げんしけんSSスレまとめサイト内検索 / 「12月号予想・その一」で検索した結果

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  • 12月号予想・その一
    その一 【投稿日 2005/10/22】 カテゴリー-12月号 「じゃあ俺、久しぶりに秋葉行くから」 就職活動の成功を報告に来た笹原は、そう言い残して部室を去っていった。 あとには4人の女たちが、残される。 「あーぁぁぁ、もう、相変わらずですねえ」 大野がじりじりとした目で、笹原のいた空間を睨んだ。 「どうして、一緒に誰か行く? とか言わないのかしら、あの人は」 「笹やんだから、ねぇ」 大野の言わんとしたことを理解した咲が苦笑する。 「え? 何? うちのサルの面白い話!?」 恵子が身を乗り出してくる。 荻上は、手にした漫画を話すことなく読み続けている。 いや、読んでなんかいない。ただページをめくっているだけ。 笹原が「いろはごっこ」を取りにこちら側へ来た時、 肌にふれる空気が熱くな...
  • 3月号予想
    3月号予想 その一 点灯夫 その一 アナザーストーリー そのニ 正夢~恋は夕暮れ その三 2月号扉絵より その四 それなんてエロゲ その五 夢を見る方法 その五 続き その六 ある冬の日 その七 地雷を踏んだらコニョニョチワー その八 うつむく頃を過ぎれば TOP
  • 4月号予想
    4月号予想 その一 未来 その二 その三 扉 その四 花言葉 その五 決戦前夜 その六  その七 合宿その後 その八 花曇り その九 TOP
  • 2月号予想
    2月号予想 その一 短いようで長い冬の一日 その二 その三 欲望ロック その四 雪溶けの前に その五 笹荻怒りの鉄拳 その六 夢を見た その七 夢と想いと TOP
  • 12月号予想
    12月号予想 その一 TOP
  • 1月号予想
    1月号予想 その一 惠子と荻上 その二 その三 飲み会の後 その四 惠子×斑目 その五 夢の中へ~朝の風景 その六 その七 飲み会の様子 その七の続きはニ種類あります。 その七 飲み会の様子 Aside その七 飲み会の様子 Bside TOP
  • 2月号予想・その六
    その六 夢を見た【投稿日 2005/12/04】 カテゴリー-2月号予想 皆が寝てしまった深夜のロッジだが、荻上は一人起きていた。 過去を語って泣いてしまったあと、他の者には気丈に振る舞い、 男性メンバーも交えて談笑したあと就寝となったのだが、やはり眠れないのだ。 ノートを取り出し、過去の友人や今の仲間の絵を描いている。 といっても泥酔近いのでぐちゃぐちゃだ。それを直して…という事を繰り返している。 荻上「私が駄目だったんだァ…。でももう引き返せね…。」 独り言まで出ているが、ワインをかなりのスピードで飲み トイレに行ってはリバース。なんという飲み方だろう。 今時の体育会系でもそんな技を実践している所は少ない。 小柄な割りにリセットを多用したこともあり、また肝臓が強いのだろう、 明け方に咲がトイレに起きた時、まだ荻上は飲んでいた。 ...
  • 3月号予想・その一 アナザーストーリー
    その一 アナザーストーリー【投稿日 2005/12/25】 カテゴリー-3月号予想 管理人注 これはその一「点灯夫」を読んでからお読みになったほうが良いです 笹「朽木くん……いつから……?」 朽「笹原さんに並走してきたので最初からであります! いやー二人とも萌え萌えでしたよー………ひっ!? さ、笹原さん?」 笹原が見せたことのない凄い顔を迫ってくる 朽「い、いやこれはジョークでして……ひいっ!」 クッチーの胸ぐらを掴み、顔を近付け睨みつける笹原 朽「ひいいいいいい! ごめんなさい!ごめんなさい! もうしません!もうしませんから!」 いつもの笑顔に戻る笹原 笹「じゃ荻上さん帰ろうか」 荻上をおぶって歩きだす笹原 暗闇の中に完全に笹原が消えるのを見て 朽「あ、ああ、あああ!」 恐怖のあまり山道のど真ん中で失禁してしまうクッチー 朽「最...
  • 4月号予想・その六
    その六 【投稿日 2006/02/08】 カテゴリー-4月号予想 今朝4月号予想考えてたらあることに気づいてしまた。 小説的に書くと時間かかっちゃうので要点だけ。 とおもったのに3回な分けないと送れない量に… 3月号で荻上さんが『あのとき 死んどけば良かった、死に損ねた』と なげく所ありますね? あれが伏線だとして、来月号の予想…  笹原、荻上さんちで絵をみせてもらう。予想通り笹原はそんなにひかない。予備知識あるし。 で、そこから荻上さん過去話。 「わたし、自殺しようとしたんです」 おどろく笹原。 荻上さんの話の内容: 学校の屋上から飛び降りたが、おちた所に植え込みがあり奇跡的に助かる。 しかし重症。全治数ヶ月の大怪我。 即入院。学校に行かなくてすむ嬉しさと、助かりたくなかった悔しさに苛まれる。 中島らがよく見舞いに来...
