げんしけんSSスレまとめサイト内検索 / 「斑目 07:45」で検索した結果

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  • 斑目 07:45
    斑目 07 45  【投稿日 2005/12/11】 げんしけん24 ジリリリリリリリ…(カチッ)リンッ! ベッドの中から細い腕が伸びる。 上に金属鐘のついたクラシカルな目覚まし時計を掴むと 裏のスイッチに指をかけ、斑目はベルを止めた。 高校の頃から使っているだろうか、もう10年物の時計だ。 (あー、今日も仕事か…うーん……) 昨夜はついつい、某ロボット対戦で夜更かししてしまった。 再び布団に入って目を閉じてしまう斑目…それは危険だ。 「………はっ!!」 がばっと起き上がり、時計に目をやると8時25分だ。 まだ新入社員なのに遅刻は洒落にならない。 大慌てで顔を洗い歯も簡単に洗うと、カッターとスラックスを着込む。 「やっべ!」 ネクタイに焦る。長さの具合が不満だが、仕方ない。 斑目は朝食も取らずにドアから飛び出すと、アパートか...
  • 斑目&スーのステディライフ
    斑目&スーのステディライフ 【投稿日 2007/01/28~】 カテゴリー-斑目せつねえ 斑目&スーのステディライフ【1】 斑目&スーのステディライフ【2】
  • 斑目&スーのステディライフ【1】
    斑目&スーのステディライフ【1】 【投稿日 2007/01/28】 斑目&スーのステディライフ 「koyuki」おまけ/斑目&スーのステディライフ 土曜日の昼前。 朝食を食べていなかった斑目とスージー。何をするでもなく、コミックや同人誌を読みふけったり、アニメのビデオを見ていた。 スージーが無表情のまますっくと立ち上がる。 朝、コンビニで買ってきた食材でピザトーストとスープを作るという。 「お、俺の人生……、いま、どうなっちゃってんだろ?」 斑目はいまだに夢を見ているような気持ちで、キッチンでブランチを作るスーに見とれている。 斑目の携帯が鳴る。田中夫人・加奈子からであった。斑目は焦った。 「斑目さん、昨夜スージーとどこで別れました?」 「え?、あ~、アパートの前だけど……」 「そうですかぁ。今朝から電話が繋がらないんですよ!」...
  • 即興で短い会話
    ...研の日常 荻上「斑目さん、初代会長ってどんな方だったんですか?」 斑目「何と言うか…実は俺も正体は分かんないんだよ」 朽木「そうなんでありますか?」 斑目「いると思ったらいない、いないと思ったらいる、そういう人だったからな」 荻上「まるで妖精ですね」 斑目「俺らの代でもいろんな説があったよ。宇宙人とか、座敷わらしとか。1番有力な説は地縛霊かな」 朽木「ぬぬ、それは危ないですな」 斑目「どうして?」 朽木「自爆霊は、いつ爆発するか分からないじゃないですか」 荻上「いつ爆発するか分からないのは、朽木先輩じゃないですか」 朽木「荻チン、ナイスツッコミ!」
  • 現聴研・第二話
    ...、退室したフリをした斑目たちにドッキリを仕掛けられ、誰も居ない部室で「エアギター」を弾いているところを目撃されている……。 傍らで自分のギターをいじっていた荻上は笹原に、「現聴研にはほかにも楽器のできる人はいないんですか?」と尋ねた。 「ああ、いるよ。久我山さんと高坂くんができるでしょ……」 「高坂さんは何でもできそうですものね」 「うーん、でも彼はね……天然だから」 「はあ……」    ※    ※ 荻上が入部するずっと前の2002年。現聴研部室に、斑目、田中、久我山、笹原がいつものようにタムロしていた。 斑目は部室のコンポで、10年以上昔の打ち込み系テクノバンド「ソフトバレー」のファーストアルバム「アース・バーン」を流して聞き入っている。 傍らでは久我山が自分のギターを持ち込んで何度もコードを練習している。しかし、彼が実際に一...
  • 2月14日
    2月14日 【投稿日 2007/02/15】 カテゴリー-斑目せつねえ 斑目は無いに等しい可能性を理解しながらも、現視研の部室へ向かった。 -ガチャ 部室には誰もいなかった。 新会員が置いてったのか、最新の格ゲーや同人誌が時の流れを感じさせた。 久しぶりに、この部室でコンビニ弁当を食う。 -ガチャ 新会員か!?斑目は一瞬焦りながらも、見たことある顔にホッとした。 一段と女性っぽくなった荻上だった。 荻上「斑目先輩!?こんにちわ、えれー久しぶりですね。」 斑目「や、やあ荻上さん、こんにちわ。なに、意外?」 荻上「そりゃー・・全然げんしけん来てなかったじゃねですか。1年ぶりくらいですか?」 斑目「ん?ああ部室来るのはそうね、荻上さんは来月卒業だよね?」 荻上「ええ、まあ。そいや去年の、この日ですよね?斑目先輩、最...
  • 「どうしようもない」
    ...17】 カテゴリー-斑目せつねえ ザワザワと賑わう居酒屋に、現視研のメンバーが集まっていた。 OBの笹原、斑目、田中、久我山、高坂、春日部と、現会員の大野、荻上、朽木、スザンナ達だ。 笹原達の追い出しコンパ以来、このメンバーが全員集まるのは久しぶりだった。 収集をかけたのは高坂と春日部。 「皆飲み物何にする?」 田中の言葉に皆が酒を注文する中、春日部が一人オレンジジュースを注文した。 「どうかしたんですか咲さん?」 いつもは飲まない物を注文した春日部に大野が聞く。 「私、今酒飲めないんだ」 困った様な春日部の言葉に、高坂を除く全員が目を丸くする。 しかし、大野と荻上は、すぐにその意味を理解した。 「まさか!」 「咲さん?」 全員の目が春日部に集中する。 「あー、うん。今妊娠してる。三ヶ月だって」 照れて赤くなりなが...
