水俣と原発事故

50 名前:名無しさん@お腹いっぱい。(catv?)[sage] 投稿日:2011/05/17(火) 20:57:38.58 ID:aKrrAM+90 [2/8]
統計学者の松原望さんなら、
いまどう考えているか聞いてみたい。
1回しか失敗できない失敗をしてしまった今、
水俣病の教訓がなぜ生きなかったのか。
今さら反省しても遅いのだが、
せめて今から、どう考えて行動すべきなのか・・・

http://www.sanshiro.ne.jp/activity/01/k01/schedule/6_08a.htm
統計学では、データをもとに様々な意思決定を行っていきます。
しかし、環境問題にこの論理を持ってくると、対応が手遅れになってしまうことになります。
被害の結果が出ているにも関わらず、何もしない、
というおかしなことになってくるのです。
私の疑問は、科学的な厳密性というものはそんなに必要なのかということです。
ここで出てきている「科学的」ということは、対応を行わない根拠として使われているのです。

環境問題については、データは不十分、より正確に言えば、
「データを出さない」という場合が往々にしてみられます。
どうかみなさん、「データがないから何もしない」ということは、科学の悪のイデオロギーとしてとらえてください。

私は水俣には3度ばかり行ったことがあります。
様々な資料から分かった当時の化学工業に対する人々の考え方は、
「有害排水でも大海に排出すれば稀釈されて問題ではなくなる」というものでした。

アセチレンからアセドアルデヒドをつくっていたのです。
このとき、アセチレンに水をくっつけるのですが、その触媒に無機水銀を使っていたのです。
ここで触媒作用を果たした無機水銀が有機化して、メチル水銀の形になって排出されることになったのが、
水俣病の原因でした。
チッソは、「私たちは無機水銀を使っているからメチル水銀被害とは関係ない」ということを言っていました。
したがって、チッソを追求するためには患者側が「無機水銀とメチル水銀」との関係を証明しなければいけなくなったのです。
こんなこと、患者側が研究することができるはずないでしょう。
というわけで原因は「わからない」ということになったのです。「データが不十分」な状態ですね。
したがって、厚生省は患者が出ていながら規制をかけないという期間を30年も費やすことになったのです。

水俣病は最終的にはとても悲惨な結果になりました。
患者の被害が悲惨になっただけではなく、コミュニティーがズタズタになってしまったのです。

家族の中で父親は補償金をもらい母親がもらわない、
お隣さんはもらったが、誰々はもらってない。
こういうお金の問題がからんでくることによって、
コミュニティーの関係が壊されていったのです。
水俣病の保証をもらうべきで、認定されていない人たち(=症状はあるが、認定に該当せず、補償がもらえない)
もいました。
この人々が訴訟を起こし、それに対して、平成1年、行政により陳謝がなされました。
未認定患者の救済を政治的に解決しようということです。
しかし、これがなされたのは平成1年ですよ。猫が死に、水俣の被害が見られ始めたのが昭和10年ですよ。
平成1年まで何年かかりましたか?50年以上も経って、やっとです。この50年間、行政は何をしてきたのでしょうか。

最近『水俣病の悲劇を繰り返さないために』(平成11年12月)がまとめられました。
水俣病に関する社会科学的研究会をつくり、橋本先生始め、法学、医学、経済、社会学・・・
の研究者が共同でこの問題について考えてきました。

最近になって西村先生は、退官後、科学工学的に水俣病に関する研究成果を発表しました。
これは、大変細かい内容で、水俣病に関する全メカニズムが記されています。
しかし水俣病が起こっていた当時は、東大工学部でチッソを研究する研究はタブーだったわけです。

今日も、同じことがどんどん繰り返されています。HIV訴訟でも同じ論理が繰り返されています。
「なんのためにサイエンスを勉強しているのか」これを意識しなければいけないと考えています。


「千葉県市原市の核燃料物質施設~水俣病」
http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-387.html
このブログで、政府資料で明らかになった、チッソ石油五井工場が核燃料を持っていたことから水俣病へとたどり着いています -- (名無しさん) 2011-05-30 11:38:56


