リュイムのカード

物語

 リュイムは黄金の神で、山の神マイオットの子の一人です。リュイムは守銭奴で、黄金が大好きでした。リュイムは商才に溢れ、黄金を報酬として人々に渡し、さらに多くの黄金を手に入れます。黄金は黄金を呼び、リュイムは黄金の城を建設するに至るのです。はじめリュイムは博愛精神にかけ、自分のために仕事をできる者にのみ黄金を与えます。リュイムに気に入られた人間は黄金を手にすることができるため、多くの人間たちがリュイムを崇拝します。リュイムの力により金は通貨としての価値を持ち、人間たちの中で流通し始めます。黄金が人間たちの中に通貨として浸透していくうちに、リュイムと黄金の城は他のどの神よりも信仰心を集めます。他の神はリュイムを快く思ってはいませんでした。
 ある日、月の神フォーシュはリュイムに黄金が輝いて見えなくなる魔法をかけます。リュイムは本当に大切なものが何かやっとわかりました。それは人間たちと築き上げた信頼関係です。リュイムは美しく見えなくなった黄金を困っている人々にも分け与え、最後には黄金の城と力を失い疲れ果て、倒れてしまいます。最後に彼を囲んでくれたのは感情のない黄金ではなく、人間たちの愛でした。

カードの意味

 リュイムのカードは金銭的豊かさだけでなく、すべての豊かさを表します。

正位置

金銭的豊かさ、精神的豊かさ、金銭を超えた友情、金銭を超えた愛情、信頼できるビジネスパートナー、ビジネスチャンス、金運アップ

逆位置

金運ダウン、お金が無くなればすべて失う、お金でつながれた関係、金銭目的の愛情や友情はお金によって裏切られる

関連項目

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最終更新:2019年10月04日 23:44