  • 4月号予想・その九
    その九 【投稿日 2006/01/24】 カテゴリー-4月号予想 斑目「やっやあぁらめぇっ…」 笹原「いいから…力抜いて……んっ…」 斑目「ぴぎゃあぁ!!」 笹原「あぁ…全部入ったよ……凄いしめつけだ…」 斑目「んあっ!! んあおっ!!おしりほられて変態みるくがきちゃうのぉっ!」 笹原「うぁ…もうダメだ、止まらないよ……」 斑目「あへええっ、いいいいいいっ!斑目きもちいすぎてバンザイしちゃうぅっ バンザイっ、ばんじゃいっばんじゃい゙っぱゃんに゙ゃんじゃんじゃいぃぃっ!!」 荻上「どうですか、これが私です」 笹原「とりあえず斑目さんに謝りにいこうか」
  • 3月号予想・その五 続き
    その五 続き【投稿日 2005/12/28】 カテゴリー-3月号予想 ガチャ 笹「こんちはー あ みんないるね」 咲「お 笹原 ………ん?」 笹原の背後に隠れるようにしてもじもじしている荻上 咲「……荻上?」 荻「ひっ!?」 大「……え? お 荻上さんですか!?」 笹「ほら 荻上さん みんな心配してたんだよ」 荻「……す、すいませんでしたっ!」 大「っぐ……えっぐ……うわぁぁあぁぁぁん!」 荻「大野先輩……」 大「……私が勝手なことして それで荻上さんがもう誰も信じられなっちゃって……でもよかったぁ 本当によかったぁ!」 咲「コイツこの一ヶ月ずっと思い詰めてたんだぞ ……荻上現視研来なくなっちゃったし 学内で見かけても……」 荻「本当にすいませんでした……っ……ひっ……ひぃー……」 荻上にハンカチを差し出す笹原 笹「よかったね...
  • 3月号予想・その三
    その三 2月号扉絵より【投稿日 2005/12/26】 カテゴリー-3月号予想 咲「あ、おはよ もう……うん、大丈夫だね」 荻「……ご迷惑をおかけしました」 咲「身体だけじゃなくて心も良くなったんじゃない?」 荻「はぁ……おかげさまで」 咲「あ、そうだ! お前に渡したいものがあるんだった! ちょっと待ってろ」 荻「?」 咲「ハイ! コレお祝いだから」 荻「? なんすかコレ」 そういって袋の中を見る 荻「……ん……ワンピース?」 咲「せっかくの旅行なんだしもっとかわいい服着せたいなって思ってね ほらお前こういうの持ってないだろうし」 荻「……いや、ありがたいっすけど……いいんすか?」 咲「ただし今日はそれ着ること! 男物みたいなのに逃げんなよ」 荻「はぁ……こんなの着たことねえや……」 大「あ、おはようございます」 咲「お...
  • 3月号予想・その一
    その一 点灯夫【投稿日 2005/12/25】 カテゴリー-3月号予想 笹原「荻上さん」 荻上「あ………」 振り返って笹原の方を向いていた荻上だが、すぐに山の方に向き直る。 荻上「追いかけて…来られても、私どうしたらいいかわかんないんですよ」 笹原「駄目だと思うけど、もう一回言うよ」 荻上「………」 笹原「俺、やっぱり…… 荻上さんが好き……だから」   「さっきも 笑ってたけど、泣いてたよね? …守りたいんだよ」 背中で聞いて、やはり嬉しさが込み上げる。 笹原の笑顔が脳裏に浮かぶ。が―――。 次に浮かぶのは、屋上から飛び降りる巻田でなく、落ちていく笹原だった。 荻上『私はこの人を…殺してしまう…』 そして涙がこぼれる。 振り返ると、やはり冷たい笑顔で泣いている。 荻上「さっきも言いましたよね 私は男の人とは つき合わ...
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  • 4月号予想・その二
    その二 【投稿日 2006/01/29】 カテゴリー-4月号予想 笹「おじゃまします・・・。」 荻「どうぞ・・・。」 笹「暑いね、なんか汗かいちゃってさ」 荻「温度下げましょうか・・・。」 笹「いや、ごめん。そういうつもりじゃなくって   ・・・気使わせちゃって・・ごめん。」 荻「・・・」 笹「・・・じゃあ、見るとしますか。」 荻「ホントにいいんですか?」 笹「え?」 荻「私の最低な妄想を見て、冷静でいれますか?ホントに気持ち悪いかも。   覚悟は決めたつもりですけど、見せないでいられるなら   見せずに、このまま現視研辞めてもいいって思ってます。」 笹「う~ん、改めて言われてもねぇ。でも、見るって決めたんだし、   なに、ほら出演者としての特権ていうの?あはは・・・。」 荻「・・・わかりました。コレです。」 笹「(うわぁ...
  • 4月号予想・その一
    その一 未来【投稿日 2006/01/27】 カテゴリー-4月号予想 カチカチカチ・・・・。 携帯をいじる音が聞こえる。 笹原が道を歩きながらメールを送る。 『そろそろ着きます。』 『明日私の家に来てくださいませんか? 例のものをお見せしようかと思うのですが。』 保留にしてから次の日に、荻上から来たメール。 少々驚いたものの、早いほうがいいとは思っていた。 しかし、彼女がこうもすぐに見せようとするとは。 (どういうことなんだろうな。) 笹原は合宿から帰ってから一人家で考え込んでいた。 少し、長引くと思っていた。 すぐに見るなんて無理なんだろうとは思っていた。 (少し日を置いてこっちから切り出そうと思ってたんだけど・・・。) しかし、こうなった以上、悩んでいてもしょうがない。 彼女の真意がどこにあるのか考えるよりも、行動す...