【重松逸造】がどのようなことをしてきたかも新聞などでも概要は伝えられています。
  • 「環境庁の水俣病調査中間報告「頭髪水銀値は正常」、論議必至。(一九九一年六月二三日付読売新聞)重松氏は水俣病の調査責任者で、水俣病被害者とチッソの因果関係はないと発表したのです。
  • 「黒い雨「人体影響認められず」広島県、広島市共同設置の「黒い雨に関する専門家会議」(座長・重松逸造・放射線影響研究所長、十二人)は、十三日、「人体影響を明確に示唆するデータは得られなかった」との調査結果をまとめた。(一九九一年五月一四日付毎日新聞)ここでも重松氏は調査責任者。
  • 「イタイイタイ病について環境庁の委託で原因を調査していた「イタイイタイ病およびカドミウム中毒に関する総合研究班(会長・重松逸造放射線影響研究所理事長)とし、イ病の発症過程を解明するに至らなかった。イ病では、認定患者百五十人のうち、既に百三十四人が激痛の中で死亡している」(一九八九年四月九日付読売新聞。)
  • 岡山スモンの記録「スモン研究の思い出。前厚生省スモン調査研究班々長重松逸造。結局は後で原因と判明したキノホルムに到達することができませんでした」重松氏はスモン調査の責任者でありましたが、キノホルムの因果関係はないと発表していたのです。
  • 九三年一月一三日、岡山県の動燃人形峠事業所が計画している大規模な回収ウラン転換試験の安全性を審査していた「環境放射線専門家会議」(重松逸造委員長)は、ゴーサンを出しました。じつにあらゆる公害問題においての政府・企業の利益になる決定に、重松氏が責任者となっているのが分かります。



229 名前:名無しさん@お腹いっぱい。(茨城県)[sage] 投稿日:2011/06/14(火) 19:15:09.58 ID:JSWXW/sx0 [1/4]
高岡 滋 st7q 水俣病/神経内科/リハ科/精神科。ノーモア・ミナマタ訴訟原告側証人。
http://twitter.com/#!/st7q

今日は、天草で水俣病検診。33名の受診者の殆どが水俣病特措法での対象地域に居住歴のない住民。
漁業関係の人が多く、全員に四肢末梢優位または全身性の感覚障害あり。他の症状も多くみられた。
対象地域の人と同じ食生活なのに、行政は根拠なしに線引き。福島ではどんな線引きをするのだろうか?

本日の水俣病検診:昭和30年代に症状初発の人もいたが、後年発症の人も…。慢性的低レベル汚染ではすぐに症状は出ない。
初期の汚染遮断・最小化は必須だが、福島では「汚染隠し」と「その場しのぎ」を継続。
行政は毎年5月1日の慰霊式で「水俣病を教訓に」と口にするが、一体何を学んだというのか?

熊本・鹿児島県の水俣病患者数:1932年汚染始まる、56年公式確認、68年約100人、86年>2000人、96年>12000人。
これに加えて今年4月現在、認定申請+特措法申請>43000人。
特措法申請処分状況を行政は未公表。市町別申請数も未公表。申請数増加を危惧か?

水俣病公式確認の1956年、メチル水銀の健康影響の全貌は未知だった。
住民の症状顕在化後、患者数は1968年約100人→今年>5万人と増加。
内部被曝など放射能の危険性に複数見解があるなら、より厳しい基準を重視すべき。
重症のみを水俣病と言う学者に従ったなら、水俣病は闇に葬られていた。

水俣病を診断しないための国側医学者の手法:
自覚症状無視、
複数症状に別々の診断、
所見陽性の要件を根拠なく厳格化、
再現性を過度に強調、
学会の中でニセ患者等の噂を流す、など。
水俣病では住民の毛髪水銀等の汚染指標がなかったが、汚染数値は解釈を変えて切り捨てに使用される危険性を考慮すべき。

水俣病ではマインド・コントロール等を念頭に置いた非常識な施策が多い:
例①補償窓口が複数(公健法、特措法)、
例②保健手帳→被害者手帳移行の際、棄却をちらつかせ一時金無しに誘導、
例③水俣病・判定状況で県、救済終了まで非公表
【毎日新聞6/10 http://mainichi.jp/area/kumamoto/news/20110611ddlk43040569000c.html

808 名前:名無しさん@お腹いっぱい。(静岡県)[sage] 投稿日:2011/06/30(木) 23:39:30.17 ID:3LeFn+WD0 [2/3]
795
それ見て思い出した。@tigercatver2さんが紹介していた
10年前の原田正純さんの講義。
「専門家」についての発言だけでも読む価値あり。

