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#divclass(infobox){{ #divclass(countryNameJa){トレス=プトーキオン} #divclass(countryName){Tres Ptokion} |CENTER:&image(Tres_Ptookion2.png,width=110px,height=70px)&br()([[国旗]])|CENTER:&image(.png,width=100px,height=100px)&br()([[国章]])| |>|CENTER:国の標語:楽園にして人類の守護者| |>|CENTER:国歌:古の帝国| |公用語|プトーキオン語| |首都|パルナク| |最大の都市|パルナク| |政府|帝国御前議会| |国家元首の称号|皇帝| |国家元首の名前|帝国宰相| |>|面積| |総計|km&sup(){2}| |水面積率|--| |>|人口| |総計|約-億人| |人口密度|人/km&sup(){2}| |建国|1853年| |国教|大起源| |通貨|| }}  &bold(){トレス=プトーキオン}は惑星レーウスから宇宙へ進出した国家である。[[ジエール帝国連邦]]から売却された技術と、[[サーヴァリア企業連合]]からの投資で念願の宇宙進出を果たし、以後は好景気の波に乗り大国の地位まで上り詰めた。[[ジエール内戦]]により、ジエール帝国連邦が解体され、レーウス宙圏で学者の社会的地位と発言力が低下してからは、暴走を始めたインフルエンサーと市民たちをうまく扇動し、国際的な影響力を圧倒的なものとした。  [[ジエール内戦]]1839年に植民惑星から古代のアーティファクトが発見されたと発表してからは惑星レーウスが人類の起源であり、自らが人類の守護者であると主張し、多くの熱狂的な信者を作り出した。最終的にその熱狂的な信者たちのコントロールを失っていき、非人類の迫害を始めるようになってから多くの敵を生み、対立の末それらに敗退した。 #divclass(indexbox){ 目次 #contents() } *国名  トレス=プトーキオンという国名は、西南地方にあるプトークトという国を由来とする。日本語に直すと、プトーキオン帝国という意味になる。また、"ion"は[[エミュンス語]]では巨大なことを表す名詞の接尾辞であり、[[シンテーア>シンテーア帝国]]人がプトークトの巨大化に合わせ、これをプトーキオンと呼称したことによりそれが逆輸入され正式な国名となった。 *歴史  プトークトの歴史は古く、信頼性の高い最古の歴史書は紀元前1200年前のものが見つかっている。しかし、もとよりそれより前の文明史が存在していたことが長らく示唆されていた。プトークトは惑星レーウスの西南地方に属しており、ここにはムジェゾルズ、ピルディク、カンディロンなどの中規模国家が終結していた。1785年に[[ジエール・ヴァルエルク戦争]]が発生すると、これを機に西南地域は特需景気が発生した。  これらの中規模国家群とレーウス四大国のパワーには大きな差があり、宇宙進出をせずに惑星内のみでの経済活動にとどめていた。しかし、これらの好景気に乗じて連邦国家を形成し宇宙大国の地位を手に入れるというレーウス五大国構想が提唱される。この地域は人種的には近かったものの、民族対立が激しく四大国はこれらの地域の団結はほぼ不可能だと考えていた。  1800年ころになるとプトークトの経済成長は目まぐるしくなり、レーウス四大国からも経済的な意味で一目置かれるようになる。さらに[[ジエール帝国連邦]]が1812年に宇宙航行技術を売却すると、彼らの宇宙への野望は燃え上がった。この技術売却はヴァルエルク、エルトリアに対し痛烈に非難されたが、ビジネスチャンスを逃さない[[サーヴァリア企業連合]]が追い打ちをかけるように投資し、1815年に都市艦プレキドーが完成した。プトークトは西南地域の各国から憧れと嫉妬の的になりながら宇宙進出を果たしたのである。  