Dies irae -楽しい大歌劇- 18話

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Dies irae -楽しい大歌劇- 18話 - (2012/12/18 (火) 23:00:08) のソース

- ・・・・ マキナ「マルクトよ・・・見えたか?自分の探し物が?」  -- 名無しさん  (2012-12-18 01:06:26)
- さっぱり無視してマルクトに語りかける  -- 名無しさん  (2012-12-18 01:07:02)
- マルクト「…………ああ、かすかに……見えたよ」  -- 案山子さん  (2012-12-18 01:07:22)
- マキナ「そうか・・・なら、大丈夫だな」  -- 名無しさん  (2012-12-18 01:07:55)
- マキナ「それが『輝き』だ・・・自分自身で、行き着いた、本物の」  -- 名無しさん  (2012-12-18 01:08:39)
- マルクト「く……くふふ……ほんとうに、オレって……バカだな」  -- 案山子さん  (2012-12-18 01:09:01)
- 涙が零れていた。  -- 案山子さん  (2012-12-18 01:09:18)
- マキナ「互いに言えたことだ・・・」  -- 名無しさん  (2012-12-18 01:09:45)
- 自分も同じだから  -- 名無しさん  (2012-12-18 01:10:07)
- マルクト「錬金術に……憬れ……母を生き返させる……そのために……禁忌を……犯した」  -- 案山子さん  (2012-12-18 01:10:23)
- マルクト「その報いが……これ、か……ふふふ……ホントに、バカ……だな」  -- 案山子さん  (2012-12-18 01:10:49)
- マキナ「互いに譲れんものがある・・・それは皆同じだ・・・」  -- 名無しさん  (2012-12-18 01:11:41)
- マキナ「だがな・・・・」  -- 名無しさん  (2012-12-18 01:11:53)
- そこで一旦言葉を止める  -- 名無しさん  (2012-12-18 01:13:00)
- マキナ「兄弟・・・言葉を借りるぞ・・・」  -- 名無しさん  (2012-12-18 01:14:51)
- (ああいいぜ?今のこいつなら解るだろ)  -- 名無しさん  (2012-12-18 01:15:36)
- それは誰にも聞こえないはずの声・・・・それはマキナにだけは鮮明に聞こえた  -- 名無しさん  (2012-12-18 01:18:57)
- マキナの渇望は《幻想》ではなく《現実》だ…生けるもの全てが直面する概念に他ならない…故に……  -- 名無しさん  (2012-12-18 02:52:10)
- マキナ「俺たちは現実に生きている。良いこともあれば悪いこともあるし、満たされない渇望(ユメ)を抱えて飢えて生きている。俺たちは永遠になれない刹那だ。どれだけ憧れて求めても、幻想にはなれん」  -- 案山子さん  (2012-12-18 15:23:10)
- マルクト「!?」その言葉に己の胸を拳で穿っているマキナを見た。  -- 案山子さん  (2012-12-18 15:31:41)
- ……レリウス「ハザマ」テルミ「ああ……邪魔はしねえよ。一応な」  -- 案山子さん  (2012-12-18 17:18:14)
- ……マルクト「……ふ、ふふふふふ……なるほ、どなぁ……幻想にはなれない……か。確かに……そうだ、な……俺は進んで、傀儡となった……ユメを、理想を、幻想を求めて……だが、それが過ちであったか。なるほど……英雄……いや、ミハエルよ。俺を最後に正してくれて……アリガトウ」  -- 案山子さん  (2012-12-18 17:53:13)
- マキナ「………アーフ・ヴィーターゼーエン」  -- 名無しさん  (2012-12-18 18:16:03)
- マルクト「ああ……ごめんな……迷惑かけて……そして……さようなら……母さん」最後にそう言い残して、貌がない男は、そのまま風化して消えていった。懐に持っていたであろう巻物と、赤い紅の石だけを残して。  -- 案山子さん  (2012-12-18 18:22:07)
- マキナ「…………」  -- 名無しさん  (2012-12-18 18:37:14)
- マキナはただただ、無言でマルクトが残した巻物と赤い紅の石を見下ろし、片膝をついててに取っていた。  -- 案山子さん  (2012-12-18 18:48:40)