水俣から21世紀へ 原田正純
http://www.sanshiro.ne.jp/activity/01/k01/schedule/5_11a.htm

専門家といわれる人たちは東京・中央にいて、患者を見もせずに
「それは違う」などと判断をする。「自分は聞かれたから答えた
だけだ」といっても、聞かれたからといって専門家として言った
ことは一人で動き出すのです。それをひっくり返すのに30年も
かかるのです。間違っていたならば、そう言って謝ってもらわなくては
困る。それが、専門家は言いっぱなしで責任を取ろうとせずにきた。
専門家が意見を言うことによって、その意見が行政にとりこまれて、
制度として固定していく。それが間違っていた場合のことを考えて
みてください。一度権威者が言ったことをひっくり返すことにどれ
だけの力が必要となるか、分かりますか?その大変さ、つまり自分の
意見のもつ影響力をを専門家は理解しなければならないと考えます。

809 名前:名無しさん@お腹いっぱい。(静岡県)[sage] 投稿日:2011/06/30(木) 23:40:39.73 ID:3LeFn+WD0 [3/3]
808
続き。

本当の専門家とは何かが水俣病のなかで問われたと思います。私自身も
含めて、専門家としての自負がありました。僕らが教えてやる、指導
してやるという気持ちがありましたが、実は本当の専門家ではなかった
のですね。本当の専門家とは、現場で当事者の意見を聞いてそれを自分
のものとして発展させられる人です。ところが、多くの専門家はあまり
聞く耳を持たずに、自分たちの枠・既成の概念・知識に閉じこもっている。

現在でも専門家は非常に重宝がられて、現場に来ずに自分たちの概念で
片づけてしまう危険性がある。水俣病の判断条件を審査する専門委員会
座長は、「僕は水俣病のことは知らないんですよね。みなさんがご存じ
だから。」という。知らないのなら、なぜ委員長をつとめるのか。座長
が決めたことは一人歩きして、何千人という患者を切り捨てていく。
そんな人を専門家とは、僕は呼びたくない。患者を見もしない、現場にも
行かない、「私は何も知らない」といいながら役割を果たしていく専門家
たちを私たちは監視していかなくてはならない。

816 名前:名無しさん@お腹いっぱい。(愛知県)[sage] 投稿日:2011/07/01(金) 01:09:54.57 ID:hhtZ9YpwP [1/4]
808
このスレの意義はそこに書いてあることに尽きると思います。
公害病訴訟、薬害事件、そして広島や長崎で本当は何が起こったのか
全ての日本人は義務教育でしっかり教わってなければいけない。

828 名前:名無しさん@お腹いっぱい。(チベット自治区)[sage] 投稿日:2011/07/01(金) 02:01:09.24 ID:/ZfINir10 [1/2]
香山リカみたいな人間が重宝されていることが間違っている。
808-809
今回の事故が起きたときに、最初に結局水俣病の教訓が生かせなかったと思った
んだよなぁ。
で、その後東大や東工大が御用全開なのを見て「またかよ…」とうんざり。
しかも政治と経済界とマスゴミが結びついてウソばかり言っているしさ。
九州の新聞は水俣と福島を同列にする論調は多かったよ。
821
頭が下がる…東電が素直に受け入れればいいが。

434 名前:名無しさん@お腹いっぱい。(関東・甲信越)[] 投稿日:2011/07/03(日) 20:49:18.22 ID:yCTdP5bGO [3/3]
薬害エイズのときはもう感染した患者はどっちみち同じことだからと汚染された血液製剤が使われ続けた。※エイズ感染すると他の感染症に感染しやすくなるから厳密には同じではない。

=放射能被曝と喫煙、肥満との比較
※加算効果なので比較するのは望ましくない、他問題が多い。


811 名前:名無しさん@お腹いっぱい。(関東・甲信越)[] 投稿日:2011/07/06(水) 01:20:52.19 ID:+RZrB7PSO [1/9]
今だに水俣病や広島、長崎の原爆症の認定やってんのか、しつこい奴らだな、とも思ってたが、騙されてたな。
きっと今回の福島のように基準を上げたり隠蔽されたりで被害が過小評価されてたんだな。
責任逃れや補償金軽減のために巧妙に徹底的に因果関係がわからなくする工作がなされていたのだろう。
今回の福島のことをネットでリアルタイムで見て過去の事件で実際に何が起こっていたのか分かったような気がする。