1818年に新技術を用いた最新の発掘調査が行われ、以前の常識を覆すような古代帝国の存在の可能性が判明したとプトーキオン政府は『宣言』した。これによると西南地域を覆いつくす巨大文明があったことになり、プトークトは民族対立をやめ、宇宙大国としての第一歩を共に歩むよう勧告する。  同地域で憧れと嫉妬の的になっていたプトークトであるが、この頃になると各国に熱狂的なファンが登場し始める。彼らは民族対立をやめ、プトークトを中心に連邦を形成するべきであると主張した。彼らはいわばプトークトオタクたちであり、はじめは売国奴として罵られたが、1822年にさらなる調査により、これが『事実』であると判明すると状況は一変した。社会現象が社会現象を呼び、根強かった民族対立は協力なインフルエンサーたちのインターネット扇動によりかき消されるようになった。翌年の1823年には『西南連合』が発足。これは西南地域で初となる経済的な枠組みである。これにより西南景気という好景気がさらに巻き起こり、サーヴァリアが一極集中的に投資したためバブルが発生した。この西南景気はプトーキオンの外惑星入植の野望を強力に推進し、ジエールの技術売却の下順調に進んだ。1832年に西南連合を併合し、大プトーキオン共和国が成立。  1833年、入植星系から古代帝国の遺跡が見つかったと発表。プトークトは古代宇宙文明の起源を主張した。これの影響を受け1841年にレーウス宙圏では懐古主義ブームが到来し、各国は自国こそが古代帝国の起源であるとマウンティングバトルを開始した。この頃になると、学者の社会的地位は完全に失墜しており、科学的根拠のまったくない主張や、批判がまかり通った。  また、プトーキオン共和国は古代遺跡から発掘された古代宇宙プトーキオン皇帝を復活させたと発表した。1853年に彼を皇帝に即位させ、帝国としてのトレス=プトーキオンが誕生した。 *政治 **政府  プトーキオンの国家元首は皇帝であるが、実権は帝国宰相が握っている。プトーキオン皇帝は星系2で見つかった『古代宇プトーキオン文明』の遺跡から発掘された生命維持装置から見つかったとされている。しかし、ジエール帝国連邦はこれらの古代文明を認めておらず、自国が売却した遺伝子操作技術を応用し、適当に捏造した人造人間ではないかと推測した。  プトーキオンの政府は帝国元老院であり、ここから選出された代表者が帝国御前会議で皇帝の承認を得て執政を行う。しかし、皇帝には何の権限もなく、ただそれに従うだけである。 **軍隊 ***帝国地上軍  帝国地上軍は大気圏内での作戦を遂行する。帝国地上軍は歩兵を主軸として戦闘を行う。歩兵に高性能な装備やアーマーを装備させることにより装甲兵種に対抗する。ドクトリンは奇襲作戦を主に使用する。地上軍は皇帝に対し絶対の忠誠を誓っており、その士気は非常に高い。精神力でコーティングされている彼らは、他の軍ではありえないような決死の奇襲行動を可能にしている。 ***帝国宇宙軍  帝国宇宙軍は大気圏外での作戦を遂行する。帝国宇宙軍は艦隊決戦を好み、大規模な戦力を一点に集中させて作戦を遂行する。また、大型兵器を好み運用する。プトーキオンの超好景気に支えられ作られた巨大戦艦は、圧倒的な攻撃力と防御力を誇り、撃破は非常に困難である。 ***帝国技術軍  帝国技術軍はサイバー空間での作戦を遂行する。ハッキングなどの方法で技術攻撃を行うほか、他国の民衆の扇動を得意とし、反知分子をうまくコントロールし、帝国の支援を支援させている。技術軍は敵国の反知分子を扇動し、ストライキを発生させるなど、敵国の地盤を揺るがす強力な戦術教義を身に着けている。帝国技術軍は政党『帝国優勢会』とつながっている。 **内政  国内の秩序は非常に良好である。これもすべて帝国技術軍の扇動のおかげである。通常の国では民衆のSNSでの無責任さが秩序の悪化を招いているが、プトーキオン帝国はインフルエンサーを『帝国優勢会』が支援しており、政府に反対する人間は隣人から差別されることとなる。  政党は複数存在するが、実のところ『帝国優勢会』以外の政党は民衆のガス抜きであると同時に、反政府分子の『見える化』である。