第11話

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3歳世代はついに古馬との戦いへ。


まずはJCにキムヨナとダイシュンブレイヴ、ゲボノトップガンらが登場。


変則三冠を達成したダービー馬キムヨナの古馬初対決に注目が集まった。


古馬にも特に中心となる馬はおらず。


出馬表
|1|アーネストシー|牡3|佐藤哲|
|2|ゲボフネサプライズ|牝4|武豊|
|3|ゲボノトップガン|牡3|福永|
|4|ウインバリトシオン|牡4|浜中|
|5|アトシオン|牡3|藤田|
|6|ダイシュンブレイヴ|牡3|NEWT|
|7|トシパンチ|牡5|江田|
|8|フィフスペトシ|牡3|三浦|
|9|ニホントシゲボーズ|牡5|酒井|
|10|トシタイプ|牡4|M.デムーロ|
|11|リトシアマポーラ|牝3|武幸|
|12|ベストシメンバー|牡5|四位|
|13|アニメイトシバイオ|牝4|後藤|
|14|キムヨナ|牝3|ノブン|

3歳世代に立ちはだかるのは、昨年の牝馬クラシックを賑わせたゲボフネサプライズ、アニメイトシバイオの2頭。


特にゲボフネサプライズはその先行力でこの年のヴィクトリアマイルを制するなどスピードは折り紙つき。武豊も堂々の逃げ宣言。


同じく4歳世代の大将格はやはり皐月・菊花の二冠馬トシタイプ。デムーロの手綱さばきも光る。下の世代には負けられない、と安定力で挑む。


同期のダービー馬ウインバリトシオンも虎視眈々。長距離は得意なだけにスタミナ決着なら一発あり。


その上の5歳世代は大逃げが自慢のトシパンチが出走。クラシックでも好走を見せていたベストシメンバーは去年の有馬記念の勝ち馬。同期の有力馬が引退していく中、世代の誇りをかけて挑む。


ダート路線からはニホントシゲボーズが果敢に参戦。JCD、フェブラリーSを中心に地方のダートG1を総なめにしているダート最強馬があえてJCDではなくJCに参戦。陣営は「ダートのタイトルはもういらない。次は芝のタイトルが欲しい」と芝への適性も問題なしか。


ナリタトッシロードは大事をとってまさかの回避。有馬記念への出走が決まっている。


淑之「なぜジャパンカップに出ない」


雹豪「体質的にはそれほど強い馬ではない。ここで無理をすると壊れる危険がある。冷静な判断をするしかない」


淑之「うざっ」


ポンコツ「お前は自分のことしか考えないのか」


淑之「俺の騎乗馬がいなくて暇だろ」


ポンコツ「ネットゲーでもやってろ」


実況「外国馬の参戦が少なくなってきたジャパンカップ。それでも日本の精鋭が盛り上げます。14頭の馬がエントリーしましたジャパンカップ」


解説「注目はどの馬が逃げるのかですね。スピードなら一枚上手のゲボフネサプライズ、盛り上げ役のお祭り男トシパンチ、大外からキムヨナ。それぞれ逃げて味の出る馬ですからね。前の争いは激しくなるのではないでしょうか」


実況「どうでもいいので聞き流すとして、各馬ゲートに収まったでしょうか」


実況「各馬体制整って………スタート!内から好スタートはゲボフネサプライズ武豊が押していくやはりゲボフネサプライズが逃げる展開、競りかけていくのがトシパンチ。大外からキムヨナが3番手につけようかというところ。最内からアーネストシーも先行策か!その後ろにはトシタイプあたりが待機しております。ダイシュンブレイヴはいつもより後ろの位置か。後ろから3番手あたりの位置取り。並ぶようにニホントシゲボーズが居て最後方からウインバリトシオンという展開。かなり縦長の展開になっています。もう一度先頭に戻りましょう。ゲボフネサプライズが依然先頭。ヴィクトリアマイルを制した武豊とのコンビがやはり宣言通り逃げる形となりました。逃げ宣言をしていたトシパンチがこれを追走しているがしんどそうだ。ダービー馬にして女王キムヨナはマイペースで3番手。これに競りかけんとするアーネストシーがいます。イマイチ馬では終われないと話した佐藤哲。そしてデムーロマジックなるか、トシタイプがこれを見る形でレースを進め、キムヨナと同期、負けられないと話していたリトシアマポーラもここにいます。並んでアトシオン。藤田は「いつもと違う何かを見せる」と話していました。少し離れてフィフスペトシ、アニメイトシバイオ、ベストシメンバーがほぼ横一線。今日は追い込みのゲボノトップガンは自在性が持ち味。そしてここにいましたダイシュンブレイヴ。後方でじっと我慢。マークするようにニホントシゲボーズは芝での才能が花開くか。最後方はウインバリトシオン浜中俊はダービー馬の誇りを取り戻せるか!」