  • 3月号予想・その八
    その七 うつむく頃を過ぎれば【投稿日 2006/01/18】 カテゴリー-3月号予想 管理人注 これはSSスレに投下されたものではなく、      ネタバレスレに投下されたウソバレです。      その出来に管理人もだまされました。 46話「うつむく頃を過ぎれば」 笹原、頭の中で村上直樹ばりに考える。 (なんて言えば・・・)(もう一回言うのか?)(なにを?)(「好き」って?)(なんかわざとらしくないか?)(いっそ抱きしめたりとか・・・)(いや・・・それは違う・・・)(なにか自然な言葉・・・) 荻上「突然飛び出したりしてすみません」「もう大丈夫ですから・・・」 笹(これって、拒否されてんのか?)(断られてるのか?俺) 笹「いきなり変なこと言って驚かせちゃっかな・・・」 荻「・・・いや、別に変だとは・・・」 笹(!)(これは・・・)「え、あの・・・」...
  • 4月号予想・その七
    その七 合宿その後 【投稿日 2006/02/12】 カテゴリー-4月号予想 (あやしい) 大野はあごに手をあてながら思う。合宿直後、けっこういいムードになっていた笹原と荻上。 しかし、今の二人はと言うと、 荻上をちらちらと見ながら漫画を読む笹原 笹原を意識的に無視してイラストを描く荻上 という、まるで夏コミ前の様子だった。 「いったいどうしたんでしょうね?あの二人」 大野の突然の囁きに驚きながら、咲は読んでいた漫画から目線を上げて二人を見て、囁き返す。 「あんなもんだろ、あの二人なら。いきなりベタつきだしたらその方が変だって」 「でも…」 「なら直接聞いてみれば?」 「そうですね…」 「ねえ、荻上さん?これから時間あいてます?」 (決断早っ!)咲の驚きをよそに荻上に話し掛ける。 「あいてますけど」「じゃあ大事な話があ...
  • 4月号予想・その八
    その八 花曇り 【投稿日 2006/02/21】 カテゴリー-4月号予想 管理人注 これもネタバレスレに投下されたウソバレです。      これには私としては違和感があったのですが、      作品としてはとても素晴らしい。これならこれで、思っていました。 第47話 「花曇り」 1 荻上の悪夢。『夢酔い』の悪夢コマ仕様。 {夏コミのときの笹原の笑顔} {ゴミ箱に破って捨ててある巻田総受け本} {ノート(おそらく笹斑イラストの)を見て青ざめている笹原} {神社の木にもたれかかって泣いている荻上} {飛び降りる笹原。そしてあの悪夢と同じ表情の荻上。} {病院のベッドの上で放心状態な荻上。頭など全身に包帯。} うつぶせに寝ている荻上。汗だく。右手でシーツを強く握り締めて震えている。 2(扉絵) ...
  • 1月号予想・その一
    その一 惠子と荻上 【投稿日 2005/10/27】 カテゴリー-1月号 荻上が浴室の扉を緊張しながら開けると、中は薄暗く少し怖い感じがした。 暗がりから声がする。 大野「触ってみますかっ」 咲「だからいいっての(怒)」 荻上「何をしてるんですか?もういいんですか?」 咲「ああ、いいよ。男どもは大人しくしてるだろうね。あたしらが着替えたら惠子も呼びなよ」 大野「とっても良い温泉ですよ」 荻上「何か怪しいですね。何してたんですか!」 咲 「別に何でもないよ、大野がやらしいだけだって」 大野「なっ何を言うんですか!誤解を招くような事を!」 そう言いながら二人は浴槽から上がった。薄暗がりに二人の裸体が浮かび上がる。荻上は顔を赤らめながら横を向いて見ないようにした。 咲 「男どもはあたしたちがしっかり見てるからゆっくり入ってきなよ。おーい惠子―。」 ...
  • 4月号予想・その五
    その五 決戦前夜【投稿日 2006/02/06】 カテゴリー-4月号予想 タイトルは実はハッタリで、物語は合宿翌日の9月12日、即ち笹原が荻上さんの部屋を訪れる日の、約束の時間の数時間前から始まる。 朝から荻上さんは忙しく立ち働いた。 年末の大掃除並みのレベルの掃除を行ない、念の為に簡単な料理の用意もした。 そして笹原に見せる例のものを整理した。 そしてこういう時にも関わらず、いやこういう時だからこそ身だしなみにも気合が入った。 まずひと通り準備が出来ると、風呂に入って体を清めた。 まさかそんなことが必要な展開にはならないだろうが、気持ちの問題で下着も新品を出し、服装も何時もよりはオシャレっぽい(だけど地味)ものにした。 化粧は迷ったが、結局いつも通りのスッピンにした。 (どのみち化粧するなら買いに行かねばならないし) そして髪型は…いつも通り...