『帝国優勢会』以外の党員は基本的には「足を引っ張るだけの存在」と民衆から批判され続けることとなる。プトーキオン帝国では形だけの民主主義が機能しているが、これは反知的な民衆扇動により支えられているだけであり、実質的に民衆は選択肢を奪われているだけである。 ***帝国優勢会  帝国優勢会は人類ファースト、プトーキオンファーストの政治を行う。サーヴァリアからの投資を引き込み、プトークトを宇宙帝国へと変貌させた帝国優勢会は圧倒的な支持を誇り、民衆は実質的にこの政党以外の選択肢を持たない。民衆は帝国優勢会が議席を失えば「帝国の失墜」を招くと信じ切っている。  帝国優勢会は人類ファーストを推し進め、人類のためのユートピアを作ると宣言しているが、実際のところ民衆の権利の制限を行い統治しやすい国家づくりを推し進めている。圧倒的多数の議席を持っている。 ***貴族派経済同盟  貴族派経済同盟は帝国優勢会と連立を組む与党であり、この政党はセーフである。経済同盟はサーヴァリアやエルトリアと強いパイプがあり、経済面で帝国優勢会を強力にバックアップしている。プトークト共和国はもともと貴族を廃止していたが、帝国の復活とともに貴族制も復活している。2割程度の議席を持つ。 ***民主主義保善党  基本的に帝国優勢会の足を引っ張る揚げ足取りだと思われている民主主義保善党。民衆の福祉の向上、軍事費の削減を主張しているが民衆からはクソ左翼と痛烈に非難されているのも、帝国優勢会の政治工作の賜物だ。それでも1割程度の議席を持っている。「帝国優勢会に入れる」とうそをついて、実は民主主義保善党に入れる人がいるからだ。 ***共産党  共産党は労働者の権利向上と共産主義革命を主張している政党である。基本的に共産党支持層はキチガイであると思われるように政治工作されている。また、ストライキを行っている現場の労働者に支援をするなどの活動も行っているが、ストライキを行うものは職務怠慢だと思われ、その後の求職活動でかなり不利になるのがプトーキオン社会の現実なので残念。議席は6%程度。  社会生活で共産党支持などと言えば十中八九白い目で見られるのでやめよう。 ***学会派倫理向上会  学会派倫理向上会は[[管理主義]]者の派閥である。学者による指導と、行政と経済の再効率化を目指し現在の封建主義統治を加速させ突破すべきであると主張している。また、反知的言動を行うインフルエンサーを痛烈に非難し、民衆に流行性感染症等に対するワクチン接種を訴えるなど、科学的知見に基づいたメッセージを送り続けているが、民衆からは「科学を使って民衆を洗脳、殺戮しようとしているキチガイども」だと思われている。議席は3%程度。それでも投票するはプトーキオンに残ったわずかな良心。 **経済  経済はサーヴァリアからの全面的な投資、エルトリアからの部分的な支援、ジエールからの技術支援を受け驚異の成長率を誇る。サーヴァリア人からは完全に「金の生る木」と思われており、プトーキオンの歴史は急速な発展の歴史である。  経済は強力な財閥によって支えられており、就職競争はかなり厳しい。優良企業に勤められなければ待遇は悪く、反知が渦巻く底辺階級では底辺でのマウントの取り合いが待っているからだ。そんな彼らを中産階級がごみを見るかのように見下ろしているのが社会の構図である。  サーヴァリアの子会社が大規模な企業活動を展開していたが、1870年頃からは経済成長に限りが見え始め、サーヴァリアからの投資が減少した。それからプトーキオンは借金の踏み倒しとレーウス宙圏の支配の為「人類の保護」を名目に戦争の道に進んでいくこととなる。 *国民  人類の守護国を自称しているため、人種の平等が憲法でも保障されている者の、結局はプトーキオン人が第一人種としてふんぞり返っているのが現実である。社会の底辺層では、プトーキオン人というだけである程度マウントが取れる。時代が進むにつれ、非人類種の権利はどんどん失墜していき、最終的には奴隷化や浄化が始まる。 **人類 ***プトーキオン人  同じ人種的特徴を持ちながら、民族対立の激しかったレーウス西南人種はすべて「プトーキオン人」として統合された。