解説「一人でしゃべるな」


実況「向こう正面に入って先頭はゲボフネサプライズのまま。トシパンチは苦しそうに後退していく。キムヨナがいますがこれを抑えてアーネストシーが2番手に躍り出るか。おーっとここでアトシオンが一気に動いた!自称男・藤田がここで仕掛けた!中団からアトシオンが一気に仕掛けた!外からアトシオンが上がってくる!触発されるようにリトシアマポーラもかかって上がってくる!一気にアトシオンが2番手!しかし譲れないアーネストシーも食い下がる!先頭はゲボフネサプライズがまだリードを保っているがどうか!ここからペースを抑えられるのか!さあ最終コーナーに差し掛かってここでアーネストシーが仕掛ける!アーネストシーがゲボフネサプライズに襲いかかる!明らかに仕掛けが早い!ここでトシパンチが遅すぎて失格だあああああああああああああああああああああああああ」


トシパンチ陣営「スタミナ切れを起こしてしまった………(涙)」


実況「スタミナを切らしたトシパンチが失格のため13頭で行われるジャパンカップ!早くも波乱の模様!先頭はゲボフネサプライズが譲らない!アトシオンとアーネストシーの3歳世代がこれをつつく!さらには二冠馬トシタイプ!リトシアマポーラは後退!直線を向いて先頭はゲボフネサプライズ!ここからが長い東京コース!先頭はゲボフネ!アトシオンが居て最うちアーネストシーだが伸びが苦しい!これを見計らってトシタイプデムーロのムチ!!しかし粘るのはゲボフネサプライズ!だがここから追い込み勢が襲いかかってくる!早めに仕掛けてゲボノトップガンが馬群を割って3番手!先頭はまだゲボフネサプライズだがこの辺でトシタイプに変わる!ゲボフネ残念!しかしゲボノトップガンがトシタイプに並ぶ!さらに内を突いてキムヨナが上がってきた!キムヨナとゲボノトップガン!トシタイプも懸命に抵抗するがどうか!キムヨナとゲボノトップガンの叩き合いになった!これは激しい戦いだ!トシタイプも必死に3番手を死守するがここでダイシュンブレイヴも来た!ダイシュンが外からやってきた!外ダイシュン中ゲボノトップガン内キムヨナ!完全にこの3頭の争いか!おーっとここで一番外からウインバリトシオンの末脚が炸裂か!しかし先頭には届かない!ゲボノトップガン苦しい!内キムヨナ外ダイシュンブレイヴ!!どっちだ、どっちだ~~~!!!並んでゴールイン!3番手には大外からウインバリトシオンでしょうか!1着はかなりきわどい!内キムヨナ外ダイシュンブレイヴ!おそらく写真判定になるでしょう!3番手は最後の最後に末脚が出ましたウインバリトシオンではないでしょうか!4番手はゲボノトップガンが頑張りました!5着は粘ったトシタイプ!やはり強かった3歳世代!」


解説「やはり先行争いが厳しかったですね。キムヨナのノブン騎手は無理に先手を奪わず3番手からマイペースでレースを進めることができました。一方後方待機をすることのできたダイシュンブレイヴもキレ味を十分に発揮できたと思います。さらにウインバリトシオンの末脚が決まったのもやはりハイペースになった証拠ではないでしょうか。4着のゲボノトップガンも競り合いになっての課題が見えましたが、よく早めの仕掛けで追い込んできたと思います。5着のトシタイプも先行策で5着ですから、立派です」


実況「写真判定ですがどうでしょうか」


電光掲示板「1着6番、2着14番」


実況「おーっと1着ダイシュンブレイヴで確定のランプ!キムヨナは2着!!」


その頃検量室では


ノブン「…」


NEWT「うおおおおおおお」


浜中「NEWTくん、おめでとう。強かったな」


福永「完敗やわ」


デムーロ「スバラシイ」


NEWT「ありがとうございます」


勝利ジョッキーインタビュー


アナウンサー「激戦のジャパンカップを制したダイシュンブレイヴNEWT騎手です。おめでとう」


NEWT「ありがとうございます」


アナウンサー「今の感想は」


NEWT「しびれるレースでした、非常に気分がいいですね」


アナウンサー「最後は写真判定にもつれる大接戦。待っている間は」


NEWT「同着でいいと思ったが、勝っても負けてもいいレースが出来たので、清々しい気持ちで待っていました」


アナウンサー「朝日杯・皐月賞に続く3つ目のG1タイトル。世代を代表する馬ですね」


NEWT「今回キムヨナに勝つことが出来たが、菊花賞とダービーで先着を許しているナリタトッシロードが今回出ていないので。まだ決着は付いていません」


アナウンサー「その決着は有馬記念におあずけということでよろしいでしょうか」


NEWT「いいレースをお見せします」


アナウンサー「最後にファンへ一言」


NEWT「最高の夜だ。今日は夜空に in the fly」


アナウンサー「ありがとうございました」


淑之「おめでとう。とうとうここまで上がってきたな」


握手を求める淑之


NEWT(なんだこいつ)


そのままスルー


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