  • ラブストーリーは突然に
    ...24】 カテゴリー-斑目せつねえ 「うぃーす…ってアレ?」  昼。斑目がいつものコンビニ弁当を片手に部室のドアを開けると、そこには咲一人だけだった。  咲は斑目に気付くと、煙草を吹かしながら軽く手を上げる。 「斑目か。よ」 「私で悪ぅござんしたね」  斑目は側の椅子に腰かけると、袋から弁当を取り出す。 「あんた、毎日コンビニの弁当だよね」 「はは…自分じゃ作れ…ないこともないけど、朝はそんな余裕ねーし。作ってくれる人もいねぇからなぁ」 「そりゃ一生ねーよ」 「僕は今傷ついた」  弁当の蓋を取り、箸を割る。 「高坂は? 昼に一人なんて珍しくない?」 「あー、高坂も色々とあるみたいよ。私も忙しいけど」 「そっか」  ご飯を一口、お茶を一口。 「斑目さぁ」 「なに?」 「なんかかっこよくなった?」 「ぶふぁ!!」 ...
  • 脈はあるのか
    脈はあるのか 【投稿日 2006/03/07】 カテゴリー-斑目せつねえ 「ふぃー、疲れた…」  歩きながらそう呟くと、斑目はネクタイを緩めた。首を締め付けるようなこの感覚は、未だに慣れない。 (どうすっかな…同人ショップでも寄って帰るか…)  そして斑目は、行きつけの店へと向かった。 「いやー…今日は掘り出し物が見つかったなー」  右手に紙袋を持ちながら、満足そうな笑みを浮かべる斑目。 「…お、あれは…」  斑目は、10mほど先に咲が歩いているのを見付けた。そっと近付き、声をかける。 「やーぁ、春日部さん」 「ん? あぁ、斑目か。どしたのこんな所で……って、聞くまでもないか」 「はは…ま、そゆコト」  そのまま、並んで歩き出す2人。 「春日部さんは? 買い物?」 「ん…デートの帰り」 「…高坂?」 「当たり前だろ」...
  • 「居場所」
    「居場所」 【投稿日 2007/06/30】 カテゴリー-斑目せつねえ  *註 この作品は「どうしようもない」「結婚行進曲」の続きです。そちらを読まれたほうがより楽しめます。 コンコン。 軽いノックの音に反応して、部屋の中から「どうぞー。」と声が聞こえる。 斑目は、ごくりと唾を呑み込むと、その白いドアを開いた。 『居場所』 「こんにちは。」 ゆっくりと部屋の中へと足を踏み入れた斑目の目に、ベットに座る咲が映る。そして、その横の小さなベットには、産まれたばかりの小さな命が眠っていた。 「来てくれたんだ。ありがと。」 心持ち小さな声で咲が言う。 その顔は、少し憔悴している様に見えるが、幸せそうに輝いている。 「高坂は?」 「家に荷物取りに行ってるよ。」 恐る恐る赤ん坊のベットを覗き込みながら、斑目が聞く。 「昨日産...
  • まだメモ-恵子【2】
    ...ってたかってヒロイン斑目を落としましょう? ムフフ、そうか、複数の主人公を逆に選ぶなんて斬新だな。 どれどれ、邪道だがエロシーンから・・・。あれ? 見れない? なっなにい? 『このゲームはストーリーを重視している作品です。 グットエンドにならないとピーは見れません。』 ちっ、しょうがない・・・。ええと選択できるキャラはと・・・。         『春日部 咲 難易度 S or C』 何だ、この難易度 S or Cってのは? 何々? 『このキャラはヒロインの本命中の本命ですが、         ヒロインのこのキャラの第一印象はとても悪いので         ストーリーの展開で非常に難易度が高低します』 ひっひでえ・・・。俺には難しいな・・・。別のキャラは、荻上はどうかな?         『荻上 千佳 難易度 A』 ...
  • 王様ゲーム~キス編~おまけ
    ...だか不機嫌な様子で、斑目をにらみつける それからへらへらしている斑目の腕をつかみ、引き寄せた 「ぅおっ!?」 「ん」 引き寄せられた斑目、その先に待っていたのは本日何度も味わうこととなった感触 いきなりの出来事に周りが固まり、目をそらしたり赤面している 強引な恵子とのキスから解放されたのはたっぷり1分は経過した後のことだった 「ぷはっ」とけだるげに離れる恵子に斑目が真っ赤になりながら何か言おうとするが、声にならないようだ 「コーサカさんと間接キスも~らいっ」 「なっ」 恵子は上機嫌で咲の顔を見て、それから斑目の方に向き直してにひっと笑った 「バーカ」 それだけ言い捨てると、恵子はさっさとタクシーに乗り込んでしまった その後、笹原達は放心している斑目を正気に戻したり、何故か機嫌が悪くなった咲をなだめたりすることになった とか...
  • 「結婚行進曲」
    ...25】 カテゴリー-斑目せつねえ  *註 この作品は「どうしようもない」の続きです。そちらを読まれたほうがより楽しめます。 斑目は自宅の玄関を開き、空を仰ぐ。 (いい天気だ……。) ボウッとそんな事を考えながら、溜め息をつくと、目的地へと出発した。 結婚式場へと到着した斑目は、先に着いているであろう現視研メンバーを探す。 (来ちまったな。) 春日部の結婚式。 ふっきれてなどいない。 しかし、斑目の選択肢に「欠席」の文字は無かった。 春日部と約束した事もあるが、欠席する事で他のメンバーと顔を合わせづらくなるのが嫌だったせいだ。 「こんにちは。」 後ろから声をかけられた斑目が振り向くと、そこには白いタキシードに身を包んだ高坂が立っている。 一瞬ドキリとしながら、「よう。」と挨拶を返す斑目。 眩しいほどに白いタキシー...