彼らは黒みがかった緑色の髪に、黒い目をしており、肌の色は黄色。ただし、エルトリア人に対する謎の憧れから白い化粧をしている者が多い。 ***サーヴァリア人  二等人種として、プトーキオン人にへこへこしているが、彼らのビジネスセンスは圧倒的で、サーヴァリア人の方が金を持っている。そのため犯罪の被害者になりやい。黒みがかった青い髪に、青い目。肌は黄~白。 ***エルトリア人  プトーキオン人からのエルトリアンコンプレックスにより、ファッション広告などは基本的にエルトリア人が担当している。もはやプトーキオン人よりモテるため、名誉人種となっている。金髪に青い目、雪のように白い肌。エルトリア人種であるというだけで、年収が600万リュイン上がるという研究がシンテーア人によって発表されたが、陰謀であるとして否定されている。 ***シンテーア人  技術支援のため定着した。技術家や医師として民衆から歓迎されていたが、ジエールとプトーキオンの対立が深まるとキチガイ・マッドサイエンティストで、プトーキオンを陰から支配しようとしている悪の秘密結社の一味だと思われるようになる。彼らの多くはシンテーア(ジエール)に帰国した。銀髪に銀色の眼、青白い肌。銀髪が白髪のようで顔色はまさに病的な老害人種だと迫害された。 ***他人類  人類だから平等なはずなのに、経済格差やいじめ、差別が横行しているのはどうしてだろうか。彼らは多いが、いつもマウンティングのために利用されてしまう。 **非人類  ※この項目はプトーキオン目線で罵詈雑言になるため、他の創作者の許可を取ってから掲載する。 *プトーキオンのイメージ **歴史的に由緒あるロマン国家  レーウス諸国の中でも、歴史が長く、さらに古代宇宙文明の起源であることからロマン国家であり、宇宙の人類の保護を掲げる等頼りがいのある人類種のよりどころである、と思わせるよう情報工作を頑張っている。実のところ歴史はほとんどが捏造であり、皇帝もジエールの技術を応用して作られた人造人間である。皇帝はその秘密を御前会議の議員たちに握られており逆らえない。真実を知れば、すべてが張りぼての闇国家である。 **銀河のインフルエンサー  圧倒的な情報拡散力、民衆扇動力を誇っている。前述のロマン性からかカリスマ性がすさまじく、一部の貧困にあえぐ宇宙の人類たちは「この現状をプトーキオンが救ってくれる」と信じて心酔している。またインフルエンサーの多くを買収するか、洗脳、手名付けており、各国での社会現象をコントロールしている。 **金の生る木  「投資すれば必ず元が取れる」という信頼だけで投資が相次いでいる。みんなが投資してるし、俺も投資しよっと。と思わせる力がある。ところがどっこい、最後の最後ですべてを裏切り踏み倒すクズっぷり。 **軍事大国  他国へは扇動で内政デバフをかけまくるくせに、自国は超強力な軍隊を保有している。それもまたロマン度を押し上げており、もうすべてがイケイケである。 *関連項目 ・[[大宇宙の国家]] ・[[大宇宙の陣営]]
#divclass(infobox){{ #divclass(countryNameJa){トレス=プトーキオン} #divclass(countryName){Tres Ptokion} |CENTER:&image(Tres_Ptookion2.png,width=110px,height=70px)&br()([[国旗]])|CENTER:&image(.png,width=100px,height=100px)&br()([[国章]])| |>|CENTER:国の標語:楽園にして人類の守護者| |>|CENTER:国歌:古の帝国| |公用語|プトーキオン語| |首都|パルナク| |最大の都市|パルナク| |政府|帝国御前議会| |国家元首の称号|皇帝| |国家元首の名前|帝国宰相| |>|面積| |総計|km&sup(){2}| |水面積率|--| |>|人口| |総計|約-億人| |人口密度|人/km&sup(){2}| |建国|1853年| |国教|大起源| |通貨|| }}  &bold(){トレス=プトーキオン}は惑星レーウスから宇宙へ進出した国家である。