  • 2月号予想・その七
    その七 夢と想いと【投稿日 2005/12/10】 カテゴリー-2月号予想  軽井沢二泊三日の旅。その一日目も終わり、はしゃぎ疲れたためか、それとも ただ単に酔いつぶれたのか、げんしけんメンバーは眠りについていた。  ゆっくりと意識がまどろむ中、笹原完士は夢を見ていた。  ――部室、夕方だろうか? オレンジの光が部屋の中に差し込んでいた。外で は、つくつくぼうしが鳴いており、夏の終わりを告げていた。  笹原は手にした『くじアン』単行本のページを一枚めくった。ちょうど会長が 卒業した巻である。  その向かいには頭髪を筆型に纏め上げた少女、荻上がイラストを描いている。  部室には二人以外来ておらず、会話も無い。ただ、セミの鳴き声だけが響いて いた。  笹原は、ちらりと荻上のノートに目をやった。しかし荻上は、かなり顔をノー トに近づけて描いて...
  • 3月号予想・その六
    その六 ある冬の日【投稿日 2005/12/28】 カテゴリー-3月号予想 東京、有明。  今日は冬コミの二日目である。その会場の中のブースの一つに荻上と笹原の姿 があった。  笹原が言う 「連続で二回も当選するなんて、結構運がいいんじゃない?」 それに荻上が答える 「そうですね。おかげで新刊を出すこともできましたし」  コミフェスの競争率は高いが、荻上は夏コミに続き、今回も当選していた。以 前に作った同人誌だけでは物足りないと言うことで、新たに本を作り、それらを ブースに並べた。 「内容は今回もくじアンなんだよね?」 「そうっす、麦男×千尋ものの続編と言うことで」 二人の会話には合宿前のようなぎこちなさはない。でも、この二人が晴れて恋人 同士になった、と言うわけではない。確かに、笹原は荻上に「好きだ」と告白し た。しかし、荻上の...
  • 3月号予想・その四
    その四 それなんてエロゲ【投稿日 2005/12/26】 カテゴリー-3月号予想 何で逃げてんだ私… …今更戻れねえし… 顔も合わせられねぇ… 謝れねぇ…けど… 謝らねえと…そして… …また傷つけるのか…? …だめだ、私じゃ… 迷惑だって… 最低だ… 俺何で走ってるんだ? そりゃ荻上さんを連れ戻しに… でもさっき振られたばっかなのは もう分かりきってるけど… 何て話せば… …いや そんなことより…ついさっきまで寝てたのに… あのままじゃ風邪ひいちゃう… 放っておいたら何処に行くのか分からないし… まさか…川に飛び込んだり… ……! 荻上 「笹原さん……」 笹原 「…ハァ、ハ...
  • 4月号予想・その四
    その四 花言葉【投稿日 2006/01/30】 カテゴリー-4月号予想 1.《えにしだ》(金雀枝、金雀児、Broom) 虚、卑下、清楚、博愛 合宿が終わり、大学に近い最寄の駅で解散してから笹原は直接どこにも寄らずに、 自分のアパートに戻った。惠子も直接実家に帰った。部屋に入るや、荷物をどさ っと降ろして、着替えも片付けもせずに、ごろりと寝っころがった。 (くたびれた・・・。たった三日なのに、なんか色んな事があった気がする) 笹原は携帯を取り出し、受信メールのメッセージをぼんやりと眺めた。 『明日私の部屋に来て下さいませんか?』 『例のものをお見せしようかと思うのですが。』 「明日か・・・」 笹原はつぶやいた。そして思った。 メールが来たときにはドギマギした。しかし今は少し不安と焦燥を感じる。荻上 さん、少し急いていないだろうか? (...
  • 3月号予想・その二
    その二 正夢~恋は夕暮れ【投稿日 2005/12/26】 カテゴリー-3月号予想 「お、荻上さん・・・。」 笹原は息を切らしながら、ひざに手を突き、前かがみになる。 顔を上げると、荻上は沈んだ表情で俯きながらそこにいた。 「・・・・!」 よもや追いかけてくるとは思ってなかったのか。 その顔が驚きに染まる。 「なんで・・・。なんで来るんですか・・・。」 「ん・・・。」 「私は!人を傷つけて!大切だった人を傷つけて!  それでもまだ自分の好きなことをしたくてたまらなくて・・・。  それがその人を傷つけたのに・・・。」 「・・・・。」 笹原は最初何を言い出しているのかがわからなかった。 戸惑いを表情に出そうとしたすぐあとに、夏コミのことを思い出した。 『精神的なものなので・・・。』 「それなのに!私は幸せになりたいと思ってしまって!...
  • 3月号予想・その五
    その五 夢を見る方法【投稿日 2005/12/28】 カテゴリー-3月号予想 朽木が笹原から少し時間をおいて追跡すると、遠くで言い争う… いや、一方的に怒っている荻上の声が聞こえた。 そして、向こうから荻上が走ってきた。 朽木のことは完全に無視で横を駆け抜けていった。 といっても、息も絶え絶えだ。 「ゼハ・・・ゼハ・・・」 そして、触るなという強い壁を身に纏っている。 ロッジに戻っていくのだが、朽木にも追いかけるのがためらわれた。 道の向こうの方には、道端にうなだれて座り込む笹原の姿が見える。 朽木『う………むしろ、あっちの方が 離れておいた方が良いよね』 ロッジに入ると、またしても怒っている荻上の声だ。 叫んでこそいないが、とりつくしまも無い。 荻上「よりによって、笹原さんをけしかけて…! 周りで介抱とか…仕組んで!」   「...
