもつ。初登場は『広島義兄弟』。現在の登場作品はこの一作のみ。
注意:以降の記述にはロベルト・ヨーンに関するネタバレが含まれます。
義弟のジャックと共に麦踏会という暴力団に所属していたが、彼らの登場時点で組は実質潰れてしまっている。残された二人だけで組を再建すべく資金調達に励んでおり、義弟は銀行への窃盗(金庫の扉を爆破しているので強盗ではないと思われる)、彼はパチスロなどに精を出している。その窃盗の際にジャックが落書きにしか見えないタカラの地図を見つけるが、偽物に決まっていると一蹴。しかし、その地図を求めて橋之巻末太郎が現れたことで本物であったと知り、「取引をしよう」と口車にのせて地図の場所に「核弾頭三発分のプルトニウム」が隠されているという情報を聞き出し、ジャックとともに彼を倒す。早速回収に向かおうとするが、地図を偽物だと言われたジャックは既に地図を処分してしまっていたため、急いで探しに向かわせる。そこを恒例の「死んだフリ」をしていただけだった 橋之巻に襲われ、義弟ともどものされてしまうが、なんとしても麦踏会を再建するという強い思いで倒れることなく、立ったままKO。橋之巻を感心させた。その後、活動を再開したようで、『ウクライナ領日本』時点では麦踏会は1万人の構成員を獲得するに至っている。
超人外道大百科では「頭脳の兄、力の弟」と評されており、作戦立案能力などに優れる。劇中ではその能力で橋之巻をも手玉に取った。しかし、「証券や小切手とともに金庫に保管してあったのだから本物ではないか」と義弟がもっともな推理をしていたタカラの地図を偽物だと決めつけたり、ギャンブルの期待値計算がおかしかったりと、本当に賢いのか疑問符のつく場面もある。
戦闘面で特筆すべき特殊能力のようなものは無い。あえて言えば、耐久力(というより根性)と、義弟を召喚することでコンビネーション攻撃を行えるのが特徴か。
拳を相手の頭上から振り下ろし、その衝撃で相手の全身を倒れこむように地面に叩きつける。