|【武装名】|王賜剣二型| |【読み方】|EX.カリバーン/エクスカリバー・カリバーン| |【使用者】|[[エリザベス]]| **【詳細】 「カリバーン(Caliburn)」。エクスカリバーの異称の一つ。 [[英国]]倫敦塔の北西塔にある本土防衛用[[術式]]剣。 発動すると幅20m、厚さ2mほどの空を渡る光の大剣となり、切れ味は悪いが剣とそこから生じる長大な衝撃波で対象を砕き「英国側に倒れず外へと切り飛ばされる」という術式効果を付与する。 物語開始当初は効果範囲は英国の領土内に限られ、さらに連発ができないうえに持ち出せない。 そのため他国を侵略する武器ではないとして聖連からも使用が認められている。 歴史再現によって王賜剣一型、王賜剣二型とその鞘が[[神格武装]]として作られたが、折れた[[王賜剣一型]]と共に[[鞘>王賜剣の鞘]]が行方不明となっている。 ちなみに二型の鞘は、二型自体が鞘となっている。(川上さんのツイッターより) 武蔵が英国を訪れた当初も倫敦塔の地殻塊に突き刺さっており、 「この剣を引き抜く者、王たる資格を持つ者なり」という伝承が存在しているが未だかつてこの剣を引き抜いた者はいない。 引き抜けなかったということは王でなる器ではないという証明となるためと考えられている。 だが地殻塊に突き刺さった状態でも術式剣として使用は可能で現在妖精女王である[[エリザベス]]が国土防衛用として使用している。 「重双血塗れ」こと[[メアリ]]を[["刑場"]]に似た効果へと改造したこの剣に取り込むことを「処刑」として実行しようとしたが、2巻における相対を経て中止となった。 なお、メアリを[[流体]]に還元して取り込んだ場合、効果範囲は英国全土。さらに連発ができないという欠点が解消され 英国の守りは完璧となったとされている。 処刑を免れるための大前提としてメアリと[[点蔵・クロスユナイト]]がこの剣を抜くのを叶えたが、 彼らの手には行方が分からなくなっていた[[王賜剣一型]]があった。 二型は地面に突き刺さっているようで居て、実際は地脈に突き刺さり、妖精の国(地脈)の中に入れて、回復していた一型を取り出すための鍵でもあり、剣は物理的に引っ張っても抜けず、地脈に呼びかける(妖精の力を借りる) ことによって始めて抜ける。 一型はメアリの嫁入り道具として武蔵へ持ち運ばれ、二型の方は長さ1メートル強の長剣としての本来の姿でエリザベスの手にある。 地殻塊から抜かれたことによる効果の変更があるのかは今のところ詳細不明。 5巻下でエリザベスが酔った勢いで発射、特に再チャージの時間を取らずとも連発可能かつ射程距離も英国全土どころかM.H.R.R.北部まで届くようになるという驚愕の性能を見せた。 本来のカリバーンは王を選定するための剣で、抜いた者が後の[[アーサー王>アーサー・ペンドラゴン]]である。 しかし、彼が騎士道に反する行いをした事で折れて、[[湖の貴婦人>マーリン/湖の貴婦人]]の手から受け取ったのが、エクスカリバーとされている。 この作品中では最初に王賜剣【エクスカリバー】があり、後に王賜剣二型が登場しているので微妙な違いがみられる。 だが、文献でもエクスカリバーとカリバーンはまったくの同一とされたり剣自体の存在が入れ替わっていたりするので、あまり関係はないのかもしれない。 ----