  • 2月号予想・その四
    その四 雪溶けの前に【投稿日 2005/12/02】 カテゴリー-2月号予想 荻上『あいたた…昨日、飲み過ぎて…』 女子の寝室から出て、水を探す。 荻上『色々と喋りすぎ…。でも、やっぱり私は―――。』 笹原も起きていた。 荻上『・・・!』 笹原「おはよう、大丈夫?」 荻上「え…ええ、おはようゴザイマス」 ペットボトルの水をコップに注いで手渡す笹原。 荻上「ありがとうございます」 笹原「明日は一緒に全員で飲むみたいだけど、無理しないでね」 荻上「・・・ハイ。」   「・・・・・・・・・あ、遅れましたけど、就職おめでとうございました」 笹原「うん、ありがとう。漫画好きだから頑張れるよ」 いい笑顔の笹原。心なしか荻上と話せてる事を楽しんでるようだ。 しかしさっと顔をそらし移動していく荻上。...
  • 2月号予想・その一
    その一 短いようで長い冬の一日 【投稿日 2005/11/27】 カテゴリー-2月号 「や。」 「あ・・・。」 年の瀬も迫り、凍えるような東京の冬。ここは国際展示場駅前。 夏コミのときと同様に、笹原と荻上は待ち合わせをしていた。 「今回もどうもありがとうございます・・・。」 そういってお辞儀をするも、荻上の顔は相変わらずの仏頂面。 「いや、ま、暇だしね。」 あはは、といつものような会話をする笹原。 「じゃ、行きましょうか。」 荻上はそういうと、先に逆三角形のほうに向かう。 「あ、ちょっと待ってよ。」 それを追いかけて行く笹原。少し駆け足になり荻上の横に着く。 進む道はサークル入場口。その隣の道では一般入場者が列を成していた。 「いやー、今回も人多いねえ。」 「冬は二日間ですからね。集中もしますよ。」 「だねえ。」 「大野先...
  • 4月号予想・その三
    その三 扉【投稿日 2006/01/29】 カテゴリー-4月号予想 まだ夜明けといった早朝、外ではスズメだろうか、鳥の声が聞こえる。 笹原は目を覚まして起き上がっていたが、泣いていた。 笹原『……もう駄目だ、もう――――………あれ??』 涙を拭うと、大きく一つ息を吐いた。 笹原「はぁ~~~、夢、か………よかった~~~」 笹原はさっきまで見ていた夢を思い出していた。 荻上が現視研から去った砂を噛むような日々、そして―――― 病院の霊安室で触った、冷たい荻上の遺体。 その冷たくなった荻上に触れた指に残るひやりとした感触。 自分を囲む世界が全て歪んで、肌の内と外が入れ替わるような感触。 それがいまだに笹原の感触としてリアルに残っている。 笹原『よりによって今日、なんでこんな夢をみちゃったんだ………』     『昨夜は予習の為に女性向け同人サイト...
  • 3月号予想・その七
    その七 地雷を踏んだらコニョニョチワー【投稿日 2006/01/05】 カテゴリー-3月号予想 クッチーは別荘周辺の森の中を彷徨っていた。 と言っても道に迷った訳ではない。 ヒップバッグの中には、周辺の地図とコンパスが入っている。 それも軍用のレンザティックコンパスだ。 彼は合宿直前、ランドナビゲーション(地図とコンパスで、現在地点や目標地点への方角や距離を正確に調べること)のやり方を一夜漬けながら一通りマスターしていた。 だから出鱈目に彷徨っていても、帰って来れる自信はあった。 彼の手には、相変わらずデジカメが握られていた。 念の為にヒップバッグには、予備のバッテリーやSDカードやカメラを入れていた。 さらに腰にはホルスター状の革ケースに入った、米軍払い下げの暗視スコープがあった。 すでに日は落ちたが、これがあれば夕暮れ程度の明るさで撮影でき...
  • 2月号予想・その五
    その五 笹荻怒りの鉄拳【投稿日 2005/12/03】 カテゴリー-2月号予想 物語は1月号の330P、大野さんの「何としても笹原さんに荻上さんを幸せにしてもらいます、絶対!!」の直後から始まる。 最初はハードなトラウマ話に引いていた恵子だったが、咲ちゃんの「他の女たちはお咎め無し?」という問いに対する荻上さんの答えを聞いたあたりから段々表情が険しくなってきた。 そして荻上さんが泣き出し、前述の大野さんの発言の直後、低い声を出した。 恵子「・・・せねえ」 咲「ん?どした?」 恵子「ぜってえ許せねえ!」 驚く咲ちゃんと大野さん。 荻上さんも泣き止む。 恵子「そりゃあたしゃこれまでいろいろハンパなことやってきたよ。だけど、いじめだけはぜってえやんなかった。あんなことやる奴あ、ぜってえ許せねえ!」 咲「あんたも昔何かあったの?」 恵子の表情の一瞬の変化...
