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2012 総評 - (2013/02/28 (木) 04:43:04) の最新版との変更点

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#contents() *総評案1 大賞:キミカレ ~新学期~ >2011年・・・乙女の国は戦国時代を迎えていた。 >「中立であれ」という鋼の掟は信者とアンチという巨大勢力を前に崩落し、罵言雑言すらも飛び交う >無法地帯と化していた。 >年を跨いで梅雨の頃、かつて乙女の国に於いて栄華を極めた老舗コーエーの人気シリーズ最新作 >「遥か5」が頂点に輝いた。 >こうして長きに渡った乱世は多少の遺恨を残しつつも終焉を迎える。 >そしてようやく訪れた2012年。それでは、兵達の夢の跡から立ち上がった猛者達を紹介していこう。 > >まずはじめに名乗りを上げたのは、1月13日発売の >「TOKYOヤマノテBOYS SWEET JELLY BEANS(Rejet)」。 >2011年に発売されたTOKYOヤマノテBOYSシリーズのファンディスクである。 >「運命の運命の7日間恋愛AVG」というジャンルにも関わらず7日間ストーリーがあるのは11人中たったの >2人だけ、残りの9人は3×3グループに分かれたグループEDしかなく、期間も3日目で強制終了するという >詐欺広告が話題となった。 >2010年に話題となった有料体験版商法かと思われたが、後に判明した事柄からこれがれっきとした完成品 >であることが証明され、質の悪さが露呈した。 >その他前作よりも劣化したシステム、1日でフルコンプ可能という薄っぺらい仕様、ご覧の有様だという >出来にも関わらず値段は本編の倍近くする等、 >2011年の延長戦ですっかり空気となってしまったが、十分にクソゲーの資質は持ち合わせているだろう。 > >次に、奇しくも上記のヤマノテBOYSと同日発売の >「うたの☆プリンスさまっ♪Debut(制作:ブロッコリー)」。 >アニメ化されるほどの人気を博した「うたの☆プリンスさまっ♪」の続編に当たる今作がまさかの >エントリーとなった。 >それもそのはず。恋人同士の甘いストーリーを期待して蓋を開けると、前作の明るさが嘘のように >陰鬱なストーリーが待っていたのだから。 >主人公は恋愛ED以外では完全に傍観者で、先輩と呼ばれる新キャラが美味しいところを総じて横取り >している始末。 >正当な続編のはずなのにキャラや主人公の性格は改悪され、BLを意識しているかのような展開すらもある。 >この「愛があるほど辛くなる」シナリオに多くのファンが涙し、憤り、シリーズ卒業を決意した。 > >春の陽気と憎き花粉が訪れた4月の12日。 >「エルクローネのアトリエ(ガスト×オトメイト)」が満を持して発売された。 >男女を問わない人気作であるアトリエとのコラボ作ということで注目を集めたが、蓋を開けてみれば >持ち味である調合はボタン一つで完了というあっさり仕様。 >2回も延期をしたにも関わらず、当初は入れる予定だったであろうシーン再生ボタンがごっそりと削られて >おり、メインシナリオは金太郎飴。 >シナリオ中に未消化の謎や伏線が存在し、エンディングで「この話はまた別の機会に」と表示されるなど >明らかにFDを前提としたシナリオが目立つ。 >今作で一番の厄介者とされたのが、特定キャラが好感度1位2位の場合に起こるバグだ。 >ループバグと呼ばれるこのバグはなんと最終イベント中に発生し、以後会話がループするという恐ろしい >ものである。 >遭遇した時点で好感度の順位を変えられる時点でのセーブデータがあればよいのだが、それが無い場合は >最初からやり直し。 >プレイヤー泣かせのこのループバグ、公式でのアナウンスは一切無いという。 > >乙女ゲー界の無法地帯と称されるもしもしゲー。そこから発掘された6月20日配信開始の >「再会~あなたともう一度~(アクセーラ)」。 >誤字脱字や性描写グロ描写は常とも言われるこの界隈でひっそりとデビューし、年の瀬近くにようやく >日の目を見ることになった年末の異端児である。 >金額にして2,700円相当分のシナリオが無料で読めるという破格のサービスに心躍ったのも束の間。 >衝撃と鬱の無限連鎖が待ち構えていた。 >冬彦さんで有名となったあのドラマを、細かい設定を改変してそのままノベルゲー化したようなシナリオに >眉をひそめることとなり、 >あの冬彦さん以上に残忍な性格の夫と義母による壮絶な主人公虐めに、プレイヤーのハートは主人公と >共にフルボッコにされる。 >しかも今作は「女性向け恋愛シミュレーションゲーム」を名乗っておきながら攻略対象はたった一人しか >おらず選択肢は皆無なのである。 >シミュレーションとは一体なんなのか・・・「これは女性向け恋愛シミュレーションゲームではない。 >ただのケータイ小説だ」という文句がしっくり来る。 > >乙女の国夏の陣in2012。まるで台風のように、とんでもない作品が飛び込んできた。 >7月19日発売の「キミカレ~新学期~(ウインライト×オトメイト)」。 >もはや乙女ゲー的クソゲー界の登竜門となりつつあるもしもしゲー移植作である。 >複数のイケメンに同時告白された!誰を選ぶ?という夢小説のようなコンセプトだが、何故主人公を >好きになったのかが最後までわからないキャラが大半であり、 >中には「近所に引っ越してきたから好きだ」という電波な告白をしてくるキャラまで存在する。 >さらに終盤で大好きだと言ったにも関わらず、BADENDで「遠距離恋愛は無理だから彼氏の件は白紙に >しよう」などと抜かし、ゲームの根本を覆すキャラまで現れた。 >画面がちらつき立ち絵が分身、校内なのに私服、室内なのに雨が降り、キャラの背後にハゲ武将ならぬ >背後霊がいる、立ち絵が影絵になりスチル観賞を邪魔する等「デバック? なにそれおいしいの?」 >とでも言わんばかりの大量のバグは、かの修羅の国を髣髴とさせる有様だ。 >台風の如く上陸してきた今作はスレ内に嵐ならぬ笑いの渦を巻き起こし、ようやくKOTY本来の姿に >戻れたと言っていいだろう。 > >同じく夏の陣。8月30日発売の >「恋戦隊LOVE&PEACE THE P.S.P.~パワー全開!スペシャル要素てんこもりでポータブル化大作戦で >ある!~(サンクチュアリ)」。 >前述のキミカレ同様こちらももしもしゲー移植作であり、2010年に大賞を受賞した戦国LOVERSと原作が >同じというサラブレッドである。 >保志総一郎氏や中井和哉氏といった人気声優を起用しているにも拘らず、スチル以外の場所では端的な >台詞しか喋らないピンポイントボイスに落胆したプレイヤーが続出。 >サブキャラに至っては収録を行ったことすら疑わせるほどボイス量が少なく、ナレーションまでもが >ピンポイントボイスであるという有様。 >質の悪いことにこの件に関して公式には何の記載も無く、発売直前のプレイ動画にて初めてその事実が >明らかになったため、騙されたと感じた人も少なくない。 >そして、全キャラ攻略可能と言いたげな宣伝をしておきながら、実際攻略できるのはメインの4人+サブ >キャラ2人だけという点も看過できない。 >原作である携帯アプリでは、今作の値段6,090円を払えば全キャラ攻略可能に加え、おまけストーリーや >気に入ったキャラの2周目プレイも可能である。 >その詐欺とも言えるような悪質な商法は、豪華声優陣目当ての原作ファンや評判のいいシナリオに釣られて >しまった新規ファンに血の涙を流させる結果となった。 > >最後に10月11日発売の「DIABOLIK LOVERS(Rejet)」。 >原作は同社が制作・販売している同名のシチュエーションCDという異色作である。 >選択肢がほとんどない、尻切れなストーリー、脈絡も無い展開等の報告が届き、ゲーム性の無さが >話題となった。 >しかし今作には選評らしい選評はなく、wikiに載せられている選評とされるものは「選評ではない」と >否定の言葉が届いている。 >そのため「アンチの工作では・・・?」との声が挙がりつつもたびたび議題に上がり、その度に論争を >巻き起こす問題作となった。 > >以上でエントリー作の紹介を終わらせていただく。それでは、今年の大賞を発表しよう。 >2012年乙女ゲー的クソゲーオブザイヤー。その大賞に輝いたのは「キミカレ~新学期~」である。 >ネタバレ必至の定期試験や意味を成さないイベントなど、ゲームとしてやりがいを感じられない要素に >加え、デバッグの怠慢としか思えないバグの数々が決め手となった。 >あまりの酷さに既に名を連ねていたクソゲー達、我こそはと名乗りを上げたクソゲー達は次点の称号を >得ることなく次々と散っていった。 > >最後に、これだけは覚えていてほしい。KOTYとは単なるネタスレであり、そこに地位や権威などといった >大それたものは一切存在しない。 >ただ投下された選評を皆で吟味して笑い、時に議論し、その中で最も酷いと判断された作品を大賞と >呼ぶ――それだけなのだ。 >その点を踏まえると、スレ住人を笑わせてくれたキミカレは大賞を取るに相応しい「笑えるクソゲー」 >であると言えるだろう。 > >では、この総評を〆るにあたり「近所に越してきたから好きだ」という電波な謎告白をしてきた >鈴宮龍太郎の台詞を拝借させていただこう。 > >「いや、その・・・笑えるクソゲーだから、ある意味・・・気になるかもな」 *総評案2 大賞:キミカレ ~新学期~ >日本全体において様々な出来事が起こった2011年。 >乙女ゲーム業界でも例外ではなく、類まれなる猛者が現れては消えていった。 >特にこの年は、致命的なバグや不具合などがなく、シナリオやキャラ設定といった乙女ゲームであるが故に >クソとなる要素で争われ、歴史に新たな1ページを刻んだといっても過言ではない。 >2012年もまた、その1ページに相応しい者達が集まったといえよう。 > >まず先陣を切り現れたのは1月のこと。 >Rejetの『TOKYOヤマノテBOYS SWEET JELLY BEANS』(ヤマノテ) >『ヤマノテ』とは、主人公が年に1度開催される告白大会にプリンセスとなって出場し、9人のイケメンから >様々な告白をされ、台詞やアプローチを見て東京都内No.1の男子高校生を決めるというもの。 >本作は2011年に発売された『ヤマノテ』シリーズのオールスターディスクにあたる。 >前作は攻略キャラクター9人が3人ずつに分割され発売されていたが、今回は9人全員攻略でき、かつ告白大会の >主催者と本編の真相ルートの核を担うキャラも攻略可能となっていて、計11人と恋愛をすることができる。 >そして本作品の謳い文句 > >「全員と合同デートを行なえる、逆ハーレム状態!? >弾けるほど、新鮮で甘酸っぱい―――。 >―――――――今、宝石の様な新しい運命の七日間が幕を開ける!」 > >にあるように、団体戦でのアピール合戦となっている。 >前作とは一味違った、新しい7日間の告白大会にワクワクしたファンも大勢いただろう。 >しかし、蓋を開けてみればほとんどのキャラが実質3日間しかシナリオの収録がされていない。 >その3日間も全て合同デートで埋まり、デートする際の3×3グループも固定で自由に組み合わせることは不可能。 >3日目の夜のデートで明日から始まる個別デートに向けて良い雰囲気になったところで >画面が暗転し、外伝シナリオ開放ついて書かれたシステム文が表示されて終わってしまう。 >恋愛AVGで、メイン攻略キャラクターにも関わらず、恋愛エンディングが用意されていないのだ。 >この恋愛エンディングが存在するのは新規キャラクターの2人で、うち1人はメイン9人同様3日間のシナリオしか >存在しない。 >しかも3日目途中まではそういった素振りをみせることなく、夜のデートで急接近と恋愛過程も存在しない。 >そう、7日間のシナリオが存在するのはたった1人なのだ。 >このようなボリュームであるからして、フルコンプも1日かからない上、スキップを使えば1人15分かからずに >攻略できる。 >にも関わらずフルプライスで世に送り出したRejetは、よほどの自信あったのだと思う。 >「新しい運命の7日間」とはなんだったのか。消えた4日間はどこにいったのか。 >全ては闇の中である。 > >余談だが本作発売後新たにファンディスクが発売されたが、それは2011年に発売されたものの後日談であり、 >本作はこれで完結していることになる。 > >『ヤマノテ』の襲来で盛り上がっていたスレが落ち着いた頃。 >5月の暖かな春の日差しの中スレ住人が穏やかに過ごしていたところにその歌声は響き渡った。 >ブロッコリーからの刺客『うたの☆プリンスさまっ♪ Debut』(うたプリ) >前作『うたの☆プリンスさまっ♪』ではパートナーを選び卒業オーディションに優勝することが目的であったが、 >今作はその1年後から物語は始まる。 >卒業オーディションで優勝を果たし、次なる目標の正式デビューを決める為頑張るキャラクター達。 >前作同様に物語を進めていけば順調にデビューできるかと思いきや、まるで現実のように甘くはなかった。 >前作との大きな違いといえば、個別ルートに入ることによりそのキャラが1番になった前作とは違い、 >ルートに入ったキャラが既にデビューを果たしている他のキャラ達にEDを迎えることでようやく追い付く >形となる。 >その追いつくまでのシナリオも先輩との格の違いを見せつけられ落ち込んだり、オーディションに落ち続けたり、 >決まった仕事が先方の都合でなくなったりと不運が続きなかなかデビュー出来ず、非常に鬱々とした状況が続く。 >また苦しい境遇の中でデビューを目指すキャラを叱咤激励するのは主人公の役割だったはずが先輩や元同室の >友人に摩り替わっており、主人公はただそれを傍観するのみ。 >主人公のミスからデビューが妨げられるルートもあるが、その尻拭いをするのも先輩である。 >恋愛エンディングに辿り着けば「やっぱりお前が居たから頑張れたんだ」とハッピーエンドな終わり方をするが、 >シナリオを総合して見てみても、恋愛以外のエンディングのほうが話がまとまっていたり順調だったりするので >「彼らにはむしろ主人公がいないほうがいいのではないか」と思うようになってくる。 >その恋愛以外のエンディングというのも攻略キャラと先輩や友人といった男同士の>エンディングであり、 >こちらのエンディングになれば必然的に主人公は蚊帳の外となり「これは本当に乙女ゲーなのか」と根本的な >部分で悩まされたプレイヤーは少なからずいたことだろう。 >その他にも各ルートにまんべんなく存在し「Your Darling?」が「Your Daring?」なっているなどの誤字の多さ、 >グラフィックの使い回しなどの手抜き、キャラクターの設定をストーリーの都合で改悪する、音楽や攻略キャラに >対しての主人公の性格・行動の違和感など様々。 >そんな彼らもルート外では先輩と仲良く仕事しあっさりデビューを決めるところを見れば、主人公の存在理由を >思って涙がほろりと出るのはある意味必然なのかもしれない。 > >うたプリの熱気も冷めやらぬ中、6月の梅雨のじめじめと共にそれはやって来た。 >アクセーラの『再会~貴方ともう一度~』(再会) >本作はGREEで配信されているソーシャルゲームである。 >携帯電話を用いたゲームといえば2010年に大賞に輝いた『天下一★戦国LOVERS DS』や、ノミネートとなった >『大和彼氏』や『湘南★初カレDiary』が記憶に新しい。 >ソーシャルゲーム界はいまや無法地帯となっており、様々な作品が入り乱れている。 >もちろん乙女ゲームというジャンルも例外ではなく、本作もそのひとつである。 >この作品で目を引くところは、攻略対象が1人しかいない上、選択肢が存在しない部分である。 >乙女ゲームを含む恋愛シミュレーションゲームとは、プレイヤーの分身である主人公を通じて選択肢や >コマンドで行動を選び、目当てのキャラの好感度を上げていくといったものであるが、そもそも対象が1人しか >いない為なのか選択肢が一切なく、キャラクターが登場しただけで好感度が上がっていく。 >往来のソーシャルゲームのように本作もストーリーが章ごとに分かれており、次章へいくには好感度が100%に >なることが条件となっているのだが、ストーリーを読むだけで勝手に好感度が上がる。 >主人公が選択肢に従わないという作品は過去にもあったが、そもそも従う選択肢すらない乙女ゲームは珍しい。 >だがこれらは序章にすぎず、この作品がクソゲーたる所以は他にある。 >本作の紹介文が > >「異常な愛情の持ち主である誠二と見合い結婚した主人公は、辛く苦しい夫婦生活から逃れ、偶然再会した >高校の同級生、翔(攻略キャラ)と2人で暮らすようになる。」 > >というものであり、一見すると昼ドラなどにありがちな逃避行モノだと思うだろう。 >しかしそれは予想のはるか上をいくシロモノであったと思い知らさせることとなる。 >まず目がいくのは夫である誠二とその母の雪子の異常性と2人に過剰なまでに虐げられる主人公の姿。 >誠二は30代なのに母親のあ~んがないと食事をせず、雪子と一緒にお風呂に入るのが当然であり、雪子の言葉は >全て正しいと確信しているという、異常なまでのマザコンである。 >さらに誠二は異常な性癖の持ち主でもあり、毎晩主人公の首を死ぬ寸前まで絞めたり、意識を失うまで >殴る蹴るの暴行と、誰もが酷いと思う行為の数々を繰り返してくる。 >それだけに留まらず、義母の雪子も主人公に常に精神攻撃を仕掛け、「クズ」や「ゴミ」等の文句は序の口、 >罵言雑言は主人公の両親にまで及び、食事は毎回2人の食べ残しを床に這い蹲って食べさせられる。 >心身ともに弱りきった主人公が体調を崩しても家の掃除をさせたり、無理矢理外出させたりする。 >追い詰められた主人公が実家へ逃げ出すも、先回りした雪子の嘘に騙され激怒した両親に勘当されるという >シーンは数ある仕打ちの中でも特に惨い。 >挙げ句の果てには心の支えであった物を誠二に燃やされ、攻略キャラとの再会を浮気と見なされて裁判に >かけられ心も体もズタボロにされる。 >これらを乗り越えてもなおハッピーエンドを目指すも、同じような厳しい展開が待っているので、 >主人公同様心身ともに疲れきった状態のプレイヤーに耐えうる力は残されているのだろうか。 >またこの作品のテーマが「甘く切ない恋」で、「甘く幸せなストーリーじゃなきゃ認めない! >という人にはオススメできない」と公式ブログでアナウンスされているのだが、本作を嬉々としてプレイする >人がいるのかどうかも怪しい。 >また本作も例に漏れず全年齢対象である。 > >まだ梅雨のじめじめもぬけない日が続き、『再会』の襲来で鬱々とした雰囲気がスレに漂う中、 >毎年恒例となりつつあるあのメーカーから知らせが来たのは7月某日のこと。 >オトメイトの『キミカレ ~新学期~』(キミカレ) >2010年に携帯電話で配信されたソーシャルゲーム「君とナイショの・・・・・・今日から彼氏」が原作である本作は、 >2010年大賞『天下一★戦国LOVERS DS』の再来かとスレ住人を大いに期待された。 >まずストーリーについてだが、ある日突然7人のイケメンから告白されるところから始まる。 >シチュエーションもさることながら、とあるキャラの告白理由も「転校してきてあまり話したことがないけど、 >近所に引っ越してきてから好きだ(大体原文ママ)」といった電波っぷりを発揮しつかみは上々。 >ストーリーも携帯電話乙女ゲーム特有のぶつ切りで、試験が終わった直後に攻略キャラとのテスト勉強イベントが >発生したり、ついさっきまで主人公と話していたのに瞬間移動でもしたのかいつの間にか別の場所で別のキャラと >話していたりと矛盾が発生。 >攻略キャラ達が主人公を好きになった理由も、上記の告白をしたキャラクターは本編で明かされているものの、 >他のキャラクターはエンディングを迎えても明かされることなく終わる。 >システム面でも粗が目立つ。 >スキップやオートといった基本的な機能は搭載しているが、選択肢前のセリフではスキップが必ず止まり、 >その上ボイスを最後まで聞かないとボタン操作さえ反応してくれない。 >ボイスをOFFにすれば飛ばせるだろうと思っても肝心のボイスON・OFF機能は搭載していない。 >PSP版の追加要素として時限選択肢と定期試験があるが、それは単に制限時間が0になるとカーソルがあわせてある >選択肢を勝手に選ぶだけで、「何も選ばなかった場合の選択肢」というものは存在しない。 >またこの時限選択肢と定期試験は共通ルートのみで個別ルートにはなく、これといって追加した意味が >見当たらない。 >定期試験も攻略キャラの好感度を十分に上げているのに、試験の結果がよくないとベストエンディングに >到達できないといった仕様で、1人目の攻略中でも容赦なく共通ルートの内容であるが他のキャラのネタバレを >試験に含めてくるので、ネタバレを好まないプレイヤーには厳しいものとなっている。 >これからもずっと一緒にいようと言いながら、軽蔑し主人公に手を出したら潰すとまで言った父親が >経営する店を、母の遺言でホストとして協力しなければならないからという理由で結局別れることになった時、 >世の乙女達はどんな反応をするのだろうか。 >これでも十分な力を持っているのだが、『キミカレ』の恐ろしさはここからが本番なのである。 >デバッグ?そんなの知らんがなと言わんばかりのバグが本作には存在する。 >8月に夏休み前の準備をしたり、元旦を過ぎてから元旦に初詣に行く約束をするバグ。 >ゲーム内で雨が降ると室内に場所が変わっても振り続け、イベントスチルが表示されても止まないバグ。 >立ち絵が分身してキャラが2人同時に表示されるバグ。 >立ち絵の服装指定ミスで校内にいるのに私服であったり、こちらに近づくと制服→離れると私服に変わる >といったバグ。 >イベントスチルに影絵のように立ち絵が表示されスチルの全体が見れないバグ。 >某修羅の国で伝説となったあのゲームのように攻略キャラの後ろに背後霊のようにキャラが立っているバグ。 >これらの中にはロードしても直らないものもあり、そのストーリーが終わるまでずっとそのままの状態で >続けざるをえないのである。 >ストーリー、システム、バグと隙のない作りに、スレ住人はかつてないほどの盛り上がりを見せた。 >「天下一★戦国Lovers DS」でも何かと話題を呼んだが、本作もなかなかものであると言えよう。 > >以上4作品のノミネートを紹介したところで大賞を発表しよう。 >2012年乙女ゲー的クソゲーオブザイヤー大賞に輝いたのは――――『キミカレ ~新学期~』である。 >本年度も前年同様中身で勝負となったものが多く集まった。 >これは細々としたバグや話の矛盾などはあるが致命的なものはなく、問題なくプレイできるものが >大半を占めた結果である。 >もちろんそれは大変喜ばしいことで、かの勇者が残した「クソゲーなんて1本も出ないのが一番良い」 >の言葉通り実現へと近付いているのではないのだろうか。 >だがそれにはまだまだ問題があるようで、「バグが駄目なら精神を攻撃すればいいじゃない」と >嘲笑うかのように別方向へチェンジしてきた。 >特にこの4作品はプレイヤーの痛いところを的確に仕留めてきており、世界一腕の立つ殺し屋もびっくりの >腕前である。 >中でも特に異色の存在である『再会』にいたっては、既存のドラマと非常に似通った部分が多々あることが >発覚しこれで大賞が決まったかと思われたが、電波で矛盾が多いシナリオに粗が目立つシステム、何より >他のノミネート作品にはなかったバグと笑いを誘いつつプレイヤーの精神をガリガリ削るようにこれでもかと >見せつけてくれた『キミカレ』に軍配が上がり、長きにわたる戦いに幕が下りた。 > >最後に大賞に輝いた『キミカレ』から南千歳の言葉を借り、クソゲーという称号を与えられた彼らの >切実な思いを綴ることで総評を〆たいと思う。 > >「僕はまだ・・・クソゲーでしかないですか?」 *総評案3 大賞:キミカレ ~新学期~(総評案1の修正版) >2011年の乙女の国はまさに諸行無常、この一言に尽きる。 >『遙かなる時空の中で5』『AMNESIA』『葵座見聞録』『オレ様キングダム』――これら4勢力の争いは >年が明けても留まることを知らず。 >「中立であれ」という鋼の掟は、アンチと信者という巨大な義軍に為す術無く崩れ落ち、スレ内は戦場の >如く荒れに荒れた。 >乱戦状態は年を跨いだ皐月の頃にようやく終焉を向かえ、「恋愛が出来ていない」という根本的な理由から >『遙か5』が大賞に輝いた。 >金字塔と称された老舗の看板が失墜する様は、かの有名な一説の如く盛者必衰。おごれるものは久しからず、 >と言うべきか。 >こうして長きに渡った乱世は多少の遺恨を残しつつも終焉を迎えたのである。 > >そして訪れた2012年。 >それでは、兵(つわもの)共の夢の跡に威風堂々と足を踏み入れた猛者達を紹介していこう。 > >2011年度の合戦の影に隠れながらも、今年度第1号のクソゲーが旗印を挙げた。 >その名も『TOKYOヤマノテBOYS SWEET JELLY BEANS(Rejet)』――2011年に発売されたTOKYOヤマノテBOYS >シリーズのオールスターディスクである。 >前作では攻略キャラが3×3のグループに分割されていたが、今回は9人全員かつ新キャラ2人を交えた計11人と >恋愛をすることができる。 >主人公が告白大会のプリンセスなので、11人のイケメンたちから熱烈なアピールを受けまくれるいわば >逆ハーレム状態。 >漫画やドラマにありがちの非現実的な設定に胸をときめかせた方も多いだろう。しかし、蓋を開けた瞬間 >そのときめきは打ち砕かれてしまう。 >「運命の7日間AVG」との謳い文句はまるっきり詐欺広告で、実際に7日間シナリオがあるのは2人だけである。 >前作で攻略可能だった9人も結局は前作と同様の3×3のグループEDしかなく、期間もたった3日間で強制終了。 >前日の夜に急接近しそのまま暗転、外伝シナリオ開放のアナウンス表示であっけなく終了してしまう。 >これは新キャラの1人にも当てはまっており、3日目までは恋愛どころか気にするそぶりすらなかったのに >3日目の夜デートで急接近する。 >彼に関しては「前作で人気だったので攻略可能にしておきました♪」という公式の声が聞こえてくるようだ。 >ちなみに彼、前作では彼女持ちである事が発覚している。攻略対象にする必要はあったのだろうか。 >3日間だけでも自由に行動できればまだ良いのだが、合同デートだけで予定が強制的に埋まってしまうため、 >束縛感が否めない。 >ボリュームがご覧の有様なのでフルコンプは1日もかからない上、スキップを使えば15分かから無いという >お手軽さ。 >こんな出来であるにも関わらず、お値段は前作が3,500円(税込み)だったのに対し通常版で6,980円(税込み) >と何故か値上がりしている。 >何らかの追加要素があるのならば納得が行くのだが、追加要素は新キャラ以外には特に無く、それどころか >前作まではあった攻略対象のブログが削られている。 >明らかな劣化を見せた上でのこの価格・・・完全にぼったくりである。 >今作をフルプライスで購入したプレイヤーは涙を飲んだだろう。 >また今作発売後の4月6月8月にファンディスクが発売されるという情報から、あの戦国でおなじみ有料体験版か >と思われた。 >しかしそこに描かれていたのは9人の攻略対象との後日談であり、結局、消えた4日間が描かれる事は無かった。 >つまり、有料体験版かと疑われた今作は、じつはれっきとした完成品だったのだ。 >一体「運命の7日間」とはなんだったのだろうか・・・消えた4日間の間で主人公と攻略対象に何があったのか・・・ >真相は当人たちのみぞ知る、という事なのだろう。 > >11年度分の大賞も決まり、安堵したスレ住人達。春の陽気に包まれた穏やかなひと時を過ごしたのも束の間。 >春の嵐の如くまさかの一報は訪れた。 >うたプリの愛称でおなじみの「うたの☆プリンスさまっ♪」。 >その続編である「うたの☆プリンスさまっ♪Debut(ブロッコリー)」がクソゲーだったというのだ。 >アニメ化も果たし、関連グッズの売れ行きも上々な人気作がクソゲーのはずは・・・残念ながらあったのである。 >まず、目に付くのは誤字の多さ。単純なものから変換ミスまでどのルートにも平等に誤字がある。 >そんな平等いらなかった。 >加えて、特定の操作をするだけでまだ出していないスチルが見られるようになるというバグ。 >誰か1人でも気付くものはいなかったのだろうか。 >これらの要素は小粒であり、たったこれくらいでクソゲー判定するには心もとない。 >・・・そう、本題はここからなのだ。 >今作の評価を大幅に落下させる最大の要因がシナリオである。 >これは、人気シリーズであればあるほど判断が付き難い。 >単に「自分に合わなかった」というだけでクソゲー認定するプレイヤーも多いからだ。 >だが、その理を持ってしても「これは酷い」と言わしめたのが、今作がクソゲーである証拠と言えるだろう。 >卒業オーディションに優勝し、晴れて恋人同士となった攻略対象と主人公。 >それから一年後、ステージの幕は上がる。 >攻略対象は次の目標である「正式デビュー」へ向けて一歩を踏み出した…のだが。 >主人公や攻略対象のキャラは改悪と言わしめるほど改変されており、前作の明るさが嘘のような鬱々とした >状況がストーリーの大半を占める。 >どんなに明るいキャラでも不運が続いてデビューが出来ない現実や、先輩との格の違いに落ち込んでしまう。 >それを励ますのが無印では主人公の役割だったのだが、今作ではそれを先輩と呼ばれる新キャラや元同室の >友人が横取りしている始末。 >主人公のミスでデビューが妨げられる事もあり、その尻拭いをするのも先輩である。 >主人公はそれを眺めているだけの傍観者に成り下がっている。 >どのルートもその展開のため、攻略を進めていくにつれ主人公の存在価値が薄れてゆき、「彼らは主人公が >いなくてもいいんだ」と涙するプレイヤーが続出。 >恋愛ENDでは予定調和的にいちゃついてくれるが、基本主人公が傍観者のため「お前がいてくれたから頑張れた」 >という台詞が妙に引っかかる。 >シナリオを総合して見ても、恋愛ENDよりも先輩&友情ENDの方が順調にことが進み、よくまとまっている。 >同性の仲間達や先輩に励まされやっと掴めたデビューを見守るだけの主人公。恋人としてはおろか作曲家としても >主人公の存在意義が疑われる結果となった。 >そんな彼らも、個別ルート以外では先輩と仲良く仕事をしていただけであっさりとデビューできてしまう。 >「決して甘くは無い現実」を描いているはずなのに、この差は一体なんなのだろうか。 >やはり「主人公はいない方がいい」のだろうか。 >主人公単体に萌えているプレイヤーや多い中での主人公の扱いの悪さ、アニメファンへのサービスなのか >そこはかとなく漂うBL臭・・・ >「それが愛というならば共に奏でよう」とはよく言ったものだ。彼らにとって「どれ」が愛だというのか。 >「共に」に当たる人物は主人公で合っているのか。もしや先輩の事を指しているんではなかろうか。 >こう感じてしまうのも、もはや必然と言えるだろう。 >「愛があればあるほど辛くなる」今作は、前作ファンアニメファン双方を失望させ、シリーズ卒業を決意させた。 >これもまた必然である。 > >ゲリラ豪雨を連想させる衝撃作がスレに乗り込んできたのは、若葉薫る7月19日のこと。 >乙女の国夏の陣2012の開幕である。 >乙女の国クソゲー界の登竜門となりつつあるもしもしゲー移植作から、 >『キミカレ~新学期~(ウインライト×オトメイト)』が挑戦状を叩きつけてきた。 >複数のイケメンに同時告白された!誰を選ぶ?という夢小説のようなコンセプトだが、何故主人公を好きに >なったのか、何があって告白を決意したのかが全く不明であり、中には「転校してきて日も浅いけど、 >近所に引っ越してきてから好きだ」という理解不能な告白をしてくるキャラまで存在する。 >だが、それでも理由があるだけマシだと言えよう。主人公に惹かれた理由がはっきりと解るのは彼だけで、 >他の攻略対象たちは結局最後まで主人公が好きな理由がわからず終い。 >結果ではなく過程が重視されがちな乙女ゲーにおいて、理由がはっきりとしないのは地味に苛立つ要素である。 >システム面では、移植に当たって追加された時限選択肢と定期試験の粗が目立っている。 >定期試験とは選択形式のミニゲームのようなもので、問題は共通ルート内のイベントから出題される。 >つまり、イベントを見ていなければ解く事が出来ないのだ。 >これらは個別ルートに入っても内容に変化は無く、どのキャラを攻略しても同じ問題ばかりを解く羽目になる >マンネリ仕様。 >しかもこの試験の結果がED分岐にも関わっており、一問でも間違えると例え好感度が最大であろうと >ノーマルエンド一直線の鬼畜仕様となっている。 >時限選択肢に至っては、単に制限時間が0になるとカーソルがあわせてある選択肢を勝手に選ぶだけで、 >「何も選ばなかった場合の選択肢」というものは存在しない。 >しかも時限選択肢があるのは共通ルートの数回のみ。 >中には特に返答が迫られているわけでも無いような場面に反映されているものもある。 >この2つの要素は、一体何のために追加したのだろうか・・・ >上記だけでもなかなかのものだが、今作において論じられるべきはそれらではなかった。 >今作最大の問題点・・・それは「デバック? なにそれおいしいの?」と言わんばかりの多彩な術(バグ)の >数々である。 >修羅の国のとある姫君を彷彿とさせるような、キャラの背後に半透明のキャラが棒立ちしている >「背後霊召還の術」をはじめ、唐突にキャラが分身して2人表示される「影分身の術」、同じく唐突にキャラの >立ち絵が影になり、イベントスチル視聴を妨げてくる「影絵の術」、シナリオ内で雨が降ったら室内だろうが >イベント中だろうが降り止む気配の無い「雨降らしの術」、校内にも拘らずキャラが私服であったり、近づいた >瞬間制服に戻ったかと思ったら離れるとまた私服に戻っていると言う「早着替えの術」、下校しているかと >思ったら何故か教室にいたり、8月なのに夏休み前の準備をしたり、年が明けたと思ったらキャラと初詣の >約束をしたり等、時間軸が狂っている「タイムパラドックスの術」。 >これらのバリエーション豊富なバグは、前述の粗に疲弊したプレイヤーの精神に追い討ちをかけることとなる。 >ちなみにこれらのバグについて公式からのアナウンス等は一切無い。 >追加要素を盛り込んで、限定版まで作ったのに、原作のほうが出来がいい感じさせる今作の衝撃は大きすぎた。 >あまりのインパクトに草不可避な乙女達。 >生み出された笑いが去年の荒んだ空気をじわじわと浄化しつつあったことを、当時はまだ知らない。 > >その後何作か候補が挙がるものの、評価はがっかりゲー止まり。それ以降静寂な日々が長く続いた。 >そんな不作のひと時にも魔物は密かに息づいていたのである。 > >その名は「再会~あなたともう一度~(アクセーラ)」。GREEで配信されている所謂もしもしゲーである。 >梅雨の頃6月20日にひっそりとデビューし、年の瀬近くまで日の目を見る事の無かった異端児が、 >「魔物は遅れてやってくる」と言わんばかりの堂々たるKOTY参戦を果たした。 >誤字脱字や性描写グロ描写は常とも言われる無法地帯からなぜ今作が発掘されたのか――後述を見れば >その理由ははっきりとするだろう。 >今作は恋愛シミュレーションゲームと銘打っておきながら、シナリオ中に選択肢またはそれと思しきものは >まったく存在しない。 >従来のもしもし乙女ゲーのように好感度が100%になったら次の章へ進めるという仕様なのだが、シナリオ中に >少しでも攻略対象が出てくると >もれなく好感度が上がっていくので、この仕様どころか作品内ショップで販売されている好感度UPアイテムにも >全く意味が無い。 >・・・しかし、世の中には「ノベルゲー」というジャンルもある。今作は単にジャンルを間違っただけではないのか。 >そう思った方も多いだろう。だが、安心してほしい。今作の問題点はそこだけではないのだ。 >金額にして2,700円相当分のシナリオが無料で読めるという破格のサービスに心躍ったのも束の間。 >衝撃と鬱の無限連鎖が待ち構えていた。 >まず、主人公はシナリオ中でお見合い結婚をした既婚者であり、攻略対象は高校時代の想い人である >翔しかいない。 >これだけでも今作が乙女ゲーカテゴリで合っているのかが疑われるところだが、問題はこの後だった。 >母親を盲信するマザコン夫の誠二と、息子に異常な愛情を注ぐ義母の雪子による主人公虐めは、吐き気すら >催すほど残虐である。 >誠二による意識を失うまでの殴る蹴るの暴力、死ぬ寸前までの首絞めや蝋燭の火での火炙りなどの肉体的暴行、 >雪子による主人公やその両親への罵言雑言、残飯を犬のように這い蹲って食べさせられるなどといった >精神的暴行。 >これらの仕打ちが毎日繰り返され、心身ともに弱りきった主人公。助けを求めて実家へ逃げるも既に遅し。 >雪子の嘘に騙され両親は激怒。絶縁された直後に心の支えであった思い出の品を誠二に燃やされる。 >今作唯一の良心である翔ですらも主人公の浮気相手として裁判にかけられ、為す術無く陥れられてしまう。 >果たしてここまでの主人公フルボッコは物語に必要だったのであろうか? >そして、人によっては「あれ?どこかで見たような・・・」というデジャブに陥っているのではないだろうか? >実は「冬彦さん」という個性的なキャラで有名になった某ドラマと内容が同じなのである。 >細部に違いはあるものの、序盤の主人公の結婚と虐待から中盤の想い人との逃避行、終盤の展開までも >ほぼ完全に一致しているのだ。 >二作の決定的な違いは「夫に愛情があったかどうか」で、冬彦さんには異性としての異常ながらも深い愛情が >あったのに対し、誠二は「俺の道具と書いておれのものと読む」といったような、所有物に寄せる愛着程度の >愛情しかなかった事が終盤で明らかになる。 >どうせオマージュするのならば、冬彦さんの深い愛情を見習ってほしかったものだ。 >ちなみに今作、エロ描写やディープキススチルなどがありながらも無法地帯の例に倣って全年齢対象と >なっている。 > >以上でノミネート作の紹介を終わらせていただく。それでは、今年の大賞を発表しよう。 >2012年乙女ゲー的クソゲーオブザイヤー。その大賞に輝いたのは「キミカレ~新学期~」である。 >『ヤマノテ』は商法のあくどさは見過ごせないがキャラ崩壊などは無く、選評者を以ってして「良くて >ガッカリゲー悪くてクソゲー」と評され、『うたプリ』はファン泣かせのシナリオやキャラの改悪があるものの、 >歌や音ゲー要素といったファンサービスはなかなか好評であり、『再会』はジャンルはただ間違っているだけで >誤字脱字などは無く、昼ドラが好きな人にはそれなりにウケるだろうと言われた。 >このように、他作品がそれなりの評価を得ているのに対し『キミカレ』はどうだろうか。 >バグのオンパレードに立ち絵や背景の指定ミス、電波なシナリオとキャラクター達、問題ドリル式マンネリ仕様の >鬼畜試験等、「もしもしゲーを純粋移植した結果がこれだよ!」と、言わんばかりの質の悪さが露呈される >ばかり。 >褒められるべき要素の報告は一切出て来ず終いで、夏の勢いそのままに大賞の座に登りつめた。 > >今年は本拠地を移したこともあってか昨年以上にクソゲーの選評が少なく、大賞選出に苦戦を強いられた。 >細々としたバグや話の矛盾などはあるが致命的なものはなく、問題なくプレイできるものが大半を占めた >結果である。 >さらに驚くべき事に昨年の4勢力が送り出したファンディスクは、どれも昨年の問題点が一応修正されている >ことから凡ゲーへとランクアップを果たし、かつて栄華を極めた絶対女王QuinRoseの最新作ですらも >「普通だった」と称されるという展開が待ち受けていた。 >これらの事態は乙女の国ならずクソゲー界にとって嘆かわしくはあるが、同時に喜ばしいことでもある。 >クソゲーなんて一本も出ないのが一番いい―― かの有志が残した名言、住人達の悲願へ一歩ずつ、それでも >着実に近づいている証拠なのだろう。 >しかし、クソゲー達はそう簡単に終わらせてはくれなかった。バグがダメならば・・・と、今度はプレイヤーの >精神へダイレクトアタックを始めたのだ。 >住人とクソゲーとの戦いはまだまだこれからだ! 来年度もご期待ください。 > >最後にこれだけは覚えていてほしい。 >KOTYとは単なるネタスレであり、そこに地位や権威などといった大それたものは一切存在しない。 >ただ投下された選評を皆で吟味して笑い、時に議論し、その中で最も酷いと判断された作品を大賞と呼ぶ―― >それだけなのだ。 >「ぼったくり過ぎ」「キャラ改変絶対に許さない」「もうやめて!プレイヤーのライフはもう0よ!」といった >阿鼻叫喚の数々が飛び交った他3作に対し、 >キミカレはそのバリエーション豊富なバグの数々で、乙女達に笑いを提供してくれた輝かしい功績を持っている。 >そういった意味でも、キミカレは大賞に相応しい「笑えるクソゲー」だったと言えるだろう。 > >では、この総評を〆るにあたって大賞作『キミカレ』より、名前を間違えられたりシナリオが電波だったりと >追加キャラの割に扱いが散々な鈴宮龍太郎の台詞を拝借させていただこう。 > >「いや、その・・・笑えるクソゲーだから、ある意味・・・気になるかもな」 【他 審議中】     ∧,,∧  ∧,,∧  ∧ (´・ω・) (・ω・`) ∧∧ ( ´・ω) U) ( つと ノ(ω・` ) | U (  ´・) (・`  ) と ノ  u-u (l    ) (   ノu-u      `u-u'. `u-u' (総評案は本スレにお願いします)