  • 斑目&スーのステディライフ【2】
    斑目&スーのステディライフ【2】 【投稿日 2007/01/29】 斑目&スーのステディライフ 「koyuki」おまけ/斑目&スーのステディライフ(その2) 土曜日の夕方。 道端に雪の残る街並みを歩く斑目。 スージーは、斑目の少し前をヒョコヒョコとはねるように歩いている。 表情には絶対に表れないが、どうやら楽しそうだ。午後から近くの公園で、日が陰るまで雪遊びをしていたのだ。 だがもうすぐ日が暮れる。斑目は時計を気にした。 「どうする。田中ん家に電話してアパートの住所確認する?」 「………」 スージーは振り向かず、黙って斑目の前を歩いている。 「あ、そうだ」と、斑目は携帯電話を取り出した。 「昨日乗ったタクシーの中で、スーが忘れ物をして俺が預かってるってシナリオで笹原ん家に電話して……」 「………」 スージーがステップを止めて振...
  • 斑目、思う
    斑目、思う 【投稿日 2007/02/15】 カテゴリー-斑目せつねえ  そういや、今日はバレンタインかと思った。  会社からの帰り道、いつものコンビニで弁当を買った。一日の仕事が終われば疲労感で身体は重い。食事を作る気力が残っていることの方が珍しい。だから斑目は昼食と同様に、ほぼ毎日コンビニの弁当で夕食を済ませる。  レジで目に入ったのは、ハッピー・バレンタインという文字とチョコだった。  赤色の鮮やかな包装が目を刺す。斑目はスッとそれから視線を外した。  ピッ、という機械音が立った。 「858円になります」  小銭はあっただろうか。財布の中を探す。精算のときの「間」が斑目は苦手だった。店員の視線にわけもなく慌ててしまうのだ。見られているという感覚に焦燥する。結局、千円札を一枚差し出した。 「これで」 「142円のお釣りになります」 ...
  • koyuki
    koyuki 【投稿日 2007/01/26】 カテゴリー-斑目せつねえ 注意:この物語はとなりのクガピ2のサイドストーリー的な物です。 そちらから読まれるといっそう楽しめます。 「ありがとうございましたーっ!」 勢い良く、店中の店員が連鎖的に挨拶する。 ダッフルコートに身を包んだ斑目は、後輩二人に声を掛ける。 「さ、帰ろうか」 地下の居酒屋を出て階段を上り、にぎわいを見せる繁華街に出たとき、斑目はメガネに何か水滴のようなものが当たったのに気付いた。 (雨か?) それは、雪だった。 「……ここ数年、暖冬だったけど、久しぶりに積もるかもな」 斑目は手で軽く雪を受け止めながら、朽木に語りかける。 語りかけつつも、斑目の瞳は人が行き交う路上に向いていた。 スージーが夜空を見上げて、落ちてくる雪を追いかけるようにバタバタと道の端々...
  • アニメ第3話後日談
    ...数日後の部室。 斑目、笹原、高坂と、男衆の集まった部室にクッチーが入ってきた。 「こにょにょちわ~おお高坂先輩、昨夜はお世話になりました」 高坂「何のこと?」 朽木「実はわたくし、昨夜は時乃コスの高坂先輩をオカズに、たっぷり堪能させていただきました」 ブッとなる斑目と笹原。 冷や汗をかきながらも笑顔を絶やさない高坂。 斑目「あのねえ朽木君…」 笹原「本人の前で言うのはちょっと…」 クッチーは聞いちゃいなかった。 朽木「それではわたくしの妄想ベスト3を発表しま~す」 斑目「こらこら…」 高坂「(苦笑)しょうがないなあ」 朽木「先ずは第3位、ズバリ、私朽木×時乃コス高坂先輩!」 再びブッとなる斑笹コンビ。 相変わらず冷や汗で笑顔の高坂。 斑目「いきなり直球勝負かい!」 朽木「いやあそれがわたくし、まだまだ修行が足りません...
  • koyuki後編
    koyuki 【投稿日 2007/01/27】 カテゴリー-斑目せつねえ とりあえずアパートに入った斑目は、スージーの体をベッドに横たえる。 相手が誰であれ、さすがに緊張する。 洗面所で、めったに替えない新しいタオルを探し出し、スージーの服についた雪の水滴を落とそうとした。 (さすがにコートは脱がしてやらないと……) ビクビクしながら、コートのボタンに手を掛けた。 平均以上の美少女が自分のベッドで酔っぱらって熟睡し、自分はその衣類を剥ぎ取ろうとしている……斑目は頭がクラクラしてきた。 (これなんてエロゲ?)(これなんてエロゲ?)(これなんてエロゲ?) 自己ツッコミが頭の中でリフレインした。 細身の体のおかげで、コートは意外と楽に脱がすことができた。中からパステル基調のシャツとカーディガンが現れ、安らかな寝顔とともに柔らかな印象を与えている。 ...
  • koyukiⅡその2
    ...14】 カテゴリー-斑目せつねえ 2月14日。月曜日。 笹原家の夕べは喧噪に包まれた。 笹原千佳は前日までに大きな仕事を終えて、この日はオフにしていた。 昨夜からチョコレートの素材を溶かして形どりし、夫のためのバレンタインチョコを作っていたのだ。 (夕食を終えてお茶を入れた時に、心を込めた一品をプレゼントしよう) しかし、そんな甘い願いは、珍客によってブチ壊されてしまうことになる。 田中加奈子とスージーがやってきたのだ。 「チカ!アイタカッタ!」 「スー!?」 ドアを開けるなり、いきなり抱きついてきたスージーに慌てる千佳。 そこまではいい。 そこまでは。 続く田中夫妻が、段ボール2ケースほどのチョコレートを持ち込んできたのだ。 しかも、そのチョコレートは自分のマンガのキャラクターを形どった商品だ……。千佳は激汗...