  • 2月号予想・その三
    その三 欲望ロック【投稿日 2005/11/30】 カテゴリー-2月号予想 =====回想=====  笹原 「どうですか先生! 売れましたけど!」  荻上 「い いやあ~~何といいますか…」 初めて自分の同人誌が売れた瞬間。 感想を求められて、ろくに纏まりもしない感情を伝える。  荻上 「これは…予想以上に…」  笹原 「うん!」  荻上 「………」 …どうしてこの人は、こんなにも嬉しそうな顔をしてくれるのだろう。  笹原 「ん?」 ふと、笑顔の先にある視線に気付き、荻上は振り返った。  中島 「荻上!?」  荻上 「…………!」  中島 「アーやっぱ荻上だー! こげんトコで会うなんてねー」 五年振りに再会した旧友は、笑顔で荻上の同人誌に手を伸ばした。  中島 「スゴー!...
  • 1月号予想・その七
    その七 飲み会の様子 【投稿日 2005/11/17】 カテゴリー-1月号 荻「大体ですねー、口を開けばコスプレ、コスプレって・・・、聞いてますか!大野先輩! 」 大「はっはいー、聞いてますよー」 荻「さあ、もっと飲んで!私の酒が飲めないんですか!」 大「荻上さん、もうそろそろやめたほうが・・・」 荻「私は大丈夫です!ささ、ぐぐっと!」 咲「あちゃー、大野よりひでえからみ酒だよ・・・。」 荻「春日部先輩!」 咲「はっはい!」 荻「オタクと付き合う先輩の苦労・・・、私だってですね、私だってですね・・・シクシク」 咲「うわっこんど泣き出した・・・(助けてー)」 惠子「だっ大丈夫すかねーこの女・・・」 荻「んー惠子さん・・・」 惠子「なっなに?」 荻「笹原さん、そっくり!きゃはははは」 惠子「あっ当たり前じゃん!兄妹なんだから。次は笑い...
  • 1月号予想・その四
    その四 惠子×斑目 【投稿日 2005/11/05】 カテゴリー-1月号 女たちの宴会が続く中、トイレに行く恵子。 用足しが終わり、部屋に戻る途中で外で話す声が聞こえてきた。 そう言えば、先ほどまで部屋のすぐ外にいた笹原と斑目の姿が無い。 (クッチーと高坂は相変わらず寝ている) 恵子は何となく気になって外に出てみる。 外では斑目と笹原がビール片手に話していた。 何気にシリアスな雰囲気を感じ、物陰に隠れる恵子。 斑目「でっ、どうよ?」 笹原「どうよと言われましても、まああの通りですから彼女・・・」 しばし沈黙。 斑目「俺の高校の時のダチがよー・・・」 笹原「?」 斑目「まあこいつも俺とおんなしようなオタでね、別の大学でうちみたいなオタサークルやってたんだけど、そいつが好きになったのが後輩の彼女だったんだ」 笹原「・・・」 斑目...
  • 1月号予想・その三
    その三 飲み会の後 【投稿日 2005/11/01】 カテゴリー-1月号 斑「聞き耳立てるなって言ったってなー、あんなに大騒ぎじゃ聞くなって言われても聞こえちゃうよなあ、笹原」 笹「ええ、それも一番騒がしいのはうちの惠子ですし・・・。」 斑「まあ、俺らは俺らでゆっくりやろうぜ、朽木君も高坂も寝ちまってるし・・・」 笹「そうですね」 二人はテーブルに酒やつまみを広げて地味な酒盛りを始めた。 斑「・・・・でどうよ?(お約束をはずさない朽木君は寝てるし今度こそ邪魔は入らんだろ)」 笹「・・・どうって?」 斑「だからこの前のコミフェスでさ・・・荻上さんとは仲良くなったのか」 笹「ははっ、斑目さんまでどうしたんですか?どうもしやしないですよ、それどころかアレ以来荻上さんには避けられちゃってますし・・・全然会話もしてませんよ。」 斑「アレって、アレか?荻上さんの...
  • 1月号予想・その二
    その二 【投稿日 2005/11/01】 カテゴリー-1月号 咲「最近笹原と喋ってないみたいだけどどうしたの?」 荻「なんでみんなして同じことを聞くんですか!」 大「あー咲さんそれはですねー かくかくしかじかで……」 咲「ほー 同人誌見られちゃったんだ それってイヤなことなの?」 荻「絶対イヤです!」 咲「ふーん で なんでそれが笹原と喋らないことになるわけ?」 荻「……だってアレ以来絶対心の中じゃ私のこと気持ち悪いって思ってるだろうし……」 咲「でも笹原だよ? アイツだってオタクだし」 大「それにそんなこと思うような性格じゃないですよね」 恵「うわ話全然読めないんだけど」 荻「……理解してくれる男なんて……そんな男いるわけないじゃないですか!」 咲「(あー これか)」 大「(そーですねー)」 咲「んー 笹原も大野も最初は似た感じだっ...
  • 2月号予想・その二
    その二 【投稿日 2005/11/27】 カテゴリー-2月号 客「これください」 荻「あ、ありがとうございました!」 笹「……ということはアレですか?」 荻「……アレですかね……」 笹「ささ、先生の口から!」 荻「あ……えっと……か、完売しましたー!」 隣の店から拍手が起こる 荻「あ、どうもアリガトウゴザイマス……」 笹「どーですか、完売した気持ちは?」 荻「いやー……ちょっとまだ自分でも……ああ」 笹「よかった完売できて! うん、俺もホントに感動してきた!」 極上の笑顔を見せる笹原 あのときはこの笑顔から逃げてしまったが、今は―――― ―――わかったんだ―――この人なら―――いや、この人じゃなきゃダメなんだって――― 荻「はい!」 あのときから一度も見せることのなかった、心の底からの笑顔を見せる荻上 コミフェスも終わりビ...