>日本全体において様々な出来事が起こった2011年。 >乙女ゲーム業界でも例外ではなく、類まれなる猛者が現れては消えていった。 >特にこの年は、致命的なバグや不具合などがなく、シナリオやキャラ設定といった乙女ゲームであるが故に >クソとなる要素で争われ、歴史に新たな1ページを刻んだといっても過言ではない。 >2012年もまた、その1ページに相応しい者達が集まったといえよう。 > >まず先陣を切り現れたのは1月のこと。 >Rejetの『TOKYOヤマノテBOYS SWEET JELLY BEANS』(ヤマノテ) >『ヤマノテ』とは、主人公が年に1度開催される告白大会にプリンセスとなって出場し、9人のイケメンから >様々な告白をされ、台詞やアプローチを見て東京都内No.1の男子高校生を決めるというもの。 >本作は2011年に発売された『ヤマノテ』シリーズのオールスターディスクにあたる。 >前作は攻略キャラクター9人が3人ずつに分割され発売されていたが、今回は9人全員攻略でき、かつ告白大会の >主催者と本編の真相ルートの核を担うキャラも攻略可能となっていて、計11人と恋愛をすることができる。 >そして本作品の謳い文句 > >「全員と合同デートを行なえる、逆ハーレム状態!? >弾けるほど、新鮮で甘酸っぱい―――。 >―――――――今、宝石の様な新しい運命の七日間が幕を開ける!」 > >にあるように、団体戦でのアピール合戦となっている。 >前作とは一味違った、新しい7日間の告白大会にワクワクしたファンも大勢いただろう。 >しかし、蓋を開けてみればほとんどのキャラが実質3日間しかシナリオの収録がされていない。 >その3日間も全て合同デートで埋まり、デートする際の3×3グループも固定で自由に組み合わせることは不可能。 >3日目の夜のデートで明日から始まる個別デートに向けて良い雰囲気になったところで画面が暗転し、 >外伝シナリオ開放について書かれたシステム文が表示されて終わってしまう。 >恋愛AVGで、メイン攻略キャラクターにも関わらず、恋愛エンディングが用意されていないのだ。 >この恋愛エンディングが存在するのは新規キャラクターの2人で、うち1人はメイン9人同様3日間のシナリオしか >存在しない。 >しかも3日目途中まではそういった素振りをみせることなく、夜のデートで急接近と恋愛過程も存在しない。 >そう、7日間のシナリオが存在するのはたった1人なのだ。 >このようなボリュームであるからして、フルコンプも1日かからない上、スキップを使えば1人15分かからずに >攻略できる。 >にも関わらずフルプライスで世に送り出したRejetは、よほどの自信あったのだと思う。 >「新しい運命の7日間」とはなんだったのか。消えた4日間はどこにいったのか。 >全ては闇の中である。 > >余談だが本作発売後新たにファンディスクが発売されたが、それは2011年に発売されたものの後日談であり、 >本作はこれで完結していることになる。 > >『ヤマノテ』の襲来で盛り上がっていたスレが落ち着いた頃。 >5月の暖かな春の日差しの中スレ住人が穏やかに過ごしていたところにその歌声は響き渡った。 >ブロッコリーからの刺客『うたの☆プリンスさまっ♪ Debut』(うたプリ) >前作『うたの☆プリンスさまっ♪』ではパートナーを選び卒業オーディションに優勝することが目的であったが、 >今作はその1年後から物語は始まる。 >卒業オーディションで優勝を果たし、次なる目標の正式デビューを決める為頑張るキャラクター達。 >前作同様に物語を進めていけば順調にデビューできるかと思いきや、まるで現実のように甘くはなかった。 >前作との大きな違いといえば、個別ルートに入ることによりそのキャラが1番になった前作とは違い、 >ルートに入ったキャラが既にデビューを果たしている他のキャラ達にEDを迎えることでようやく追い付く >形となる。 >その追いつくまでのシナリオも先輩との格の違いを見せつけられ落ち込んだり、オーディションに落ち続けたり、 >決まった仕事が先方の都合でなくなったりと不運が続きなかなかデビュー出来ず、非常に鬱々とした状況が続く。 >また苦しい境遇の中でデビューを目指すキャラを叱咤激励するのは主人公の役割だったはずが先輩や元同室の >友人に摩り替わっており、主人公はただそれを傍観するのみ。 >主人公のミスからデビューが妨げられるルートもあるが、その尻拭いをするのも先輩である。 >恋愛エンディングに辿り着けば「やっぱりお前が居たから頑張れたんだ」とハッピーエンドな終わり方をするが、 >シナリオを総合して見てみても、恋愛以外のエンディングのほうが話がまとまっていたり順調だったりするので >「彼らにはむしろ主人公がいないほうがいいのではないか」と思うようになってくる。 >その恋愛以外のエンディングというのも攻略キャラと先輩や友人といった男同士のエンディングであり、 >こちらのエンディングになれば必然的に主人公は蚊帳の外となり「これは本当に乙女ゲーなのか」と根本的な >部分で悩まされたプレイヤーは少なからずいたことだろう。 >その他にも各ルートにまんべんなく存在し「Your Darling?」が「Your Daring?」なっているなどの誤字の多さ、 >グラフィックの使い回しなどの手抜き、キャラクターの設定をストーリーの都合で改悪する、音楽や攻略キャラに >対しての主人公の性格・行動の違和感など様々。 >そんな彼らもルート外では先輩と仲良く仕事しあっさりデビューを決めるところを見れば、主人公の存在理由を >思って涙がほろりと出るのはある意味必然なのかもしれない。 > >うたプリの熱気も冷めやらぬ中、6月の梅雨のじめじめと共にそれはやって来た。 >アクセーラの『再会~貴方ともう一度~』(再会) >本作はGREEで配信されているソーシャルゲームである。 >携帯電話を用いたゲームといえば2010年に大賞に輝いた『天下一★戦国LOVERS DS』や、ノミネートとなった >『大和彼氏』や『湘南★初カレDiary』が記憶に新しい。 >ソーシャルゲーム界はいまや無法地帯となっており、様々な作品が入り乱れている。 >もちろん乙女ゲームというジャンルも例外ではなく、本作もそのひとつである。 >この作品で目を引くところは、攻略対象が1人しかいない上、選択肢が存在しない部分である。 >乙女ゲームを含む恋愛シミュレーションゲームとは、プレイヤーの分身である主人公を通じて選択肢や >コマンドで行動を選び、目当てのキャラの好感度を上げていくといったものであるが、そもそも対象が1人しか >いない為なのか選択肢が一切なく、キャラクターが登場しただけで好感度が上がっていく。 >往来のソーシャルゲームのように本作もストーリーが章ごとに分かれており、次章へいくには好感度が100%に >なることが条件となっているのだが、ストーリーを読むだけで勝手に好感度が上がる。 >主人公が選択肢に従わないという作品は過去にもあったが、そもそも従う選択肢すらない乙女ゲームは珍しい。 >だがこれらは序章にすぎず、この作品がクソゲーたる所以は他にある。 >本作の紹介文が > >「異常な愛情の持ち主である誠二と見合い結婚した主人公は、辛く苦しい夫婦生活から逃れ、偶然再会した >高校の同級生、翔(攻略キャラ)と2人で暮らすようになる。」 > >というものであり、一見すると昼ドラなどにありがちな逃避行モノだと思うだろう。 >しかしそれは予想のはるか上をいくシロモノであったと思い知らさせることとなる。 >まず目がいくのは夫である誠二とその母の雪子の異常性と2人に過剰なまでに虐げられる主人公の姿。 >誠二は30代なのに母親のあ~んがないと食事をせず、雪子と一緒にお風呂に入るのが当然であり、雪子の言葉は >全て正しいと確信しているという、異常なまでのマザコンである。 >さらに誠二は異常な性癖の持ち主でもあり、毎晩主人公の首を死ぬ寸前まで絞めたり、意識を失うまで >殴る蹴るの暴行と、誰もが酷いと思う行為の数々を繰り返してくる。 >それだけに留まらず、義母の雪子も主人公に常に精神攻撃を仕掛け、「クズ」や「ゴミ」等の文句は序の口、 >罵言雑言は主人公の両親にまで及び、食事は毎回2人の食べ残しを床に這い蹲って食べさせられる。 >心身ともに弱りきった主人公が体調を崩しても家の掃除をさせたり、無理矢理外出させたりする。 >追い詰められた主人公が実家へ逃げ出すも、先回りした雪子の嘘に騙され激怒した両親に勘当されるという >シーンは数ある仕打ちの中でも特に惨い。 >挙げ句の果てには心の支えであった物を誠二に燃やされ、攻略キャラとの再会を浮気と見なされて裁判に >かけられ心も体もズタボロにされる。 >これらを乗り越えてもなおハッピーエンドを目指すも、同じような厳しい展開が待っているので、 >主人公同様心身ともに疲れきった状態のプレイヤーに耐えうる力は残されているのだろうか。 >またこの作品のテーマが「甘く切ない恋」で、「甘く幸せなストーリーじゃなきゃ認めない! >という人にはオススメできない」と公式ブログでアナウンスされているのだが、本作を嬉々としてプレイする >人がいるのかどうかも怪しい。 >また本作も例に漏れず全年齢対象である。 > >まだ梅雨のじめじめもぬけない日が続き、『再会』の襲来で鬱々とした雰囲気がスレに漂う中、 >毎年恒例となりつつあるあのメーカーから知らせが来たのは7月某日のこと。 >オトメイトの『キミカレ ~新学期~』(キミカレ) >2010年に携帯電話で配信されたソーシャルゲーム「君とナイショの・・・・・・今日から彼氏」が原作である本作は、 >2010年大賞『天下一★戦国LOVERS DS』の再来かとスレ住人を大いに期待された。 >まずストーリーについてだが、ある日突然7人のイケメンから告白されるところから始まる。 >シチュエーションもさることながら、とあるキャラの告白理由も「転校してきてあまり話したことがないけど、 >近所に引っ越してきてから好きだ(大体原文ママ)」といった電波っぷりを発揮しつかみは上々。 >ストーリーも携帯電話乙女ゲーム特有のぶつ切りで、試験が終わった直後に攻略キャラとのテスト勉強イベントが >発生したり、ついさっきまで主人公と話していたのに瞬間移動でもしたのかいつの間にか別の場所で別のキャラと >話していたりと矛盾が発生。 >攻略キャラ達が主人公を好きになった理由も、上記の告白をしたキャラクターは本編で明かされているものの、 >他のキャラクターはエンディングを迎えても明かされることなく終わる。 >システム面でも粗が目立つ。 >スキップやオートといった基本的な機能は搭載しているが、選択肢前のセリフではスキップが必ず止まり、 >その上ボイスを最後まで聞かないとボタン操作さえ反応してくれない。 >ボイスをOFFにすれば飛ばせるだろうと思っても肝心のボイスON・OFF機能は搭載していない。 >PSP版の追加要素として時限選択肢と定期試験があるが、それは単に制限時間が0になるとカーソルがあわせてある >選択肢を勝手に選ぶだけで、「何も選ばなかった場合の選択肢」というものは存在しない。 >またこの時限選択肢と定期試験は共通ルートのみで個別ルートにはなく、これといって追加した意味が >見当たらない。 >定期試験も攻略キャラの好感度を十分に上げているのに、試験の結果がよくないとベストエンディングに >到達できないといった仕様で、1人目の攻略中でも容赦なく共通ルートの内容であるが他のキャラのネタバレを >試験に含めてくるので、ネタバレを好まないプレイヤーには厳しいものとなっている。 >これからもずっと一緒にいようと言いながら、軽蔑し主人公に手を出したら潰すとまで言った父親が >経営する店を、母の遺言でホストとして協力しなければならないからという理由で結局別れることになった時、 >世の乙女達はどんな反応をするのだろうか。 >これでも十分な力を持っているのだが、『キミカレ』の恐ろしさはここからが本番なのである。 >デバッグ?そんなの知らんがなと言わんばかりのバグが本作には存在する。 >8月に夏休み前の準備をしたり、元旦を過ぎてから元旦に初詣に行く約束をするバグ。 >ゲーム内で雨が降ると室内に場所が変わっても振り続け、イベントスチルが表示されても止まないバグ。 >立ち絵が分身してキャラが2人同時に表示されるバグ。 >立ち絵の服装指定ミスで校内にいるのに私服であったり、こちらに近づくと制服→離れると私服に変わる >といったバグ。 >イベントスチルに影絵のように立ち絵が表示されスチルの全体が見れないバグ。 >某修羅の国で伝説となったあのゲームのように攻略キャラの後ろに背後霊のようにキャラが立っているバグ。 >これらの中にはロードしても直らないものもあり、そのストーリーが終わるまでずっとそのままの状態で >続けざるをえないのである。 >ストーリー、システム、バグと隙のない作りに、スレ住人はかつてないほどの盛り上がりを見せた。 >「天下一★戦国Lovers DS」でも何かと話題を呼んだが、本作もなかなかものであると言えよう。 > >以上4作品のノミネートを紹介したところで大賞を発表しよう。 >2012年乙女ゲー的クソゲーオブザイヤー大賞に輝いたのは――――『キミカレ ~新学期~』である。 >本年度も前年同様中身で勝負となったものが多く集まった。 >これは細々としたバグや話の矛盾などはあるが致命的なものはなく、問題なくプレイできるものが >大半を占めた結果である。 >もちろんそれは大変喜ばしいことで、かの勇者が残した「クソゲーなんて1本も出ないのが一番良い」 >の言葉通り実現へと近付いているのではないのだろうか。 >だがそれにはまだまだ問題があるようで、「バグが駄目なら精神を攻撃すればいいじゃない」と >嘲笑うかのように別方向へチェンジしてきた。 >特にこの4作品はプレイヤーの痛いところを的確に仕留めてきており、世界一腕の立つ殺し屋もびっくりの >腕前である。 >中でも特に異色の存在である『再会』にいたっては、既存のドラマと非常に似通った部分が多々あることが >発覚し、スレ内で大きな話題となり大賞の座が争われたが、電波で矛盾が多いシナリオに粗が目立つシステム、 >何より他のノミネート作品にはなかったバグと笑いを誘いつつプレイヤーの精神をガリガリ削るように >これでもかと見せつけてくれた『キミカレ』に軍配が上がり、長きにわたる戦いに幕が下りた。 > >最後に大賞に輝いた『キミカレ』から南千歳の言葉を借り、クソゲーという称号を与えられた彼らの >切実な思いを綴ることで総評を〆たいと思う。 > >「僕はまだ・・・クソゲーでしかないですか?」

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