  • koyukiⅡその4
    ...19】 カテゴリー-斑目せつねえ 3月25日。金曜日の夕方。(有)桜管工事工業の事務所。 斑目は、単純な仕事をこなしながら、頭の中で前夜のスージーとの電話を何度も何度も再生していた。 そして、(あれで良かったんだよ、きっと)と、自分に言い聞かせる。 そんなことを朝からずっと繰り返していた。 また、仕事の合間に、『ウルトラセブン』『史上最大の侵略(後編)』の検索結果を読んだ。 ………長い戦いの末に心身ともにボロボロになったウルトラセブンことモロボシダン。彼はM78星雲の上司から、次に変身すれば命を落とすと警告される。 それでも、ウルトラ警備隊の同僚アマギ隊員が侵略者に捕われており、彼の命を助けるためにも最期の変身を決意する。 その直前、お互いに淡い恋心を抱き、自分の体を心配してくれたアンヌ隊員に、自らの正体を打ち明けるのだ。 「アンヌ、僕...
  • まだメモ-咲
    ...にしてやるぜ。 斑目、首洗って待ってろよーーーっ。 『~~~♪斑目、メモリアルっ!~~~♪』 お、オープニング始まった。この辺は原作に有るシーンだな。 うは(笑)、斑目が妙にカッコイイんだけど~。 おおっ、斑目が青春してる…このカップリング有りなんだ? いやぁ、期待が高まるなぁ。さて、スタートスタート、と。 『キャラクターを選んでください    春日部咲    大野加奈子    笹原恵子    荻上千佳                         』 なんか空白が、まだキャラ増える期待を膨らませるね。 だいたいオープニングでも笹原と抱擁してたし、男キャラも 使えるようになるんだよね?スーとかアンも出るんかなぁ。 よし、まずは王道たるべく、斑目の無念を晴らすには… 春日部さんしか無いっしょ!い...
  • まだメモ-大野
    ...失敗した夜、わたしは斑目さんを居酒屋に呼び出しました。  あのときの失態を謝罪したかったのと……わたしはどうしても、彼が何を望んでいるのかを聞き出したかったのです。  咲さんはもうあと数日で卒業してしまいます。斑目さんと違い、都心で自分の店を持つという職業を選んだ彼女は今後、部室に顔を出すことはほとんどないでしょう。  斑目さんが、咲さんとお話をする機会はもう、わずかしか残されていないのです。 「斑目さん、ほんとごめんなさい!まさか咲さん本人に見つかるとは思っていなかったんですぅ~」 「いやいや!いいんスよそんなの。それより大野さん、いいの?田中放っといて」 「今日は田中さんの学校の追いコンなんですよぉ。縫製のお師匠様っていう人がいて、そっちにお付き合いしないとならないんです」 「へー、確かに学校行くようになってからあいつ、ますます腕を上げてっからな...
  • 斑目、歩く
    斑目、歩く 【投稿日 2007/12/14】 カテゴリー-斑目せつねえ  ● もし俺が「フツー」の奴だったら。  斑目晴信はふと考えた。足を止めて目を空に泳がせる。手を顎に当てようとしてやめた。わざとらしいポーズに思えたのだ。  冬は終わり、春も近い。 異常なほどに冷え込んだ空気も今は若干の暖かさと湿気を含んでいる。乾いて軽かった冬の空気を斑目は懐しんだ。空気が肌の表面を舐めているように彼は感じた。  汗がこめかみから頬を伝って首へと落ちた。肌着の中に入り込んだそれに気づいて彼は顔をしかめる。手で軽くつかんで服を二三度揺さぶった。しかしそうして送り込まれた空気もやはり重たく肌に吸い付いてくる。眉間に皺寄せて彼は天を仰いだ。  太陽の光は圧倒的だった。  降り注いでくる光線はアスファルトの上で弾けて四方に跳ねている。  頭上から降り注ぐ光の雨。粉々に...
  • Yell of magic
    ...26】 カテゴリー-斑目せつねえ  夕刻。電子と萌え文化の街も濃い色の夕焼けで覆われ、なんとなく寂しそう。  ゴールデンウイークも終わって、7月までは休日といえば日曜日しかありません。この街の活気は祝日があろうがなかろうが関係ありませんが、個人的にはやっぱりちょっとつまんないです。  わたしは今日は田中さんと別れたあと、一人で秋葉原に来ていました。田中さんが気にしていたガシャポンの新ラインナップと、わたしの個人的な趣味の同人誌を見て回っていたのです。  二年目、最終学年となる専門学校が忙しくなってきた田中さんは、近頃はあまりわたしの思うようには会ってくれません。しょうがないのでわたしも、最近はまじめに大学に行って、就職や院試のこと調べたりする日々です。 「うーん、めぼしいもの、ないですねえ。一人で来るんじゃなかったかな」  中央通りの同人ショップを出て、腕組み...
  • koyukiⅢ~フェチ、襲来その2
    ...08】 カテゴリー-斑目せつねえ 「ホントごめん!……ひょっとして、ずっとここで待ってたの?」 アパートの外灯に照らされて、コクンとうなずくスージー。大きなスーツケースを引きずり、おそらく道に迷いながらここまで辿り着いたのだろう。 斑目は、その健気さに胸がきゅっと締められるような気がした。 スージーのケースを持ってあげて、ドアを開けた斑目。部屋へ招き入れたが、彼女はキッチンのあたりで棒立ちのまま斑目を見つめている。 「……何か、ついてる?」 部屋の中央に立った斑目が尋ねるや否や、スージーは斑目の懐まで距離を詰める。 斑目はドギマギし、緊張して彼女に触れることは出来ない。 スーは、そんな緊張もお構いなしに、斑目の両肩に手を載せてぶら下がるような姿勢で背を伸ばす。 顔と顔が近づいて、目つきの悪い瞳は斑目の顔をじーっと見つめ続けた。 斑目...
  • 真っ赤な誓い
    ...08】 カテゴリー-斑目せつねえ その日の斑目はいつもと様子が違っていた。 いつも通り仕事をそつなくこなしていたが どこかソワソワした感じを漂わせており、落ち着かない様子であった。 「斑目くん」そんな彼の様子を見た上司が声をかけたのが 昼食も終わり、午後の業務に入る前であった・・・。 「今日ぐらいは、休みをとっても構わなかったのに・・・」 「大丈夫ですよ、明日は休日だし、  仕事していないと落ち着かなくて・・・  ここに連絡入れてもらえるように頼んでますから・・・ 今日はまだ大丈夫なんじゃないですか・・・・」 斑目は引きつった笑顔で答えた。 「気持ちはわかるがなあ・・・ いざというときそばらにいなかったらあとあと恨み言をネチネチ言われるぞ・・・・ 俺がそうだったから・・・。」 上司がそこまで行った時、突然事務所内に電話の呼び...