  • 1月号予想・その五
    その五 夢の中へ~朝の風景 【投稿日 2005/11/09】 カテゴリー-1月号? 笹原はこんな夢を見ていた。 小「いいか、笹原!編集者の仕事とは一人ではできん!漫画家の先生は言うまでも無く、印刷会社の方々のご協力あって我々の仕事は成り立つのだ。さあ、社長にご挨拶して!」 笹「はい!社長!笹原と申します!宜しくお願いします!」 社「いや、元気な好青年ですね!ところでさっそくお若い方の力をお借りしたいのだが。機材の搬入の人手が足りなくて・・・」 小「お安い御用です!さあ笹原!」 笹「はい!これですね。おっ重い!」 社「ははっ、それは腰を使って押すんだよ。」 笹「はい!腰ですね、腰を使って・・・」 斑目はこんな夢を見ていた。 斑「社長!事務所の年末の大掃除はここの床のワックスがけで終わりですね!」 社「ああ、悪いが斑目君、事務所の男手が足りない...
  • 1月号予想・その六
    その六 【投稿日 2005/11/12】 カテゴリー-1月号 大野や咲が、うまく笹荻をくっつけようと画策したパジャマ・パーティは、なかなかの 盛況を見せた。飲み会好きで、フツーにノリのいい恵子も雰囲気を盛り上げていたし、 女同士だと、やっぱり猥談も飛び出す。特にコーサカ、田中という実体験の対象がいる 咲と大野のきわどい話は、他の二人の興味をひくのに十分だった。 「・・・で、田中さんてば、わたしの胸で・・・・を・・・したいなんていうんですよ」 「うわ、すげ。ん~~今度コーサカにそれで迫ってみっかな。ヲタクはやっぱ好きなの、 そういうの?けっこうコーサカも、・・・の時は激しいんだよね」 「うわ、マジマジ?」かぶりつくような恵子 「・・・・・」真っ赤になって目をそらしながら、一言も聞き逃すまいと聞き耳を立てる荻上。 その様子に気付いた咲が、うまくパス...
  • 1月号予想・その七 Aside
    その七 飲み会の様子 Aside 【投稿日 2005/11/18】 カテゴリー-1月号 荻「こらー!笹原完治―!」 バン!ふすまを勢いよく開ける。 笹「あ、おぎうえしゃん・・・どしたの・・・」 荻「あったしの同人誌、見ちゃダメって言ったのに見たでしょー!」 笹原の首に抱きつく。笹原は酔っ払ってろれつが回らない。 笹「ごめんなしゃい。れもわざとじゃないんれすよ、わざとじゃ」 荻「だめー、ゆるさないー」 笹原にさらに強く抱きつく。 笹「おぎうえしゃん・・・、そんなにむねをおしつけられたら・・・おっきしちゃうんれすけど・・」 荻「おっきして!おっきー!肩車!肩車!」 惠子「すっかり、幼児化しちゃってるよ・・・」 咲「荻上ー!しっかりして!正気を、正気を戻して!とんでもないことになった!あー、水!いや!消火器!ああなんかトラウマが・・・(アタフタオロ...
  • 1月号予想・その七 Bside
    その七 飲み会の様子 Bside 【投稿日 2005/11/18】 カテゴリー-1月号 「うふふふ・・・・。」 もう手がつけられない状態の荻上。まるで裏時乃・・・。 「せーんぱーいはー、なーにやってるんですかねー?」 そういいながら、向こうの部屋に突入しようとする。 「ちょ、ちょっとまてー!」 咲はそういって止めようとしたが、ときすでに遅し! バン! 扉の開いた先には、斑目に切々と何かを語っている笹原がいた。 もうすでに相当量飲んでる様子だ。 「あ、先輩ものんでたんですかー?」 「荻上さんもー?」 「もちろんですよー、うふふふ・・・・。」 「あははは・・・・。」 変な笑い声を上げる二人。 誰もその奇妙な光景に手出しもできず、立ち尽くしていた。 そして、次の瞬間! 「さっさはらさ~ん!」 「おっぎうえさ~ん!」 妙に...
  • 6月号補完・その一
    その一 【投稿日 2006/04/26】 カテゴリー-6月号補完 斑「よう」 笹「あ、斑目さん。こんちわ」 斑「撮影会、これから?」 笹「そうなんですよ。なんか大野さんが張り切っちゃってすごいですよ」 斑「へえ…」 斑「でも、まだ信じられんなあ。『あの』春日部さんの撮影会なんて」 満面の笑みの大野。うなだれる咲 タイトル ”げんしけん” 大「それじゃあ、撮影会は三人だけで行いますので」 笹「はいはい」 斑「あー、そうなんだ」 朽「ブー。はんたーい。ボクチンにも撮らせろー」 荻(咲先輩大丈夫かな…) 荻「じゃあ、行きますか」 笹「そうだね」 斑「ほれ行くぞ」 朽「なんでダメなんですか、ボクチンだってカメラには結構自信があるですよ!」 大「それでは皆さん!撮影後にお会いしましょ~」 ...