813 名前:名無しさん@お腹いっぱい。(関西地方)[sage] 投稿日:2011/07/06(水) 01:40:05.93 ID:wT8SQBf70 [1/7]
811
しつこい奴らだな、とも思ってたが、騙されてたな。
そうだな

原子力災害は終らない
低線量被ばくは
日本国民の全員
これから生まれてくる子孫も含めて
におよぶだろう

しつこい奴らだなと嘲笑されるのは
未来の俺たちの姿だなw

815 名前:名無しさん@お腹いっぱい。(チベット自治区)[sage] 投稿日:2011/07/06(水) 01:43:53.80 ID:dAjTApIT0 [3/6]
811
関東・甲信越ならそう思っても無理からぬ事だが、
自分は九州在住なんで水俣問題は今でもわりと報道されているし、
国が認定基準をごまかしまくっていることも報道されているから
今回の事故後の国の態度も納得がいったし、最初から国を信用するなと言ってた。
水俣病は未だに大規模な疫学調査もおこなわれていなくて、特に胎児性水俣病患者は
国が面倒を嫌って掘り起こさずにきた。
今回の事故も同じ道をたどるなら多くの患者は見捨てられるだろう。
原田氏も指摘しているように、チッソと東電は本当に似ている。
石原が両会社とも庇いまくっているという点も含めてね。

で、ちょっと思ったが、長崎と広島の放射性物質の拡散に関して
スピーディは使えないのかな。

816 名前:名無しさん@お腹いっぱい。(関西地方)[sage] 投稿日:2011/07/06(水) 01:51:05.58 ID:wT8SQBf70 [2/7]
815
公害や薬害など
非人道的な棄民政策は
さんざんがいしゅつしている

マスコミは
利権側の先鋒を担ぎ
ひつこく騒いでいるおかしな人々
という印象操作を
今も続けている

今回も
すでにその路線で進んでいる

まあ今回の被害者は
利権側も含めて
日本国民全体だが


325 名前:地震雷火事名無し(チベット自治区)[sage] 投稿日:2011/08/31(水) 14:33:18.28 ID:3pnQKyzy0 [8/11]
水俣病と福島原発事故に関するコラム
原発事故は「民弊」、官の責任をウヤムヤにするな‐柴田鉄治 2011-08-31up
http://www.magazine9.jp/shibata/110831/

抜粋
 1956年5月、水俣地方に奇病が大量発生し、熊本大学医学部が総力をあげて
原因を追究した結果、59年、工場廃液の水銀が原因だと突き止めた。
それを受けて厚生省の食品衛生調査会も「魚介類を媒介とした水銀中毒」との答申を出した。
 ところが、企業と一体となった当時の通産省(現・経済産業省)が、
いわゆる御用学者に「水銀ではない」という論文を書いてもらい、それを論拠に
「原因をめぐって学界が割れている」という状況をつくり出し、厚生省を押さえ込んで
「原因はなお調査中」という宙ぶらりんの状態にしてしまったのである。
 政府が水俣病を「工場廃液による公害病」と認定したのは、68年9月。
大量発生から実に12年、熊本大の原因究明からでも9年の歳月が経っていた。
その間に、どれほど新たな患者を生み出してしまったか、その罪深さは計り知れないものがある。
 福島原発事故を水俣病と比較して論じる議論が、いま、さまざまに展開されている。
周辺住民への甚大な被害という点で、「原発事故は巨大な公害ととらえるべきだ」という論評も少なくない。
「原発事故は『民弊』だ」という話も、そういう議論のなかから出てきたものなのである。
 そういえば、原発事故も公害も、もともとの責任は企業(東電)にあるとはいっても、そ
れを助長してきたのは官庁(官僚)や学者たちであり、むしろその責任のほうが大きいのかもしれない。


326 名前:地震雷火事名無し(チベット自治区)[sage] 投稿日:2011/08/31(水) 14:56:16.11 ID:XdhPo3YM0
「被害実態」が発生していたのに隠蔽を図った水俣病と同じ、というのはどう考えても乱暴。

▼ 328 名前:地震雷火事名無し(東京都)[] 投稿日:2011/08/31(水) 15:10:57.00 ID:OYbe1Lfh0
326
「被害実態」が発生しているかどうか、どうやって判定するの?