[[ジエール帝国連邦]]から売却された技術と、[[サーヴァリア企業連合]]からの投資で念願の宇宙進出を果たし、以後は好景気の波に乗り大国の地位まで上り詰めた。[[ジエール内戦]]により、ジエール帝国連邦が解体され、レーウス宙圏で学者の社会的地位と発言力が低下してからは、暴走を始めたインフルエンサーと市民たちをうまく扇動し、国際的な影響力を圧倒的なものとした。  [[ジエール内戦]]1839年に植民惑星から古代のアーティファクトが発見されたと発表してからは惑星レーウスが人類の起源であり、自らが人類の守護者であると主張し、多くの熱狂的な信者を作り出した。最終的にその熱狂的な信者たちのコントロールを失っていき、非人類の迫害を始めるようになってから多くの敵を生み、対立の末それらに敗退した。 #divclass(indexbox){ 目次 #contents() } *国名  トレス=プトーキオンという国名は、西南地方にあるプトークトという国を由来とする。日本語に直すと、プトーキオン帝国という意味になる。また、"ion"は[[エミュンス語]]では巨大なことを表す名詞の接尾辞であり、[[シンテーア>シンテーア帝国]]人がプトークトの巨大化に合わせ、これをプトーキオンと呼称したことによりそれが逆輸入され正式な国名となった。 *歴史  プトークトの歴史は古く、信頼性の高い最古の歴史書は紀元前1200年前のものが見つかっている。しかし、もとよりそれより前の文明史が存在していたことが長らく示唆されていた。プトークトは惑星レーウスの西南地方に属しており、ここにはムジェゾルズ、ピルディク、カンディロンなどの中規模国家が終結していた。1785年に[[ジエール・ヴァルエルク戦争]]が発生すると、これを機に西南地域は特需景気が発生した。  これらの中規模国家群とレーウス四大国のパワーには大きな差があり、宇宙進出をせずに惑星内のみでの経済活動にとどめていた。しかし、これらの好景気に乗じて連邦国家を形成し宇宙大国の地位を手に入れるというレーウス五大国構想が提唱される。この地域は人種的には近かったものの、民族対立が激しく四大国はこれらの地域の団結はほぼ不可能だと考えていた。  1800年ころになるとプトークトの経済成長は目まぐるしくなり、レーウス四大国からも経済的な意味で一目置かれるようになる。さらに[[ジエール帝国連邦]]が1812年に宇宙航行技術を売却すると、彼らの宇宙への野望は燃え上がった。この技術売却はヴァルエルク、エルトリアに対し痛烈に非難されたが、ビジネスチャンスを逃さない[[サーヴァリア企業連合]]が追い打ちをかけるように投資し、1815年に都市艦プレキドーが完成した。プトークトは西南地域の各国から憧れと嫉妬の的になりながら宇宙進出を果たしたのである。  1818年に新技術を用いた最新の発掘調査が行われ、以前の常識を覆すような古代帝国の存在の可能性が判明したとプトーキオン政府は『宣言』した。これによると西南地域を覆いつくす巨大文明があったことになり、プトークトは民族対立をやめ、宇宙大国としての第一歩を共に歩むよう勧告する。  同地域で憧れと嫉妬の的になっていたプトークトであるが、この頃になると各国に熱狂的なファンが登場し始める。彼らは民族対立をやめ、プトークトを中心に連邦を形成するべきであると主張した。彼らはいわばプトークトオタクたちであり、はじめは売国奴として罵られたが、1822年にさらなる調査により、これが『事実』であると判明すると状況は一変した。社会現象が社会現象を呼び、根強かった民族対立は協力なインフルエンサーたちのインターネット扇動によりかき消されるようになった。翌年の1823年には『西南連合』が発足。これは西南地域で初となる経済的な枠組みである。これにより西南景気という好景気がさらに巻き起こり、サーヴァリアが一極集中的に投資したためバブルが発生した。この西南景気はプトーキオンの外惑星入植の野望を強力に推進し、ジエールの技術売却の下順調に進んだ。