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前回までのあらすじ
リン「だまされるのが悪いんだよハーヒフーヘホ~」



私の瞳と同じ色…




――――――――聖なる侵入―5――――


「ぐっ…ああああああああっ!!!」
 破瓜の苦悶の表情をリンは冷徹に眺めていた。全身をのけぞらせ、絶頂とも苦痛ともとれる綾子の悲鳴に構うことなく、ゆっくりと腰を動かし始めた。
「ひいいっ!ひどい…あぐ、ぐっ、ああああっ!」
 逃げることができないように、綾子の肩はリンの手でがっちりと固定されている。その重みが綾子をさらに追いつめた。
「いやあああっ!壊れる!やめてぇっ」
「入ったじゃないですか、女の体というのは上手くできているんですよ」
 内臓を圧迫され、かき回され、引きずり出される感覚に綾子は泣きじゃくる、内壁を摩擦する灼熱で死んでしまいそうだ。
「本当に処女だったんですね、ほら、見てみなさい」
 自分の竿に絡みついた破瓜の血を指ですくうと、綾子の眼前に差し出した。
「舐めなさい」
 綾子は首を振って拒絶した。
「なかなかのものですよ」
 見せつける様にリンは破瓜の血をしゃぶった、綾子はぶるぶると体を震わせた。
「ぐっ…ぃいれないって…いってたのに…約束したじゃない…ぐっ」
「貴女は本当に男を知らないんですね」
「ひどい…あううっ…こんなのって…ひぃ」
「与えられる快楽をふしだらに貪っていたあなたにはぴったりのシチュエーションじゃないですか」

 いつだって初体験はこうしたいという夢があった。滝川の部屋で、滝川に抱きしめられ、恥ずかしがる自分を滝川は優しく紐解いてくれる。滝川の愛に包まれて、自分は女になるのだ…淡い夢だった。

「ひぎぃっ!せっ…せめて…ああっ…やさしく…してぇ」
 綾子のささやかな夢は、リンのよって容赦なくズタズタにされた。どうしようもなく悲しい。先ほどの愛撫で溢れた蜜が抽速の度にブジュッ…グジュッと哀れむように股間から響く。
「優しく?激しくしての間違いでしょう?スパンキングで感じるような変態がこんなぬるいので満足できるはずがない」
 ギリギリと侵入を拒む女壺を押し広げながら言い放った。
「いい具合に締め付けて来るじゃないですか、はぁ…きつすぎて少し痛いくらいです」
「ぅぐ…あう…ゆるして…あう」
 想像していた「肉を裂かれる痛み」は無い、しかし、直腸と膀胱が圧迫され非常に苦しい。
「…さっき寸前で止めていたから、そろそろ出そうだ」
 綾子は苦痛に顔をゆがめながらリンを見上げた、眉間にしわを寄せ、目を閉じて快感に耐えるリンに疑問の視線を送った。リンは綾子の心情を察し、薄笑いながら答えた。
「くく、恥ずかしい、あなたの媚声を聞きながら、私もふすま越しにオナニーしていたんですよ」
「…う…そ、ぁう…それなのに、私を…責めたの…ひぃ」
 自分と同じ事をしていて、素知らぬ顔で自分を叱責していたのだ。その上自分の声で慰んでいた、許せない、しかし今は何もできない。リンの腰の動き一つで自分は壊れてしまう。
「あなたは本当に男を知らないんですね、調査中5日間ずっと禁欲を強いられてきたこっちの身にもなりなさい」
「いやぁっ…卑怯者…あうっ…」
「安心なさい、責任もってセックスの良さを教えてあげますから」
「それにしても…はぁ…きつい…一旦いかせてください」
 綾子は目を見開いた
「…いくって?…あ」
「大丈夫ですよ、はぁ…どうせすぐ復活する、むしろ今後がやりやすくなる…うぅ」
 腰の打ちつけが早くなる、リンの息が荒い。
「…ぃや…中…中はやめて…いやぁっ」
 逃げようにも、胎内に深々と突き刺さって、どこにも行けない。綾子は必死にリンの胸を押しのけようとした




「巫女と巫蠱道士のこどもなんて、ナルが喜びそうな研究対象ですね」


 不安が決定的な物になると綾子は抵抗の色を強くした。何度胸を叩いても、リンの動きを変えることはできなかった。
「はぁ…そろそろ…くっ」
「いやぁっ!だめぇっ!妊娠しちゃうぅ」



 リンはひときわ強く綾子を抱しめる、途端綾子の中心に熱い物が注ぎ込まれた。
「お願いっ…ひぃーっ、なかはっ…許して、あぐぅ…」

「…ぁう…熱ぅい…はぁ」
 諦めと同時に妙に体が満たされる感覚に、綾子はただ身を投げ出すことしかできなかった。しかし、これで陵辱は終わったのだ、悪い夢を見たと思って忘れよう。
「んんっ…くぅ」
 ずるりと肉棒を引き出され、綾子は身じろいだ、幼女のような性器からごぽりと音を立てて精液があふれ出る、後を追って純潔の証でもある破瓜の血が伝って流れ落ちた。
 こんなものかと、終わってみれば冷めた目で振り返ることが出来た。装束の袴がしわくちゃになっている、あれを片付けなければと身を起こした。
「…んっ…」
 腰と膝に力が入らない、仕方なくヨチヨチと四つんばいで袴のところまで向かい始めた。
 ふと姿見が目に入る、鏡の向こうで男がニタニタと笑っていた――――