- その時  -- 名無しさん  (2012-12-18 18:51:41)
- マキナ「…………隠れていないで出てきたらどうだ?」部屋の隅の瓦礫を見た。  -- 名無しさん  (2012-12-18 19:08:12)
- マキナ「うまい具合に気配を消せていたのは評価する。何者だ、新手の対戦相手か?」 ???「…………」  -- 名無しさん  (2012-12-18 19:10:55)
- マキナの言葉に、物陰に隠れていた人物は靴音を響かせてゆっくりと出てきた。しかし、  -- 名無しさん  (2012-12-18 19:30:58)
- マキナ「………!?」その人物の顔を見た瞬間、マキナは今までにないくらいの驚愕の表情を顕わにした。  -- 名無しさん  (2012-12-18 19:32:35)
- ???「……………」現れた人物は、軍服に身を包んだ童顔の青年だった。身長や体格から見て二十歳は越えていると思われるが、童顔のためか蓮達と同い年なのではないかと思われるほど幼く見える。  -- 名無しさん  (2012-12-18 19:37:04)
- テルミ『ようようどうよ!久方ぶりの邂逅ってやつだァッ!涙流して感激しろや!懐かしいだろ?なあ英雄さん。なあ鋼鉄の軍人さん!なあ最凶の黒騎士さんよォ!なあ――幕引きの傀儡ちゃんよォ!!』テルミの狂気に塗れた、あれ本来の本性と素が一気に爆発し、彼らの脳髄へ響き渡る。それはさながら人を狂気に貶める厄災(ジャガーノート)。テルミが元来その――塊なのだ。テルミ『さあ――お前たちの情けない悲鳴と叫びと怒りと憎悪と悲哀と歓喜と雄叫びと友情と死と生で!この未曾有劇(ヴァルハラ)に華を添えてくれやァ!!!!!!』  -- 案山子さん  (2012-12-18 20:09:54)
- ……ザミ「あの蛇如きがァ」下級悪魔たちを総てアイアンクローで仕留め終わったザミエルが、壁に鉄槌をぶつけ、粉砕していた。その苛立ちが彼女の纏う炎が証明していた。  -- 案山子さん  (2012-12-18 20:11:47)
- … 蓮(女)「はあっ………はあっ………はあっ………!」その頃、蓮(女)はマキナのもとへ急ぐべく全速力で駆けていた。正直マキナがそう簡単にやられるとは思えないが、あのテルミのかなりの自信は彼女を不安にさせる。一体その人物とは何者なのか……  -- 名無しさん  (2012-12-18 20:20:38)
- そんな彼女の前に―― テルミ「おいおい嬢ちゃん……どこに行く気だい?」壁に寄りかかって腕を組んでいるテルミがいた。ただし、帽子は被っていて表情が見えないでいた。  -- 案山子さん  (2012-12-18 20:22:10)
- テルミ「人が折角楽しみにお膳立てをしてやったんだぜ?俺の苦労と努力を水泡に帰すつもりか?おいおい泣いちゃうぜ?」  -- 案山子さん  (2012-12-18 20:23:08)
- 蓮(女)「テルミ………!!」  -- 名無しさん  (2012-12-18 20:24:09)
- 腕を組んで進行方向にいるテルミは、ただ殺気もなかった。腕を組んだまま、壁に寄りかかっただけだった。  -- 案山子さん  (2012-12-18 20:26:01)
- テルミ「安心しろや……嬢ちゃんには手を出さねえよ。俺もさすがに嬢ちゃんは例外でな。ほかの奴らはまあ殺すが、嬢ちゃんだけは逃がしてやるよ」  -- 案山子さん  (2012-12-18 20:26:52)
- 蓮(女)「ふざけんな。お前の事情なんて知らねえんだよ。俺はマキナのとこに行くんだ」構わずテルミの前を通り過ぎる。  -- 名無しさん  (2012-12-18 20:32:04)
- その首根っこを思いっきり掴んで壁に叩きつけたテルミ。  -- 案山子さん  (2012-12-18 20:33:06)
- 蓮(女)「っ!!」  -- 名無しさん  (2012-12-18 20:34:29)
- テルミ「いい子にしてろや……嬢ちゃんにだけ良い事(・・・)を教えてやる」  -- 案山子さん  (2012-12-18 20:35:06)
- 蓮(女)「………?」  -- 名無しさん  (2012-12-18 20:36:18)
- テルミ「この世界はいずれ消える……消えれば新しい世が生まれる。そのとき――嬢ちゃんがカギ(・・)となる。だからおとなしくしてろや」  -- 案山子さん  (2012-12-18 20:37:01)