1832年に西南連合を併合し、大プトーキオン共和国が成立。  1833年、入植星系から古代帝国の遺跡が見つかったと発表。プトークトは古代宇宙文明の起源を主張した。これの影響を受け1841年にレーウス宙圏では懐古主義ブームが到来し、各国は自国こそが古代帝国の起源であるとマウンティングバトルを開始した。この頃になると、学者の社会的地位は完全に失墜しており、科学的根拠のまったくない主張や、批判がまかり通った。  また、プトーキオン共和国は古代遺跡から発掘された古代宇宙プトーキオン皇帝を復活させたと発表した。1853年に彼を皇帝に即位させ、帝国としてのトレス=プトーキオンが誕生した。 *政治 **政府  プトーキオンの国家元首は皇帝であるが、実権は帝国宰相が握っている。プトーキオン皇帝は星系2で見つかった『古代宇プトーキオン文明』の遺跡から発掘された生命維持装置から見つかったとされている。しかし、ジエール帝国連邦はこれらの古代文明を認めておらず、自国が売却した遺伝子操作技術を応用し、適当に捏造した人造人間ではないかと推測した。  プトーキオンの政府は帝国元老院であり、ここから選出された代表者が帝国御前会議で皇帝の承認を得て執政を行う。しかし、皇帝には何の権限もなく、ただそれに従うだけである。 **軍隊 ***帝国地上軍  帝国地上軍は大気圏内での作戦を遂行する。帝国地上軍は歩兵を主軸として戦闘を行う。歩兵に高性能な装備やアーマーを装備させることにより装甲兵種に対抗する。ドクトリンは奇襲作戦を主に使用する。地上軍は皇帝に対し絶対の忠誠を誓っており、その士気は非常に高い。精神力でコーティングされている彼らは、他の軍ではありえないような決死の奇襲行動を可能にしている。 ***帝国宇宙軍  帝国宇宙軍は大気圏外での作戦を遂行する。帝国宇宙軍は艦隊決戦を好み、大規模な戦力を一点に集中させて作戦を遂行する。また、大型兵器を好み運用する。プトーキオンの超好景気に支えられ作られた巨大戦艦は、圧倒的な攻撃力と防御力を誇り、撃破は非常に困難である。 ***帝国技術軍  帝国技術軍はサイバー空間での作戦を遂行する。ハッキングなどの方法で技術攻撃を行うほか、他国の民衆の扇動を得意とし、反知分子をうまくコントロールし、帝国の支援を支援させている。技術軍は敵国の反知分子を扇動し、ストライキを発生させるなど、敵国の地盤を揺るがす強力な戦術教義を身に着けている。帝国技術軍は政党『帝国優勢会』とつながっている。 **内政  国内の秩序は非常に良好である。これもすべて帝国技術軍の扇動のおかげである。通常の国では民衆のSNSでの無責任さが秩序の悪化を招いているが、プトーキオン帝国はインフルエンサーを『帝国優勢会』が支援しており、政府に反対する人間は隣人から差別されることとなる。  政党は複数存在するが、実のところ『帝国優勢会』以外の政党は民衆のガス抜きであると同時に、反政府分子の『見える化』である。『帝国優勢会』以外の党員は基本的には「足を引っ張るだけの存在」と民衆から批判され続けることとなる。プトーキオン帝国では形だけの民主主義が機能しているが、これは反知的な民衆扇動により支えられているだけであり、実質的に民衆は選択肢を奪われているだけである。 ***帝国優勢会  帝国優勢会は人類ファースト、プトーキオンファーストの政治を行う。サーヴァリアからの投資を引き込み、プトークトを宇宙帝国へと変貌させた帝国優勢会は圧倒的な支持を誇り、民衆は実質的にこの政党以外の選択肢を持たない。民衆は帝国優勢会が議席を失えば「帝国の失墜」を招くと信じ切っている。  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経済はサーヴァリアからの全面的な投資、エルトリアからの部分的な支援、ジエールからの技術支援を受け驚異の成長率を誇る。サーヴァリア人からは完全に「金の生る木」と思われており、プトーキオンの歴史は急速な発展の歴史である。  経済は強力な財閥によって支えられており、就職競争はかなり厳しい。優良企業に勤められなければ待遇は悪く、反知が渦巻く底辺階級では底辺でのマウントの取り合いが待っているからだ。