  • 6月号補完
    6月号補完 その一 その二 TOP
  • 6年1組カスカベ先生・その1
    6年1組カスカベ先生・その1 【投稿日 2006/08/26】 6年1組カスカベ先生 「なあ、知ってるか?今日新しいセンセイが来るんだって」 口から泡を飛ばしながらヤナが聞いてくる。 いつも戦車のマンガとか描いてるばっかりのくせに、 どうしてこういう情報は早いんだろうか。 ハルノブは心中溜息をつきつつ、後ろの席の友人に振り向いた。 「知ってるよ、きょーいくじっしゅーせー、だろ?」 「なんだ知ってたのか。つまんねー」 「知ってちゃ悪いか。」 軽くにらみを効かせつつ、こっそり持参したコミックブンブンに再び集中しようとしたが、 「だーから聞けって!」 ペンシルロケットで首筋をつつかれ、再びヤナに向き直った。 ヤナの話では、じっしゅーせいの先生はしーおう大とかいう都会の大学から2週間だけ 実習にやってきたらしく、職員室でちらっと見た限...
  • 6年1組カスカベ先生・その2
    6年1組カスカベ先生・その2 【投稿日 2006/08/26】 6年1組カスカベ先生 「なんであたしはこんなとこに居る・・・」 某県某市某田舎小学校6年1組の入口で、春日部咲はぼそりと呟いた。 話は2ヶ月前に遡る。 この春で4回生となった咲は、1年後に迫った卒業を前に忙しい日々を送っていた。 必要単位は既に修得済み。ゼミ、卒論の準備は勿論のこと、 ”オリジナルブランドのショップを開く”という長年の夢を叶えるべく、 大学で培った知人友人コネツテカネをフルに活用。 原材料と販路確保にやっと漕ぎ着けるところまできていたのだ。 交渉事は元々得意な咲ではあったが、ここ暫くの断続的なフル稼働に 流石に疲労を隠せなかった。 勿論、目標に向かってひた走る彼女にとっては、その疲労すら心地よいものではあったのだが。 そんなこんなで。 咲...
  • 6月号補完・その二
    その二 【投稿日 2006/04/26】 カテゴリー-6月号補完 P1. 斑「よう笹原」 笹「あ、斑目さん」 会議室に顔を出した斑目は、椅子を運んでいた笹原に話かけた。 ちょうど会社の昼休みの時間だった。 会議室の中では朽木もマメに手伝っている。最近朽木は、大野さんのコス衣装を運ぶのを手伝ったり、何かと働いてくれている。 斑「おお、やってるなー」 笹「朝から設営で、みんな借り出されてます(苦笑)」 斑「…で?春日部さんは来てんの?」 笹「ええ、今回はちゃんと逃げずに来たみたいですよ。ようやく観念したみたいで」 斑「へー…」 (春日部さんも丸くなったもんだ…) この前(春日部さんと部室で2人になったとき)も思ったが…。 大野さんは満面の笑みで笑っている。 春日部さんは完全に肩を落としている。 P2.   長...
  • 6年1組カスカベ先生
    6年1組カスカベ先生 【投稿日 2006/08/26~】 カテゴリー-他漫画・アニメパロ 6年1組カスカベ先生・その1 6年1組カスカベ先生・その2
  • 夢のかがり火
    夢のかがり火 【投稿日 2006/05/05】 カテゴリー-斑目せつねえ ベルセルク・夢のかがり火台詞改変 大「本当に写真いらないんですか?」 斑「もう持ってるからそれで十分だし、あれでいい塩梅というかですね」 大「でも・・・」 斑「・・・いや、気にしないで。   ありゃ俺を思ってやってくれた事だし、別にその事で咲さんと   気まずくなってももう卒業なんだし」 大「これで終わりにするおつもりですか?」 斑「・・・そうね、それにあの時は夢中でそれ所じゃなかったけど(汗;」 大「・・・・・・」 斑「それに正直いうと、あの時はこうも思った・・・   みんながやってる事に比べたら俺がやっている事なんて   どうでもいいことなんだって・・・   みんな生きてる事をまるまる賭けられるモノを持ってる。   すごいなって思った、そういうのって...
  • 朽木 12:00
    朽木 12 00  【投稿日 2006/01/03】 げんしけん24 次の瞬間、クッチーは窓際に走った。 咲「(クッチーに抱きついて)ここは3階だー!!」 その瞬間、朽木の顔はテンパり表情から至福の表情へとゆるやかに移り変わった。 朽「お、おお~う・・・・ワタクシの背中に・・・やわらかなふくらみがの感触が・・・・(////)」 キラキラときらめく世界。すでに頭の中では2人はラブラブのカップルだった。抱き合いながら微笑みあう2人…。 脳内で「うふふふ~あははは~リーンゴーン♪(鐘)」のSEまで鳴り響く。ああ・・・・・。 だがしかし、その一言にピキッと凍りついていた咲。部室全体の雰囲気も暗転。   ド  カ  ッ 朽「ま、待っ…!!落ちる!死ぬ死ぬー!」 般若の形相で朽木をガシガシと蹴りまくる咲。 咲「お前なんて死んで詫びろ...
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