▼ 330 名前:地震雷火事名無し(dion軍)[] 投稿日:2011/08/31(水) 15:21:04.94 ID:ioWBSV9T0
326
「被害実態」をめぐる議論が当時あったんだ。水俣ではね。県レベルで。
いま、記事へのリンクが手元にないが、当時の県職員に
水銀中毒の可能性を最後まで疑っていた者がいた。そして、つよくそれを
主張し続けた、ある程度まで。しかし、副知事だったかが否定主張したのを
それ以上強く押し切ることができず、水銀中毒可能性議論はうやむやに。
そして、みんなで魚を食べ続け、水銀中毒者の増大を招いた。
いまと、かわらないんだよ。
体の不調を訴える声はそこかしこに響いてるのも同じ。苦しんでるのも同じだ。
そして、原因がわからないよねえと市民、医師、県職員ともども
いいあってるのも同じ。

▼ 331 名前:地震雷火事名無し(dion軍)[] 投稿日:2011/08/31(水) 15:24:12.47 ID:ioWBSV9T0
326
「被害実態」をめぐる議論が当時あったんだ。
この記事がそれだ。
◎岐路・役人たちの水俣病<3>放置 
漁禁止「やればできた」-連載

【西日本新聞 2006/03/23 朝刊 38頁 1502字】
 ■公式確認50年 年次企画第3部■
http://www.asyura2.com/11/genpatu8/msg/590.html

333 名前:地震雷火事名無し(チベット自治区)[sage] 投稿日:2011/08/31(水) 15:27:19.66 ID:9PSZRHiY0 [1/3]
326
何言っているんだ?
あの時だって因果関係なしで行政、御用学者、政治家は一致していたんだぞ。
御用でない医者とか因果関係を疑う官僚とか一部が粘り強く調べ続けて
とうとう認めさせた。
今だからこそ「被害実態」と言えるが、当時は因果関係なしだった。
胎児性水俣病にしても有機水銀は胎盤を通過しないというのが当時の通説だったんだぞ。

335 名前:地震雷火事名無し(チベット自治区)[sage] 投稿日:2011/08/31(水) 16:07:20.57 ID:XdhPo3YM0
331は「被害実態の有無」と「被害の原因」を分けて考える事が出来ないアホでFAだね。
そのリンク先のどこに「水俣病等という症状が発生しているとは到底言えない」といった、
被害実態の隠蔽を図ったという事がかいてあるの?w 

330 についても「水銀中毒の可能性」とか言ってるから同じ勘違い…或いは思想による
偏向を行ってると思われるよね。

鼻血や下痢が増えているという実態は?水俣は「水銀中毒っぽい症状出てるけど、どっから
水銀が出てるか断定出来ないだろ!」という話だった。水俣の苦難の歴史と現状の福島を
愚弄するのは辞めた方が良いと思うよ。

336 名前:地震雷火事名無し(茨城県)[sage] 投稿日:2011/08/31(水) 16:16:58.58 ID:L9cVBP010 [9/11]
うろ覚えだが

当時は水銀中毒の症状についての論文が海外の1本しか無く、水俣病が水銀中毒と認められるまで時間がかかった。
その論文は重度の水銀中毒を扱っていたため、軽度の水銀中毒が認められるのは更に時間がかかった。
軽度の被害者の遺体を解剖して脳を調べて証明された。

335 名前:地震雷火事名無し(チベット自治区)[sage] 投稿日:2011/08/31(水) 16:07:20.57 ID:XdhPo3YM0
331は「被害実態の有無」と「被害の原因」を分けて考える事が出来ないアホでFAだね。
そのリンク先のどこに「水俣病等という症状が発生しているとは到底言えない」といった、
被害実態の隠蔽を図ったという事がかいてあるの?w 

330 についても「水銀中毒の可能性」とか言ってるから同じ勘違い…或いは思想による
偏向を行ってると思われるよね。

鼻血や下痢が増えているという実態は?水俣は「水銀中毒っぽい症状出てるけど、どっから
水銀が出てるか断定出来ないだろ!」という話だった。水俣の苦難の歴史と現状の福島を
愚弄するのは辞めた方が良いと思うよ。




345 名前:地震雷火事名無し(チベット自治区)[sage] 投稿日:2011/08/31(水) 18:52:45.60 ID:9PSZRHiY0
水俣病発生時の水銀中毒=無機水銀中毒。
有機水銀中毒の症例はほとんどなかった。