  • 帰ってきた斑目
    帰ってきた斑目 【投稿日 2007/05/04】 カテゴリー-斑目せつねえ 笹原たちの代の会員たちの卒業式の数日後、斑目は会社を辞めた。 理由は言うまでも無い、春日部さんの卒業だった。 とは言っても、春日部さんの来ない部室に用は無いといったニュアンスではない。 どっちかと言えば、部室に行けば嫌でも春日部さんとの4年間を思い出してしまいそれが辛い、そういう理由だった。 理性の上では吹っ切ったつもりでも、感情の方は今でも未練タラタラなのだ。 そこで物理的に部室に行く生活習慣を絶つべく、先ずは会社を辞めることにしたのだ。 今住んでるアパートも、近い内に引き払うつもりだ。 会社を辞めてから3日目の昼、斑目は久しぶりに外へ出た。 この2日間、彼は自分の部屋から1歩も出なかった。 会社の人に会うのが怖かったからだ。 3日前、最後の仕事を終えた後、社長の...
  • koyukiⅢ~フェチ、襲来
    ...05】 カテゴリー-斑目せつねえ 【2011年4月6日/合衆国 ボストン】 留学を終え、スージーは久しぶりにボストンの自宅に帰っていた。 帰国して1週間ばかり経ったある夜、彼女はいつも通り両親と食卓をともにしていた。 比較的裕福な家庭であり、彼女のきょうだいも独立した今は、両親とスーの三人暮らしになっている。それだけに、両親にとって長期留学していた愛娘との生活は嬉しくてたまらないことだろう。 母親の手料理に舌鼓を打ち、これまでのように日本での生活について尋ねられながら、食事を終える。 食後のコーヒーを飲み終えたころ、スージーは意を決し、軽く深呼吸してから、自分の思いを吐露した。 (以下英語) 『私ね、日本で結婚して、日本に暮らそうと思うの』 普段の日常会話も乏しく、自分の心を打ち明けることの少ない娘が、いきなり結婚について発...
  • まだメモ-荻上ノーマルend
    ...室に入ったら、 斑目先輩と笹原先輩がいちゃついてた。ネクタイ持って。 入っちゃった。すいっち。 きゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー アホなことさせないでくださいよっていったい何すりゃネクタイ引っ張るってのよ 何ですか僕を置いて卒業するつもりで忘れられるんですか僕をんーやっぱ責め は笹原先輩かなあ斑目先輩はどこをどういじっても受けにしかならないからや (以下略) スイッチが切れたときには笹原さんのド攻め顔がノートに踊っていた。 で、それから咲先輩に見られちゃって誤解されて説明しても聞いてくんなくて しょうがないから斑目先輩も描いて見せてみたけど結局理解されなくて大野 先輩には2秒で理解されちゃったりして。 ひどく疲れて家に帰った。 そしたら、ついこないだ買ったばかりのハレガン少佐受本が目に入...
  • 実況!斑目家ホプキンス家結婚披露宴(序)
    実況!斑目家ホプキンス家結構披露宴会場(序) 【投稿日 2007/02/27】 カテゴリー-斑目せつねえ 【オープニング】 映像:ヘリが仙石原から芦ノ湖を超えて会場のホテルを空撮。 朽)「……卒業から7年の歳月が流れました。胸に宿るものが、今また、この瞬間に燃え上がろうとしているのでアリマス。 ……将来『第三新東京市』になるであろう、ここ箱根芦ノ湖畔に吹いているのは、湖からの湿り気を含んだ風。青空の向こうに遥かボストンを想いながら、めでたい角出のはじまりです」 映像:ホテル内披露宴会場をパン。参列者数100人弱の規模。その隅にある放送席がズームされると、礼服を着た朽木と久我山が座っている。 <朽>「みなさんコンニチワ! 本日は『椎応の総受け』こと斑目晴信先輩と、『ボストンの暴れロリ』ことスザンナ・ホプキンス嬢の結婚披露宴の模様を、会場の箱根フ...
  • koyukiⅡ
    ...13】 カテゴリー-斑目せつねえ 高坂家と春日部の結婚披露宴が行われた2011年2月4日は金曜日だった。 土日に式を挙げなかったのは、咲が2月4日の「立春」を強く意識したからだという。 立春は旧暦の正月。春の始まり。この日は物事の『はじまり』を示唆する。事業を始めるようになって、咲も縁起かつぐようになったのであろうか。 斑目晴信にとっても、忘れることのできない、新しい始まりの日となった。 スージーことスザンナ・ホプキンスとの一夜を経て、自分の気持ちに一つの区切りをつけた今、斑目は心身に充実感を得ていた。 その日からというもの、彼は仕事に臨む姿勢にもメリハリがついてきた。 単純に週末が楽しみなので、『休めるように働こう』というモチベーションができた訳だが、職場の上司も彼の頑張りに気づき始めていた。 「斑目君は最近、ちょっと変わってきたな!」 そう言われて...
  • koyukiⅢ~フェチ、襲来その4
    ...01】 カテゴリー-斑目せつねえ 【2011年4月16日/旅館「天城楼」前】 「みなさんヒドイでありますよ。ワタクシが旅館に先行して手続きをしてあげていたというのに!」 皆が昼食を取っていた間、一人存在を忘れられていた朽木が嘆く。 「……ゴメン。素で忘れてた……」 田中が頭をかいた。 一行は温泉旅館「天城楼」へ。 露天風呂が自慢の宿だとアンジェラは言う。 広いロビーに入ると、天城山の天然木を用いた額や、ソファーが並んでいる。 「おー!いかにもなロビー。温泉宿って感じがするねえ」 真琴と一緒に玄関を入ってきた咲が驚きの声をあげる。その後ろに立つ斑目が、ちょっと背を伸ばして中をうかがうと、女将とおぼしき和装の女性が仲居さんを連れ立って出迎えているのが見えた。 古くからの温泉宿は、廊下が複雑に入り組んで一種の迷路のようになってい...
