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*ファンタシースターII ~還らざる時の終わりに~ 【ふぁんたしーすたーつー かえらざるときのおわりに】 |ジャンル|RPG|&image(526675_2184_front.jpg,http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000148I68/ksgmatome-22/ref=nosim,height=160)[[高解像度で見る>http://www23.atwiki.jp/ggmatome?cmd=upload&act=open&pageid=1047&file=526675_2184_front.jpg]] [[裏を見る>http://www23.atwiki.jp/ggmatome?cmd=upload&act=open&pageid=1047&file=526675_2184_back.jpg]]| |対応機種|メガドライブ |~| |発売元|セガ・エンタープライゼス|~| |発売日|1989年3月21日|~| |定価|8,800円|~| |備考|バーチャルコンソール:2008年1月29日/700Wiiポイント|~| |分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| |>|>|CENTER:''[[ファンタシースターシリーズリンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/408.html]]''| //とりあえず作成。加筆点・修正点あれば対応お願いいたします。 ---- #contents(fromhere) ---- **概要 -プラットフォームをメガドライブ(以下MD)に移した『ファンタシースター』旧シリーズの第2作目。 -本作から全体的にSF的な作風が強くなり、以降のシリーズの方向性を決定づけたともいえる。 -なお本作は当初はマークIII/マスターシステムで開発を行っていたが、主力ハードがMDに移行したのに伴い本作の開発はMDに移行することになった。 --また本作はMD普及の重要な牽引役も担わされ、発売日については絶対死守が命ぜられていた。その為ハードウェアの変更が決まってから企画の練り直しやデバッグも含め、わずか半年間という驚異的なハードスケジュールで制作が行われたというエピソードがある。 --このタイトルはRPGに二重スクロールを取り入れた初の作品であることも指摘しておく。 **評価点 -プラットフォームをMDに移したことによりグラフィックレベルが格段に向上。旧シリーズの戦闘システムの基本がここで確立した。 --テクニックの基本的な命名法則も確立し、アイコンを用いたインタフェースの採用で遊びやすさも向上した。 --敵のアニメーションも大幅に進化。当時のCMでも売りにしていただけあってなかなかにいい動きをしている。また、本作では味方の攻撃グラフィックも追加され、戦闘の見せ方も格段に向上。 ---また敵のアニメーション時間も長すぎる敵がほとんどいなくなり、戦闘のテンポも大きく改善された。 --BGMも名曲ぞろい。後のシリーズにもアレンジバージョンが使われるなど評価は高い。 -キャラクターデザインも前作の少女マンガ的な作画からアニメタッチになり、男子プレイヤーに受け入れやすくなっている。 -パーティメンバーも8人に増えかなりバリエーションが豊富に。キャラクターもかなり特徴が分かれており、能力的な個性も強い。 --キャラクター人気はかなり高く、後にMDの『ゲーム図書館』にて[[パーティーメンバー全員のショートストーリーが配信されていた>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/2030.html#id_8176fc76]]ほど((後にMEGA-CDの『ゲームのかんづめ』及びPS2の『ファンタシースターコンプリートコレクション』に全て収録されている。))。 -本作から3Dダンジョンを廃し、全て2D画面で行動することになった。移動画面も二重スクロール機能を駆使し、立体感のあるダンジョンを演出している。 --しかしながらこの二重スクロールの移動画面が逆に足かせにもなっている。詳細は後述。 -ストーリーは前作の王道系とは異なりかなり影のあるストーリー展開で進行する。 --ストーリー的には中盤からの怒涛の悲劇的展開(尤も、序盤からすでに鬱展開はあるのだが)の連続、さらに黒幕の意外な正体と絶望感・虚無感にあふれたエンディングは今でもファンの間で語り草。この一抹の寂寥感を残すエンディングはこの後のシリーズでも継承されている作品は多い。 ---このエンディグの終わりと同時に起きた黒幕との戦いに関しては長らく語られなかったが、近年になって公式に主人公たちの勝利で幕を閉じたことが明かされた。 **問題点 -ダンジョンの難易度が異常なまでに高く、戦闘の難易度も極めて高い。 --序盤のまだ弱い時期に潜入するダンジョンに全体攻撃を連発する敵が頻出しており、まだダンジョンの難易度は全編通して非常に複雑。 --また移動画面で二重スクロールで天井の配管や濃霧の表現があるが、一部ダンジョンではそれによってダンジョンの通路が見えにくくなっている現象も発生している。 -仲間の参入も問題あり。 --他のRPGのようにイベントがおきて仲間が入るのではなく、ストーリーが進んだ時点で“家にもどると仲間キャラが訪ねてくる”という方式のため。いつ参入してくるかわかりづらい上に、わざわざ最初の街の自宅にもどるハメに。 ---基本的には新しい街に行ったあとで自宅に戻ると仲間が訪ねてくる構成になっている。 -また仲間の性能もバランスが悪い。 --バイオモンスターに強いヒューイは前半は使えても後半メカが出没する頃から役立たずになる。逆にメカに強いカインズはバイオモンスターが出没する前半に役立たずのため最初のうちに鍛えておかないと後半ではレベルが低すぎて役立たずになる。 ---一応フォローしておくと、終盤に出現する魔物系の敵は対生物専用・対機械専用両方のテクニック共に効果があるので、ヒューイはTPの高さを生かしての全体即死攻撃を利用した雑魚殲滅、カインズは対機械専用の高威力テクニックを利用した高耐久力の敵の対処(ボス相手ならTPが続く限りアーミアより有用)で役に立つ。 --結局どんな敵にも安定して強いルドガー・アーミアと後1名(回復役のアンヌか素早さを生かしたアイテム係のシルカ)で鉄板という編成に。 **総評 -MDの立ち上げ時期に出たRPGとしては水準以上の出来であり、本シリーズの世界観や作風、キャラクター性を確立した一つのマイルストーンとなった作品。グラフィック水準・ストーリー評価も非常に高く、本作登場のパーティメンバーも今なお根強い人気を誇るなど、本作が築き上げた功績は非常に大きい。 --特に本作登場のパーティーメンバーの一人であるネイは、その悲劇的な境遇からシリーズ随一の人気を誇り、以降の作品にも武具の名前や重要なキーワードとしてたびたび登場する。 -それだけに開発期間が短くなった影響でバランス面の調整が不十分なために難易度が理不尽なのが悔やまれる。
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