「何一仕事終えたような顔してるんです?」
 砕けた腰では逃げ切ることも出来ず、リンにうつ伏せに組み敷かれた。四つんばいの姿勢はそのままに、尻を高く掲げた状態にされた。
「こっこれ以上何を…ひっ!」
 容赦ない一撃が尻に飛んだ。
「さっきから黙っていれば生意気な口を…」
「ひっ…だって…あうっ…さっきイったばかりじゃ」
「ああ、これですか?」
 目の前に猛り狂った怒張を突きつけられた、精液と愛液にまみれ、先端は天井を見上げていた。
「大丈夫だと言ったでしょう、じっくり可愛がってあげますね」
「…ぁぁ…そんなぁ」
 先ほどの打擲で赤く腫れている尻の下に、欲望をたっぷりと注がれた女芯が見えた。無毛の白い膨らみとは対照的に、パンパンに充血した肉びらがはみ出て痛々しい、くつろげるとぽっかりと空いた秘口が見える、中にはまだ精液をモグモグと含んでいた。
「さっきのと今のではまた違った味がしますよ」
 ぬるついたペニスで、綾子のクリトリスから会陰、すぼまった菊穴を上下になぞった。
「ひゃ…やぁん」
 綾子の体に覆い被さるように体を折りたたみ、後ろから形のいい乳房を揉みしだいた。耳にキスしながらリンは呟く―――
「力を抜きなさい、―――綾」



 カッと熱くなった、名前を呼ばれただけなのにどうしてこんなに顔が…全身が熱くなるんだろうかと綾子は戸惑う。無意識に息を吐き、力を抜いた。
「あああん」
 精液の助けもあって、2回目はすんなりと挿入を許してしまった。
「っはっ…いや…こんな犬みたいな…あんっ…あああん」
 根本まで入れず、尿道側を刺激するように浅く抜き挿しを始めた。
「いいじゃないですか、犬。あなたらしい」
 膣内の精液をかき回し、空気を送り込むと、ぐぷっ…ぶしゅっ…と信じられないほど卑猥な音が飛び出す。
「いやぁああっ…音がっ…音が…ああんっ」
「いやらしい音ですね、全部あなたから出てる音ですよ」
「ちがうっ…ちがううぅ…あんっ…あぁん…動かしちゃだめぇ」
 新しい快感に耐えきれずくねくねと尻を振る綾子、乳首はこれ以上ないほどしこり立ち、さらにリンの指にこすられ、脳を伝い秘芯に更なるむずがゆさとなって広がってゆく。
「奥まで入れて欲しいですか?きちんとおねだりしなさい、犬らしく」
「ほっ…欲しくないっ…いぬじゃ…ない…わ…よ」
 内奥が寂しい、さっきの陵辱で懲りたはずなのに、恥知らずに蠢いている。リンは綾子の尻を両手で掴むと一気に引き抜き、またにゅるりと真ん中当たりまで差し入れた。
「はぁ…あああん」
 さっきは力ずくで犯したのに、何故今はそこで止めてしまうのだろうか、不満げにリンを見上げた。
「お願いする気になりましたか?」
「くっ…なにを…そんなこと…ぜったい…あんっ」
 焦らすように抜き挿しを繰り返される、精液がポタポタとこぼれ出し、冷たく太股をなぞった。その感覚ですら胸を締め付ける。こんな屈辱的な格好で弄ばれているのに―――
「随分躰は悦んでいる」
 見透かされたような台詞に目を見開く、責めは激しくなるものの、入り口付近を嬲られるばかりで―――
「足りないのでしょう?」
 ぐちゅっじゅぷっと結合部の音が激しくなる、自分の愛液だ。躰はとうにプライドを捨て、この行為を楽しんでいる。こんなに卑しい躰だったとは―――

「ひゃぁあああん」
 綾子は自ら腰を振って、リンの肉棒を根元まで咥え込んだ。リンは小さく呻き、すぐ綾子の尻をひっぱたいた

「入れて欲しいときはどうしろと言いました?この淫乱なメス犬が!」
「ひっ!ひっぱたかないで!あっ!痛い!ああっ」
 念願のものを奥まで入れられ、更に尻への打擲に、全身が悦びに満ちる。もうだめだ、自分はどうしようもない女なのだ。
「ああっ!ごめんなさい…ごめんなさい…ぁあ」
 口では謝っていても、粘膜は嬉々としてリンの筋張った肉棒に絡みつき、締め付け、快楽を貪った。
「ほらっ!もう一度私にねだりなさい!犬らしく!」
「痛っ!ああ、私のっぁあっ…奥までっ入れて…ぁう…ひぃっ…く…ください」
 ずぶりと最奥まで突き刺され、綾子の背が弓なりに仰け反る。
「ああっ…いやぁ…初めてなのにっ!ああんっ」
「まったくです、初めてのくせにこんなに求めてくるとは…はぁ」
 パンパンと濡れた肉がぶつかり合う、情欲を解放することを許された綾子は、ただひたすらにリンの抽速を受け入れた。
「ひいっ…いいっ…ああ…いいのっ」
 結合の度にぶつかるリンの意外と滑らかな太股が心地良い、樹の精霊とは別種の肉の快感、さらにねだるように腰をくねらせた。
「樹と人間、どっちがいいですか?」
「…ぁ…はぁ…そんな…わからな…ああ」
 尿道側の膣壁の出っ張った部分をリンはグリグリと擦りつけた
「ひっ!いっちゃう!ああっ」
「どっちが…いいんです?」
「ひと…ん…リンがいい…リン」
「…綾…いい返事だ」
 結合したまま、リンは綾子に覆い被さるようにして、肩越しに振り向いた綾子にキスをした。

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