そんな彼らを中産階級がごみを見るかのように見下ろしているのが社会の構図である。  サーヴァリアの子会社が大規模な企業活動を展開していたが、1870年頃からは経済成長に限りが見え始め、サーヴァリアからの投資が減少した。それからプトーキオンは借金の踏み倒しとレーウス宙圏の支配の為「人類の保護」を名目に戦争の道に進んでいくこととなる。 *国民  人類の守護国を自称しているため、人種の平等が憲法でも保障されている者の、結局はプトーキオン人が第一人種としてふんぞり返っているのが現実である。社会の底辺層では、プトーキオン人というだけである程度マウントが取れる。時代が進むにつれ、非人類種の権利はどんどん失墜していき、最終的には奴隷化や浄化が始まる。 **人類 ***プトーキオン人  同じ人種的特徴を持ちながら、民族対立の激しかったレーウス西南人種はすべて「プトーキオン人」として統合された。彼らは黒みがかった緑色の髪に、黒い目をしており、肌の色は黄色。ただし、エルトリア人に対する謎の憧れから白い化粧をしている者が多い。 ***サーヴァリア人  二等人種として、プトーキオン人にへこへこしているが、彼らのビジネスセンスは圧倒的で、サーヴァリア人の方が金を持っている。そのため犯罪の被害者になりやい。黒みがかった青い髪に、青い目。肌は黄~白。 ***エルトリア人  プトーキオン人からのエルトリアンコンプレックスにより、ファッション広告などは基本的にエルトリア人が担当している。もはやプトーキオン人よりモテるため、名誉人種となっている。金髪に青い目、雪のように白い肌。エルトリア人種であるというだけで、年収が600万リュイン上がるという研究がシンテーア人によって発表されたが、陰謀であるとして否定されている。 ***シンテーア人  技術支援のため定着した。技術家や医師として民衆から歓迎されていたが、ジエールとプトーキオンの対立が深まるとキチガイ・マッドサイエンティストで、プトーキオンを陰から支配しようとしている悪の秘密結社の一味だと思われるようになる。彼らの多くはシンテーア(ジエール)に帰国した。銀髪に銀色の眼、青白い肌。銀髪が白髪のようで顔色はまさに病的な老害人種だと迫害された。 ***他人類  人類だから平等なはずなのに、経済格差やいじめ、差別が横行しているのはどうしてだろうか。彼らは多いが、いつもマウンティングのために利用されてしまう。 **非人類  ※この項目はプトーキオン目線で罵詈雑言になるため、他の創作者の許可を取ってから掲載する。 *プトーキオンのイメージ **歴史的に由緒あるロマン国家  レーウス諸国の中でも、歴史が長く、さらに古代宇宙文明の起源であることからロマン国家であり、宇宙の人類の保護を掲げる等頼りがいのある人類種のよりどころである、と思わせるよう情報工作を頑張っている。実のところ歴史はほとんどが捏造であり、皇帝もジエールの技術を応用して作られた人造人間である。皇帝はその秘密を御前会議の議員たちに握られており逆らえない。真実を知れば、すべてが張りぼての闇国家である。 **銀河のインフルエンサー  圧倒的な情報拡散力、民衆扇動力を誇っている。前述のロマン性からかカリスマ性がすさまじく、一部の貧困にあえぐ宇宙の人類たちは「この現状をプトーキオンが救ってくれる」と信じて心酔している。またインフルエンサーの多くを買収するか、洗脳、手名付けており、各国での社会現象をコントロールしている。 **金の生る木  「投資すれば必ず元が取れる」という信頼だけで投資が相次いでいる。みんなが投資してるし、俺も投資しよっと。と思わせる力がある。ところがどっこい、最後の最後ですべてを裏切り踏み倒すクズっぷり。 **軍事大国  他国へは扇動で内政デバフをかけまくるくせに、自国は超強力な軍隊を保有している。それもまたロマン度を押し上げており、もうすべてがイケイケである。 *関連項目 ・[[大宇宙の国家]] ・[[大宇宙の陣営]]

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