▼ 350 名前:地震雷火事名無し(dion軍)[] 投稿日:2011/08/31(水) 19:43:18.62 ID:ioWBSV9T0
345さん、
そうですか?
ウィキにはちがうような記載、有機水銀の一種、
メチル水銀中毒であるという指摘
が見受けられますが。。。1958年を初期とし、以後中期、後期とし
異なった症状がそれぞれ時期においてみられたのでしょうか。

よければ、典拠をご教示くださいませんか。

▼ 353 名前:地震雷火事名無し(新潟県)[sage] 投稿日:2011/08/31(水) 19:52:52.07 ID:AQRu4AZz0
350
345は「水俣病が意識されるようになった当時、有機水銀中毒の
症例は(他に)あまり知られておらず、水銀中毒と言えば一般に
無機水銀中毒のことだと思われていた」と言ってるんだろ。

▼ 357 名前:地震雷火事名無し(dion軍)[] 投稿日:2011/08/31(水) 19:58:31.53 ID:ioWBSV9T0
353さん、
そうなんですか?
おっしゃることも、よければ典拠をご教示くださいませんか。

345さん、
どうなんでしょう、>>353さんのご指摘でいいのでしょうか。
いずれにせよ、よければひきつづき、
345のご指摘の典拠をご教示くださいませんか。

▼ 362 名前:地震雷火事名無し(新潟県)[sage] 投稿日:2011/08/31(水) 20:19:02.52 ID:AQRu4AZz0
357
転居なんてしらね。
水俣病の本は苦海浄土あたりから始めてそこそこ読んだが、
そこまで今の俺には関心があるわけじゃないから自分で調べてくれ。

ふくいちの件では極めて大規模な低線量被曝が起きたことは誰も疑っていない。
低線量被曝の長期的な影響について確立した見解がないことにも合意がある。

水俣病の例をあえて当てはめる必要はない。

▼ 373 名前:地震雷火事名無し(dion軍)[] 投稿日:2011/08/31(水) 21:03:34.45 ID:ioWBSV9T0
362さん、お返事ありがとう。
典拠はないのですね。じゃあ、そのように>>345を解釈されてのですね。
353のように解釈することが妥当にみえる、その根拠が知りたいと思いました。
当時の状況がおっしゃるようなものだと告げる典拠をご存じでしたら、
よければご教示下さい。ぼくの理解ではそれはウィキとずいぶん異なるもので、
関心を引きますから。
それから、
低線量被曝の長期的な影響について確立した見解がないことにも合意がある。

この点について、どうでしょう?
典拠をご教示くださいませんか?
いったいどこで、誰が、いつ、そのような合意をとり、報道されましたか?
ぼく自身は、そのような合意は、あったかどうか、あったとして、
それは受け入れてよいのだろうか、
その内容からして、原子力推進勢力の独り相撲に付き合う
ことになるだけでなかろうか、との疑問を最終的に抱くのですけどね。
低線量被曝による長期的な身体への影響について、
チェルノブイリ以後から多くを学び、かく影響しかく健康障害すると、
見解を表明する医師なら、ロシアにも英国にも、日本にもいますよね。
現時点で、ある程度、確立していると、ぼくはいいたい。
確立した合意はないなんて、いまさら、うそでしょう?
じゃあ、チェルノブイリ以後はいったい、あれは、なんだったというのですか
って話になりかねない。
チェルノブイリ以後の症例の数々は、なんら低線量被曝の影響について
確立した合意を、who/iaea/icrpはもたないとしても、少なくとも、
ヤブロコフやバズビーらの科学者のあいだではある程度、もたれている。
それは無視する形で、福島の現在と今後を評価すべきだと、ぼくは思わない。
それは見殺しを意味しかねない。

▼ 399 名前:地震雷火事名無し(チベット自治区)[sage] 投稿日:2011/08/31(水) 23:49:29.10 ID:9PSZRHiY0
373
いない間に話が進んでいて今更だが、
345だけど、>>353が書いている解釈で良いよ。
根拠と言われても九州某県の某大薬学部の環境化学で詳しくやった結果としか…。
こちらは水俣病とカネミ油症については公害と食品公害で「地元」のようなもの
だからかなり詳しくやったからね。
あの教授の話が間違っていた可能性は否定しないよ。
でも1956年に患者が公式確認後、食中毒説などが出されたものの
熊大医学部の研究班が1958年にハンター=ラッセルの報告した症例と類似しているとし、
1959年に有機水銀が原因だと報告したが、その後も揉めたのはご存じの通り。
当時の日本では有機水銀の毒性が断定されていなかったからこそ
(低線量被曝の有害性が断定されない)今のように御用学者が幅をきかせることが出来た。
まぁ個人的には広島、長崎、第五福竜丸、チェルノの結果を見れば
低線量被曝の有害性なんて自明の理だと思うが、御用どもはどうしても認めないからな。
結局今回の惨事を経てようやく断定されることになるんだろうよ。