  • SSの狭間で
    ...Sまとめサイトの中の斑目と恵子とその続きです。 内容は斑目と恵子が結ばれるというものですが、今回、投下しようと思っているSSは、 この話の続編ということですので、まず上の話を読んでいただきたく思います。 荻上と笹原が結ばれてから2週間が経とうとしていた。 笹原は落ち着かない。 ここ1週間ばかり笹原は荻上さんに会っていないからだ。 どうやら笹原と結ばれたことで創作意欲が異様に沸いてきたようで、 作品を仕上げるのに夢中になってるらしい。 今はその作品を仕上げる以外のことは考えられないといって、ほとんど会うことがない。 携帯でメールを送ってもそっけない返事しか返ってこない。 ふうっ。 げんしけんの部室で笹原がため息をつく。 (まあ、普通の子ではないから覚悟はしていたけど・・・・) もうちょっと二人で過ごす時間をとってもいいん...
  • 「幸せになる様に」
    ...25】 カテゴリー-斑目せつねえ 註:やおいです。激しい描写はないですが、苦手な方はご注意を。 俺、斑目晴信は今、笹原完二と二人で、笹原の部屋へと歩いている。 笹原の部屋に遊びに行くのはこれで何度目だろうとふと考えた。数えてみるが分からない。 「どうしたんですか斑目さん?」 ぼーっと考え事をしていた俺に、笹原が聞いてきた。「何でもねぇよ」と返して、又前を見て歩く。 歩きながらの話題は、昨日放送していたアニメの事、最近連載が始まった漫画の事。二人とも好きな事に関してなら何時間でも話していられる。 笹原が、口を動かしている俺を見て嬉しそうな顔をした。何かを噛み締める様な、そんな顔を。 それに気づいた俺は、ふいっと笹原から目を反らす。 自分の顔が赤くなったのが分かって、ますます笹原の方を見れなくなる。 急に黙りこんだ俺に不審そうな顔をした笹原だ...
  • スザンナの消失
    ... 旧世代の登場人物は斑目晴信、アンジェラ・バートン、スザンナ・ホプキンス のみの登場。その他メンバーは名指しも登場もしない方針。 □物語設定 物語はオムニバス形式で独立しており各自主人公が異なりますが、 前作の設定を一部引き継ぐ場合があります。一応、時間系列順に列挙して おきます。 げんしけんSSスレまとめサイト 「その他」カテゴリー収録 ①「ぬぬ子の秘密」 主人公 服部双子(ぬぬ子) A.C.2026年 ②「斑目晴信の憂鬱」 主人公 斑目晴信 A.C 2026年 ③「アンの青春」 主人公 アンジェラ・バートン A.C 2010年 ④「千佳子の覚醒」主人公 田中千佳子 A.C.2026年 ⑤「春奈の蒼穹」 主人公 高坂春奈 A.C.2026年  ⑥「スザンナの消失」 主人公 スザンナ・ホプキンス A.C.2027年4月前後 ...
  • 斑目晴信の憂鬱
    斑目晴信の憂鬱 【投稿日 2006/07/08】 カテゴリー-その他 管理人注 これは『荻ラヴ』発祥のげんしけんセカンドジェネレーション      『双子症候群』の設定を基にしたSSです。 ○前兆 用務員室は平穏そのものであった。この空間だけは世界紛争とも世間の喧騒とも無縁である。彼は、この部屋の主の斑目は、かつて学生時代に友と共有した時間と空間を思い出した。 そしてその時代に似たこの時間と空間を彼は愛した。 この平穏がいつまでも続きますようにと天に祈った。といって彼は孤独では無かった。時折訪れる来訪者が彼を和ませてくれる。今日もいつもの客がここに来ていた。 「それは大変だったね、春奈ちゃん。」と斑目はいつものようにコーヒーを客人に差し出しながら言った。 「あ、ありがとう。ホント何が何だかさっぱり分かんない。斑目おじさんが言ってた事が本当みたい...
  • 千佳子の覚醒(後編)
    ...へ・・・ 斑目は用務員室に戻ると教材業者からの電話を受けた。千佳子が言っていた通り、発注をミスしたとの 連絡であった。ここまでは「予知」の通り。さてこれからどうする? ノートパソコンにメールが届いていた。アンからだった。テレビ電話を繋ぐとアンが起きていた。 斑目『そっちって夜中の三時じゃないのか?寝てないの?』 アンジェラ『ええ、たまった仕事があるから気にしないで』 (・・・嘘だな。すまん・・・。いっそ再会した時になじり倒してくれた方が良かったよ・・・。) 斑目はアンジェラに千佳子の様子を伝えて意見を聞いた。 アンジェラ『うーん、分からない。夢の出来事というのはレム睡眠時の短時間の間に見るものなの。 普通の夢は支離滅裂なんだけど、チカコちゃんの場合は正確な日常を知覚して、その短時間の 情報処理の誤差が「時間差」とし...
  • TRUTH
    TRUTH 【投稿日 2007/03/23】 カテゴリー-斑目せつねえ 1, 心の奥 斑「次の会長はどうするの?」 恵「え~私まだやるつもりなんだけど。」 笹「そんなんでお前就活どうするんだ?」 恵「まぁ何とかなるんじゃン?」 荻「・・・・こんな適当な人に会長を譲ってよかったのか未だに悩んでます」 荻上の卒業式のげんしけんOBも含めた追い出しコンパで皆はそれぞれ話しをしていた。コーサカと久我山は仕事でいない。 咲「じゃー荻上の卒業と漫画家としての成功を祝ってかんぱーい」 全「かんぱーい!」 皆が乾杯しいざ宴が始まろうとしていたその時 笹「えーちょっといいですか」 咲「ん?」 笹「実はですね・・荻上さんも卒業して連載漫画を一本もって僕も仕事が軌道に乗ってきたこともあり・・・・僕たちこの夏に結婚します!」 全「えー!!」 大「ほ...