- 蓮(女)「なんだと………?」  -- 名無しさん  (2012-12-18 20:37:55)
- テルミはそう言うと蓮(女)を離して、背を向けた。  -- 案山子さん  (2012-12-18 20:38:37)
- テルミ「黙ってここで待つってんなら……俺は一切邪魔しねえと約束してやる」  -- 案山子さん  (2012-12-18 20:39:14)
- 蓮(女)「………」  -- 名無しさん  (2012-12-18 20:39:51)
- そう言うテルミは、今までとは異なった紳士な態度だった。嘘をつく時とは違う、マジメな雰囲気を出していた。  -- 案山子さん  (2012-12-18 20:40:12)
- その雰囲気に圧倒され、蓮(女)は抵抗の力を緩めた。  -- 名無しさん  (2012-12-18 20:43:15)
- テルミ「それでいい……嬢ちゃんには手を出さない。これは本当だ。あのレリウスにも手は出させねえよ」  -- 案山子さん  (2012-12-18 20:43:50)
- … マキナ「…………」  -- 名無しさん  (2012-12-18 20:44:41)
- マキナは彼らしくもなく、愕然と両目を見開いていた。  -- 名無しさん  (2012-12-18 20:49:31)
- そして、  -- 名無しさん  (2012-12-18 20:49:49)
- マキナ「…………バルティ?」 その青年の名を呟いた。  -- 名無しさん  (2012-12-18 20:50:50)
- マキナ「バルティ…………なのか?」 その問いに対し、青年は答える代わりに  -- 名無しさん  (2012-12-18 20:52:57)
- バルティ「…………」スッと右手を前にかざした。 バルティ「………形成(イェツラー)」 マキナ「!?」  -- 名無しさん  (2012-12-18 20:55:30)
- バルティの右手が輝き、『何か』が現れた。見れば彼の右手には質素ながらも上品な造りの小箱があった。  -- 名無しさん  (2012-12-18 20:57:23)
- バルティ「…………」小箱は触れていないにも関わらず、パカッと蓋が開いた。そして、  -- 名無しさん  (2012-12-18 20:58:49)
- 〜♪  -- 名無しさん  (2012-12-18 20:59:21)
- 引き込まれるように美しい、しかしどこか不気味な音色が流れた。どうやら小箱の正体はオルゴールだったらしい。  -- 名無しさん  (2012-12-18 21:00:56)
- マキナ(なんだこの音色は………?)あまりの不気味さに込み上げる吐き気を抑えていると  -- 名無しさん  (2012-12-18 21:08:04)
- 瞬間、周りの景色がグニャリと歪んだ。  -- 名無しさん  (2012-12-18 21:08:48)
- マキナ「!!!?」まるで複数の絵の具が混ざりあうかのように風景が歪んでいく。そして…  -- 名無しさん  (2012-12-18 21:51:02)
- 気がつくと、瓦礫だらけの風景が闘技場へと変わっていた。  -- 名無しさん  (2012-12-18 21:51:49)
- マキナ「・・・・・・・・・ここは・・・・戦場跡(まやかし)か・・・」  -- 名無しさん  (2012-12-18 22:34:09)
- バルティ「…………」  -- 名無しさん  (2012-12-18 22:38:00)
- マキナ「なるほど・・・・それがお前の・・・か」  -- 名無しさん  (2012-12-18 22:42:20)
- ポツリとそう呟く  -- 名無しさん  (2012-12-18 22:42:32)
- バルティの持つオルゴールからは、いまだに音色が流れている。  -- 名無しさん  (2012-12-18 22:44:12)
- マキナ「俺もお前も変わったものだな・・・」  -- 名無しさん  (2012-12-18 23:00:08)
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- 区切っておきました。  -- 14番目の黒円卓  (2012-12-18 12:14:41)
- ありがとうございます。  -- 案山子さん  (2012-12-18 13:11:20)
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