▼ 400 名前:地震雷火事名無し(東京都)[] 投稿日:2011/09/01(木) 00:05:34.87 ID:OZes6a6P0
399
水俣病のケースとの決定的な違いがある。
水俣病では当初、地元の熊本大学医学部が患者側についていた、というか有機水銀説を主張したが、
今回はいち早く御用側が地元福島医大を把握している。
政府、御用筋は過去の歴史からよく学んでいる。

▼ 404 名前:地震雷火事名無し(チベット自治区)[sage] 投稿日:2011/09/01(木) 00:22:20.40 ID:zejG9r100
393
乙。
凄いな、褒めて話を聞き出すところがプロw
朝日は科学医療グループと政治部・社会部は原発に関しては
相反する考えってことでいいのかな。
400
そう。水俣と今回は類似点が多いが、決定的な違いはそれ。
福島医大が御用に取り込まれたのが痛すぎる。

▼ 411 名前:393-396(東日本)[sage] 投稿日:2011/09/01(木) 01:06:55.36 ID:/xNbVf5v0
402
今新聞を引っ張り出して確認した。8月10日付け東京朝刊12版13面「朝日新聞『報道と人権委員会』原発『大本営発表』に報道は」で

―発表報道ばかりで、マスメディアが現場に入っていないという批判もあるが。

上田俊英・科学医療エディター 「朝日新聞社としては、発生直後から、現場での取材や現地責任者らとのインタビュー
を東電や政府に要望しているが、実現していない」

と書いてあるから、誰がどう見ても科学医療グループ、科学部が原発事故報道を一手に担っていると考えて間違いないと思う。

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朝日は科学医療グループと政治部・社会部は原発に関しては
相反する考えってことでいいのかな。

たぶん内部で意見が割れているんでしょう。加納時男(元東電副社長→自民参院議員二期→東電顧問)のインタビュー記事を
持ち出して、東電と低線量放射線被曝問題を問題視したのは電話に出た当のおっさん記者?だったけど、朝日で低線量被曝は危険だと
匂わした人はあのおっさんが初めてだよ。でも、ちゃんと留保はしていて「低線量被曝そのものが危険だ」とは言ってはいない。
これは朝日新聞社としての方針なんでしょ。

まだ印象論に過ぎないけど、科学医療部は総体的に見て御用マインド(体制=カガクへの信仰が)が一番強いセクションなんだろうね。
で、山下俊一ageは世間の顰蹙を買うのをわかってて敢えてやると思うから、御用なのかねぇ?本当のところはよくわからない。
烏賀陽弘道さんにライブかツイッターで聞くのが一番確実なのかもしれない。なんせ朝日の元記者だから。

▼ 429 名前:地震雷火事名無し(神奈川県)[sage] 投稿日:2011/09/01(木) 07:07:52.83 ID:rdOMxL9K0
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当時の熊大医学部と現代の福島医大との、背景の違いも見るべきかと。
「医学は水俣病で何をしたか」,宇井純,ごんすい,53号
http://www.soshisha.org/gonzui/53gou/gonzui_53.htm
”ちょうどこの時期に旧制から新制への博士号取得制度の切り換えがあり、旧制での博士号を開業医が取得するには当時の相場では三〇万円の現金を出身教室
におさめると、その金で実験研究をして博士論文を教室が用意してくれるという、いわば学位の売買がひそかに広く行われ、各研究室が自前の研究費を持って
いたために研究がつづけられたのであった。”


690 名前:地震雷火事名無し(茨城県)[sage] 投稿日:2011/09/08(木) 09:30:13.82 ID:4z8uFOry0 [1/4]
@namiheichan0115
 東京新聞9/8こちら特報部原発事故水俣病に学べ
 水俣病研究治療の第1人者原田正純医師「原発震災は水俣よりもはるかにやっかい」
 →水俣病は特徴的な症状がある。
 しかし放射性物質によるガンなどの発症は他の原因による場合と区別がつきにくい。
 しかも健康被害が表面化するには何年何十年もかかる

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最終更新:2012年12月10日 14:15