  • となりのクガピ2 その2
    ...いる。 「あ…、斑目から、は 話を聞いて驚いたけど、お、お 大きくなったね……」 「おぼえていてくれたんですか!?」 「う うん。あの時の営業は、か 会心の仕事だったしね」 「……~ッ!」 私は感激で言葉が出なかった。 人生に影響を与えてくれた人が、目の前に現れて、ワタシのことをおぼえてくれていたなんて! 周りに人が居なかったらガッツポーズが出ていたかもしれない。 そうだ、長年言いたかった言葉を今日、伝えよう。 「久我山さん、あの時は本当に……」 「あ……」 話しかけようとした瞬間、久我山さんの表情から血の気が引いたように見えた。 その顔を見て、ワタシは、『久我山さんの代表作』を手にしていたことを思い出した。 「いろはごっこ」を両手にしっかりと握って、胸の前に抱いていたのだ。 周りの先輩方は固まった表情でうつむ...
  • オタクはつらいよ/太平洋のマムシ
    ...はヘビの生まれ、姓は斑目、名は晴信、人呼んでマムシ72歳と発します」 会釈を無視して喧嘩にゃあなるが ほんとは嬉しいんだ春日部さん 高嶺の花だし彼氏は美形 イバラ道だと分かってる 二人でお寿司を食べつつも 金が惜しくて~ 金が惜しくてベーコンだ ベーコンだ アキバ系テキヤの今回の旅先は第二次大戦時の南太平洋(オイ!)。 「慰問萌玩具」の旗指物をしてイカダで漂流する斑目は、帝国海軍のイ-507に救助される。 秘密兵器「ローレライ」システムの中枢である日系の少女パウラに萌えるが、心を読まれてロリコン趣味が発覚。パウラの兄・フリッツエブナーによってナチSS流の折檻を受け、魚雷射出管から追放。恋ははかなく散るのであった。 完
  • Zせんこくげんしけん4
    ...握りしめる。その隣で斑目は(あー、この乱れた姿もイイかも。写真売ってくれんかなぁ)と妄想した。 田中は大野をかばいつつ弾倉を確認。弾はほとんど残っていない。高坂に、「高坂なら12機くらい3分足らずで倒せるんじゃないか?」と軽口を叩く。 高坂はニコニコしながらも、「ガンガル1機じゃあ戦局は変えられませんよ」と、厳しい見方を伝えた。 恵子が、「やーん、コワーイ高坂さん」と寄って来たが、手にはしっかり角材が握られている。 投降するように呼び掛けようとした木村だったが……その瞬間、「あんたたち、いい加減にしなさい!!」との怒声が聞こえ、彼は固まった。 木村の怯えた視線の先、マスク男達も思わず左右に散ったその先に、北川元副委員長がいた。ひよこのエプロンをして、包丁を握ったまま仁王立ちしている。 「北川さん!」大野が思わず叫ぶ。北川と呼ばれた彼女は、「もう名字...
  • 千佳子の覚醒
    ... 旧世代の登場人物は斑目晴信、アンジェラ・バートン、スザンナ・ホプキンス のみの登場。その他メンバーは名指しも登場もしない方針。 □物語設定 物語はオムニバス形式で独立しており各自主人公が異なりますが、 前作の設定を一部引き継ぐ場合があります。一応、時間系列順に列挙して おきます。 げんしけんSSスレまとめサイト 「その他」カテゴリー収録 ①「ぬぬ子の秘密」 主人公 服部双子(ぬぬ子) A.C.2026年 ②「斑目晴信の憂鬱」 主人公 斑目晴信 A.C 2026年 ③「アンの青春」 主人公 アンジェラ・バートン A.C 2010年 ④「千佳子の覚醒」主人公 田中千佳子 A.C.2026年 続編予定 ⑤春奈の憤慨 ⑥最終話 タイトル未定 □登場人物 (○旧世代 ◎新世代 ☆オリジナル) ○斑目晴信  新世代た...
  • koyukiⅢ~フェチ、襲来その3
    ...13】 カテゴリー-斑目せつねえ 【2011年4月16日/東京駅】 土曜日の朝。 東京駅八重洲口の一角にあるコーヒーテラスで、高坂真琴とアンジェラ・バートンがタンブラーを片手に談笑していた。 咲は2、3歩離れた場所に立ち、携帯電話で自分の店に連絡を入れている。 「……うん、うん。じゃあ悪いけど店の方、よろしくね」 咲は電話を切って、二人のもとに戻った。 彼らの足下には荷物のカートが置かれている。軽い朝食を終えて、これから仲間達と合流。アンジェラ主催による『高坂夫妻結婚記念温泉旅行』として、伊豆へと向かうのだ。 英語と日本語が行き交う会話。3人とも『絵になる』容姿だけに、周りを行き来する人々の中でもひときわ目立っている。 この後、別の意味で、さらに目立つことになるのだが……。 「おはようございます!」 最初に合流したのは、田...
  • Zせんこくげんしけん2
    ...まった一行。高柳は、斑目同様に近藤の電話を受けて異変を知り、大学に様子を見に来ていたのだ。 大野は両手で高柳の手を取り大げさすぎるくらいに礼を述べた。 思わず赤くなる高柳は、「大野さんのためだからねー。ひとまず漫研へ行こう。あそこはまだ中立だから」と案内をかって出た。 ホッと胸を撫で下ろす大野だったが、直後に恐ろしいことに気が付いた。スーの姿が見当たらないのだ。 傍らのアンジェラは、「It is safe. She comes back sooner or later. 」と大して気にしていない。 「そのうち帰ってくるって言ったって……ノンキ過ぎよ」と嘆く大野であった。 【8月9日/13 15】 斑目は午後の急用をでっち上げて電話先の上司に必死に頭を下げ、恵子とともに行動を開始。咲や笹原と合流するために大学内の稲荷のほこらに向かう。 林の...
  • 26人いる! その10
    ...プレ広場にやって来た斑目と、1年男子たちも居た。 巴「変ねえ見せパンぐらいで?(自分のパンツを見て)あっ…(慌ててスカートを戻す)」 豪田「どうしたの?」 巴「(赤面して)朝寝過ごして慌ててたから、間違えて勝負パンツ穿いて来ちゃった」 女子一同「間違えるな!」 浅田・岸野「(上を向きつつ)撮ったぞ!」 カメラを構えて叫ぶ2人。 他男子一同「(上を向きつつサムアップのポーズ)GJ!」 巴「(スカートを押さえつつ赤面し)いやーん!まいっちんぐ!」 沢田「いやそれ、役作り間違ってるし」 神田「あっ大変、先生倒れてる」 斑目は絶望先生コスのまま気絶していた。 駆け寄る一同。 国松「(斑目の体を探り)大変ダ、瞳孔開イテルヨ。ソレニ心臓止マッテイルヨ」 豪田「片仮名で喋ってる場合か!」 アンジェラ「よしこうなったら、私が人工呼吸で...
  • さくら、さく
    さくら、さく 【投稿日 2007/02/08】 カテゴリー-斑目せつねえ 「……あれ?斑目だけ?」 「ん、ああ。春日部さんが一番乗りだな」  現視研のドアを開けて顔を覗かせたのは春日部咲だった。斑目晴信は読んでいた同人誌から目を上げ、少し戸惑いながら質問に答えた。  先ほどのドタバタから1時間弱。壁の時計の短針も、もうずいぶんと下を向いていた。 「って高坂くんは?一緒に来るんだと思ってたけど」 「また会社から電話でさー。まあ30分で片付くって言ってたから先に来ちゃった」  卒業式の袴から普段着に着替えた咲は、斑目に説明しながらパイプ椅子を引き出して座る。 「大野とクッチーは?荻上はササヤンと一緒なんだろうけど」 「さっき田中から電話あって迎えに行ったよ、大野さん。朽木くんは居酒屋へ先乗り」  同人誌を閉じて言う。 「ちなみに恵子ちゃんも朽木くんと...
  • Zせんこくげんしけん1
    .../19 45】 斑目は力なくアパートのドア開けた。一日の仕事を終え、外で適当に夕食を済ませて帰ってきた。上着をベッドに脱ぎ捨てて、イスにどっかりと腰を下ろし、フゥとため息をついた。 疲れる一日だった。仕事で、ではない。 いつも通りに現視研部室で昼食を取っていた時、大野がアメリカ人を連れてきたのだ。しかも2人も。しばらく自分一人での対応(というか流されるまま)だったので、午後のスタミナも奪われるような脱力感があった。 後でやってきた咲は、自分とは対照的に流暢な英会話で会話をしていたというのに。 斑目は虚空をうつろに見つめながら、「ケョロロ将軍ねえ……」とまた独り言。話題のアニメが気になるわけではない。彼女と自分との能力格差が、今頃になって心に小さな穴をつくっているのだ。 「あ~あ、かなわねーなァ!」イスの上で背伸びをした斑目は、1枚の封筒を手にしたが、中の「あの...
  • スザンナの消失その3
    ... 第五幕 探索 斑目とアレックそして千佳子 週末の「お買い物」は急遽取りやめになった。事情を知らない二組の双子たちにはアンジェラとぬぬ子は用事が出来て先に帰った事にした。さらわれる現場に居合わせた千佳子は少し動揺していたが、うまく状況を取り繕ってくれた。 二組の双子以外の者たちはアンジェラの家に集まって対策を検討した。もちろん「お買い物」に同行しなかった春奈もその場にはいない。斑目とアレックと千佳子の三人だけだ。 「スージー先生に用があるからって・・・。一体何なの? どうなってるの? あいつら何?」 千佳子は激しく動揺している。斑目はその問いには答えずに携帯でスージーに電話を入れた。 プープー・・・・ 電話は予想通りつながらなかった。 「千佳子ちゃんのお母さんも知らないんだね?」 「ええ、前にも言った通り。心配症...
  • koyukiⅡその3
    ...18】 カテゴリー-斑目せつねえ 卒業式の日の夜。新宿駅東口。 田中総市郎、加奈子夫妻は、この日無事卒業式を終えたスージーを連れて、新宿まで繰り出していた。 スージーの追い出しコンパを開催するためである。 残りの参加者は、スーの知っている現視研の現役会員やOB・OGであり、現在会長を務める朽木が駅前で掌握し、随時合流する予定であった。 「あとはお任せくださいッ!」 全力で敬礼する朽木にちょっと不安を感じつつ、総一郎と加奈子の夫婦は、真ん中にスージーを置いて目的地へと歩き始めた。 「それにしても賑わってるな」 「スー、離れちゃいけませんよ!」 3人は、駅前の雑踏をかき分けるようにして目的の居酒屋に辿り着いた。 店内もまた、歓声や拍手、叫び声のような店員の挨拶など、戦場のような賑わいを見せている。 田中一行が予約している席は、...
  • 現聴研・第八話
    ...そこの人ごみの中を、斑目を先頭にして、笹原、荻上、大野達、 現聴研のメンバーがぞろぞろ歩いている。 斑目「今聴こえてるの、MOON CILDRENだぜ。渋いな!」 笹原「あー、言われてみれば…。」 斑目「今やってる名曲『日暮と少女』と『微熱帯』のメドレーがわからんのか!     まさか『雪のハレルヤ』やドラマ主題歌の『逃避』も知らないのか!?」 笹原「やー、ちょっと今まで範囲外でしたねぇ。」 斑目「ええい!現会長がこの程度の知識とは嘆かわしい!今度特訓だ、特訓!」 後ろから荻上は話についていけなくて傍観を決め込んでいるし、 大野と一緒に歩いている田中は苦笑して聞き流している。 田中「斑目、テンション高けーなぁ。緊張してんのかな。」 大野「あっ、終わったらアレ食べましょうね!」 そう言ってチョコバナナをチェックする大野には緊張が見られない...
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